パナソニック冷蔵庫の蒸発皿はどこ?場所と取り出し方を解説

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パナソニック冷蔵庫の蒸発皿はどこ?場所と取り出し方を解説

こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。

パナソニックの冷蔵庫を使っていて、「蒸発皿ってどこにあるの?」と疑問に思ったことはありませんか。引っ越しの前に「水抜きが必要」と言われて蒸発皿を探してみたけれど見つからない、という方も多いかと思います。あるいは、冷蔵庫の外側から嫌な臭いがするので蒸発皿を掃除したいけれど、どこにあるのかわからなくて困っている方もいるかもしれません。

蒸発皿はパナソニックの冷蔵庫に限らず、冷蔵庫という家電の構造上、必ず存在するパーツです。ただし、機種によって設置場所や取り出し方が大きく異なります。この記事では、パナソニック冷蔵庫の蒸発皿がどこにあるかを機種別に解説しつつ、取り出し方や掃除方法、引っ越し時の水抜き手順までをまとめてお伝えします。

記事のポイント

  • パナソニック冷蔵庫の蒸発皿は機種によって底部前面または背面下部にある
  • 100Lクラスと200L以上では蒸発皿の場所と取り出し方が異なる
  • 取り外せない内蔵タイプの蒸発皿は分解なしでは取り出せない
  • 引っ越し前の水抜きは電源オフから15時間以上あけてから行う

パナソニック冷蔵庫の蒸発皿はどこにある?基本情報を解説

パナソニック冷蔵庫の蒸発皿がどこにあるかを理解するには、まず蒸発皿そのものの役割と冷蔵庫の仕組みを押さえておく必要があります。ここでは蒸発皿の基本知識から機種別の設置場所まで丁寧に解説します。

蒸発皿とは何をする部品か役割を確認

冷蔵庫を日常的に使っていても、「蒸発皿」という部品の存在を意識している方はあまり多くないかもしれません。蒸発皿とは、冷蔵庫の冷却動作の過程で発生する水分を一時的に受け止めるための皿状の容器のことです。英語ではドレンパン(drain pan)とも呼ばれます。

冷蔵庫は庫内を冷やすために、冷却器(エバポレーター)を使って空気を冷却しています。この冷却器は低温になるため、空気中の水分が冷却器の表面に霜として付着します。この霜をそのまま放置すると冷却効率が下がってしまうため、冷蔵庫には「自動霜取り機能」が搭載されています。自動霜取りの際には、冷却器に付いた霜がヒーターによって溶かされ、液体の水になります。この水が蒸発皿へと流れていく仕組みになっているのです。

蒸発皿に溜まった水は、冷蔵庫の背面下部に設置されているコンプレッサー(圧縮機)が発する熱によって自然に蒸発します。そのため、通常の使用状態であれば蒸発皿から水があふれることはほとんどありません。しかし、ホコリや汚れが蒸発皿に蓄積したり、ドアパッキンが劣化して外気の侵入量が増えたりすると、水が蒸発しきれずにあふれることもあります。

蒸発皿は冷蔵庫のメンテナンスにおいて重要な部品のひとつです。普段の生活ではほとんど意識しなくてよいパーツですが、引っ越し時の水抜きや定期的な臭い・汚れのケアを行う場面では、蒸発皿がどこにあるかを知っておくことが役立ちます。なお、蒸発皿に溜まる水の量は季節や使用状況によって異なりますが、正常に機能していれば水があふれることなくコンプレッサーの熱で蒸発していきます。

蒸発皿の素材はプラスチック製が多く、軽量で扱いやすい反面、長年使用すると劣化やひび割れが生じることもあります。蒸発皿に破損が見つかった場合は、水漏れの原因となるため早めに交換することをおすすめします。交換部品はパナソニックのサービスセンターや家電量販店のアフターサービス窓口で取り寄せが可能です。

霜取り機能と蒸発皿のつながりを理解する

蒸発皿の役割をより深く理解するために、冷蔵庫の霜取り機能の仕組みを確認しておきましょう。パナソニックの冷蔵庫を含む現代の冷蔵庫の多くは、「自動霜取り」機能を備えています。この機能は1日に1〜2回程度、自動的に冷却器の霜を溶かすように動作します。

