こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
ニトリのこたつを買おうか迷っていたり、もう使い始めて「電気代っていくらかかるんだろう」と気になっていたりしませんか。こたつは一日中つけていたくなる暖房なので、1時間あたりの電気代、1日の電気代、1か月の電気代がどれくらいになるのかは、先に知っておきたいところですよね。
この記事では、ニトリのこたつの電気代を、公式通販の表示を土台に1時間・1日・1か月で試算しました。さらに、強と弱でどれだけ差が出るのか、温度調節や布団の使い方で電気代がどう変わるのか、エアコンや電気ストーブと比べてどうなのかまで、私の知見と調べてきた内容をもとに整理しています。
結論から言うと、ニトリのこたつの電気代は、暖房器具の中ではかなり安い部類です。長時間つけっぱなしにしても、1か月で数百円から千円台前半に収まるケースが多いですよ。ただし、使い方しだいで差は出るので、無駄になりやすいポイントも最後まで確認してくださいね。
ニトリのこたつの電気代を時間別に試算

ニトリのこたつの電気代は、1時間・1日・1か月と時間軸を分けて見ると、思っていたよりずっと安いことが分かります。ここでは、公式通販の表示を土台にした試算結果をまとめました。
ニトリのこたつの電気代は1時間で何円か
まず一番知りたいのは、1時間つけたときの電気代ですよね。ニトリ公式通販の商品ページを確認すると、こたつごとに1時間あたりの電気代の目安が表示されています。私が確認した範囲では、正方形のリバーシブルこたつ(ヒーター最大510W)は、弱で約2.5円、強で約5.3円。長方形のリバーシブルこたつ(ヒーター300W)は、弱で約1.5円、強で約3.5円という表示でした(出典:ニトリ公式通販)。
この金額は、電気料金の目安単価を1kWhあたり31円(税込)として計算された数字です。つまり、お使いの電力会社の単価が31円より高ければ電気代も少し上がり、安ければ少し下がります。まずは「1時間あたり数円」という感覚をつかんでおけば十分かなと思います。
ここで疑問になるのが、「最大510Wなら、510W÷1000×31円で1時間約15.8円になるのでは?」という点です。実はこたつのヒーターは、ずっと全力で動いているわけではありません。設定温度に達するとサーモスタットが電気を止め、冷えるとまた入れる、という繰り返しで温度を保っています。だから、ずっと最大出力で動いた場合の計算よりも、実際の電気代はぐっと低くなるんです。公式の表示も、一定条件で運転したときの平均的な値として出されています。
ちなみに、表示されている金額は、室温20度の部屋で人が入らない状態で一定時間運転したときの数値です。実際には、寒い部屋で使えばヒーターが動く時間が長くなり、電気代は少し増えます。逆に、こたつ布団をしっかりかけて足を入れていれば、熱が逃げにくいので表示に近いか、それより低くなることもあります。
なお、ニトリのこたつは型番ごとにヒーターのワット数が違います。お手元のこたつの消費電力は、本体の銘板や取扱説明書で確認できます。ワット数ごとの違いは、こちらのニトリのこたつは何ワット?消費電力と電気代の目安でも整理しているので、型番ごとの違いが気になる方は見てみてください。
1時間あたりの電気代を計算するときの式は、「消費電力(W)÷1000×電気料金単価(円/kWh)」です。ただ、サーモスタットの働きがあるので、この式に最大ワット数をそのまま入れると多めの試算になります。目安としては、公式表示の金額を基準にして、少し余裕を見て考えるのがちょうどいいと私は思います。
1日使った場合のこたつの電気代の目安
次に、1日あたりの電気代を試算してみます。1日の使用時間は人それぞれなので、ここでは在宅で長めに使うケースとして1日8時間、仕事帰りなどの短めなケースとして1日4時間で計算しました。1時間あたりの電気代は、先ほどの公式表示(電気料金31円/kWh)を使っています。
| タイプ | 強さ | 1時間 | 4時間 | 8時間 |
