こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
三菱冷蔵庫を使っていて、「製氷皿を掃除しようとしたらロックレバーの外し方がわからない」「お手入れ後に取り付けたはずなのに氷ができなくなった」という方は少なくありません。製氷皿のロックレバーは、製氷皿を製氷ユニットにしっかり固定するための部品ですが、やや特殊な形状をしていて、初めて触れると外し方も取り付け方も分かりにくいですよね。
この記事では、三菱冷蔵庫の製氷皿のロックレバーの外し方と取り付け方を、機種タイプ別に順を追って解説します。2022年度以降の丸洗いタイプと従来タイプに分けて説明しますので、自分の冷蔵庫に合った方法を確認してみてください。
また、ロックレバーが固くて動かない場合や、プラスチックが割れてしまった場合の対処法についても詳しくまとめています。部品交換で自力対応できるケースも多いので、ぜひ参考にしてみてください。
三菱冷蔵庫の製氷皿のロックレバーの外し方

製氷皿のロックレバーを正しく外すには、まず自分の冷蔵庫がどのタイプかを確認することが重要です。三菱冷蔵庫は製造年度によって製氷皿の仕様が異なり、ロックレバーの形状や操作方法も変わります。ここでは取り外し前の準備から機種別の手順まで、順を追って説明します。
取り外し前の確認事項と準備
製氷皿のロックレバーを外す前に、いくつか確認しておきたいことがあります。これを怠ると、作業中に製氷機が動き出してしまったり、部品を傷めてしまったりするリスクがあるので、少し手間でも必ず確認してから進めてください。
まず、製氷スイッチを「停止」にするか、給水タンクを冷蔵庫から取り外しておきましょう。給水タンクに水が入った状態のままだと、製氷サイクルが動作する可能性があります。製氷ユニットが動いている最中に触れると、部品を損傷させる原因になります。
次に、製氷室のランプ表示を確認してください。三菱冷蔵庫の操作パネルや製氷室内には「氷皿無」などの表示があります。このランプが点灯している場合は、製氷皿が正しくセットされていない状態を示しています。取り外し前から点灯している場合は、すでに製氷皿の固定が緩んでいる可能性があります。
冷蔵庫の電源を切る必要は基本的にありません。ただし、製氷ユニットが動いていないことを確認してから作業を始めることが大切です。製氷スイッチをオフにしてから数分待つと安心です。
道具は基本的に不要ですが、ロックレバーの解除ボタンが固い場合は、先端が細い木の棒やプラスチック製のへらがあると力を加えやすくなります。金属製の工具は製氷ユニットの樹脂部品を傷つける可能性があるため、使わないのがベターです。
製氷皿のお手入れ方法について、三菱電機の公式サイト「くらトク」でも機種ごとの手順が紹介されています。取扱説明書と合わせて参考にしてみてください。(出典:三菱電機くらトク 製氷室のお手入れ方法)
2022年度機種以降の製氷皿の外し方
2022年度以降に発売された三菱冷蔵庫には「丸洗い製氷皿」が採用されています。従来タイプと比べて取り外しが格段にしやすくなっており、製氷皿を丸ごと水洗いできる設計になっています。
取り外しの手順としては、まず製氷室の引き出しを手前に引き出します。製氷室内を見ると、製氷皿の前面または底面に解除用のレバーやボタンがあります。このレバーを押しながら、製氷皿を手前下方向に引き出すと外れます。製氷皿はロックレバーが前面側に統合されているため、「ロックレバーだけを外す」という独立した作業は発生しません。
取り外した製氷皿はそのまま水洗いが可能です。やわらかいスポンジと中性洗剤で洗い、よくすすいだ後に水気を切ってから元に戻してください。製氷皿の向きに注意して、正しい方向でセットすることが重要です。向きを間違えて取り付けると、ロックが掛からなかったり、製氷動作に支障が出たりします。
取り付けは、製氷皿の奥側を先にユニット側に差し込んで、手前を押し込む形で「カチン」と音がするまでしっかり押し込みます。音がしない場合や、引っ張ると外れてしまう場合は正しくロックされていないので、もう一度やり直してください。
なお、型番ごとに細かい操作が異なる場合があります。同梱の取扱説明書またはQRコードからアクセスできる動画ガイドを確認しながら進めると確実です。三菱電機の公式YouTubeチャンネルでも「製氷皿のお手入れ」動画が公開されており、実際の操作の流れを視覚的に確認できます。
従来タイプのロックレバーを外す方法
