こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
エアコンの工事ができない賃貸だけど、夏だけでなく冬の寒さもなんとかしたい。そんなときに気になるのが、窓に置くだけで使える窓用エアコンの冷暖房タイプですよね。中でもコロナは窓用エアコンの定番メーカーなので、「コロナの窓用エアコンで冷暖房までできるの?」「冷房専用と何が違うの?」と調べている方も多いかなと思います。
私もこれまで窓用エアコンまわりの情報をかなり調べてきましたが、冷房専用と冷暖房兼用では、取り付けの手間も窓の条件も、使い心地もけっこう違います。型番を間違えて買うと「暖房が使えなかった」「窓に付かなかった」ということになりかねません。
この記事では、コロナの窓用エアコンの冷暖房兼用タイプの特長、冷房専用との違い、取り付けられる窓の条件、設置の手順や隙間対策、効かないときの確認ポイントまで、私が調べて確認した内容をまとめてお伝えしますよ。購入前の判断材料にしてもらえたらうれしいです。
窓用エアコンで冷暖房ができるコロナの機種

まずは、コロナの窓用エアコンで冷暖房ができる機種がどれなのかを整理します。窓用エアコンは「冷房だけ」のイメージが強いですが、コロナには冷暖房兼用タイプも用意されています。ここでは違いと仕組み、向いている部屋を順番に見ていきます。
冷暖房兼用タイプと冷房専用の違い
コロナのウインドエアコンは、大きく「冷房専用シリーズ」と「冷暖房兼用タイプ」の2本立てです。公式サイトでも、どちらも窓に取り付けられるおてがるエアコンとして並べて紹介されています。つまり、冬も使いたいなら最初から冷暖房兼用タイプを選ぶ必要があります。冷房専用に後から暖房を足すことはできません。
見た目はどちらも同じような箱型ですが、中身と付属品が違います。私が公式の説明を読んで一番大きいなと感じたのは、冷暖房兼用タイプにはドレン水を排水するための部材の取り付けがあるという点です。冷房専用より取り付けに時間がかかる、と公式にもはっきり書かれています。冷房専用なら当社設置未経験者で標準設置の場合約30分が目安とされていますが、兼用タイプはそれより長くなると考えておくのが安心です。
| 比較項目 | 冷房専用シリーズ | 冷暖房兼用タイプ |
|---|---|---|
| 使える季節 | 夏の冷房のみ | 夏の冷房と冬の暖房 |
| 取り付け時間の目安 | 約30分(公式目安) | 冷房専用より長め |
| 追加の取り付け部材 | 基本の窓枠セット | ドレン排水用の部材あり |
| 窓の開き幅の条件 | 機種ごとに公式で確認 | 49.5cm以上(公式記載) |
| 換気機能 | 機種ごとに異なる | 強制排気の換気機能あり |
もうひとつ押さえたいのが、冷暖房兼用の窓の条件です。公式では、付属の窓枠セットで取り付けられる窓の幅が81.3〜140cm、取り付けには窓の開き幅が49.5cm以上必要と案内されています。冷房専用の条件とは数字が違うので、「前に冷房専用を付けられた窓だから兼用も大丈夫」と思い込まないでくださいね。
冬も使いたいなら冷暖房兼用タイプ一択です。冷房専用は暖房ができないので、型番に冷暖房兼用の表記があるかを必ず確認してください。
コロナ窓用エアコンの暖房の仕組み
窓用エアコンの暖房が、電気ストーブのような「ヒーターで直接あたためる」方式なのか、それとも普通のエアコンと同じ仕組みなのか、気になりますよね。コロナの冷暖房兼用タイプは冷媒にR32を採用していて、一般的なエアコンと同じく冷媒を使って熱を運ぶタイプです。公式の説明でも、従来のR410Aに比べて温暖化係数を抑えた新冷媒HFC32を採用していると案内されています。
ただし、窓用エアコンは室外機がない一体型です。ひとつの箱の中で、室内側と室外側の熱を動かしています。そのため、壁掛けのセパレート型エアコンと同じ感覚で「どんな寒さでも一気にぽかぽか」とはいかない場面があります。外の空気が冷たいほど暖房は苦手になるのが、空気の熱を使うエアコン方式の基本的な性質です。
私の考えとしては、窓用エアコンの暖房はメインの暖房というより、「工事なしで使える補助暖房」「脱衣所や書斎、ワンルームなどの小さな空間をあたためるもの」と割り切るのが失敗しないコツかなと思います。広いリビングを一台で真冬にあたためたいなら、そもそも用途が合わないことがあります。