霜取りの流れを順に説明すると、まず冷却器に取り付けられた霜取りヒーターが動作し、冷却器の表面の霜を溶かします。溶けた霜は水になり、冷却器の下に設けられた受け皿(ドレンパン)に集まります。そこから「ドレンホース」と呼ばれる細い管を通って、冷蔵庫本体の下部に設置された蒸発皿へと流れていきます。

ドレンホースは冷蔵庫の庫内底部から本体下部へとつながっており、霜が溶けた水を蒸発皿まで運ぶ重要な役割を担っています。このドレンホースが食品カスや氷の塊などで詰まってしまうと、水が蒸発皿へ流れず庫内に逆流したり、庫内底部に水たまりができたりすることがあります。

蒸発皿に溜まった水はコンプレッサーの熱で蒸発しますが、蒸発した水分は冷蔵庫の背面排気口から外部へ放出されます。この仕組みが正常に機能しているかぎり、蒸発皿に水が溢れることはほぼありません。パナソニックの冷蔵庫では、現行モデルでも基本的にこの自動霜取り→ドレンホース→蒸発皿という経路が採用されています。霜取りのサイクルは外気温や扉の開閉頻度によって異なりますが、冷蔵庫が正常に動作している限り、ユーザーが意識する必要はほとんどありません。

パナソニックの一部の上位機種では、ナノイーXなどの技術を活用した庫内除菌・消臭機能が搭載されていますが、これらの機能は霜取り→蒸発皿の基本的な水の流れとは独立した仕組みで動作しています。蒸発皿の管理という観点では、こうした付加機能の有無にかかわらず、同様のメンテナンスが必要です。

機種によって蒸発皿の場所が異なる理由

パナソニックの冷蔵庫は、機種によって蒸発皿の設置場所が異なります。「冷蔵庫の蒸発皿はここにある」と一概には言えないのが実情です。では、なぜ機種によって場所が違うのでしょうか。

最も大きな要因は、冷蔵庫の容量(サイズ)と内部構造の違いです。小型の冷蔵庫(主に100Lクラス)は、コンプレッサーが冷蔵庫の背面下部に配置されており、蒸発皿もその近くに設置されています。この場合、蒸発皿は冷蔵庫の背面側の下部にあることが多く、冷蔵庫の前面下部のカバーを外すことでアクセスできる構造になっています。

一方、200Lを超えるような中型・大型の冷蔵庫では、コンプレッサーの位置や冷却システムの構成が異なるため、蒸発皿が外から取り出せない「内蔵型」になっていることがあります。また、大型機種では蒸発皿を取り外す代わりに、背面下部の排水口から水を抜く方式を採用しているものもあります。

もうひとつの理由として、製品年代や設計思想の違いも挙げられます。パナソニックは長年にわたって様々な冷蔵庫モデルを製造してきており、旧型と新型では内部構造が大きく異なる場合があります。そのため、ご自身の冷蔵庫の型番を確認してから取扱説明書で蒸発皿の場所を特定することが、最も確実な方法といえます。型番は冷蔵庫の扉内側や背面のシールで確認できることが多いです。

パナソニックの公式サイトでは、型番を入力することで対応する取扱説明書をダウンロードすることができます。蒸発皿の場所を確認したい場合は、取扱説明書の「お手入れ」または「水抜き」のセクションを参照してください。機種ごとに図解付きで蒸発皿の位置と取り出し手順が記載されていることが多く、非常に参考になります。

100Lクラスで蒸発皿が置かれている位置

パナソニックの100Lクラスの冷蔵庫(一人暮らし向けの小型・2ドアタイプなど)では、蒸発皿は冷蔵庫の前面下部に設置されているケースが多いです。より正確には、冷蔵庫本体の底部から少し奥まった位置、コンプレッサーのすぐ近くに置かれています。

