こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
リビングと寝室、あるいはリビングと子供部屋など、2部屋を同時に涼しくしたくて窓用エアコンを2台設置しようと考えている方は多いと思います。工事不要で手軽に導入できる窓用エアコンですが、いざ2台となると「うちの窓に本当に付けられるのか」「電源は足りるのか」「自分で設置できるのか」など、疑問や不安が一気に増えるのではないでしょうか。
私はこれまで窓用エアコンの設置相談や取り付け作業に何度も立ち会ってきましたが、2台設置でつまずくポイントはだいたい決まっています。窓の形状や電源計画を事前に確認しておけば、2台設置そのものは決して難しい作業ではありません。この記事では、窓用エアコンを2台設置するために確認すべきポイントから、実際の手順、部屋の組み合わせの選び方までをまとめて解説していきます。
1台だけの設置と違い、2台になると「窓の条件」「排熱スペース」「電源回路」の3つをそれぞれ2セット分確認する必要があります。どれか一つでも見落とすと、片方の部屋だけ設置できなかったり、ブレーカーが頻繁に落ちて結局使いづらくなってしまったりします。順番に一つずつ整理していきましょう。
窓用エアコンを2台設置する前に確認すべきポイント

まずは「そもそも2台設置できるのか」を見極めるための確認ポイントを整理します。窓の形状やサイズ、二重窓かどうか、室外機に代わる排熱スペースの確保など、購入前にチェックしておきたい項目を順番に見ていきましょう。1部屋だけなら問題なくても、2部屋目で条件を満たさないというケースは珍しくないので、必ず両方の窓を同じ基準で確認してください。
取り付け可能な窓の条件とサイズ目安
窓用エアコンが取り付けられるのは、左右にスライドして開閉する「引き違い窓」が基本です。縦すべり窓や上げ下げ窓、はめ殺し窓には構造上取り付けられないため、2部屋分を検討する際は、両方の部屋の窓が引き違い窓になっているかを最初に確認してください。
サイズの目安としては、窓枠の高さがおよそ770〜1410mm、幅が470mm以上あることが一つの基準になります。私が現場で確認する際は、メジャーで窓の内寸(サッシの可動部分の高さと幅)を必ず実測するようにしています。カタログ値だけで判断すると、サッシのレール部分や網戸の厚みを考慮していなかったというミスが起こりやすいためです。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 窓の種類 | 引き違い窓 |
| 窓枠の高さ | 770mm〜1410mm程度 |
| 窓枠の幅 | 470mm以上 |
| 高さが超える場合 | 別売りの延長枠で対応可能な機種あり |
高さが1410mmを超える大きな掃き出し窓の場合は、延長枠(別売りの補助部材)を追加することで対応できる機種もあります。2部屋の窓サイズが異なるケースも多いので、それぞれの窓ごとに条件を満たしているかを個別に確認しておくと安心です。
また、窓の外側に手すりや面格子、雨戸のレールが付いていると、本体を外に突き出すスペースが物理的に確保できないことがあります。私が相談を受けた事例でも、内寸は条件を満たしていたのに面格子が邪魔をして結局設置を見送った、というケースがありました。窓枠だけでなく窓まわりの外構部分まで含めて確認することをおすすめします。
網戸を残したまま設置できるかどうかも、事前に確認しておきたいポイントです。機種によっては網戸を外す必要があるため、虫の侵入が気になる方は購入前にメーカーの仕様欄をチェックしておきましょう。
二重窓や縦すべり窓への対応可否
寒冷地の住宅や近年の断熱リフォーム住宅では、内窓を追加した二重窓(二重サッシ)になっているケースが増えています。二重窓の場合、窓用エアコンの奥行きが内窓まで届かず、しっかり固定できなかったり、隙間から外気が入り込んで冷暖房効率が落ちたりすることがあります。
対応策としては、メーカーが用意している補助枠やスペーサー、隙間を埋めるパッキン材・気密テープを使う方法が一般的です。ストッパーの先端がガラス面に当たって傷つけてしまう事例も実際にあるため、取り付け前に内窓と外窓のあいだの奥行きを実測し、必要な部材が揃っているかを確認しておきましょう。
