こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
日立冷蔵庫からブーン、カタカタ、チョロチョロ、ジー、キーンみたいな音がすると、ちょっと不安になりますよね。あなたが気にしている異音は、コンプレッサーの運転音なのか、庫内冷却ファンの音なのか、それとも霜取りや真空チルドの動作音、製氷のゴボゴボ・ガラガラ・ギュイーンみたいな“正常な音”なのかで、取るべき行動が変わります。
この記事では、日立冷蔵庫の異音を「音の種類」から切り分けて、まず自分で確認できるポイントと、修理に進む判断の目安を整理します。なお、ここで書く内容は一般論の整理と私の感覚値の言語化が中心です。参考にする場合の責任は自己負担でお願いしつつ、正確な仕様や対応は必ずメーカーの案内も確認してください。
ちなみに、日立公式でも音の種類ごとの説明がまとまっているので、一次情報として一度目を通しておくと安心です(出典:日立の家電品「冷蔵庫の音が気になります。」)。
日立冷蔵庫の異音を音で切り分け

ここ、いちばん大事な考え方を最初に言いますね。異音って「音の種類」だけで断定しようとすると外しやすいです。私がいつもおすすめしているのは、音そのものに加えていつ鳴るか(タイミング)とどこから鳴るか(場所)をセットで見ること。たとえば、ドアを開けると止まる音は庫内冷却ファン寄り、背面下あたりからずっと唸るのはコンプレッサー寄り、みたいに当たりが付けやすくなります。
この章では、日立冷蔵庫でよく聞く音を「それっぽい原因」に振り分けながら、あなたが次に何を確認すべきかが分かるようにまとめます。もちろん、最終判断はメーカーや専門家に寄せるのが安全です。ここは“切り分けの地図”くらいの感覚で使ってください。
ブーン音はコンプレッサー?
ブーンという低い唸り音は、まずコンプレッサー(圧縮機)が候補になります。冷蔵庫は常に一定の温度を保とうとするので、庫内温度が上がったタイミング(ドアの開閉が増えた、食材をまとめて入れた、周囲温度が高い、急速冷凍・強く冷やす設定にしている)では、コンプレッサーが頑張って回り、音がいつもより大きく聞こえることがあります。ここ、気になりますよね。でも「しばらくして落ち着く」「冷えは正常」「音量が日によって変わる」なら、正常運転の範囲に入るケースも多いです。
まず見るべき“正常寄り”のサイン
私が「これは正常寄りかな」と判断しやすいのは、次のようなパターンです。ブーンが鳴るのは鳴るけど、ずっと続かない、生活のリズムに合わせて鳴る感じがある、などですね。
- 設置直後や引っ越し直後で、庫内が安定していない
- 買い物後に食材を一気に入れて、しばらくブーンが強い
- 夏場やキッチンが暑い日にブーンが増える
- ドア開閉が多い日に音が長引く
- 急速冷凍・強く冷やす設定にしていて、解除すると落ち着く
“異常寄り”のサインと、よくある原因
逆に「異常寄りかも」と思うのは、音量が明らかに大きくなった、ずっと止まらない、振動が増えた、冷えが落ちたみたいな変化があるときです。この場合、コンプレッサーそのものが原因のこともありますが、体感的には周辺条件で過負荷になっているケースもかなり多いです。たとえば、背面の放熱スペースが足りない、裏や下に埃が溜まって放熱が悪い、壁や家具に当たって共振している、庫内の詰め込みすぎで冷気循環が悪い、ドアパッキンの密閉が弱い、などですね。
ブーン音の“切り分けメモ”として、私は次の3点を記録してもらうのがいちばん効果的だと思っています。
- 鳴り始めるタイミング(ドア閉めた直後/夜中/買い物後など)
- 継続時間(何分くらいで落ち着くか)
- 場所(背面下/庫内奥/チルド付近など)