|---|---|---|---|---|
| 正方形(最大510W) | 弱 | 約2.5円 | 約10円 | 約20円 |
| 正方形(最大510W) | 強 | 約5.3円 | 約21円 | 約42円 |
| 長方形(300W) | 弱 | 約1.5円 | 約6円 | 約12円 |
| 長方形(300W) | 強 | 約3.5円 | 約14円 | 約28円 |
こうして見ると、8時間つけっぱなしにしても、1日の電気代は強で30〜40円台、弱なら10円台から20円前後に収まります。缶ジュース1本にも届かない金額で、一日中あたたまれるのは、こたつの強みですよね。
ただし、これは「部屋の温度が極端に低くない」ことが前提です。北海道や東北のように室温が10度を下回るような環境では、ヒーターが動く時間が長くなるので、表示より1〜2割ほど多めに見ておくと安心かなと思います。逆に、暖房の効いた部屋で使うなら、表示よりさらに安くなることもあります。
もう一つ大事なのが、「寝落ち」です。こたつでうたた寝して朝までつけっぱなし、ということ、ありますよね。電気代だけで言えば、強で12時間つけても約64円、弱なら約30円と、それほど大きな負担にはなりません。ただ、安全面では別の話になります。長時間の連続使用や就寝中の使用は、低温やけどや脱水、機器への負担といったリスクが上がるので、電気代が安いからといって気を抜かないでください。
1日の電気代の考え方は、「1時間あたりの電気代×使う時間」です。まずは自分が1日に何時間こたつに入っているかをざっくり数えてみると、毎日のコストがすぐイメージできます。
自動で電源が切れるかどうかは機種によって違います。お手元のこたつにタイマーや自動オフの機能があるかどうかを、取扱説明書で確認しておくと安心です。
1か月の電気代と電気代の計算式
月額の電気代は、「1日の電気代×使う日数」で出せます。こたつを使うのは、地域にもよりますが、おおむね11月から3月までの5か月前後。その中でも本格的に毎日使うのは真冬の2〜3か月、というご家庭が多いのではないでしょうか。ここでは、1か月(30日)毎日使ったと仮定して試算しました。
| タイプ | 強さ | 1日4時間 | 1日8時間 |
|---|---|---|---|
| 正方形(最大510W) | 弱 | 約300円 | 約600円 |
| 正方形(最大510W) | 強 | 約636円 | 約1,272円 |
| 長方形(300W) | 弱 | 約180円 | 約360円 |
| 長方形(300W) | 強 | 約420円 | 約840円 |
1日8時間・強で30日間つけ続けた、いわば「最大級に使った場合」でも、正方形タイプで約1,300円弱、長方形タイプで約840円です。弱で使えば、毎日8時間でも約600円以下に収まります。冬の間、こたつを5か月使ったとしても、トータルで数千円という計算になるんですね。
電気代の計算式を、自分で使える形にしておきましょう。式は「消費電力(W)÷1000×使用時間×電気料金単価(円/kWh)」です。たとえば300Wのヒーターを最大出力で1時間動かすなら、0.3kWh×31円で約9.3円。ただし、実際はサーモスタットでオンオフするので、公式表示の金額を基準にして、この式で出した値は「最大でもここまで」という上限の目安として使うのがおすすめです。
電気料金の単価は、契約している電力会社やプランで変わります。31円というのは、全国的な目安として使われている数字で、実際の単価は検針票や契約プランのページで確認できます。燃料費調整額や再エネ賦課金を含めた実質単価で計算すると、より正確になります。もし単価が35円なら、上の表の金額を約1.13倍すれば近い値になりますよ。
1か月の電気代は、最大級に使っても正方形で約1,300円弱、長方形で約840円が上限の目安です。ほかの暖房器具と比べると、かなり低コストで済みます。
