窓用エアコンを右側に取り付ける手順|コード・排水・金具

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窓用エアコンを右側に取り付ける手順|コード・排水・金具

こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。

窓用エアコンを右側に取り付けたいけれど、電源コードは届くのか、排水はどうなるのか、補助金具はどこに付けるのか、と迷っていませんか。左側の説明は多いのに、右側の具体的な手順はあまり見かけないので、不安になるのは自然かなと思います。

そこで今回は、コロナの冷房専用タイプの据付説明書を調べたうえで、右側に取り付けるときの向き、電源コード、排水、補助金具の位置を、順番に整理しました。右に付けられるかどうかの条件は別の記事でも触れているので、この記事は「付けると決めたあとの具体的な作業」に絞っています。

読み終わるころには、取り付け前に何を測り、どの順番で作業すればよいかが見えてくるはずですよ。

記事のポイント

  • 右側取り付けではパッキンの左右を差し替える
  • 電源コードは延長せずコンセントまでの距離を事前確認
  • 補助金具は窓の立ち上がりの高さと幅で要否が決まる
  • 排水は基本不要でも底部のゴム栓は外さない

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窓用エアコンを右側に取り付ける前の確認

窓用エアコンを右側に取り付ける前の確認

窓用エアコンを右側に付けるときは、取り付けを始める前に確認しておくべきことがいくつかあります。パッキンの向き、窓ストッパー、電源コード、窓の立ち上がりと補助金具の5つです。ここを先に押さえておくと、作業中のやり直しを減らせます。

右側取り付けでパッキンを差し替える

窓用エアコンの右側取り付けで、最初にぶつかるのが「左側を前提に作られている部品の向き」です。私が調べたコロナの冷房専用タイプ(標準取付枠)の据付説明書は、図がすべて窓の左側据え付けとして描かれていて、右側に付ける場合は戸側パッキン①と柱側パッキン②を差し替えて使う、と書かれていました。右に付けるからといって特別な部品が増えるわけではなく、取付枠に入っているパッキンの左右を入れ替える作業が一つ増える、というイメージです。

戸側パッキンは幅が広いほう、柱側パッキンは幅が狭いほうです。窓を開け閉めするガラス戸の側に幅広の戸側パッキン、壁側(柱側)に幅の狭い柱側パッキンが来るように、取付枠の丸溝に沿って上から抜いて入れ替えます。ここで見落としやすいのが、パッキンの上下にある切り欠きです。切り欠きが上下に来る向きで差し込む必要があるので、抜く前にスマホで写真を撮っておくと、元の向きを確認できて安心かなと思います。

パッキンの差し替えは、取付枠を窓に固定する前に、床や作業台の上で済ませるのが基本です。窓に固定してからだと手が入りにくく、パッキンの向きを間違えても気づきにくくなります。これは説明書の手順に沿った、私なりの段取りの考え方です。

パッキンに曲がりぐせがついていて溝に入りにくいときは、お湯につけると形がなおる、と説明書に書かれています。力ずくで押し込むと変形や破れの原因になるので、素直にお湯を使うほうが安全です。差し替えが終わったら、幅の広いパッキンが戸側、狭いパッキンが柱側になっているか、切り欠きの向きがそろっているかを、固定前にもう一度見直してください。

もう一つ大切なのは、ここまでの話がすべて「お使いの機種の据付説明書」で確認すべき内容だということです。私が確認したのはコロナの冷房専用タイプの説明書で、メーカーや型式によって部品の名前や番号、向きの考え方が違う可能性があります。同じ「右側取り付け」でも、パッキンを差し替えるタイプもあれば、取付枠そのものの向きを変えるタイプもあり得ます。手元の説明書に「右側据付」のページがあるかどうかを、作業の前に必ず確認してみてくださいね。

窓ストッパーの位置と戸締りの確認

パッキンの次に確認したいのが、窓ストッパーの位置です。窓ストッパーは、窓用エアコンを付けたまま窓が開かないように、また外から窓を開けられにくくするための部品です。私が確認した説明書では、窓ストッパー③のとって(取っ手)が室内側に来る向きで、段付きネジ⑥を使って取り付けるよう書かれていました。右側据え付けでも手順の流れは同じで、戸側パッキン①のスリットにとっての部分を通し、止まる位置まで室外側へ押し出します。

作業中の注意点として、段付きネジ⑥は強く締めすぎたり電動ドライバーで締めたりしてはいけない、と明記されています。ねじ部が破損することがあるためです。また、窓ストッパーを押し出すときは、背面の窓を開けてから行うよう案内されています。窓を開けずに押し込もうとすると、思わぬ力がかかって部品を傷めることがあるので、手順どおりに進めたほうがうまくいきます。