2部屋とも二重窓という住宅も珍しくありませんが、内窓と外窓の奥行き寸法は部屋によって微妙に異なることがあります。片方の部屋では付属の部材だけで対応できても、もう片方では別売りの延長スペーサーが必要になることもあるため、2台まとめて購入する前に、両方の窓で採寸してから機種を決めることをおすすめします。
一方、縦すべり窓(ハンドルを回して窓自体が縦方向に開くタイプ)は、構造上そもそも窓用エアコンを固定できません。2台目の設置場所として検討している部屋がこのタイプの窓しかない場合は、窓用エアコンでの対応は難しいため、移動式エアコンなど別の選択肢を検討する必要があります。
上げ下げ窓や、開閉できない飾り窓についても同様に取り付けができません。1部屋は引き違い窓、もう1部屋は縦すべり窓という間取りの住宅も意外と多いので、2台とも窓用エアコンでまかなうつもりでいる場合は、購入を決める前に両方の部屋の窓タイプを一つずつ目で見て確認しておくことを強くおすすめします。窓のタイプが分からない場合は、住宅メーカーや管理会社に型式を問い合わせるのも確実な方法です。
配管穴1つで2台設置できるか
「配管穴」という言葉で検索すると、壁掛けタイプのエアコンで1つの穴に2本の配管を通して室内機・室外機をつなぐ工事の話が出てきますが、これは壁掛けタイプ特有の工事方法です。窓用エアコンは、本体そのものが窓枠にはめ込まれる一体型の構造になっているため、壁に穴を開ける配管工事は一切不要です。
つまり、窓用エアコンを2台設置する場合は「1つの配管穴を共有する」という考え方自体が発生しません。必要なのは、部屋ごとに取り付け条件を満たした窓が1つずつあることだけです。この違いを理解しておくと、壁掛けタイプの情報と混同して余計な工事費を心配せずに済みます。
私の元にも「窓用エアコンを2台つけたいけれど、配管の穴は1つで足りますか」という質問が寄せられることがあります。結論としては、そもそも穴を開ける工程自体がないため、部屋の数だけ窓があれば設置は可能です。逆に言えば、窓が1つしかない部屋に2台を設置することはできませんので、その点だけ誤解のないようにしてください。
なお、1つの部屋に窓が2つある場合でも、両方に窓用エアコンを取り付けて1部屋を2台体制で冷やす、という使い方も理論上は可能です。ただしこの場合はコンセントの分岐や電源容量の問題がより大きくなるため、後述する電源計画をより慎重に確認したうえで検討するようにしてください。1部屋2台は特殊なケースなので、まずは2部屋にそれぞれ1台ずつという基本の構成から検討することをおすすめします。
窓用エアコンは「室内機」「室外機」に分かれておらず、1台の本体が窓に半分だけ突き出す形で設置されます。配管工事や穴あけ工事が不要な点は、壁掛けタイプとの大きな違いです。
室外機や送風口の設置スペース
窓用エアコンには壁掛けタイプのような独立した室外機はありませんが、本体後方の排熱を行う部分が窓の外側に突き出す構造になっています。この突き出し部分の前方に壁やエアコンカバー、物置などの障害物があると、排熱がこもって冷房効率が落ちたり、機械への負荷が高まったりする原因になります。
目安として、本体の外側部分の前方に最低でも50cm程度、できれば1m前後の空間を確保できるかを確認してください。2台設置する場合は、それぞれの窓の外側にこのスペースがあるか、隣家との距離や共用通路にはみ出さないかも合わせてチェックしておくと、後々のトラブルを避けられます。
マンションの共用廊下側や、隣家との距離が近い住宅密集地では、本体の運転音が思った以上に響くこともあります。2台同時に稼働させると排熱量も倍になるため、片方の窓の外側がベランダの物干しスペースと重なっていないか、洗濯物に温風が直接当たらないかも意識しておくとよいでしょう。
また、運転中は本体からドレン水(結露水)が少しずつ排出されます。外側が隣家の窓や玄関に近い場合、水滴が落ちる位置に配慮しないと苦情につながることもあるため、設置前に外まわりの状況を実際に見て確認しておくことをおすすめします。集合住宅の場合は、排水の落下位置について管理規約で取り決めがあることもあるので、事前に確認しておくと安心です。
