こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
冬が近づくと、「窓用エアコンって冬も使えるの?」「使わない冬のあいだ、窓に付けっぱなしで大丈夫?」と、不安になる方が多いかなと思います。私のところにも、冬の窓用エアコンの暖房や取り外しについての質問がよく届きます。
結論から言うと、冬の窓用エアコンは、冷暖房兼用か冷房専用かで答えが大きく変わります。兼用なら小さな個室で暖房に使えますが、冷房専用なら冬は使えず、隙間風対策や取り外しの判断が必要です。放置すると冷気や結露で窓まわりが傷むこともあるので、まず手元の機種を確認するのがおすすめですよ。
この記事では、暖房の効きや電気代の目安、冷房専用機の隙間風対策、取り外し前の水抜きと保管の方法まで、順番に解説します。あなたの状況に合った冬の過ごし方が、きっと見つかるはずです。
冬の窓用エアコンは暖房に使えるのか

冬に窓用エアコンを暖房として使えるかどうかは、機種のタイプと使う環境で決まります。このセクションでは、見分け方から能力、電気代、使う前の準備まで順に整理していきます。
暖房機能付きと冷房専用の見分け方
冬の窓用エアコンについて考えるとき、最初に確認したいのは、あなたの窓用エアコンが冷暖房兼用なのか、冷房専用なのかという点です。ここを取り違えると、冬の使い方も、保管の判断も、すべてズレてしまいます。
見分け方はとてもシンプルです。本体正面の操作パネルやリモコンに、暖房や冷暖房と書かれた運転切替ボタンがあるかを見てください。取扱説明書の表紙や型番の近くに「冷房専用」「冷暖房兼用」という表記があることも多いです。私が調べた限り、窓用エアコンは冷房専用タイプが数多く流通していて、暖房までこなせる兼用タイプは少数派という印象です。
本体側面や背面にある銘板シールも手がかりになります。ここには定格の冷房能力や消費電力が書かれていて、暖房能力の欄があれば兼用タイプ、冷房の欄だけなら冷房専用の可能性が高いです。型番が分かれば、メーカー公式サイトの製品ページで仕様を確認できるので、迷ったときは型番をメモしておくと安心ですよ。
| 確認する場所 | 冷暖房兼用の場合 | 冷房専用の場合 |
|---|---|---|
| リモコン・操作パネル | 暖房ボタンや切替表示がある | 冷房・送風・除湿だけが並ぶ |
| 銘板シール | 暖房能力の欄がある | 冷房能力の欄のみ |
| 取扱説明書 | 暖房の使い方の章がある | 冷房専用と明記されている |
もう一つ大事なのは、冷房専用の窓用エアコンは、冬に暖房として使おうとしても暖かい風は出ないという点です。送風にすれば部屋の空気を動かすことはできますが、出てくるのは外気に近い冷たい空気です。「冬だから暖房に切り替えればいいか」と軽く考えて運転してしまうと、部屋がかえって冷えてしまうかもしれません。
まず確認する順番は、リモコンの暖房表示、次に銘板シール、最後に取扱説明書です。この3つのどれかで暖房の記載が見つかれば兼用タイプと判断してよいかなと思います。
なお、古い機種の場合は取扱説明書をなくしている方も多いと思います。その場合もメーカー公式サイトで型番を検索すれば、PDFの取扱説明書をダウンロードできることがほとんどです。冬を迎える前に一度、手元の機種の種別をはっきりさせておくことをおすすめします。
窓用エアコンの暖房能力と畳数の目安
冷暖房兼用の窓用エアコンを持っている場合でも、暖房能力には限りがあります。窓用エアコンの暖房は、一般的な壁掛けのルームエアコンに比べて能力が控えめで、使える広さも狭めに設定されています。私が各社の仕様を調べた印象では、暖房で無理なく使えるのは、せいぜい6畳前後までというイメージです。