月ごとの電気代の変化を見るなら、こたつだけでなく、家全体の電気代の推移も一緒に見てみてください。こたつを出した月に電気代が大きく跳ね上がっているなら、こたつ以外の要因(エアコン暖房や電気カーペットなど)も重なっている可能性があります。
強と弱で変わるこたつの電気代の差
こたつの温度設定は、「強」と「弱」の2段階、またはダイヤルで細かく調整できるタイプがあります。電気代の差は、公式表示で見ると、正方形タイプで弱2.5円に対して強5.3円、長方形タイプで弱1.5円に対して強3.5円。強にすると、弱の約2倍の電気代がかかる計算です。
1時間では数円の差でも、毎日8時間・30日続けると、正方形タイプで弱が約600円、強が約1,272円と、月に約670円の差になります。5か月続ければ3,000円以上の差です。せっかくなら、無駄な「強」は避けたいところですよね。
私のおすすめは、「最初だけ強、あたたまったら弱」という使い方です。こたつを入れた直後は、ヒーター周りも布団の中も冷えているので、強にして一気にあたためます。足元が十分あたたかくなったら、弱に切り替える。これだけで、電気代をほぼ半分にしながら、快適さを保ちやすくなります。
また、「強にしないとぬるい」と感じる場合は、設定を上げる前に、布団の隙間やこたつ周りの環境を見直してみてください。こたつ布団の裾が床に届いていない、薄い布団を使っている、床から冷気が入っている、といった状況では、ヒーターが頑張ってもなかなかあたたまりません。
強と弱の違いや、温度調節の使い方は、ニトリのこたつの強弱の違いと温度調節の使い方で詳しく解説しています。また、設定を上げてもあたたまらないときは、ニトリのこたつが弱い原因と温度を上げる対処法も合わせて確認してみてください。故障ではなく、使い方や環境で解決することも意外と多いんですよ。
ダイヤル式のコントローラーなら、目盛りの中間あたりに合わせれば、弱と強の間の電気代になります。目盛りの数字は温度を示すわけではなく、ヒーターが働く温度の「しきい値」を決めるものです。細かく調整するほど、自分にとってちょうどいい電気代と暖かさのバランスが見つけやすくなります。
温度調節で電気代を抑える使い方
こたつの電気代は、温度調節のコツを知っているだけで、さらに抑えられます。ポイントは、「ヒーターを無駄に動かさない」ことです。ヒーターは設定温度より庫内が冷えているときに動くので、冷えやすい状態を作らなければ、電気を使う時間そのものが減ります。
一つ目は、こまめな温度調整です。こたつに入って体があたたまってくると、設定温度が高すぎることに気づくはずです。「少し暑いな」と感じたら、迷わず一段下げてください。体感で快適な範囲に収まっていれば、それ以上あたためる必要はありません。
二つ目は、電源を入れるタイミングです。こたつに入る直前ではなく、30分ほど前に弱で入れておくと、強で一気にあたためるより電気代を抑えられるケースがあります。また、短時間で席を立つなら、電源を切らずに弱にしておく方が、再度あたためる分のムダが出にくいです。
三つ目は、使わないときの電源オフです。外出や就寝のときは、必ず電源を切るようにしましょう。「つけっぱなしでも安いから大丈夫」と思いがちですが、安全面を考えれば、使わない時間まで通電させておく理由はありません。コントローラーの電源スイッチだけでなく、コンセントを抜くのが一番確実です。
こたつで寝てしまうと、低温やけどや脱水のリスクが高まります。電気代の節約より、安全が最優先です。寝る前には必ず電源を切る習慣をつけてください。
四つ目は、電子コントローラーの状態確認です。コントローラーが劣化してくると、温度の検知がずれてヒーターが必要以上に動いたり、逆にぬるくなったりします。コントローラーの調子が怪しいと感じたら、取扱説明書で型番と交換部品の有無を確認してみてください。
こうした小さな工夫を積み重ねることで、1か月の電気代を数百円レベルで変えることもできます。難しいことは何もなく、日々の習慣を少し見直すだけです。気になった項目から、一つずつ試してみてくださいね。
ニトリのこたつの電気代を節約する方法