2台とも南向きの窓に設置するなど、日射条件が似た環境にまとめて設置すると、片方だけ排熱がこもりやすくなることもあります。可能であれば方角の異なる窓に振り分ける、外側にすだれや日よけを設置して直射日光を和らげるといった工夫も、2台を長く快適に使うためのポイントになります。
賃貸物件で2台設置する際の注意点
窓用エアコンは壁への穴あけが不要で、退去時に取り外せば原状回復しやすいという理由から、賃貸物件でも選ばれやすい機種です。ただし、取り付け金具はビスでサッシに直接固定するタイプが多く、サッシに小さなビス穴が残ることがあります。2台分となると設置箇所も倍になるため、事前に管理会社や大家さんへ確認しておくことを強くおすすめします。
賃貸物件は築年数によって窓のサイズや形状が独特なことも珍しくありません。私が相談を受けた中でも、片方の部屋は問題なく設置できたのに、もう片方の部屋だけ窓枠の高さが足りず延長枠が必要になった、というケースがありました。2部屋分をまとめて発注する前に、必ず両方の窓を実測してから機種を選ぶようにしてください。
ビス穴を残したくない場合は、サッシに直接ネジ止めしない「突っ張り固定式」の取り付け金具を採用している機種を選ぶという方法もあります。多少価格は上がりますが、退去時の原状回復トラブルを避けたい方には検討する価値があります。契約書に「窓まわりの改造禁止」といった特約がないかも、あわせて確認しておきましょう。
退去時には、取り付け時に外した部品や説明書を一緒に保管しておくと、取り外し作業がスムーズになります。2台分の部材は見た目が似ていて混ざりやすいので、私は設置した部屋ごとに部材を分けて袋に入れ、油性ペンで部屋名を書いておくことをおすすめしています。入居時に窓の状態を写真で残しておくと、退去時の原状回復トラブルを避けやすくなります。
団地や集合住宅ならではの取り付け条件や注意点については、団地の窓用エアコン取り付け方法と注意点でも詳しく解説していますので、あわせて確認してみてください。
窓用エアコン2台設置の手順と部屋の組み合わせ

設置条件を確認できたら、次は実際の取り付け手順と、電源計画、そして2台をどの部屋に振り分けるかを考えていきます。設置後に起こりやすいトラブルの対処法や、業者に依頼すべきかどうかの判断基準もあわせて解説します。
設置に必要な工具と基本手順
窓用エアコンの設置に特別な工事資格は必要ありませんが、本体重量が15〜25kgほどある機種が多く、窓枠に持ち上げながら固定する作業になるため、できれば2人で作業することをおすすめします。用意しておきたい工具は、プラスドライバー、メジャー、水平器、養生用のマスキングテープ程度です。
基本的な手順は次の通りです。まず窓を開けて取り付け枠(サポートフレーム)をサッシに固定し、本体を窓枠に載せてスライドさせながら枠にはめ込みます。次に窓を閉めてストッパーで固定し、本体と窓のあいだにできる隙間に付属のパッキンや気密テープを貼って目張りをします。最後に水平器で本体の傾きを確認し、ドレン水がスムーズに外へ流れる向きになっているかをチェックして完了です。
2台を同じ日に設置する場合、私は必ず1台ずつ完結させてから次に移るようにしています。片方の作業を中断してもう片方に着手すると、部材を混同してしまったり、ネジの締め忘れに気づきにくくなったりするためです。作業時間の目安は、1台あたり30分〜1時間程度、慣れていない場合は2台で半日ほど見ておくと余裕を持って進められます。
取り付け枠の固定方法や必要な部材はメーカー・機種によって細かく異なります。モリタの窓用エアコンを設置する場合の具体的な手順はモリタ窓用エアコンの取り付け方法と注意点でも取り上げていますので、機種が決まっている方はあわせて参考にしてみてください。
作業前には、必ず取扱説明書に記載されている手順とねじの締め付けトルクの指示を確認してください。ねじを締めすぎるとサッシを傷める原因になり、逆に緩いと強風時のガタつきや落下事故につながります。説明書は捨てずに、2台分をまとめてファイルに保管しておくと、後日のメンテナンス時に役立ちます。
電源コンセントとブレーカーの確認
窓用エアコンは100V・15A程度の消費電力を持つ機種が多く、基本的には専用コンセントでの使用が推奨されています。2台を同じ部屋の同じコンセント、あるいは延長コードでタコ足配線してしまうと、契約アンペアやブレーカーの容量を超えて頻繁にブレーカーが落ちる原因になりますし、火災のリスクも高まります。