ここで注意したいのが、畳数の表示には木造と鉄筋の2種類が書かれていることです。木造は断熱性が低く熱が逃げやすいため、同じ機種でも対応できる畳数が小さく表示されます。あなたの住まいがどちらに近いかを考えたうえで、小さいほうの数字を基準にするのが安全です。窓用エアコンの畳数の考え方は、冷房のときと同様に、ぎりぎりを狙わず余裕を持たせるのがコツです。
また、窓用エアコンは窓に設置する構造上、窓まわりの断熱が弱いと、せっかく温めた空気が窓から逃げていきます。特に単板ガラスの古い窓や、アルミサッシの窓は冷気が入りやすく、暖房の効きが落ちやすいです。
畳数に余裕がない場合は、窓用エアコンを主役にせず、電気ヒーターや石油ファンヒーターなどの補助暖房と組み合わせるほうが、結果的に早く暖まって電気代も抑えやすいことがあります。
暖房の効きを上げるコツについては、窓用エアコンの暖房の効きを上げる方法と原因でも詳しく整理しています。カーテンの使い方や風向きの調整など、今日から試せる工夫をまとめていますので、あわせて参考にしてください。
もう一つ、リビングのような広い空間で窓用エアコンを使おうとするのは、あまりおすすめしません。窓用エアコンは寝室や書斎など、小さな個室で使うことを前提にした設計の機種が多いです。広い部屋を暖めたいなら、無理に窓用で頑張るより、別の暖房器具を主役に考えたほうが、私なら気持ちよく冬を過ごせると思います。
外気温が低い日の暖房の効き方
窓用エアコンの暖房は、多くの場合、外の空気から熱を集めて室内に運ぶヒートポンプの仕組みで動いています。つまり、外気温が低くなるほど集められる熱が減って、暖房能力が落ちていくという性質があります。これは窓用エアコンに限った話ではなく、ヒートポンプ式のエアコン全般に共通する特徴です。
そのため、真冬の厳しい寒さの日や、早朝・夜間の冷え込みが強い時間帯には、カタログで見た暖房能力のとおりに暖まらないことがあります。さらに、外気温が低いと室外側の熱交換器に霜がつくことがあり、霜取り運転に入ると、一時的に暖かい風が止まることもあります。これは故障ではなく、機械が正常に動いているサインなので、慌てなくて大丈夫ですよ。
機種ごとに、暖房として使える外気温の範囲が決められていることにも注意してください。使用できる外気温の範囲は取扱説明書に書かれています。寒冷地にお住まいの方や、氷点下になる日が多い地域の方は、この範囲を外れていないかを必ず確認しましょう。範囲外で無理に運転しても、暖まらないばかりか、機械に負担がかかってしまいます。
| 状況 | 暖房の効き方 | 対処の目安 |
|---|---|---|
| 外気温が比較的高い日 | 立ち上がりも安定している | 通常の運転で問題なし |
| 外気温がかなり低い日 | 能力が落ちて暖まりにくい | 補助暖房を併用する |
| 霜取り運転中 | 一時的に温風が止まる | 数分待って様子を見る |
| 使用範囲外の寒さ | ほぼ暖まらない・停止することも | 運転を控えて別の暖房に切り替える |
私ならこう判断します。冬の朝に窓用エアコンの暖房を入れて、30分たっても部屋がほとんど暖まらないようなら、その日は窓用に頼るのをやめて、補助暖房を足します。「そのうち暖まるはず」と待ち続けるより、早めに切り替えたほうが、電気代のムダも防げて快適に過ごせます。
窓用エアコンの暖房は、寒さがそこまで厳しくない秋口や春先のちょっと肌寒い日に、さっと使うのが得意というのが私の印象です。真冬のメイン暖房としては期待しすぎないほうが、あとでがっかりしなくて済みます。
暖房時の電気代は夏よりどれくらい高い
冬の電気代が気になる方も多いと思います。一般に、エアコンの暖房は冷房より電気代が高くなりやすいと言われています。理由は、室温と外気温の差が冬のほうが大きくなりやすいからです。たとえば夏は外が35度前後、室内を28度前後にするなら差は7度ほどですが、冬は外が7度前後、室内を20度前後にするなら差は13度ほどにもなります。差が大きいほど、機械が頑張る必要があり、消費電力が増えます。