暖房の効きは、部屋の広さだけでなく、窓まわりの隙間や断熱でも大きく変わります。窓用エアコンは窓に直接据え付けるので、窓の隙間から冷気が入りやすく、効きが落ちたように感じることもあります。この点は後半の設置のところで詳しく触れますね。
暖房の能力や使える外気温の条件は、型番ごとに数値が違います。購入前に、お使いの候補機種の仕様表と取扱説明書で必ず確認してください。
CWH-A1826Rの特長と換気機能
コロナ公式の冷暖房兼用タイプのページで製品として紹介されているのが、CWH-A1826Rです。窓に据え付けられるおてがるエアコンで、工事不要・室外機不要・壁穴不要が売りです。窓さえあれば置ける、というシンプルさが賃貸の方に人気の理由ですよね。
冷暖房兼用ならではの機能として、公式で大きく打ち出されているのが換気(強制排気)機能です。冷暖房しながらお部屋の空気を換気して、きれいにできるという機能で、6畳の部屋の空気を約2時間で入れ替えられると案内されています。ただし、これはタバコの煙や二酸化炭素を想定した測定条件の話で、タバコの有害物質であるCO等は除去できないとも明記されています。過信せず、あくまで換気の補助と考えてください。
清潔性の面では、運転停止後に内部を送風で乾燥させる内部乾燥モードがあります。ただし公式には、オフシーズン中に付着してしまったカビや汚れを取り除く機能ではない、と書かれています。使い終わりに乾燥させる機能であって、掃除の代わりにはならないということです。
フィルターについては、ウイルス抑制・除菌・脱臭効果をもつ10年交換不要タイプのフィルターセットが別売で用意されています。別売品の型番はCD-JF2Sで、価格は税込5,280円と案内されています。ただし、効果はフィルター単体での試験結果で、実際の使用空間での実証結果ではない、という注記があります。便利な機能ですが、期待しすぎない姿勢で選ぶのがいいと思います。
なお、機種は年ごとに新モデルが出ます。公式サイトでも2026年モデルのラインアップと2025年モデルの冷暖房兼用タイプが別ページで案内されているので、店頭やネット通販で見る型番が最新か旧モデルかも確認しておくと安心です。
冷暖房兼用が向く部屋と向かない部屋
ここまでの内容をふまえて、冷暖房兼用タイプが向いている部屋と、そうでない部屋を整理します。向いているのは、集合住宅の小窓がある部屋のように、エアコンの穴あけや室外機の設置ができない部屋です。公式でも、集合住宅の小窓にぴったりフィットするコンパクトサイズとして案内されています。
逆に向かないのは、まず引き違い窓以外の窓の部屋です。公式の注記に、引き違い窓以外の窓には据え付けできませんとあります。片開きの窓やはめ殺しの窓、特殊な形状の窓は、そもそも取り付けられない可能性が高いので、先に窓の種類を確認してください。
次に、窓が極端に小さい、あるいは大きすぎる場合も要注意です。付属の窓枠セットは81.3〜140cmの窓が対象で、高さが140〜190cmの窓には別売のテラス用取り付け枠(WT-8H)を併用する必要があります。税込10,010円の別売品なので、費用に入れておきましょう。
また、メイン暖房として広いリビングをまかなう目的にも向きません。小さめの部屋や、「寒い時間帯だけ補助的にあたためたい」という使い方なら満足しやすいと思います。
窓用エアコンは窓に固定する機器です。窓の種類・寸法・開き幅のどれかひとつでも条件を外れると、取り付けられないか、防犯や安全の面で不安が出ます。購入前の採寸は必須です。
窓用エアコンの暖房力と電気代の目安
暖房力と電気代は、冷暖房兼用タイプを検討するうえで大事なところです。窓用エアコンはヒートポンプ方式なので、同じ暖かさを電気ヒーターで出すより電気代を抑えやすいのが理屈の上でのメリットです。ただし、実際の電気代は、機種の消費電力と使う時間、外気温、部屋の断熱で大きく変わります。
電気代の計算の基本は、消費電力(kW)×使用時間×電力量料金単価です。細かい計算方法は、こちらの窓用エアコンの消費電力の目安と電気代の計算方法で具体例つきで解説していますので、候補の機種の消費電力を当てはめて試算してみてください。
暖房の効きを左右するのは、窓まわりの隙間です。窓枠と本体のあいだに隙間があると、冷たい外気が入り込み、せっかくあたためた空気も逃げていきます。取り付け後に隙間テープなどで丁寧にふさぐだけで、体感が変わることはよくあります。