2021年度以前の機種(従来タイプ)では、製氷皿のロックレバーが製氷ユニット側に独立した部品として取り付けられています。このタイプでは、ロックレバーを外してから製氷皿を取り外す、または製氷ユニットごと取り外してから製氷皿を着脱するという手順になります。
まず、製氷室の仕様を確認します。給水タンクの形状が「よこ型(横置き)」の機種は2015年度以降、「たて型(縦置き)」の機種は2011〜2014年度が目安です。どちらも基本的な外し方は同様ですが、ロックレバーの形状が若干異なります。
ロックレバーの外し方は以下のとおりです。
- 製氷室の引き出しを最大まで引き出す
- 製氷ユニット(製氷機本体)の天井部または側面にある爪(四角いボタン)を確認する
- 爪を指または細い棒で押しながら、製氷ユニットを横(右方向)にスライドさせて外す
- ユニットを手前に引き出したら、製氷皿両端のロックレバーを押しながら製氷皿を外す
ロックレバーは製氷皿の両端(または片端)にあるプラスチック製のレバーです。指でレバーを押しながら製氷皿を引っ張ると、カチっという感触とともに外れます。力を入れすぎるとプラスチックが割れる可能性があるので、方向を確認しながら丁寧に操作してください。
製氷ユニット全体を外す必要がある場合は、庫内天井部の2か所の丸い突起にユニットがはまっている構造になっています。爪(ロック用のボタン)を押しながら右にスライドさせると外れます。配線カプラの脱着が必要な機種もあるため、コネクタを先に外してから作業を進めるようにしてください。無理に引き抜くと断線の原因になります。
製氷ユニットに配線(コネクタ)が接続されている機種では、引き抜く前にコネクタを先に外してから作業を進めてください。配線を引っ張ったまま外そうとすると断線の原因になります。
製氷皿の正しい洗い方とお手入れ頻度
製氷皿を外したら、ついでにしっかり洗ってしまいましょう。製氷皿は使い続けるとカビや水垢が溜まりやすく、氷の味や品質に影響することがあります。正しい洗い方と適切なお手入れ頻度を知っておくと、清潔な氷を長く楽しめます。
洗い方の手順は以下のとおりです。外した製氷皿をぬるま湯で軽くすすいだ後、やわらかいスポンジに中性洗剤を付けて全体を洗います。細かい部分は綿棒ややわらかいブラシを使うと汚れが落ちやすくなります。洗い終わったら、洗剤が残らないように水でしっかりとすすいでください。
すすぎが不十分だと、洗剤成分が氷に混入してしまいます。すすぎを丁寧に行い、水気をよく切ってから取り付けるのがポイントです。熱湯での洗浄は、プラスチック部品の変形を招くことがあるので避けてください。
お手入れ頻度の目安は、使用する水の種類によって変わります。
- 水道水を使用している場合:年に1〜2回程度の水洗いが目安
- ミネラルウォーターや浄水器の水を使用している場合:塩素が少なくカビが発生しやすいため、週2〜3回のお手入れが推奨
塩素系漂白剤・たわし・研磨剤入り洗剤の使用は禁止です。プラスチックの表面が傷ついたり、漂白剤が残留して氷を汚染したりするリスクがあります。
給水タンクも同時にお手入れするのがおすすめです。タンク内もカビや水垢が溜まりやすい場所なので、製氷皿の洗浄タイミングに合わせてセットでケアする習慣を持つと管理が楽になります。製氷皿のお手入れを定期的に行うことで、製氷機を長く良い状態で維持できます。
他のメーカーの冷蔵庫でも製氷皿の着脱で迷いやすいケースがあります。たとえばパナソニック冷蔵庫では製氷皿がなかなか外れないというトラブルも報告されており、パナソニック冷蔵庫の製氷皿が取れないときの原因と対処法も参考にしてみてください。
ロックレバーの取り付け方と確認ポイント
製氷皿を洗い終わったら、いよいよ取り付けです。ここが最も重要なステップで、取り付けが不完全だと氷ができなくなるトラブルに直結します。焦らず、手順どおりに行いましょう。
まず、製氷皿の向きを確認します。製氷皿には表と裏、前と奥があり、正しい向きで取り付けないとロックレバーが掛かりません。取扱説明書や製氷皿本体に刻印されたマーク・矢印を確認してください。向きが分からない場合は、取り外したときの向きをスマートフォンで撮影しておくと安心です。
従来タイプのロックレバーを取り付ける手順は以下のとおりです。
- 製氷皿の奥側のツメ(突起)を製氷ユニット側の溝に差し込む
- 製氷皿全体を奥に押し込みながら、ロックレバーを押す
- 「カチン」という音がするまでしっかり押し込む
- 取り付け後に製氷皿を軽く引っ張ってみて、外れなければロック完了
丸洗いタイプ(2022年度以降)の場合は、製氷皿の奥側を先にはめてから、手前を「カチン」と押し込むだけです。どちらのタイプも、「カチン」という確認音がするかどうかが最大のチェックポイントです。音がしない場合は、再度外してセットし直してください。