右側に付けるときに特に意識してほしいのが、戸締りです。説明書には、アルミ製の窓の右側に据え付けるとき、ガラス戸のとって部が立ち上がりより5mm以上飛び出している場合や、立ち上がりとの寸法(A寸法)が6mm以下の場合は、窓の戸締りができないことがある、と注意書きがあります。つまり、右側は窓の鍵や取っ手の位置と干渉しやすい配置になることがあるのです。

戸締りができるかどうかは、取付枠を付けてからでは遅いことがあります。取り付けを始める前に、ガラス戸のとってが立ち上がりよりどれくらい出ているか、定規やメジャーで測っておきましょう。測るだけなら数分で済みます。

確認の仕方はシンプルです。窓を締めた状態で、ガラス戸のとって部分と、窓枠の立ち上がりの位置関係を横から見ます。とっての出っ張りが5mm以上ありそうなら、右側据え付けでは戸締りできないリスクが上がります。私なら、この時点で「右がダメなら左にする」という逃げ道を先に決めておきます。後ほど解説しますが、説明書にも右側で戸締りできない場合は左側据え付けにするよう書かれているので、迷ったら無理に右へこだわらない判断も選択肢です。

なお、説明書の中には「窓用補助鍵は同梱されていません」という記載もあります。エアコンを運転している間も、窓を少し開けた状態で戸締りをしたいなら、市販の窓用補助鍵を別に用意する必要があります。右側は鍵の位置との関係で、補助鍵が付けにくくなる場合もあるので、窓まわりのサイズ確認のときに一緒に見ておくと安心です。

電源コードの向きとコンセントの距離

次は電源コードとコンセントの話です。右側取り付けで「思っていたよりコードが届かない」「コンセントが反対側にあった」という声は少なくないと感じています。窓用エアコンは本体が窓の端に寄って付くので、右側に付ければ本体は窓の右端に来ます。その位置から見て、コンセントが左の壁にあれば当然距離が伸びますし、右の壁にあれば近くなります。左右どちらに付けるかは、窓のサイズだけでなく、コンセントの位置で決まる面が大きいのです。

コードが本体のどの位置から出ているかは、機種によって違います。私が調べた範囲では、右側に付けたときのコードの出方を一律に説明している公式資料は見つかりませんでした。そのため、お使いの機種のコードの出る位置は、取扱説明書や実機で確認してください。ここで言えるのは、取り付けてからコードが足りないと気づくと、やり直しが大変になるという一点です。本体を持ち上げる前に、コードを伸ばして、プラグがコンセントまで届くかを実際に確かめておくのが確実です。

コロナの説明書には、電源プラグの改造や延長コードの使用、タコ足配線はしないでください、と明記されています。また、壁コンセントが2口以上でも単独で使用し、100V15A以上のコンセントか確認するよう案内されています。コードが届かないからといって延長コードでつなぐ方法は、発熱の原因になるので避けましょう。

水気のある場所や湿気の多い場所で使う場合は、感電事故を防ぐために、アース工事や漏電しゃ断器の取り付けが必要とも書かれています。窓まわりは雨の吹き込みや結露で湿気がたまりやすいので、安全のためにも、気になる方は販売店や電気工事店に相談してください。アース線をガス管・水道管・避雷針・電話のアース線に接続してはいけないという注意もあります。

コンセントが遠い場合の現実的な選択肢は三つあります。一つ目は、左側に付ける案に切り替えること。二つ目は、コンセントの位置を変える工事を電気工事店に依頼すること。三つ目は、窓の近くに専用のコンセントを新設してもらうことです。具体的な対処のパターンは、窓用エアコンのコンセントが届かない時の対処法でもまとめているので、あわせて見ておくと判断しやすいと思います。私ならまず左側案を検討して、それでも無理なら工事を相談します。

取り付け位置を決めるときは、コードの長さ、コンセントまでの距離、コードが窓や戸に挟まれないかの3点を、紙に書いて確認してみてください。コードを窓の隙間に通す形になると、窓を閉めたときにコードを傷めてしまい、思わぬ事故につながるおそれがあります。窓枠のどこにも当たらないルートを、先に決めておくことが大切です。

窓の立ち上がりで決まる補助金具の要否

右側取り付けでも左側取り付けでも、補助金具が必要かどうかは「窓の立ち上がり」で決まります。窓の立ち上がりとは、窓枠のレール部分にある、少し高くなった出っ張りのことです。取付枠の下部は、この立ち上がりに差し込んで固定します。立ち上がりが十分な高さと幅を持っていれば取付枠だけで固定でき、足りなければ補助金具を併用する、という考え方です。