この場所にある蒸発皿にアクセスするには、まず冷蔵庫の前面下部にある「キックプレート(前幕板)」と呼ばれるカバーを外す必要があります。キックプレートはネジ止めされていることが多く、プラスドライバーを使って固定ネジを外してから引き抜くことで取り外せます。パナソニックの取扱説明書によると、「ドライバーで左右の固定ネジを外してから、蒸発皿を少し手前に持ち上げて引き抜く」のが正しい手順です。

ここで注意が必要なのは、蒸発皿をまっすぐ引き出そうとすると排水口(ドレン口)に当たってしまうという点です。必ず「少し手前に持ち上げながら引き抜く」という操作を心がけてください。水がたくさん溜まっている場合は、蒸発皿を取り出す前に乾いた布やタオルで水を吸い取っておくと、周囲を濡らさずに作業できます。

また、コンプレッサーや配管は非常に高温になっていることがあります。蒸発皿の周辺には手を触れないよう注意しながら作業してください。やけどを防ぐために、作業前には冷蔵庫の電源を切り、十分に冷ましてから行うことをおすすめします。100Lクラスの冷蔵庫をお使いの方は、まずは前面下部のカバー部分を確認してみてください。

100Lクラスの蒸発皿の場所まとめ:前面下部のキックプレート(カバー)を外した内側。ネジを外して手前を持ち上げながら引き抜く。コンプレッサーのそばにあるため、高温注意。

200L以上の大型機種の蒸発皿の位置

200Lを超える中型・大型のパナソニック冷蔵庫では、蒸発皿の扱いが小型機とは大きく異なります。多くの大型機種では、蒸発皿を単独で取り外す方式ではなく、冷蔵庫本体を後ろに傾けて背面下部の排水口から水を排出する方式が採用されています。

この方式の冷蔵庫では、蒸発皿を外から直接目にすることができません。蒸発皿は冷蔵庫内部に固定されており、通常の使用では取り出せない構造になっています。水抜きが必要な場面(引っ越し時など)では、冷蔵庫の電源を切って霜を溶かした後、冷蔵庫を2人がかりで後方に傾け、背面の排水口に布やタオルを当てながら水を受ける方法が一般的です。

大型機種でも、機種によっては背面下部のカバーを外すことで蒸発皿の近くにアクセスできる場合があります。ただし、ここでも重要なのは「必ず取扱説明書を確認してから作業する」という点です。取扱説明書に記載のない方法で無理に分解しようとすると、冷媒管や配線を傷つけてしまい、冷蔵庫が故障する可能性があります。

大型パナソニック冷蔵庫の水抜き・排水については、パナソニックの公式FAQでも機種別の手順が紹介されています。ご自身の機種が200L以上であれば、まず公式FAQまたは取扱説明書の「お手入れ」「水抜き」のページを参照されることをおすすめします。(出典:パナソニック公式FAQ「冷蔵庫を運搬・移動するときの注意点」)

なお、大型機種で蒸発皿に関連した水漏れや臭いが発生している場合は、ユーザーが自力で対処するのが難しいケースも多いため、早めにパナソニックのサービスセンターへ相談することをおすすめします。

取り外せない蒸発皿が内蔵されている機種

パナソニックの冷蔵庫の中には、蒸発皿が本体内部に完全に固定されていて、通常の操作では取り外しができないタイプが存在します。このような機種では、蒸発皿は冷蔵庫を分解しない限り外から見えませんし、取り出すこともできません。

取り外せない蒸発皿が採用されている理由のひとつは、冷蔵庫の設計上、蒸発皿をコンプレッサーの熱が効率よく当たる位置に固定するためです。取り外せる構造にすると隙間が生じやすくなり、熱効率が下がる可能性があります。また、蒸発皿を内蔵することで本体をコンパクトにまとめやすいというメリットもあります。

この場合、蒸発皿の掃除ができないのでは?と心配になる方もいると思います。実際には、蒸発皿が取り外せない機種では、ユーザー自身が蒸発皿を直接洗うことは想定されていません。通常の使用であれば、蒸発皿の水はコンプレッサーの熱で自然蒸発するため、定期的な掃除が必ずしも必要というわけではないのです。