製氷ユニット全体を取り外していた場合は、製氷皿を取り付けた後にユニットを冷蔵庫に戻します。2か所の丸い突起にユニットを合わせて押し付けながら、左にスライドさせると「カチン」とはまります。配線カプラを外していた場合は、先にカプラを接続してからユニットをはめ込んでください。
取り付け後に製氷室のランプ表示(「氷皿無」など)が消えることを確認しましょう。ランプが消えていれば、製氷皿が正しくセットされているサインです。ランプが点灯したままの場合は、再度取り付け直してください。
取り付け後に氷ができないときの確認
ロックレバーを取り付けたあと、しばらく経っても氷ができないというケースがあります。原因はいくつか考えられるため、順番に確認していきましょう。
最もよくある原因は、製氷皿やロックレバーの取り付けが不完全な状態です。三菱電機の公式FAQでも、氷ができない場合の確認事項として「製氷皿および製氷皿ロックレバーは取り付けられていますか」という項目が明記されています。見た目は取り付けているように見えても、ロックがきちんと掛かっていない場合があります。
その他に確認すべき主な原因は以下のとおりです。
- 給水タンクが正しくセットされていない(水が供給されない)
- 製氷スイッチが「停止」のままになっている
- 庫内が十分に冷えていない(お手入れで長時間ドアを開けた後など)
- 給水タンクに水が補充されていない
取り付け直後は、製氷が再開されるまでに1〜2時間かかる場合があります。すぐに氷ができなくても焦る必要はなく、数時間様子を見てみましょう。ただし、翌朝になっても全く氷ができていない場合は、原因の切り分けが必要です。
まず「氷皿無」ランプが点灯していないか確認します。点灯している場合は、製氷皿のセット不良が原因です。一度取り外して、再度正しい向きで取り付け直してください。それでも解消しない場合は、次のセクションで紹介するロックレバーの状態確認に進んでください。
三菱冷蔵庫の製氷皿のロックレバーが壊れた場合の対処

ロックレバーが「単に固いだけ」なのか「破損している」のかによって、対処法は大きく変わります。焦って無理な力をかける前に、状態を正確に把握することが大切です。ここでは原因の確認から部品交換・修理依頼の判断まで解説します。
ロックレバーが動かない・固い原因
ロックレバーが固くて動かない場合、いきなり力づくで外そうとするのは禁物です。プラスチック製のレバーは、想像以上に破損しやすいので、まず原因を特定してから対処するようにしましょう。
氷や霜がレバーに付着している
長期間掃除をしていなかった場合や、製氷室の温度が急激に変化した場合、ロックレバーの周囲に氷や霜が付着して固まっていることがあります。この場合は、無理に外そうとせず、しばらく製氷を停止して霜が溶けるのを待つか、ぬるま湯を含ませた布をレバー周辺に当てて温めると解消しやすくなります。
プラスチックが経年劣化で変形している
製氷室は非常に低温の環境のため、プラスチック部品が硬化・変形することがあります。特に7〜10年以上使用した冷蔵庫では、ロックレバーのプラスチックが脆くなっていることがあります。この状態で無理な力をかけると折れる可能性が高いため、慎重に扱う必要があります。
取り付け方向が間違っている
製氷皿の向きが正しくセットされていない状態でロックレバーを操作しようとすると、方向が合わずに固く感じることがあります。まず製氷皿の向きを確認してから、改めてレバー操作を試みてください。
いずれの場合も、金属製の工具を使ってこじ開けようとするのは絶対にやめてください。レバーが折れるだけでなく、製氷ユニット本体を傷つけるリスクがあります。
ロックレバーが破損した場合の対処法
ロックレバーが折れた・爪が欠けた・プラスチックが割れたといった破損が生じた場合、そのまま使い続けることは推奨できません。製氷皿がきちんと固定されないため、氷が落下しない・水が漏れる・製氷動作が止まるといったトラブルに発展する可能性があります。
対処法は基本的に「部品を交換する」ことです。ロックレバーは製氷皿と一体になった部品として販売されていることが多く、ロックレバー単体での入手が難しい場合は製氷皿セットごと購入して交換します。
配線カプラとプラスチックロックの脱着だけで交換できる機種も多く、工具を使わずに交換できるケースもあります。一方で、製氷ユニット全体の脱着が必要な機種では、作業の難易度がやや上がります。自信がない場合は、無理をせずに修理依頼を検討するのも一つの選択肢です。