ニトリのこたつの電気代は、使い方を少し見直すだけでさらに下げられます。ここでは、布団の選び方や温度調節、他の暖房との組み合わせなど、無理なくできる節約の方法を紹介します。
こたつ布団と敷布団で電気代を節約
ここからは、電気代を節約する具体的な方法です。まず効果が大きいのが、こたつ布団と敷布団の使い方。実は、ヒーターの性能と同じくらい、布団の保温力が体感温度に影響します。同じ設定でも、布団がしっかりしていれば、弱でもあたたかく感じられるんです。
こたつ布団は、厚みのあるもの、裾が長くて床にしっかり届くものを選ぶのがポイントです。薄い掛け布団だと、熱がすぐに逃げてしまい、ヒーターが頻繁に動くことになります。ニトリには、厚手のこたつ布団や、保温性の高い素材を使ったものが数多くあるので、買い替えを検討する価値はあるかなと思います。
もう一つ効果的なのが、こたつの下に敷く敷布団(ラグ)です。床からの冷気は意外と強く、フローリングの上にこたつを置いているだけだと、足元がなかなかあたたまりません。厚手の敷布団を敷くだけで、床への熱の逃げが減って、ヒーターの稼働時間が短くなります。断熱シートやアルミシートを敷布団の下に入れると、さらに効果的です。
ただし、敷布団の選び方には注意点があります。ヒーターの真下に熱がこもりやすい素材や、燃えやすい素材は避けましょう。また、こたつ本体のコードや脚に敷布団が絡まって、事故につながることもあります。使うときは、製品の取扱説明書で使用可能な素材や厚みを確認してください。
敷布団を選ぶときは、滑りにくさや厚み、洗いやすさもチェックしたいところです。電気代の節約と使い心地を両立できるものを、口コミも参考にしながら選んでみてください。
最後に、布団のお手入れも大事です。ホコリや汚れが溜まった布団は、保温性が落ちることがあります。シーズン中も定期的に洗濯や天日干しをして、ふんわりした状態を保つと、電気代の節約につながります。
電気代が高くなる使い方とNG例
こたつの電気代は基本的に安いのですが、使い方によっては無駄が増えてしまいます。ここでは、電気代が高くなりやすいNGな使い方を整理しました。思い当たるものがあれば、今日から見直してみましょう。
一つ目は、布団に隙間があるまま使うことです。こたつ布団の裾がめくれていたり、天板からずれていたりすると、中の熱が逃げて、ヒーターが必要以上に動きます。特に、椅子式のこたつや、長い間使って布団がヘタってきたときに起こりがちです。
二つ目は、部屋が極端に寒いのに、こたつだけで過ごそうとすることです。室温が低いと、こたつの内部が冷え切ってしまうため、ヒーターが長時間フル稼働します。部屋全体を軽くあたためたうえで、こたつを併用する方が、結果的に効率がいいケースも多いです。
三つ目は、強のままつけっぱなしにすることです。何度も触れているとおり、強は弱の約2倍の電気代がかかります。あたたまってからも強のままだと、無駄に電気を使うだけでなく、暑くて布団をめくったり、汗をかいたりして、かえって不快になることもあります。
四つ目は、古いこたつやヒーターの劣化を放置することです。ヒーターやコントローラーが劣化すると、温度制御が不安定になり、電気代がかさんだり、あたたまりにくくなったりします。何年も使っているこたつで、以前より効きが悪いと感じたら、劣化のサインかもしれません。製造年は本体の銘板などで確認できるので、一度見ておくと買い替えの目安になります。
焦げ臭い、ヒーターが赤く光らない、温度が極端に不安定といった症状があるときは、無理に使い続けず、使用を中止して取扱説明書や販売店で確認してください。
五つ目は、こたつの上に物を置きすぎることです。天板の上に分厚い毛布などをかけっぱなしにすると、熱がこもって温度制御に影響する場合があります。取扱説明書に書かれている使用上の注意を守るのが、安全にも電気代にも一番です。
エアコン・ホットカーペットと電気代比較