このメモがあると、販売店やメーカーに相談したときに話が早いです。
やっていい対処、やらないほうがいい対処
ブーン音対策で“やっていい”のは、設置の水平調整、周囲の隙間確保、背面・下面の清掃、庫内の詰め込みを減らす、防振マットで床への伝播を減らす、設定(急速冷凍など)を見直す、ドアパッキンを拭く、あたりです。逆に、背面の機械室をこじ開けたり、内部を分解して触ったりはやめたほうがいいです。感電や故障の拡大リスクがありますし、保証面でも不利になりがちです。
最後に。ブーン音と一緒に冷えが弱い、異臭がする、本体が異常に熱い、みたいな症状があるなら、これは自己判断で粘らないほうが安全です。早めにメーカーや専門家へ相談してください。ここはケチらないほうが結果的に安いことも多いです。
カタカタ音は庫内冷却ファン
カタカタ、カラカラ、ガリガリ、ジリジリみたいな「乾いた連続音」は、私はまず庫内冷却ファンを疑います。特に、ドアを開けると音が止まる/閉めると再開するなら、ファンが回るタイミングでだけ鳴っている可能性が高いです。ここ、分かりやすい判断材料になりますよ。
ファン異音の“あるある原因”は霜と氷
いちばん多いのは、ファンの周辺に霜や氷が付いて、羽根に当たってしまうパターンです。原因としてありがちなのは、ドアの閉め忘れ、パッキンに汚れが付いて密閉が甘い、庫内に熱いものを入れて湿気が増えた、冷凍庫を開けっぱなしにしがち、など。霜が増えると、ファンが回った瞬間に「カタカタ」「ガリガリ」が出やすくなります。
霜が原因っぽいときの特徴
- しばらくすると音が変化する(霜の当たり方が変わる)
- 冷凍室の奥や吹き出し口周辺に白い霜が見える
- ドア周りが結露しやすい、パッキンが汚れている
まず自分でできるチェックと対処
私なら、次の順番で見ます。ポイントは「無理しない範囲で」「食品の安全も考える」ことです。
- 庫内の詰め込みを少し減らす(冷気の通り道を作る)
- ドアパッキンを拭いて、閉まり具合を確認する
- 冷凍室の霜の付き方を目視(奥に固まりがあれば怪しい)
- 必要なら電源オフで霜取り(食品はクーラーボックスなどへ退避)
電源オフの霜取りは、音の原因が霜干渉なら効果が出やすいです。ただし、長時間電源を切るので食材の安全を優先してください。ここは無理しないでくださいね。
ファンモーター不良の可能性が高いサイン
霜取りで一時的に改善しても、すぐ再発する。あるいは霜が見えないのにカタカタが続く。こういうときは、ファンモーターの軸ブレや摩耗で、羽根がカバーに触れている可能性もあります。音の出方としては「一定のリズムでずっと鳴る」「日に日に大きくなる」「冷えが落ちる」などが出てきやすいです。
ファン周りは内部部品です。異音が続くのに放置すると、冷えが落ちたり別の不具合に繋がることがあります。冷えの異常を伴うなら早めに相談が安全です。
“庫内の物が鳴っている”ケースも忘れずに
意外と盲点なのが、庫内の瓶やトレーが振動で鳴っているパターンです。ドアポケットに缶をギュウギュウに詰めた状態でコンプレッサーが回ると、カタカタが出ることがあります。ファン音と混同しやすいので、「庫内の物を少し離す」「滑り止めシートを挟む」も一度試す価値ありますよ。
チョロチョロ音は冷媒の流れ
チョロチョロ、サラサラ、ポコポコみたいな“水っぽい音”は、冷蔵庫の中を循環する冷媒の流れや、霜取りで溶けた水が流れる音、圧力変化で流路が切り替わる音などで出ることがあります。夜の静かな時間だと、普段気にならない音が急に目立って「え、壊れた?」ってなりがち。ここ、めちゃくちゃ分かります。
正常寄りかどうかの見分けポイント
私が「様子見でいいことが多い」と思うのは、次の条件が揃うときです。
- 音が断続的で、しばらくすると自然に止まる