窓用エアコンの場合は、さらに別の事情もあります。窓用エアコンは窓まわりに隙間ができやすく、断熱も十分でないことが多いため、暖房で温めた空気が逃げて、ずっと運転し続けてしまうことがあります。その結果、思ったより電気代がかさむというケースは珍しくないかなと思います。
電気代の目安を出す計算式は、消費電力(kW)に運転時間(時間)と電力量料金単価(円/kWh)を掛けるだけです。たとえば消費電力が0.6kWで、1日8時間運転し、電力量料金が1kWhあたり31円とすると、0.6×8×31で1日あたり約149円になります。ただし、実際の消費電力は運転状況で上下しますので、あくまでざっくりした目安としてとらえてください。
消費電力は、運転開始直後は大きく、部屋が暖まるにつれて小さくなるのが一般的です。カタログの数字だけで判断せず、1か月使ってみて、実際の電気代の増え方を確認するのが確実です。
電気代を抑えるコツとして、カーテンを厚手のものに替える、窓の隙間をふさぐ、設定温度を上げすぎない、といった基本の工夫が効果的です。特に窓の断熱は、暖房の効率に直結します。窓用エアコンの使い方全般については、窓用エアコンで窓を閉める方法と隙間対策のコツでも触れていますので、気になる方は読んでみてください。
冷房専用の窓用エアコンを持っている方は、冬に電気代の心配をする必要はありません。むしろ、冬は使わないのですから、電気代がかかるのは別の暖房器具のほうになります。そのぶん、窓まわりの隙間対策をしっかりして、他の暖房が無駄にならないようにしましょう。
冬に窓用エアコンを使う前の準備
冷暖房兼用の窓用エアコンを冬に初めて使う前に、まず済ませておきたい準備があります。夏の終わりから動かしていなかった場合は、特に丁寧に確認してください。
1つ目は、フィルターの掃除です。ホコリが詰まっていると、暖房の効きが落ちるだけでなく、電気代にも響きます。フィルターを外して掃除機でホコリを吸い取り、汚れが強いときはぬるま湯で洗って、しっかり乾かしてから戻します。2つ目は、本体前面の吸込口や吹出口に、ホコリや虫の死骸などがたまっていないかの確認です。
3つ目は、窓との隙間のチェックです。夏のうちに取り付けた状態から、パッキンやスポンジがへたって隙間ができていることがあります。冬の冷たい外気が入ってくると、暖房の効率が落ちるうえ、結露の原因にもなるため、気づいたらすぐに補修しましょう。隙間テープやすきま用スポンジを使えば、手軽に塞げます。
4つ目は、運転の試し運転です。使う前に、暖房運転を入れて温風がちゃんと出るか、異音がしないか、においが強くないかを確認します。久しぶりに運転すると、最初の数分はホコリのにおいがすることがありますが、換気しながら様子を見て、においが続く場合は掃除をやり直してください。
準備の手順は、フィルター掃除、吸込口の確認、窓との隙間の補修、試し運転の4つです。ここまでやっておけば、冬のシーズン中に慌てることはかなり減ります。
隙間をふさぐための小物は、窓用エアコン向けの隙間テープや防風カバー、断熱パネルなどがあります。ホームセンターやネット通販で数百円から買えるものも多く、準備に費用がかかりにくいのも助かるポイントです。
準備が一通り終わったら、実際に使い始める前日あたりに、もう一度だけ全体を見渡しておくのがおすすめです。取付枠のネジがゆるんでいないか、本体がぐらついていないか、電源コードに傷みがないかを目で見て触って確かめます。冬は窓を閉め切る時間が長くなるぶん、ちょっとした不具合に気づきにくくなるので、この最終チェックが意外と効いてきますよ。
冬に窓用エアコンを使わない時の対処法

冬に窓用エアコンを使わない場合は、付けたまま冬越しするか、取り外して保管するかを決める必要があります。このセクションでは、隙間風対策、取り外しの判断、水抜き、保管、カバーの使い方をまとめます。
冷房専用の窓用エアコンの隙間風対策