ただし、冷蔵庫の外から臭いがする場合や、蒸発皿の水があふれて床が濡れている場合には、メーカーへの相談や修理依頼を検討する必要があります。取り外せない蒸発皿に問題が起きているケースは、自力での対処が難しいため、無理に分解しようとせず、パナソニックのお客様相談窓口に問い合わせることをおすすめします。蒸発皿が取り外せるかどうかは、取扱説明書の「お手入れ」項目または「水抜き」項目に明記されていることが多いです。

取り外せない機種で背面のカバーを無理に外そうとした場合、コンプレッサー周辺の配管を傷つけてしまい、修理費用が高額になることがあります。「蒸発皿の場所がわからない=取り外せないタイプかもしれない」という認識を持っておくことが大切です。

パナソニック冷蔵庫の蒸発皿をどこから取り出すか

パナソニック冷蔵庫の蒸発皿をどこから取り出すか

蒸発皿の場所がわかったら、次は実際の取り出し方と掃除・水抜きの手順です。機種によって取り外せるタイプと取り外せないタイプがあるため、まずお使いの機種を確認してから作業に入りましょう。

蒸発皿を取り出す前の下準備

蒸発皿を取り出す前には、いくつかの準備をしておくことが大切です。手順を間違えると冷蔵庫を傷めたり、やけどなどの事故につながる可能性があります。以下の点を事前に確認しましょう。

電源を切って冷蔵庫を冷ます

作業前に必ず冷蔵庫の電源プラグをコンセントから抜いてください。電源が入ったままではコンプレッサーや配管が高温になっているため、やけどの危険があります。電源を切った後、最低でも1〜2時間程度は待って本体が冷めてから作業を開始してください。引っ越し前に水抜きを行う場合は15時間以上待つ必要があるため、前日から準備を始めることをおすすめします。

取扱説明書で機種ごとの手順を確認する

パナソニックの冷蔵庫は機種によって蒸発皿の位置や取り出し方が異なります。必ずお使いの機種の取扱説明書を用意し、蒸発皿(または水受け皿)に関する記述を確認してから作業してください。取扱説明書を紛失した場合は、パナソニックの公式サイトから型番を入力して検索・ダウンロードすることができます。

操作パネルのランプ表示を確認する

蒸発皿の掃除や水抜き作業を始める前に、冷蔵庫の操作パネルに異常なランプ表示がないかを確認しておくとよいでしょう。異常表示が出ている場合は、蒸発皿の問題と別のトラブルが絡んでいる可能性があります。パナソニック冷蔵庫でエコナビランプが点滅するなどの症状については、パナソニック冷蔵庫のエコナビ点滅の原因と対処法でも詳しく解説しています。あわせてご参照ください。

周囲にタオルや雑巾を敷いておく

蒸発皿には水が溜まっていることがあるため、取り出す際にこぼれることがあります。作業前に冷蔵庫の前面下部周辺に古タオルや雑巾を数枚敷いておくと、床を濡らさずに済みます。特に引っ越し前に電源を切って15時間以上経過した後は、大量の水が蒸発皿に溜まっていることがありますので注意してください。

ドライバーを使った蒸発皿の取り出し手順

100Lクラスのパナソニック冷蔵庫で蒸発皿を取り出す場合の具体的な手順を説明します。必ずお使いの機種の取扱説明書を確認しながら作業してください。

ステップ1:前面下部のカバーを外す

冷蔵庫の前面下部にあるキックプレート(前幕板)を外します。プラスドライバーを使い、左右にある固定ネジを取り外してください。ネジを外したらカバーを手前に引くか、少し持ち上げるようにして取り外します。カバーは樹脂製のものが多いため、無理に引っ張ると割れることがあります。力を入れすぎず、ゆっくりと外してください。

ステップ2:蒸発皿を持ち上げながら引き抜く

カバーを外すと蒸発皿が見えます。蒸発皿の手前側を少し持ち上げてから、ゆっくりと手前に引き出してください。このとき、まっすぐ引き出すのではなく、必ず手前を持ち上げてから引くのがポイントです。まっすぐ引くと排水口(ドレン口)に引っかかってしまい、蒸発皿がうまく外れません。