- 冷蔵・冷凍の冷えが普段通り
- 異臭や焦げ臭さ、異常な発熱がない
- 日によって多少聞こえ方が変わる(環境音や室温の影響)
冷蔵庫は冷媒を流して冷やす仕組みなので、流れる系の音がゼロになるほうが不自然な場面もあります。音が「聞こえる=故障」とは限らないので、まずは冷えとセットで確認してみてください。
注意したいのは“音の変化”と“冷えの変化”
チョロチョロ系で怖いのは、音そのものより、音が急に変わったとか、冷えが落ちたとか、霜が異常に増えたみたいな“セットの変化”です。冷えが悪いときはコンプレッサーが過剰に回って別の音も増えやすいですし、霜取りが絡むと水の流れ方も変わって聞こえることがあります。
もし「最近、冷凍庫の効きが弱い気がする」「アイスが柔らかい」「冷蔵室がぬるい」みたいな体感があるなら、先に冷え側のチェックをしたほうが近道です。私は状況次第で、冷えのチェック記事を併用してもらうことが多いです。
“音を止めようとしてやりがち”なNG
チョロチョロ音が気になると、背面を押し込んでしまったり、壁にぴったり寄せてしまったりする人がいます。でもこれは逆効果になりやすいです。放熱が悪くなると稼働が増えて別の音が増えますし、振動が壁に伝わって別の共振音が生まれやすいです。音対策は「押し込む」より「適度な隙間」と「水平」が基本です。
ジュー音は霜取り運転中
ジュー、シュー、パキッみたいな音は、霜取り運転のタイミングで出ることがあります。霜取りヒーターで霜を溶かすときに水が蒸発したり、溶けた水が流れたりして音が出る、というイメージです。焼き物みたいな音がして「え、なに!?」ってなることがあるんですが、短時間なら正常動作として説明されることも多いです。
霜取り運転の音が目立つ条件
霜取りの音が気になりやすいのは、部屋が静かな夜、冷凍庫の使用頻度が高い日、庫内に湿気が入りやすい使い方をした日などです。たとえば、冷凍庫を頻繁に開け閉めしたり、開けたまま探し物をしたり、熱いものを冷ます前に入れたり。こういうときは霜が付きやすく、霜取りの動きも分かりやすくなります。
霜が増えると“別の異音”に繋がる
霜取りのジュー音自体は正常でも、霜が異常に増えると、結局はファンが霜に当たってカタカタ・ガリガリに変わっていくことがあります。ここがややこしいところで、「最初はジューが気になってたのに、そのうちカタカタが出てきた」みたいな流れは割とあります。なので、ジュー音が気になり始めたら、ドアパッキンの汚れ、閉まり具合、結露の有無、霜の増え方は一度見ておくと安心です。
私がよく伝える“霜対策のコツ”
- 冷凍室の開けっぱなしを減らす(探し物はサッと)
- パッキンを拭いて密閉を保つ
- 詰め込みすぎを避けて冷気の流れを作る
- 霜が目立つなら早めにメーカーへ相談
危険サインがあるなら迷わず相談
ジュー音に加えて、焦げ臭い、煙っぽい、本体が異様に熱い、ブレーカーが落ちる、冷えが明らかに悪い、などがあるなら話は別です。霜取り系や電気系のトラブルも絡む可能性があるので、早めにメーカー・専門家に寄せてください。ここは「様子見」より「安全優先」です。
コツコツ音は熱膨張の影響
コツコツ、コンコン、ミシッ、ピシッといった断続音は、冷蔵庫の内壁や配管、樹脂パーツが温度変化で伸び縮みする熱膨張(収縮)で鳴ることがあります。冷蔵庫は冷やしたり止めたりを繰り返すので、温度差で素材がわずかに動くんですよね。そのときに「鳴る」ことがあります。これも静かな夜に目立ちやすい音です。
熱膨張音の特徴は“タイミング”
熱膨張系の音は、ずっと連続するより、たまにコツ、たまにピシッみたいに出ることが多いです。タイミングとしては、冷却が止まった直後、霜取りの前後、庫内温度が切り替わる瞬間などで出やすい印象です。なので、音がしても「すぐ収まる」「冷えは普段通り」なら、まずは落ち着いて観察でOKなこともあります。
