こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
コイズミの窓用エアコンを使っていて、「ルーバーってどうやって外すんだろう」と思ったことはありませんか。フィルター掃除のついでにルーバーも洗いたいのに、外し方がわからずそのままにしてしまっている方も多いと思います。
窓用エアコンは壁掛けタイプと構造が少し違うので、ルーバーの外し方も独特なところがあります。無理に引っ張ると爪が折れてしまうこともあるので、正しい手順を知っておくことがとても大切です。
この記事では、コイズミ窓用エアコン(KAW-1952・KAW-1692など)のルーバーの外し方を、上下ルーバー・左右ルーバーそれぞれ手順を追って解説します。外した後の正しい掃除方法や取り付け直し方、万が一破損したときの交換部品の入手方法まで、あなたが迷わず作業できるようにまとめました。
取扱説明書のPDFはコイズミ公式サイトからダウンロードできます。機種名で検索すると「取扱説明書ダウンロード」ページが見つかり、ルーバー取り外しの図解が掲載されている場合もあります。特に古い機種で手順がよくわからないときは、まず公式マニュアルを確認するのが確実です。
コイズミ窓用エアコンのルーバーの外し方と準備

ルーバーを外す前にいくつか確認しておくことがあります。手順を守ることで、プラスチック製の爪を折らずに安全に取り外せます。このセクションでは、外し方の全体像とルーバーの構造を把握してから作業に入れるよう、基礎からまとめています。
外す前に確認すべき安全手順
まず最初にやることは、電源プラグをコンセントから抜くことです。リモコンでOFFにするだけでは不十分で、通電状態のまま内部に触れると感電リスクがあります。プラグを抜いたら、最低でも5分はそのまま待ちましょう。
次に、エアコン本体が安定した場所に設置されているかを確認します。窓用エアコンは窓枠に固定されていますが、ルーバーを外す際に本体を押したり引いたりすることがあります。取り付け枠のネジが緩んでいないかも合わせてチェックしておくと安心です。
作業前のチェックリスト:①電源プラグを抜く ②5分以上待つ ③取り付け枠のグラつきがないか確認する ④無理な力が必要な場合は作業を中断する
また、ルーバーを外す作業は1人でも可能ですが、できれば2人で行うのがおすすめです。1人が本体を支え、もう1人がルーバーを持つことで、誤って本体を押して窓枠から落とすリスクを減らせます。特に設置高さが高い場合(腕を伸ばした状態で作業する場合)は安全に注意してください。
コイズミの窓用エアコンは機種によって多少構造が異なりますが、基本的なルーバーの取り外し方は共通しています。特にKAWシリーズ(KAW-1952、KAW-1692、KAW-2052など)はほぼ同じ構造なので、同じ手順で対応できます。
上下ルーバーと左右ルーバーの仕組み
コイズミの窓用エアコンには、大きく分けて2種類のルーバーが付いています。
上下ルーバー(横ルーバー)は、吹き出し口の前面にある板状のパーツです。風向きを上下に調整するもので、1枚もしくは複数枚の板が並んでいます。中央に留め具(ヒンジ)があり、両端の軸受けで固定されています。
左右ルーバー(縦ルーバー)は、吹き出し口の内側に複数枚が並んでいる縦向きの羽根です。風向きを左右に振り分ける役割を持ちます。複数の羽根が連結した構造になっており、取り外す際はひとまとめに扱います。機種によっては左右ルーバーのみ手動で角度調整する仕様のものもあります。
どちらのルーバーも材質はABS樹脂などのプラスチック製で、年数が経つと硬化・黄ばみが出やすくなります。特に5年以上使用している機種のルーバーは、外す前に表面の状態を確認してください。ひび割れや変色が目立つ場合は、外すだけで折れてしまうことがあります。
10年以上経過した機種でルーバーが黄ばんでいたり、触ると「カサカサ」した感触があるときは、取り外しによる破損リスクが高い状態です。無理に外さずそのまま拭き掃除にとどめるか、ルーバー交換を検討してください。
上下ルーバーの外し方ステップ