冷房専用の窓用エアコンを設置したまま冬を迎えると、真っ先に気になるのが隙間風です。窓用エアコンは窓枠に挟み込む形で取り付けているため、本体まわりに細かな隙間ができやすく、そこから冷たい外気が入り込みます。冬の窓用エアコンまわりが冷える原因は、ほとんどがここにあります。
対策の基本は、隙間を物理的に塞ぐことです。窓枠と本体のあいだには隙間テープ、上下のサッシのあいだにはすきま用スポンジやパッキンを使うと効果的です。本体の外側に、風を通しにくい防風カバーをかぶせる方法もよく知られています。ただし、運転する予定がない冷房専用機に限ってのお話ですので、運転する機種には使えません。
また、室内側にも断熱シートを貼ったり、厚手のカーテンをかけたりすると、冷気の流れ込みをさらに抑えられます。窓用エアコン本体から冷気が下りてくる「コールドドラフト」の対策にもなりますので、足元の寒さが気になる方には特におすすめです。
| 対策グッズ | 塞ぐ場所 | ポイント |
|---|---|---|
| 隙間テープ | 窓枠と本体の隙間 | 太めのものを選ぶと凹凸にも対応しやすい |
| すきま用スポンジ | サッシ上下の隙間 | 厚みを測ってから購入する |
| 防風カバー | 本体の外側 | 運転しない機種のみ使用する |
| 断熱パネル | 本体まわりの窓面 | 室内側から貼ると冷気を遮りやすい |
私ならこう判断します。窓用エアコンを使わない冬は、隙間風を放置するリスクを「中」、自力対応の難易度を「低」、コスト感を「低」、再発可能性を「中」、安全面の関与を「なし」と見て、まず隙間テープとカバーで様子を見ます。それでも冷気が止まらないなら、次の章で紹介する取り外しを検討する流れです。
なお、外気が入る隙間は虫の侵入口にもなります。冬は虫が少ないと思いがちですが、暖かい室内を目当てに入り込む虫もいます。隙間をふさいでおけば、そちらの対策にもなって一石二鳥です。
使わない冬は取り外すべきか
使わない冬のあいだ、窓用エアコンを窓に付けたままにするか、取り外して保管するかは、多くの方が悩むポイントだと思います。結論から言うと、手間が許すなら取り外すのがおすすめです。ただし、取り付け状態で冬越しできないわけではないので、事情に合わせて判断してください。
取り外すメリットは、まず窓の隙間が完全になくなり、冷気や結露の悩みが解消することです。窓が自由に開閉できるようになり、窓の掃除や換気も楽になります。本体を室内の安全な場所で保管できるので、雨や雪、紫外線による劣化を防げるのも大きな利点です。防犯の面でも、窓用エアコンの周辺は侵入経路になりやすいため、外したほうが安心という考え方もあります。
一方、取り外しのデメリットは、手間がかかること、保管場所が必要なこと、次の夏の取り付けにまた手間がかかることです。窓用エアコンは重いものだと30kg前後あり、一人で作業するのは危険です。落下するとケガや家の破損につながるので、必ず2人以上で作業してください。
| 判断のポイント | 取り外すほうが良い | 付けたままでも良い |
|---|---|---|
| 窓の使い方 | 窓を開け閉めしたい | ほとんど窓を開けない |
| 作業の手間 | 2人で作業できる | 一人暮らしで作業が難しい |
| 保管場所 | 収納スペースがある | 置き場所が確保できない |
| 寒さの感じ方 | 冷気や結露が気になる | 隙間対策で十分しのげる |
私なら、作業を手伝ってくれる人がいて、収納場所もあるなら取り外します。難しい場合は、隙間対策と防風カバーでしのぎつつ、無理をしないことを優先します。重いものを一人で外して落とすリスクを考えると、付けたままのほうがよほど安全だからです。
取り付けが難しい賃貸住宅で、窓枠まわりの工事やサッシの形状が特殊な場合は、取り外し後に再び同じ状態で取り付けられるか不安になるかもしれません。その場合は、取り付け時の状態を写真に撮っておくと、来年の取り付けがぐっと楽になりますよ。
取り外し前のドレン水抜きと乾燥