共振で“音が大きく”聞こえている場合もある
本体そのものの熱膨張音が小さくても、設置環境のせいで大きく聞こえることがあります。たとえば、冷蔵庫が壁に近すぎて反響している、床が薄くて振動が響く、上に置いた収納が共鳴している、など。音の正体が熱膨張でも、対策は「周囲の隙間」「水平」「防振」の方向になります。つまり、修理というより環境調整で改善することもあります。
“音が怖い”ときの安心チェック
- 音は断続的か(ずっと鳴り続けないか)
- 冷えに異常はないか(冷凍庫が弱いなど)
- 異臭・発熱・焦げっぽさはないか
- 日を追って悪化していないか
不安が残るなら、一次情報と相談で“確定”へ
熱膨張音は正常なこともありますが、個体差や設置環境で聞こえ方は変わります。あなたが「どうしても気になる」「生活に支障が出る」なら、無理に我慢するより、症状をメモしてメーカーに確認したほうが気持ちがラクです。異音って、精神的ストレスも大きいですからね。
日立冷蔵庫の異音対処と修理について

ここからは実践編です。私は異音の相談を受けると、まず「ユーザー側で安全にできる範囲」で切り分けをして、改善しない・危険サインがあるなら迷わず相談、という流れをおすすめしています。逆に、分解や裏の機械室を触る方向に行くと、リスクが上がるだけで得が少ないです。
この章では、設置、使い方、真空チルドの見分け、修理費と保証、そして最終的なまとめまで、あなたが次の一手を迷わないように整理します。
うるさい時は設置場所と水平確認
異音対策で、いちばん“効くのに見落とされがち”なのが設置の水平と周囲の隙間です。冷蔵庫はコンプレッサーの振動やファンの回転があるので、少しでもガタつくと音が増幅されやすいんですよ。しかも、壁や家具に触れていると、振動が伝わって「ブーン」が低音で響いたり、共振して“別の音”っぽく聞こえることもあります。ここ、気になりますよね。
私がやる“設置チェック”の順番
難しいことはないです。安全にできる範囲で、次を順番に見てください。
- ガタつき:手で軽く揺らして、カタカタ動かないか
- 水平:左右・前後に傾きが強くないか(脚の調整)
- 周囲の接触:壁・家具・床の巾木に当たってないか
- 放熱スペース:背面や側面が詰まりすぎてないか
防振マットの考え方
低いブーン音が気になるなら、防振マットはわりと相性がいいです。目的は「音を消す」より、床への伝播を減らして響きを抑えること。特に集合住宅やフローリング、ワンルームで寝床が近い場合は、体感が変わりやすいです。ただし、マットを敷くことで高さが変わり、ドアの開閉感や水平がズレると逆効果になることもあるので、敷いた後にガタつきチェックは必ずやってください。
庫内の“共振音”もよくある
設置を直しても音が気になる場合、庫内の瓶・缶・保存容器が振動で鳴っていることがあります。特にドアポケットに瓶を密集させると、微振動でカタカタが出やすいです。対策はシンプルで、隣同士が当たらないように間隔をあける、滑り止めシートを挟む、重いものは下段に寄せる、など。これだけで「あ、これだったのか」が結構あります。
設置を動かすときは無理をしないでください。冷蔵庫は重量物なので、腰を痛めたり、床を傷つけたりするリスクがあります。不安なら家族と一緒に、または販売店・専門家への相談も検討してください。
ドア開閉と急速冷凍を見直す
「最近うるさくなった」って相談で、実は“使い方の変化”が原因になっているケースも多いです。冷蔵庫は、庫内温度が上がるほど冷やそうとして稼働が増えます。だから、ドアの開閉が増える、開ける時間が長くなる、熱いものを入れる、買い物直後に大量に詰める、これだけでコンプレッサーのブーンが長引いたり、ファンの動作が増えたりします。