こたつの電気代が安いのは分かったけれど、ほかの暖房器具と比べるとどうなのか、気になりますよね。電気料金31円/kWhとして、代表的な暖房器具の1時間あたりの電気代の目安を並べてみました。なお、機種や使用条件で大きく変わるので、あくまで一般的な目安として見てください。
| 暖房器具 | 1時間の電気代の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ニトリのこたつ(弱〜強) | 約1.5〜5.3円 | 足元を中心にあたためる。電気代が最も低い |
| ホットカーペット(2〜3畳) | 約5〜15円前後 | 床面全体をあたためる |
| エアコン暖房(6〜10畳) | 約10〜30円前後 | 部屋全体をあたためる。条件で大きく変動 |
| 電気ストーブ(1000W) | 約31円 | 即暖性は高いが電気代は高め |
| セラミックファンヒーター(1200W) | 約37円 | 短時間向き。長時間は割高 |
この比較で分かるのは、こたつは「足元を中心にピンポイントであたためる」からこそ、電気代が安いということです。部屋全体をあたためるエアコンや、出力の大きい電気ストーブ・ファンヒーターと比べると、1時間あたり数分の一から十分の一ほどの電気代で済みます。
もちろん、こたつだけでは部屋全体は暖まりません。大事なのは、「どこをあたためたいのか」で使い分けることです。リビングで家族が集まるときは、エアコンで部屋の底冷えを抑えつつ、こたつで足元をしっかりあたためる。この組み合わせなら、エアコンの設定温度を下げられるので、トータルの電気代が下がります。
一人暮らしや在宅ワークで、一部屋の一人分のスペースだけあたためれば十分なら、こたつ単体の方がずっと経済的です。エアコンを高めの温度でつけっぱなしにするより、エアコンを弱めにして、こたつでカバーするのがおすすめです。
ちなみに、ホットカーペットとこたつを併用する方もいますが、どちらも足元をあたためる器具なので、重複しがちです。併用するなら、片方を弱にするなど、役割を分けると無駄が減ります。
私なら、電気代を重視するなら「エアコンの設定を少し低め+こたつ」の組み合わせを選びます。部屋の底冷えさえ抑えられれば、こたつの出力は弱で十分あたたかく感じられるからです。
つけっぱなしと切るの電気代はどちらが得
「こたつは、つけたり消したりするより、つけっぱなしの方が電気代が安い」という話を聞いたことはありませんか。エアコンでは、状況によってこの考え方が当てはまることもあります。では、こたつの場合はどうなのでしょうか。
結論から言うと、こたつは「使わないときは切る」のが基本です。こたつは、ヒーターが小さく、あたたまるまでにかかる時間も短い暖房器具。エアコンのように、冷え切った部屋を立ち上げるときに大きな電力を食うタイプではありません。そのため、短時間の外出や食事の間などで、つけっぱなしにするメリットはほとんどありません。
たとえば、30分だけ席を立つとします。この間もつけっぱなしにすると、弱でも1円前後の電気代がかかり、誰も入っていないこたつをあたためているだけになります。切って戻ってきたときに、再度強であたためれば数分で足元は快適になるので、トータルで見ても切った方が得です。
もちろん、頻繁に入ったり出たりする環境、たとえば家族が代わる代わるこたつに入るようなリビングでは、弱で入れたままにしておく方が快適、というケースもあります。このときも、誰も使わない時間帯が1時間以上続くなら、切るのが基本です。
安全面でも、つけっぱなしはおすすめしません。ヒーターの上に物が落ちたり、ペットがコードをかじったりといったトラブルのリスクは、通電時間が長くなるほど上がります。特に、無人の部屋で通電しているのは避けたいですね。
私の判断としては、「30分以上離れるなら切る」「寝るときは必ず切る」の2つを基準にしておけば、電気代と安全のバランスが取れます。タイマー機能がある機種なら、あらかじめ切れる時間を設定しておくのも手です。
電気代が急に上がった時の確認ポイント