窓用エアコンを取り外すときに、絶対に忘れてほしくないのが水抜きです。窓用エアコンは運転中に結露水が発生し、その一部が本体内部の排水皿にたまっています。水が入ったまま本体を傾けたり持ち運んだりすると、水がこぼれて床や壁を濡らしたり、電装部品に水が回って故障の原因になったりするおそれがあります。
メーカーのサポートページでも、取り外す前に室外側のドレン排水口から水を完全に抜くよう案内されています(出典:ハイアール公式サポート)。具体的な手順は機種によって違うため、取扱説明書で排水口の位置を確認し、水が出なくなるまで待つのが基本です。ドレンキャップがある機種は、バケツや受け皿を用意してからキャップを外してください。
水抜きが終わったら、次に内部の乾燥を行います。内部にカビが残ったまま保管すると、次のシーズンに運転したとき、カビ臭い風が出る原因になります。送風運転を数時間続けて、内部の湿気を飛ばしておくと安心です。内部乾燥の具体的な時間や方法は、窓用エアコンの内部乾燥のやり方と時間の目安で紹介しています。
取り外し作業の流れをまとめると、次のようになります。
1.電源プラグを抜き、リモコンや付属品を取り外す。2.ドレン排水口から水を完全に抜く。3.送風運転などで内部を乾燥させる。4.取付枠のネジをゆるめ、2人で本体を室内側に引き込む。5.本体と取付枠を拭いて、乾かしてから保管する。
取り外しの際は、本体の落下に十分注意してください。窓の外側に落ちると、ケガや物損につながります。安全面に不安がある場合は、無理をせず業者に依頼しましょう。
水抜きと乾燥の手間は一見面倒ですが、ここを丁寧にやっておくと、来年の夏に気持ちよく使い始められます。この作業が、冬越しの質を決めるといっても言いすぎではないと私は思います。
窓用エアコンの保管場所と保管方法
取り外した窓用エアコンの保管で大切なのは、湿気・ホコリ・衝撃の3つから守ることです。水抜きと乾燥をしっかり終えたうえで、置き場所と置き方を考えましょう。
おすすめの保管場所は、直射日光が当たらず、湿気がこもりにくい室内の収納スペースです。押し入れやクローゼットの下段、物置などが候補になります。屋外の物置は、温度差による結露が起きやすいため、できれば避けたいところです。やむを得ず屋外で保管する場合は、防水性のあるカバーをかけて、床から少し浮かせて置いてください。
置き方は、基本的に使用時と同じ向きで、水平を保つのが安全です。本体を横に倒したり逆さまにしたりすると、内部の部品に負担がかかったり、残った水が漏れたりする原因になります。購入時の箱が残っていれば、それに入れるのが一番です。箱がない場合は、大きめのビニールや不織布のカバーで全体をおおうと、ホコリを防げます。
| 保管場所 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 押し入れ・クローゼット | 湿気とホコリを防ぎやすい | 重いので出し入れに注意 |
| 室内の収納スペース | 管理しやすい | 場所を取る |
| 屋外の物置 | 場所を確保しやすい | 結露やサビに注意してカバーをかける |
付属品や取付枠、ネジ類は、本体と一緒に保管するのがポイントです。小さな部品は、袋にまとめて本体にテープで貼っておくと、紛失を防げます。取扱説明書も一緒にしておけば、来年の取り付けで迷うことがありません。
保管中に本体の上へ重い荷物を積むのは避けてください。外側のカバーが変形すると、次のシーズンに取り付けるときに窓枠へうまく収まらなくなることがあります。どうしても積み重ねたいときは、軽いものだけにして、本体に直接荷重がかからないよう板を一枚はさむと安心です。
保管期間が長くなると、ゴム部品やスポンジが劣化することがあります。次のシーズン前に、パッキン類の状態を確認して、傷んでいたら交換しましょう。メーカーや通販サイトで交換用の部品を買えることが多いので、型番をメモしておくと便利です。
窓用エアコンの冬のカバーと断熱パネル