ステップ3:水を捨てて洗う

蒸発皿を取り出したら、溜まっている水をシンクで捨てます。水が多い場合は布で吸い取ってから外すと安全です。その後、台所用中性洗剤でやさしく洗い、水でよくすすいでから乾燥させます。ホコリや黒カビが付着している場合は、柔らかいブラシやスポンジで丁寧に除去してください。

ステップ4:元の位置に戻す

蒸発皿が乾いたら、取り出した時と逆の手順で元の位置に戻します。排水口の位置に注意しながら、蒸発皿の奥側をまず合わせてから押し込むようにすると入れやすいです。カバーのネジも忘れずに締めてください。正しく取り付けられていないと、次回の霜取り時に水が蒸発皿に流れず庫内に漏れる原因となります。

ドレンホースの詰まりと蒸発皿の関係

蒸発皿に関連するトラブルとして、ドレンホースの詰まりがあります。ドレンホースとは、霜取りで発生した水を庫内から蒸発皿へと運ぶ管のことです。このホースが詰まると、庫内の底に水が溜まったり、野菜室の底板に水がたまったりする症状が発生します。

ドレンホースが詰まる主な原因は、食品カスや小さな氷の塊がホースの入口(ドレン口)に詰まることです。冷蔵庫の庫内底部には小さな穴(ドレン口)があり、ここから水が流れ出る仕組みになっています。この穴に食材のカスや野菜の土などが入り込むと、水の流れが止まってしまいます。

ドレンホースの詰まりを解消するには、まず庫内底部のドレン口に詰まったゴミを取り除きます。竹串や細い棒などで優しく掻き出すか、ぬるま湯を少量流し込んでゴミを流す方法もあります。ただし、ドレンホース自体の奥深くに詰まりがある場合は自力での対処が難しいため、メーカーへの相談を検討してください。

ドレンホースが正常に機能していれば、霜取りで出た水は確実に蒸発皿へと流れていきます。庫内に水が溜まる症状に悩んでいる場合は、蒸発皿そのものではなくドレンホース側に問題がある可能性も検討してみてください。また、パナソニック冷蔵庫の製氷機能に関連するランプ表示のトラブルについては、パナソニック冷蔵庫の製氷停止ランプが点灯する原因と対処法でも詳しく解説しています。

なお、ドレンホースの詰まりは定期的な庫内清掃によって予防できます。庫内の棚や引き出しを取り外して底部を拭くときに、ドレン口付近のゴミも取り除いておくと、詰まりのリスクを低減できます。目安は半年〜1年に一度程度の庫内清掃です。

中性洗剤で蒸発皿の臭いと汚れを除去する

蒸発皿の掃除で最も効果的なのは、台所用の中性洗剤を使った水洗いです。蒸発皿に蓄積した汚れや臭いの原因は、食品から出た肉汁や魚の血などが混じった水が蒸発せずに残り、雑菌が繁殖したものです。これらの汚れには中性洗剤が有効です。

掃除の手順は以下のとおりです。まず蒸発皿を取り出し、溜まった水を捨てます。次に、ぬるま湯と中性洗剤を混ぜた液に蒸発皿を浸け置きするか、スポンジに洗剤を含ませて全体をやさしく洗います。黒いカビや茶色い汚れがある場合は、柔らかいブラシでこするとよく落ちます。洗った後は流水でしっかりすすいで洗剤を落とし、乾いた布で水気を取ってから陰干しでよく乾かしてください。

重曹を使った消臭・洗浄も効果的です。重曹をぬるま湯に溶かした液に蒸発皿を浸け置きするか、重曹を蒸発皿に直接振りかけてから水でこすり洗いすることで、臭いの元となる酸性の汚れを中和して除去できます。重曹は食品にも使われる安全な素材なので、食品を扱う冷蔵庫のパーツ洗浄に向いています。