上下ルーバーの外し方は、次の手順で行います。まずルーバーを手で軽く押して、少し開いた状態にしておきましょう。完全に閉じた状態だと作業しにくいです。
ステップ1:中央の留め具を外す
ルーバーの中央にある軸受けの部分を指で軽くつまみ、手前に引き出します。この部分がルーバー全体のバランスを取っている留め具です。中央から先に外すことで、両端の軸に変な負荷がかかりにくくなります。
ステップ2:片端の軸を外す
中央が外れたら、次は片側(右端または左端)の軸を外します。軸はルーバーの端に差し込まれているだけなので、軸方向にゆっくり引き抜くイメージです。このとき、ルーバーを少し「たわませる」ことで軸が抜けやすくなります。ただし、硬くなっている場合は無理にたわませると折れるので注意してください。
ステップ3:もう一方の軸を外す
片端が外れたら、もう一方の軸も同じ要領で抜きます。両端が外れたらルーバーが取れます。取り外したルーバーは傷つかないよう、柔らかい布やタオルの上に置いておきましょう。
中央→片端→反対端、という順番で外すのがポイントです。端から先に外そうとすると中央に大きな力がかかり、留め具や軸が破損しやすくなります。
左右ルーバーの外し方ステップ
左右ルーバーは上下ルーバーと少し構造が違い、複数の羽根が連結されています。コイズミの窓用エアコンの左右ルーバーは、吹き出し口の内側に設置されている場合が多く、少し奥まったところにあるため、外すときに指が届きにくいことがあります。
ステップ1:端のツメを確認する
左右ルーバーは通常、左端・中央・右端の3箇所でツメ(爪)によって固定されています。まず左端のツメの位置を目で確認してください。指で軽く触れてみると、ツメがどの向きに引っかかっているかがわかります。
ステップ2:端から順にツメを外す
左端のツメを指で軽くつまみ、内側に押し込むようにしてツメを解除します。次に中央、最後に右端という順番でツメを外していきます。ツメを外すときに「パチン」という小さな音がすることがありますが、これは正常です。
ステップ3:ルーバー全体を引き抜く
すべてのツメが外れたら、ルーバー全体を手前にゆっくり引き抜きます。複数の羽根がつながった状態のまま外れてきます。引き抜く際は、羽根が吹き出し口の縁にぶつからないようにゆっくりと作業してください。
なお、機種によっては左右ルーバーが固定式(手動で角度を変えるタイプ)で、そもそも取り外しを想定していない場合もあります。無理に外そうとするとツメが折れてしまうので、明らかに外れない場合は取扱説明書で確認することをお勧めします。
外すときに折れないためのコツ
ルーバーを外す作業で一番多いトラブルは、ツメや軸が折れてしまうことです。私がこれまでいろいろな窓用エアコンのルーバー外しを調べてきた中で、折れる原因として最も多いのは「一か所に力を集中させてしまうこと」です。
力を分散させるには、たわませながら外すのが基本です。ルーバーは多少たわんでも折れないように設計されていますが、硬化したルーバーは例外です。まず指で軽く押してみて、弾力があるかどうかを確認しましょう。弾力がある場合は普通に作業できます。硬くなっている場合は無理は禁物です。
もう一つのコツは「温める」ことです。外す前に吹き出し口近くを温めるのではなく、作業する部屋をある程度暖かくしておくだけで、プラスチックが多少柔らかくなり折れにくくなります。冬の寒い日よりも、夏の使用シーズン前後に掃除するのが実は理にかなっています。
ルーバーの掃除タイミングは、毎年シーズン前(6月頃)が最適です。気温が上がりプラスチックが柔軟な状態のうちに作業すると、折れるリスクを下げられます。
KAW機種による違いと注意点
コイズミの窓用エアコンは2009年以降、KAWシリーズとして継続的にモデルチェンジしながら販売されています。基本的なルーバー構造は共通していますが、いくつかの点で機種間に違いがあります。
まず、2019年以降のモデル(KAW-1952/W、KAW-2052/Wなど)は本体高さが75cmのコンパクト設計で、吹き出し口の大きさや位置が少し変わっています。これに伴い、ルーバーの幅やツメの位置も若干変わっているので、古い機種の情報をそのまま参照するときは注意してください。