取り外さずに冬を越す場合は、窓用エアコンの外側にカバーをかけ、窓まわりに断熱パネルを使う方法が定番です。うまく使えば、隙間風や結露をかなり減らせます。
カバーは、本体の外側全体をおおうタイプが一般的です。防水・防風の生地でできていて、雨や雪、冷たい風から本体を守ってくれます。選ぶときは、本体の寸法に合うか、ひもやマジックテープでしっかり固定できるかを確認しましょう。サイズが合わないと、風でめくれて役に立たなくなってしまいます。
断熱パネルは、窓用エアコンの周辺の窓ガラス部分に貼るもので、発泡スチロールやプラスチックの板でできています。窓から入る冷気を遮るため、部屋全体の暖房効率が上がります。厚みや大きさを自分で調整できるタイプもあり、窓の形に合わせて切って使えるのが便利です。
カバーやパネルを使うときの注意点として、運転する冷暖房兼用機には使えない点があります。吸込口や吹出口をふさぐと、故障や発火の原因になりかねません。暖房として運転するときは、必ずカバーを外してください。
カバーをかけたまま電源を入れる事故を防ぐために、カバーをかけたらリモコンを別の場所にしまうか、電源プラグを抜いておくと安心です。
カバーの取り付けは、風の弱い日に、できれば2人で行うと楽です。風が強いとカバーがあおられて、本体や窓枠にぶつかって傷をつけることがあります。ひもの結び目は、あとで外しやすいように、ほどきやすい結び方にしておくと春の撤去が楽になります。また、雪の多い地域では、カバーの上に雪が積もって重みがかからないか、ときどき様子を見ておくと安心です。
コストを抑えたい場合は、100円ショップのすきまテープや緩衝材で代用する方法もあります。ただし、耐久性は専用品に劣ることが多いので、数か月使えれば十分と割り切って、春になったらまとめて交換するくらいの気持ちで使うのがおすすめです。
冬の窓用エアコンの使い方まとめ

ここまで、冬の窓用エアコンの使い方と対策を見てきました。最後に、あなたの状況に合わせた選び方を整理します。
まず、冷暖房兼用の窓用エアコンを持っていて、6畳前後の個室で使うなら、冬も暖房として使えます。ただし外気温が低い日は能力が落ちるため、補助暖房の併用を考えておくと安心です。電気代も夏より上がりやすいので、窓の断熱や隙間対策をセットで行うことが大切です。
次に、冷房専用の窓用エアコンの場合は、冬に暖房として使うことはできません。使わない冬のあいだは、取り外して保管するか、付けたままなら隙間風対策とカバーで冷気を防ぎましょう。作業が大変なら無理をせず、付けたままの対策で十分です。
| あなたの状況 | おすすめの対応 |
|---|---|
| 冷暖房兼用・小さな個室 | 暖房に使いつつ、窓の断熱を強化する |
| 冷暖房兼用・広い部屋 | 補助暖房を主役にして、窓用は補助にする |
| 冷房専用・作業できる人がいる | 水抜きと乾燥をして取り外し、保管する |
| 冷房専用・作業が難しい | 隙間対策とカバーで冬越しする |
私ならこう判断します。冷房専用なら、危険をおかしてまで取り外さず、隙間対策で冬を越します。兼用なら、真冬はあくまで補助的に使います。大切なのは、無理なく安全に、そして来年の夏にも気持ちよく使える状態を保つことです。
この記事で整理した内容を、ぜひ冬の窓用エアコンの使い方の判断に役立ててください。迷ったときは、取扱説明書とメーカー公式サイトの情報をもとに、あなたの機種に合った方法を選んでください。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。コロナやトヨトミ、ハイアールなどの窓用エアコンは、機種によって操作方法や仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、または各メーカーの公式サイトにてご確認ください。取り外しや設置に不安がある場合や、故障が疑われる場合の最終的な判断は専門家にご相談ください。