掃除の目安は年に1〜2回程度です。冷蔵庫の外側から嫌な臭いがするようになったら、蒸発皿の汚れが原因になっている可能性を疑ってみてください。特に夏場は雑菌が繁殖しやすいため、年に1回以上の掃除を心がけると臭いの予防に効果的です。

蒸発皿の掃除後は必ず十分に乾燥させてから元に戻してください。水分が残ったまま取り付けると、新たなカビや臭いの原因になります。乾燥が不十分な場合は、乾いた布で水気をふき取った後、さらに30分程度陰干ししてから取り付けましょう。

引っ越し前の水抜きと蒸発皿の処理手順

引っ越しの際には冷蔵庫の水抜きが必要です。電源を切ってから蒸発皿の水を処理するまでの手順を確認しておきましょう。引っ越し前日に慌てて気がついて失敗するケースが多いため、余裕を持って準備を進めることが大切です。

引っ越し当日の20〜15時間前に電源を切る

パナソニックの冷蔵庫は、電源を切ってから庫内の霜が完全に溶けるまでに15時間以上かかります(季節や設置環境によって異なる場合があります)。夏は10時間程度、冬は15時間以上を見込んでおきましょう。引っ越し当日の運搬時間から逆算して、前日の夜に電源を切るのが一般的です。

食品の整理と製氷機能の停止

電源を切る前に、庫内の食品を使い切るか別の保冷ボックスへ移します。製氷機能が搭載されている機種は、あらかじめ製氷停止の設定をしておいてください。製氷機能が動いていると、電源オフ後に氷が溶けて大量の水が発生することがあります。

電源オフ後に蒸発皿の水を処理する

電源を切ってから十分な時間が経過したら(15時間以上)、蒸発皿の水を取り出して捨てます。100Lクラスであれば前述の手順で蒸発皿を取り出して水を捨てます。大型機種では冷蔵庫を2人がかりで後方に傾けて排水口から水を排出するか、取扱説明書に従って水抜きを行ってください。

庫内の水分をふき取る

蒸発皿の水を処理した後は、庫内に残った水分も乾いた布でふき取っておきます。特に冷却器周辺や庫内底部には水が残りやすいため、念入りにふき取ってください。水分が残ったまま運搬すると、搬送中に水がこぼれる原因になります。また、冷蔵庫を横倒しにして運ぶとコンプレッサー内のオイルが冷却経路に流れ込んで故障の原因となるため、必ず立てた状態で運搬してください。

パナソニック冷蔵庫の蒸発皿の場所を把握しよう

パナソニック冷蔵庫の蒸発皿の場所を把握しよう

ここまでパナソニック冷蔵庫の蒸発皿がどこにあるか、そして取り出し方や掃除・水抜き方法について解説してきました。最後に重要なポイントを整理します。

パナソニック冷蔵庫の蒸発皿の場所は、主に機種の容量によって異なります。100Lクラスの小型機種では前面下部のカバーの内側に蒸発皿が設置されており、プラスドライバーでネジを外して取り出せます。200L以上の大型機種では蒸発皿が内蔵されているケースが多く、取り出しではなく背面の排水口から水を抜く方式が一般的です。

私ならこう判断します。蒸発皿の場所や取り出し方がわからない場合は、まず冷蔵庫の型番を確認してパナソニック公式サイトで取扱説明書をダウンロードする、これが最初のステップです。無理に自己流で探そうとすると、冷蔵庫の外装を傷めたり、誤った箇所を触ってけがをするリスクがあります。

蒸発皿の掃除は年に1〜2回が目安です。冷蔵庫外側からの臭いが気になるとき、あるいは引っ越しで水抜きが必要なときに、この記事を参考にしていただければ幸いです。引っ越し前の水抜きは余裕を持って前日から準備を始め、電源オフから15時間以上待つことを忘れずに。

確認項目内容
蒸発皿の場所(100Lクラス)前面下部カバーの内側
蒸発皿の場所(200L以上)内蔵型または背面排水口方式
取り出し方ネジを外して手前を持ち上げながら引く
掃除頻度年1〜2回が目安
引っ越し時の水抜き電源オフから15時間以上待つ

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