また、コイズミ窓用エアコンの中には、OEM品(他社が製造してコイズミブランドで販売したもの)が含まれているケースもあります。特に古いモデルはコロナやトヨトミの窓用エアコンと構造が似ていることがあり、そちらの情報が参考になる場合もあります。
他のメーカーの窓用エアコンのルーバー外し方や掃除方法については、ハイアール窓用エアコンの掃除方法を徹底解説の記事も参考にしてみてください。基本的な考え方は共通している部分が多いです。
コイズミ窓用エアコンのルーバー外し方後の手入れ

ルーバーが外せたら、次は掃除と取り付けです。外した状態だからこそしっかり洗える部分があります。正しい方法で掃除することで、カビの繁殖を防ぎ、ルーバー素材の劣化も遅らせることができます。
外したルーバーの正しい掃除方法
外したルーバーの掃除手順は以下のとおりです。
ステップ1:乾いた布でホコリを払う
まず最初に、乾いた布や使い古しのタオルでルーバー表面のホコリを払い落とします。いきなり水洗いすると、ホコリが固まってかえって落ちにくくなるので、この工程は飛ばさないようにしましょう。
ステップ2:ぬるま湯と中性洗剤で洗う
洗面器やバケツにぬるま湯(40℃前後)を張り、中性洗剤(食器用洗剤でOK)を数滴入れます。ルーバーを浸けながら、柔らかいスポンジか布で表面を優しくこすります。ゴシゴシこすると細かい傷がついてカビが繁殖しやすくなるので、力加減に注意してください。
ステップ3:十分にすすぐ
洗剤が残るとカビの栄養源になります。洗った後はきれいな水で十分にすすいでください。洗剤の泡が完全になくなるまで何度もすすぐのがポイントです。
ステップ4:日陰で完全乾燥させる
すすぎが終わったら、乾いたタオルで表面の水気を拭き取り、日陰の風通しのよい場所で自然乾燥させます。直射日光に当てると素材が劣化・変色しやすくなるので日陰が必須です。乾燥時間の目安は夏場で2〜3時間、湿気の多い梅雨時期は半日以上かかることもあります。水分が残った状態で取り付けるとカビの原因になるので、完全に乾いてから取り付けてください。
掃除の頻度は、エアコンを使用するシーズン中は月に1回程度が理想です。特に梅雨〜夏の使用ピーク時は、室内の湿気が多くカビが発生しやすい環境です。ルーバーに黒い点々が見え始めたらカビのサインなので、早めに掃除しましょう。
洗ったルーバーを乾かすときは、直射日光を避けて風通しのいい日陰に置きます。立てかけて乾かすと全面に風が当たり乾きやすいです。ドライヤーで乾かすことはできますが、熱風を近距離で当てると変形のリスクがあるので注意してください。
壁掛け型エアコンのルーバー掃除についても基本的な考え方は同じです。ダイキンエアコンのルーバーの外し方と掃除手順についてはダイキンエアコンのルーバーの外し方と掃除手順を解説の記事で詳しく解説しています。
頑固な汚れやカビへの対処法
中性洗剤だけでは落ちない頑固な汚れやカビには、少し強めのアプローチが必要です。
黒ずみやカビが目立つ場合は、薄めた塩素系漂白剤(キッチン泡ハイターなど)を使うと効果的です。漂白剤をルーバーに塗布して3〜5分置き、柔らかいブラシで軽くこすってからすすぎます。ただし、塩素系漂白剤は素材を傷める可能性があるため、長時間放置しないこと、換気をしながら使用すること、そして使用後は特にしっかりすすぐことが重要です。
油汚れがひどい場合(キッチン近くにエアコンを設置している場合など)は、アルカリ洗剤(重曹水やキッチン用マルチクリーナーなど)を使うとよく落ちます。アルカリ洗剤を吹きかけて1〜2分置き、スポンジで拭き取ってからすすぎます。
塩素系とアルカリ系の洗剤を混ぜると有毒ガスが発生します。必ず一種類ずつ使用し、使い切ってから次の洗剤を使うようにしてください。
ルーバー裏面(エアコン内側に面している部分)は特にカビが発生しやすい箇所です。綿棒や細いブラシを使って、裏側の凹んだ部分もしっかり洗いましょう。
自分で掃除してもカビが再発する・内部の汚れが気になるという場合は、プロのエアコンクリーニングを検討するのも選択肢の一つです。窓用エアコンの内部はシロッコファンや熱交換器まで汚れが溜まっていることが多く、ルーバー掃除だけでは根本的な解決にならないケースもあります。