さらに、カーテンの裾から冷気が入るのも見落としがちです。窓用エアコンの吹き出し口がカーテンでふさがれていないか、風が部屋に回る配置になっているかを確認してみてください。
「期待したほど暖まらない」という声の多くは、能力不足というより、条件が合っていない使い方が原因です。部屋の広さに対して余裕のある機種を選び、隙間対策を行ったうえで使うのが基本です。
窓用エアコンの冷暖房をコロナで設置する手順

次に、実際にコロナの窓用エアコンを設置するときの条件と手順、そして使い始めてからのチェックポイントをまとめます。購入前に窓を測っておけば、設置の失敗はほとんど防げます。
取り付けに必要な窓の条件と寸法
取り付け前に確認したい窓の条件は、大きく4つあります。窓の種類、窓の幅、窓の開き幅、サッシの立ち上がりです。順番に見ていきます。
窓の種類は、引き違い窓であることが前提です。公式でも、引き違い窓以外の窓には据え付けできないと注記されています。窓の幅は、付属の窓枠セットで81.3〜140cmが対象です。幅が足りない、あるいは大きすぎる場合は設置が難しくなります。
窓の開き幅は、冷暖房兼用タイプの場合、49.5cm以上が必要です。本体を窓に載せるため、窓を開けたときの隙間がこの幅に満たないと、本体が入りません。私が調べた中で、購入後に一番「こんなはずじゃ」となりやすいのがここです。メジャーで実際に窓を開けた幅を測ってください。
サッシの立ち上がりについては、アルミ製窓で立ち上がり10mm以上の場合が標準の条件です。立ち上がりが10mm以下の場合(同梱の補助金具を使用)や、木製窓、スチール製窓の場合は、窓の高さが84.3cm以上必要と案内されています。立ち上がりがない・低い窓の場合の考え方は、当サイトの窓用エアコンの取り付けは立ち上がりなしでも可能かの記事もあわせて参考にどうぞ。
| 確認項目 | 冷暖房兼用タイプの条件(公式記載) |
|---|---|
| 窓の種類 | 引き違い窓のみ |
| 窓の幅 | 81.3〜140cm(付属窓枠セット使用時) |
| 窓の開き幅 | 49.5cm以上 |
| サッシ立ち上がり | アルミ窓で10mm以上が標準 |
| 立ち上がり10mm以下・木製・スチール窓 | 窓の高さ84.3cm以上が必要 |
| 高さ140〜190cmの窓 | 別売テラス用取り付け枠(WT-8H)を併用 |
条件が合わない場合でも、窓用エアコン自体を諦めずに済む方法はあります。ただし、機種ごとに条件が違いますので、必ず最終確認は公式の取扱説明書で行ってください。(出典:コロナ公式 ウインドエアコン 冷暖房兼用タイプ)
冷暖房兼用ならではのドレン排水
冷暖房兼用タイプで、冷房専用と一番違う作業が、ドレン水の排水まわりです。公式でも、CWHタイプはドレン水を排水するための部材の取り付けがあるため、冷房専用タイプより取り付け時間がかかると説明されています。
暖房運転をすると、機器の中で水が発生します。この水をうまく外に逃がせないと、本体まわりに水がたまったり、漏れたりするリスクが出ます。冷房専用で使われることの多いノンドレンの仕組みは、また別の考え方です。気になる方は、窓用エアコンのノンドレンの仕組みと水があふれる条件の記事もチェックしてみてください。
設置のコツとして、私は次の3点を意識するのをおすすめします。ひとつ目は、排水の部材を説明書どおりにしっかり取り付けること。ふたつ目は、本体がわずかに傾く向きの指定があれば、水平器や目視でそれに合わせること。三つ目は、取り付け後すぐ運転せず、排水の経路に異常がないかを確認してから使い始めることです。
初めての設置で不安な方は、無理に自力でやらず、販売店の取り付けサービスなどを検討するのも手です。費用の相場は、窓用エアコンの取り付け費用の相場と節約術で整理していますので、DIYとの比較に使ってください。
ドレンの排水部材を付け忘れたまま暖房運転をすると、水漏れの原因になります。取り付け後は、必ず説明書のチェック項目を確認してください。
設置時の隙間対策と防犯の鍵
窓用エアコンの取り付けで、意外と効きに影響するのが隙間対策です。窓枠と本体のあいだ、窓を閉めたときのガラスとの隙間には、付属のパッキンを使ってふさぎます。ここの処理が甘いと、夏は冷気が逃げ、冬は寒い外気が入り込んで、冷暖房の効きが落ちます。