冬になって電気代の請求が増えた、前の冬より明らかに高い、そんなとき、こたつが原因ではないかと疑う方もいると思います。でも、これまで見てきたとおり、こたつ単体で電気代が急に何千円も上がることは、まずありません。まずは、別の要因がないか確認してみましょう。
確認ポイントの一つ目は、電気料金の単価そのものです。燃料費調整額や再エネ賦課金は毎月変動するので、使用量が同じでも請求額が上がることがあります。検針票や電力会社のマイページで、前年同月との使用量(kWh)を比較してみてください。
二つ目は、ほかの暖房器具の使用状況です。エアコン暖房や電気ストーブ、ホットカーペットなどは、こたつよりずっと電気を使います。冬場の電気代が上がった主犯は、たいていこうした器具です。こたつの使用時間は変わらなくても、エアコンの使用が増えただけで、数千円単位の差が出ます。
三つ目は、こたつ自体の不調です。以前より明らかに温まりにくいのに、つけっぱなしが増えている場合、ヒーターやコントローラーが劣化しているかもしれません。この場合は、電気代が少し増える一方、暖かさが足りず、ほかの暖房に頼ってしまう悪循環に陥りがちです。
あたたまらないと感じたときは、布団の隙間、設定、コントローラー、ヒーターの順に切り分けてみてください。電気代の無駄を防ぐためにも、まずは原因を特定することが大切です。
四つ目は、待機電力や消し忘れです。コントローラーの電源スイッチを切らずにコンセントだけ入れていたり、気づかずに一晩つけっぱなしだったりすることもあるかもしれません。習慣として、使い終わったら電源を切り、コンセントも抜くようにすると、無駄が減ります。
この4つを確認して、それでも電気代の増加が説明できない場合は、電力会社や、必要に応じて電気工事の専門家に相談するのがいいかなと思います。
ニトリのこたつの電気代まとめ

ここまで、ニトリのこたつの電気代について、1時間・1日・1か月の試算から、強弱の違い、節約の方法、他の暖房器具との比較まで見てきました。最後に、押さえておきたいポイントをまとめます。
まず、ニトリのこたつの電気代は、公式通販の表示で1時間あたり約1.5〜5.3円が目安です。1日8時間つけても弱なら十数円から20円ほど、強でも30〜40円台。1か月毎日使っても、弱なら数百円、強でも1,300円弱が上限の目安で、暖房器具の中ではかなり経済的です。
次に、強と弱では約2倍の差があります。最初だけ強にして、あたたまったら弱に切り替える使い方がいちばん効率的です。温度調節をこまめにして、使わないときは電源を切る。この習慣だけでも、毎月の電気代は着実に変わります。
さらに、こたつ布団や敷布団の保温力を上げたり、布団の隙間をなくしたりするだけで、同じ設定でもあたたかく感じられ、電気代を抑えられます。ほかの暖房と併用する場合も、エアコンの設定温度を下げてこたつでカバーする方が、全体の電気代は下がりやすいです。
そして、電気代が急に上がったと感じたら、こたつよりも先に、電気料金の単価やほかの暖房器具の使用状況を疑ってみてください。こたつの不調が原因なら、劣化や故障のサインかもしれません。
電気代の面ではとても優秀なニトリのこたつですが、安全に使うことがなにより大切です。長時間の使用や就寝時の使用は避けて、電源を切る習慣をつけてください。このあたりを意識して、あたたかい冬をお過ごしくださいね。電気代を気にしすぎて我慢するより、無理のない範囲で上手に使いこなして、こたつのある冬の時間を楽しんでいきましょう。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。ニトリのこたつは機種によって消費電力や操作方法、仕様が異なります。電気代の金額は、公式通販の表示と電気料金の目安単価(1kWhあたり31円)をもとにした試算で、実際の金額は契約プランや使用環境で変わります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはニトリ公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。