ルーバーの正しい戻し方と取り付け
ルーバーが完全に乾いたら、外したときと逆の手順で取り付けます。「工業製品は分解より組み立ての方が楽」という言葉があるように、コイズミの窓用エアコンのルーバーも正しい位置に合わせれば、それほど難しくはありません。
上下ルーバーの戻し方
まず両端の軸を差し込みます。外すときと逆で、片端→反対端→中央の留め具という順番です。軸の向きが合っていれば軽い力で収まります。中央の留め具も、正しい位置に当てて軽く押し込むと「カチッ」とはまります。取り付け後にルーバーを手で軽く動かして、スムーズに動くか・外れそうな感触がないかを確認してください。
左右ルーバーの戻し方
ツメを吹き出し口の溝に合わせてはめ込んでいきます。中央→端という順番で押し込むと安定します。すべてのツメがはまると「パチッ」と音がして固定されます。取り付け後に軽く引っ張ってみて、外れないことを確認してください。
取り付けが終わったら電源プラグを差し込んで、試運転をしてみましょう。ルーバーがちゃんと機能しているか、異音がないかを確認します。また、運転中にルーバーがカタカタ揺れる場合は、取り付けが完全ではないサインなので、一度取り外して付け直してください。
エアコンカバーの外し方についてはパナソニックの記事も参考になります。パナソニックエアコン掃除カバーの外し方と正しい手順では、カバー取り外しの基本的な考え方を解説しています。
破損時に使えるコイズミ純正部品
作業中にルーバーを破損してしまった、またはすでに折れていて交換が必要という場合は、コイズミの純正部品が入手できます。
コイズミパーツショップ(公式オンラインショップ)では、窓用エアコンのルーバー(商品番号:PKAW00362、税込1,100円)が販売されています。このパーツは2009年〜2024年製造のKAWシリーズ・EWAシリーズ・EWKシリーズに幅広く対応しており、ほとんどの現行モデルで使用できます。
ただし「お取り寄せになります。ご注文から約2週間ほどのお時間がかかります」との記載があるので、すぐに必要な場合は早めに注文することをお勧めします。
コイズミ純正ルーバーの注文先:コイズミパーツショップ(公式)|商品番号:PKAW00362|価格:1,100円(税込)
もしコイズミパーツショップで在庫がない場合や廃番になった場合は、Amazonや楽天市場で「PKAW00362」と検索すると互換品が見つかることがあります。ただし互換品はフィット感や耐久性が純正と異なる場合があるため、できれば純正品を使うことをお勧めします。
コイズミ窓用エアコンのルーバー外し方まとめ

コイズミ窓用エアコンのルーバー外し方のポイントをまとめます。
上下ルーバーは「中央→片端→反対端」の順で外し、左右ルーバーは「端のツメから順番に解除」して引き抜きます。どちらも一か所に力を集中させないことが、折れを防ぐ最大のコツです。
外したルーバーはぬるま湯と中性洗剤で優しく洗い、完全に乾かしてから取り付けます。水分が残ったまま取り付けるとカビの原因になるので、乾燥は十分に行ってください。
ルーバーが硬化・黄ばみを起こしていたり、すでに破損している場合は、純正部品(PKAW00362)で交換できます。KAWシリーズなら2009〜2024年製の機種に対応しているので、古い機種でも安心して使えます。
ルーバーだけでなく内部全体のクリーニングも検討している方は、プロのエアコンクリーニングサービスも参考にしてみてください。年に1回の専門クリーニングは、冷房効率の維持とカビ・異臭の予防に大きく役立ちます。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。コイズミ(小泉成器)の窓用エアコンは機種によって操作方法や仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはコイズミ公式サイト(出典:小泉成器 窓用エアコン製品一覧)にてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。