2台設置する場合は、できるだけ別々の分電盤回路(ブレーカー)につながっているコンセントを使うのが理想です。どの部屋がどのブレーカーにつながっているかは、分電盤のラベルを見ても分からないことが多いので、実際に一つずつブレーカーを落としてみて確認する、あるいは電気工事店に確認してもらうと確実です。
私が確認をお手伝いする際は、まず分電盤の主開閉器はそのままに、各部屋のブレーカーを1つずつオフにして、どのコンセントが消えるかを家族に見てもらいながら記録していく方法を取っています。地味な作業ですが、2台の窓用エアコンをどのブレーカーに振り分けるかを決める判断材料として、いちばん確実な方法だと感じています。
古い住宅で専用コンセントが1口しかない場合は、無理に延長コードでつなぐのではなく、電気工事店に専用コンセントの増設を依頼することも検討してください。2台分の電気代の目安については窓用エアコン2台設置のコツと電気代目安で詳しく試算していますので、あわせてチェックしてみるとよいと思います。設置費用だけでなく、稼働後の電気代まで含めて2台分の予算を考えておくと安心です。
延長コードでのタコ足配線は、コンセント部分が過負荷になり発火につながる危険があります。2台とも専用コンセントを使うか、別回路のコンセントを使うようにしてください。
2台設置に向いている部屋の組み合わせ
2台をどの部屋に設置するかは、使い方によって最適解が変わります。日中に家族が集まるリビングと、夜に眠る寝室のように「使う時間帯が重ならない組み合わせ」であれば、同じ分電盤回路のコンセントでも問題になりにくい傾向があります。逆に、共働き世帯でリビングと子供部屋のように同時間帯に稼働させたい組み合わせは、電源計画をより慎重に立てる必要があります。
寝室に設置する場合は、就寝中の運転音が気になるという相談を私はよく受けます。窓用エアコンは壁掛けタイプに比べるとコンプレッサーが本体内にあるぶん運転音がやや大きくなりやすいので、寝室用には静音性を重視したモデルを選ぶのがおすすめです。機種選びのポイントは一番静かな窓用エアコンの選び方とおすすめモデルにまとめていますので、参考にしてみてください。
子供部屋に設置する場合は、静音性に加えて、誤操作しにくいチャイルドロック機能の有無も確認しておくと安心です。また、階段を挟んだ離れた部屋同士に設置すると、リモコンの赤外線が届く範囲や、フィルター掃除のたびに行き来する手間も考慮に入れておくと、設置後のストレスを減らせます。
在宅ワークの書斎とリビングという組み合わせも、最近よく相談を受けるパターンです。日中は書斎、夕方以降はリビングというように稼働時間がずれることが多いため、電源回路が同じでも運用しやすい組み合わせといえます。
私なら、まず2部屋の窓条件と電源回路を確認したうえで、同時稼働の可能性が高い組み合わせほど電源を分けることを優先し、稼働時間がずれる組み合わせは多少コンセントが近くても許容する、という順番で判断します。窓の条件・電源・使う時間帯の3つを重ねて考えると、無理のない組み合わせが自然と見えてきます。
設置後によくあるトラブルと対処法
設置後に多い相談の一つが水漏れです。ほとんどの場合、本体が室内側に少し傾いて取り付けられており、ドレン水が室内側に流れ込んでしまっていることが原因です。水平器で確認し、本体がわずかに屋外側へ傾くように取り付け直すことで解消することがほとんどです。
次に多いのが、隙間風や虫の侵入です。本体と窓枠のあいだのパッキンが劣化していたり、目張りが不十分だったりすると、隙間から冷気が逃げたり、小さな虫が入り込んだりします。付属の気密テープやスポンジを貼り直すことで多くは改善しますが、経年劣化でパッキン自体が硬化している場合は交換が必要になることもあります。
また、強風の日に本体がガタつく、振動音がするといった相談もあります。これは固定ネジの緩みやストッパーの締め付け不足が原因のことが多いので、定期的にネジの緩みがないかを確認する習慣をつけておくと安心です。2台とも同時期に設置すると劣化のタイミングも重なりやすいので、片方に不調が出たらもう片方も点検しておくとよいでしょう。