急速冷凍・強く冷やす設定は“音が増える”前提
急速冷凍や強く冷やす設定は、音が増えやすいです。これは故障というより、機能として当然の面があります。問題なのは「ずっとそのまま」だったり、「意図せずONのまま」になっていたりすること。もし心当たりがあるなら、一度設定を見直して、数時間〜半日くらい様子を見ると、音の変化が分かりやすいです。
ドアパッキンの汚れは“地味に効く”
パッキンの汚れやヨレで密閉が弱いと、冷気が漏れて稼働が増えます。結果としてブーンが増えることもあります。やることは簡単で、柔らかい布で汚れを拭き取って、閉めたときに浮きがないか確認するだけ。私はここを月1くらいで軽く掃除しておくのがおすすめかなと思います。
パッキンや庫内の清掃、背面の埃取りなど「お手入れで効くポイント」は別記事にもまとめています。気になるなら併用してください。
“音の変化”を観察するコツ
ドア開閉や設定を見直したら、すぐ結論を出さずに、最低でも数時間〜半日は様子を見るのがコツです。冷蔵庫は温度が落ち着くまでに時間がかかります。見直し直後に「まだ鳴ってる!」となっても、庫内温度が安定したら収まるケースがあります。逆に、見直しても全然変わらないなら、設置や部品側の可能性が上がる、という判断がしやすくなります。
真空チルドのブーン音は正常
日立の真空チルド搭載機では、ドアを閉めた直後などに真空ポンプが作動して、ブーンという音が数十秒続くことがあります。初見だと「コンプレッサー壊れた?」って思う人が多いんですが、ここは“仕様として出る音”の代表格です。あなたが真空チルド搭載機なら、まずこの可能性は押さえておいてください。
見分けポイントは「鳴るタイミングが決まっているか」
真空チルドのブーンは、鳴るタイミングがわりと分かりやすいことが多いです。たとえば「チルドルームのドアを閉めた直後」「冷蔵室を閉めた後しばらく」「一定間隔」など。しかも、ずっと鳴り続けるより、ある程度で止まることが多いです。ここがコンプレッサー由来のブーンと違いになりやすいポイントです。
“正常でも気になる”ときの現実的な対処
仕様の音でも、寝室が近いワンルームだと、低音が気になって眠れない…みたいなことがあります。こういうときは、音源そのものを消すのが難しいので、対処は「響きを減らす」方向になります。具体的には、防振マット、壁から距離を取る、周囲に反響しやすい板材の家具を置かない、冷蔵庫の上に共振しやすい物を置かない、など。地味ですが効きます。
ただし、以前より明らかに動作時間が長い、頻発する、音量が急に上がった、冷えにも違和感がある、こういう“変化”があるなら話は別です。最終的な判断は自己負担でお願いしつつ、正確な情報は公式案内をご確認ください。不安なら専門家に相談するのが安心です。
音の記録は最強の武器
真空チルドのブーンが不安なときは、スマホの動画で音を撮るのがめちゃくちゃ有効です。いつ鳴って、どれくらい続いて、どのくらいの音量か。これが見えると、相談時の説明が一気にラクになります。あなたが不安なら、まず「記録」、これは本当におすすめです。
修理料金と5年保証の目安について
修理を考え始めると、結局いちばん気になるのは「いくらかかるの?」ですよね。ここは正直、機種・症状・交換部品・訪問条件で変わるので、私はいつもあくまで一般的な目安として話します。断定はしません。そのうえで、判断材料として“よくあるパターン”を整理します。
まず知っておきたい:見積もりとキャンセルの考え方