他のメーカーの冷蔵庫でも、製氷皿の固定不良が製氷トラブルにつながるケースは共通しています。日立冷蔵庫の製氷皿が斜めになる原因と対処方法を解説も参考にすると、製氷皿の正しいセット方法への理解がさらに深まります。
純正部品の入手方法と費用目安
三菱冷蔵庫の製氷皿やロックレバーは、純正部品として購入することができます。まずは自分の冷蔵庫の型番を確認しましょう。型番は冷蔵庫背面のシールや、冷蔵庫内の壁面に貼られたシールに記載されています。「MR-○○○○」という形式の型番です。
純正部品の入手先は主に以下の3つです。
- 三菱電機の公式部品販売ページ:型番から対応部品を検索できます
- 家電量販店のサービスカウンター:型番を伝えれば取り寄せてもらえます
- ネット通販(Amazon・楽天など):部品番号(M20NK0452・M20LJ1452など)で検索可能
費用の目安は、製氷皿セット(ロックレバー込み)で600〜1,000円程度です。部品番号は機種によって異なるため、必ず自分の冷蔵庫の型番に対応した部品を選んでください。型番が合わない部品を購入してしまうと、形状が合わずに取り付けられないケースがあります。
購入前に、三菱電機のサポートページや家電量販店のスタッフに型番を伝えて確認するのが確実です。不明な場合は、三菱電機のお客様相談センターに問い合わせると、対応部品番号を教えてもらえます。
部品が廃番になっている場合は、メーカー修理に切り替える必要があります。製造から10年以上経過した機種は部品の入手が難しくなることがあるため、早めに確認しておくと安心です。
自力修理か修理依頼かの判断基準
ロックレバーや製氷皿の交換は、条件が揃えば自力で対応できます。一方、製氷ユニットの内部(モーター・センサー・基板など)に問題がある場合は、自力修理の範囲を超えるためメーカー修理が必要です。自分でやるべきか、修理に出すべきかを判断するポイントを整理します。
自力で対応できるケース
製氷皿やロックレバーの部品交換のみで解決できる場合は、自力対応が可能です。工具不要で配線カプラとプラスチックロックの脱着だけで完結する機種も多く、機械に苦手意識がない方なら30分程度で完了することもあります。部品代は600〜1,000円程度なので、コスト面でも気軽に試せます。
修理依頼を推奨するケース
以下のような状況では、メーカーや修理業者への依頼を検討してください。
- 製氷ユニットのモーターや温度センサーが故障している疑いがある
- 配線の断線・ショートが疑われる
- 製氷皿を交換しても「氷皿無」ランプが消えない
- 冷蔵庫全体の冷えが悪くなっている
修理費用の目安は、出張費(3,000〜5,000円程度)+部品代+作業費で合計5,000〜20,000円程度が一般的です。故障箇所や機種によって大きく変わります。
購入から1年以内であればメーカー保証で無償修理になる可能性があります。また、長期保証(延長保証)に加入していた場合は保証書と購入証明を確認しましょう。三菱電機への修理相談は、公式サイトの修理受付窓口から申し込めます。
製氷機の故障症状については、他のメーカーの事例も参考になります。日立冷蔵庫の製氷機が故障したら起きる症状と対処法まとめでは、自力修理と修理依頼の判断に役立つ情報をまとめていますので、あわせて確認してみてください。
三菱冷蔵庫の製氷皿のロックレバーに関するまとめ

三菱冷蔵庫の製氷皿のロックレバーについて、外し方・取り付け方・トラブル対処法をまとめてきました。最後に重要なポイントを整理します。
- 2022年度以降の丸洗いタイプは製氷皿ごと取り外してそのまま水洗いできる
- 従来タイプはロックレバーを押しながら製氷皿を着脱する
- 取り付け後は「カチン」と音がするまで押し込み、ランプ表示で正常を確認する
- ロックレバーが固い場合は無理せずぬるま湯で温めてから再試行する
- 破損した場合は純正部品(600〜1,000円程度)を購入して交換できる
製氷皿のロックレバーは小さな部品ですが、氷づくりに直結する重要なパーツです。お手入れのたびに着脱することになるので、機種に合った正しい手順を把握しておくと作業がスムーズになります。
ロックレバーを取り付けても氷ができない、症状が改善しないという場合は、製氷ユニット全体の故障も視野に入れて、三菱電機のサービスセンターへ相談することをおすすめします。
この記事は私の知見と一般的な情報をもとに作成しました。具体的な操作手順や部品番号は機種により異なりますので、正確な情報は必ず三菱電機の公式サイトや同梱の取扱説明書でご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。