私の経験上、2台設置しているお宅では「片方だけ効きが悪い」という相談も少なくありません。多くの場合、フィルターの汚れ具合や、日当たり・窓の向きの違いによる室温差が原因です。左右の部屋で設置環境が違うことを前提に、フィルター掃除の頻度や設定温度を部屋ごとに調整してみることをおすすめします。
異音についての相談も見逃せません。運転開始直後の「ゴトッ」という音は内部のコンプレッサーが動き出す音で異常ではないことが多いですが、運転中ずっと「キーン」「ガタガタ」という音が続く場合は、設置の傾きやネジの緩みが原因になっていることがほとんどです。2台とも定期的に音の変化を意識して確認しておくと、不具合の早期発見につながります。
業者依頼と自分で設置する判断基準
窓用エアコンの設置自体は、電気工事士の資格がなくても行える軽作業に分類されます。窓のサイズが標準的な引き違い窓で、1階や2階で足場に不安がなく、2人で本体を持ち上げられるようであれば、自分で設置することは十分可能です。
一方で、次のような場合は無理をせず業者に依頼することを私はおすすめしています。二重窓で追加の補助部材の選定や加工が必要な場合、窓の位置が高くて脚立での作業に不安がある場合、専用コンセントの増設や電気配線の変更が必要な場合、そして賃貸物件で取り付け方法について大家さんから条件を付けられている場合です。特に電気配線に関わる作業は資格が必要になるため、自分で判断せず必ず電気工事店に相談してください。
2台同時に依頼すると、1台だけ依頼するより出張費や工賃がまとめられて割安になる業者もあります。特に、二重窓や高所窓など条件が異なる2部屋をまとめて依頼する場合は、事前に現地を見てもらったうえで見積もりを出してもらうと、当日の追加費用に驚かずに済みます。
窓の条件や電源に少しでも不安がある方は、無理にDIYにこだわらず、見積もりだけでも業者に相談してみることをおすすめします。1台は自分で、もう1台は条件が複雑なので業者に、というように部屋ごとに対応を分けるのも現実的な選択肢です。
依頼先を選ぶ際は、窓用エアコンの取り付け実績があるかどうかを事前に確認しておくと安心です。壁掛けタイプのエアコン工事は行っていても、窓用エアコンの取り付けには対応していない業者もあるため、問い合わせの段階で機種名と設置台数を伝えたうえで対応可否を確認しておきましょう。複数社から見積もりを取り、作業内容と費用の内訳を比較することもおすすめします。
窓用エアコン2台設置まとめ

窓用エアコンを2台設置する際は、まず両方の部屋の窓が引き違い窓で、サイズ条件を満たしているかを実測して確認することが出発点になります。そのうえで、二重窓への対応、外側の排熱スペース、賃貸物件なら管理会社への確認といった設置条件をひとつずつクリアしていきましょう。
取り付け作業自体は工具さえあれば2人で対応できる範囲ですが、電源計画だけは軽視しないでください。2台を別回路のコンセントに分ける、タコ足配線をしないという2点を守るだけで、ブレーカー落ちや火災リスクの多くは防げます。部屋の組み合わせは、使う時間帯が重なるかどうかを基準に考えると、電源計画も立てやすくなります。
窓用エアコン2台設置は、条件さえ整えば決して難しい作業ではありません。窓のサイズ、二重窓の有無、電源回路の3点を2部屋分きちんと確認したうえで、自分で対応できる範囲か、業者に任せるべき範囲かを見極めながら、この記事を参考に一つずつ進めてみてください。
最初の1台を設置した時点で気づいた課題があれば、2台目に取りかかる前に見直しておくと、設置後の後悔を減らせます。焦らず順番に確認しながら進めれば、2部屋とも快適な温度で過ごせる環境が整うはずです。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。窓用エアコンは機種によって取り付け寸法や付属部材、操作方法が異なりますので、正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはメーカー公式サイトにてご確認ください。設置環境によって判断が分かれる部分もありますので、最終的な判断は専門家にご相談ください。
窓用エアコンの取り付け方法については、コロナ公式サイトでも詳しい手順が公開されています。(出典:株式会社コロナ)