訪問修理は、点検して見積もりを出してもらってから修理するか決める流れが一般的です。ここで大事なのは、見積もりだけで費用が発生するケースがあること。販売店経由か、メーカーへ直接か、加入している延長保証の有無でも変わります。なので、連絡前に「保証書」「購入日」「型番」「症状メモ」を用意して、相談をスムーズにするとムダが減ります。
よくある修理と費用感(一般的な目安)
異音の修理で多いのは、ファン周り、霜取り系、そして高額になりやすいコンプレッサー周りです。下の表は、私が説明するときの“ざっくり整理”です。あなたの状況と照らして「どの辺のレンジになりそうか」を掴む目的で使ってください。
| 症状の例 | 疑いやすい箇所 | 費用感の方向性 | 判断のコツ |
|---|---|---|---|
| カタカタ・ガリガリが続く | 庫内冷却ファン/霜干渉 | 中程度が多い | 霜取りで改善するかが分かれ目 |
| ジュー音+霜が増える | 霜取り系(ヒーター等) | 中程度が多い | 結露・閉まり不良が原因のことも |
| ブーンが異様に大きい+冷えが悪い | コンプレッサー等 | 高額になりやすい | 買い替え検討が視野に入る |
| キーン・ジーがずっと気になる | 電気部品/駆動音 | ケースバイケース | 生活に支障なら相談が早い |
5年保証の“見方”と、確認すべきポイント
「5年保証」は、製品や購入条件で変わります。メーカー保証は基本1年が多い一方、主要部品が長期保証の扱いになるケースや、販売店の延長保証に入っているケースもあります。ここは、ネットの断片情報より、手元の保証書・購入履歴が確実です。確認ポイントは次の3つです。
- 購入日:保証期間の起点になる
- 保証の対象:どの部品・どの症状が対象か
- 窓口:販売店経由か、メーカー窓口か
費用はあくまで一般的な目安です。必ず見積もりで確定させてください。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
買い替えか修理かの“現実的な判断軸”
私が相談を受けたときによく使う判断軸は、次の3点です。ここも断定はしませんが、考え方として役立つと思います。
- 冷蔵庫の使用年数(寿命が近いほど買い替えが有利になりやすい)
- 修理費の大きさ(高額修理なら買い替え比較が必須)
- 冷えの異常を伴うか(食材リスクがあるなら早期対応)
特に冷えが落ちているなら、精神的にも食材的にも消耗が大きいので、早めに決断したほうがラクですよ。
日立冷蔵庫の異音に関するまとめ

最後にまとめです。日立冷蔵庫の異音は、音の種類だけで断定せず、タイミングと場所もセットで見ると切り分けが一気にラクになります。ブーンはコンプレッサーや真空チルドの動作音のことがあり、カタカタは庫内冷却ファンや霜干渉、チョロチョロは冷媒や水の流れ、ジューは霜取り運転、コツコツは熱膨張の影響、という整理が基本線です。
私のおすすめ手順
- 設置の水平・隙間・接触を確認(ガタつきと共振を潰す)
- ドア開閉・設定(急速冷凍など)を見直して数時間〜半日観察
- 霜・結露・パッキンをチェック(ファン干渉の芽を潰す)
- 改善しない/冷えが悪い/悪化しているならメーカー・専門家へ相談
危険サインがあるなら“様子見しない”
異臭、焦げ臭さ、本体の異常発熱、ブレーカーが落ちる、冷えが明らかに悪い、金属が擦れるような音が混じる、こういうときは様子見より安全優先です。冷蔵庫は生活必需品なので、トラブルを引っ張るほどストレスもコストも増えがちです。
このページの立ち位置について
改めてですが、この記事は一般論の整理と私の感覚値の言語化が中心です。参考にする場合の責任は自己負担でお願いします。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。