取り付けの基本的な流れは、窓に取付枠を設置し、その枠に本体を取り付け、最後に隙間をふさぐという順序です。戸側パッキンの切り込み加工、窓パッキンの貼り付け、鍵の取り付け、仕上げ、といった工程が続きます。私が調べたところ、ここで丁寧に作業するほど体感の差が出やすいです。
防犯面では、本体を取り付けたまま窓の鍵をかけられるように、付属の鍵を必ず取り付けてください。取扱説明の資料にも、窓を閉じられるようにエアコン使用中の戸締まりのため、鍵は必ず取り付けるよう記載があります。窓用エアコンを付けた窓は、外から見ると防犯上の弱点になりやすいので、一人暮らしの方は特に気をつけたいところです。
隙間が気になる場合は、市販の隙間テープやスポンジを使って補強する方法もあります。ただし、純正のパッキンで足りるところに無理に貼ると、窓の開閉に支障が出ることがあります。まず純正の部品を説明書どおりに使い、そのうえで足りない箇所だけを補うのがいいかなと思います。
網戸と併用したい場合や、横長の窓への設置など、窓の形ごとの注意点は、窓用エアコンと網戸の併用の記事や、窓用エアコンの横置きは可能かの記事で解説しています。
設置が終わったら、運転前に窓の開閉、パッキンのずれ、本体の固定を一周確認してください。地震や強風のときに本体が動くと危険なので、固定が甘くないかを見る習慣をつけておくと安心です。
冷暖房が効かない時の確認ポイント
設置したのに冷房や暖房が思ったように効かないときは、故障を疑う前に、設置条件と使い方の見直しをしてください。私の経験上、効かない原因の多くは、隙間・フィルター汚れ・設置環境のどれかです。
まず確認したいのは、運転モードと設定温度です。冷房のつもりが送風になっていたり、暖房の設定温度が低すぎたりすることがあります。次に、フィルターの汚れです。目詰まりしていると風量が落ちて効きが悪くなります。説明書の手順に沿って、定期的に掃除してください。
それでも改善しない場合は、窓まわりの隙間、本体の傾き、吹き出し口の前に物を置いていないかを確認します。暖房については、外気温が低いほど性能が落ちやすいので、機種の使用条件の範囲内で使えているかも大切です。
暖房が効かないときの原因別の確認方法は、窓用エアコンの暖房が効かない原因と対処法で詳しくまとめています。冷房がぬるい風になる場合は、コロナ窓用エアコンがぬるい風のときのリセット手順の記事も参考になります。
私なら、まず自分でできる範囲(設定、フィルター、隙間、設置状態)を一通り確認して、それでも改善しなければメーカーのサポートに型番を伝えて相談します。分解や内部の作業は、感電や冷媒のリスクがあるので、自分では行わないでください。
効かないときの確認順は、設定、フィルター、隙間、設置状態の4つ。内部の修理は自分で行わず、メーカーか販売店に相談しましょう。
窓用エアコンの冷暖房をコロナで選ぶまとめ

ここまで、窓用エアコンの冷暖房をコロナで選ぶときのポイントをお伝えしました。結論として、冬の暖房まで使いたいなら、コロナの冷暖房兼用タイプを選ぶ必要があります。冷房専用シリーズでは暖房ができないので、型番の確認は最優先です。
冷暖房兼用タイプは、換気(強制排気)機能など便利な点がある一方で、冷房専用より取り付けに手間と時間がかかります。窓の幅、開き幅、サッシの立ち上がり、窓の種類といった条件も、冷暖房兼用ならではの数字があります。買う前に、必ず窓を採寸して公式の条件と照らし合わせてください。
暖房力については、メインの暖房というより、小さめの部屋の補助暖房と考えると失敗が少ないです。隙間対策や、フィルターの手入れをこまめにすることで、効きと電気代の両面でメリットが出てきます。
購入するときは、型番が最新か旧モデルか、別売品(テラス用取り付け枠やフィルターなど)が必要かも含めて検討するといいと思います。設置の手間が心配なら、販売店の取り付けサービスも選択肢に入れてみてください。この記事が、あなたの窓用エアコン選びの助けになればうれしいです。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。コロナの窓用エアコンは機種によって操作方法や仕様、取り付けの条件が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはコロナ公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。