私が確認したコロナの説明書では、窓の素材ごとに基準が示されています。アルミ製の窓では、立ち上がりの高さが10mm以上で、かつ幅が7mm未満なら、補助金具なしで据え付けできるとされています。逆に、立ち上がりの高さが10mm未満、または幅が7mm以上のときは補助金具が必要です。木製窓とスチール製窓は、窓高さが800〜1400mmの場合に補助金具が必要、という扱いでした。

窓の種類立ち上がりの条件補助金具
アルミ製高さ10mm以上かつ幅7mm未満不要
アルミ製高さ10mm未満、または幅7mm以上必要
木製窓高さ800〜1400mm必要
スチール製窓高さ800〜1400mm必要

測るときは、メジャーかノギス、または定規を使います。立ち上がりの高さと幅を、窓の右側の端付近で測ってください。窓枠は場所によって寸法が微妙に違うことがあるので、取り付けたい位置の近くで測るのがポイントです。補助金具を付ける場合は、取り付け幅が15mm以上必要とも書かれています。幅が足りないと金具自体が付けられないため、ここも測っておきましょう。

窓の開き幅は、コロナの冷房専用タイプの説明書では380mm以上、別の資料では470mm以上と、機種によって必要な数値が違います。お使いの機種の説明書で、必要な開き幅を必ず確認してください。数値は機種ごとの確認が前提です。

そのほか、立ち上がりより室内側に障害物がある場合は据え付けできない、と説明書に書かれています。カーテンレールや出窓の縁、手すりなどがないか、右側に付けたときの位置で見ておきましょう。また、ネジを使った据え付けでは、窓の立ち上がりに取り付けあとが残ることがあります。賃貸住宅の場合は、管理会社に確認してから進めたほうが安心です。仕様の詳細は、公式の据付説明書(出典:コロナ ウインドエアコン 冷房専用タイプ 標準取付枠 据付説明書)で確認できます。

補助金具の位置と取り付けの手順

補助金具が必要と分かったら、次は位置と取り付けの手順です。補助金具⑫は2本入っていて、上側と下側に1本ずつ使います。説明書では、アルミ製の窓、木製の窓、スチール製の窓で、使うネジが違うと案内されています。アルミ製の窓ではドリルネジ⑬(φ3.5×13)を4本、木製の窓では丸木ネジ⑭(φ4.1×20)を4本使います。スチール製の窓では、下穴をφ3.3〜3.5であけて、市販のタッピンネジ(φ4×8)を4本使います。

窓枠がコンクリートの場合は、同じく下穴加工をして、市販のコンクリートビス(φ4×20)を4本使う、と書かれています。市販品が必要なケースは、事前に準備しておかないと作業が止まってしまうので、買い物に行く前に自宅の窓の素材を確認しましょう。私の経験上、素材が分かりにくいときは、窓枠を爪で軽く叩いてみて、音や感触でアルミか木かをある程度判別できます。ただし最終的には、窓のメーカーや管理会社に確認するのが確実です。

位置のルールは3つあります。1つ目は、立ち上がりに突き当てるように付けること。2つ目は、窓の端に寄せること。右側取り付けなら、右の窓枠の端側に寄せて付けます。3つ目は、窓の開閉ができる位置に付けることです。補助金具が邪魔になって窓が動かなくなっては本末転倒なので、仮置きして窓を動かしてみてから固定するのが安心です。

上側と下側の補助金具は、位置が垂直にそろうように付けます。ずれると取付枠が斜めになり、ガタつきや水漏れの原因になります。下げ振りや水平器、あるいは直角を確認できるものを用意して、そろっているかを確認しましょう。

金具を付けたあとは、下側の補助金具と窓枠の間にパテ⑪をすり込んで、雨水が入らないように防水します。パテは粘土のようなもので、すき間に押し込んで使います。ここを省くと、雨の日に室内側へ水が回り込むおそれがあります。穴あけをせずに固定したい場合の考え方は、窓用エアコンの補助金具を穴あけなしで固定する方法で解説しているので、賃貸で穴あけに抵抗がある方はこちらも参考にしてください。

補助金具をつけたあとに、取付枠を差し込んで固定します。差し込むときは、取付枠下部と上部の両方を補助金具に差し込みます。その後の流れは、補助金具なしの場合と同じです。私なら、補助金具を取り付けた段階で一度窓を開け閉めして、動きに問題がないかを確認し、そのうえで次の工程に進みます。

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窓用エアコンを右側に取り付ける実践手順

窓用エアコンを右側に取り付ける実践手順

確認が済んだら、実際の取り付け作業です。取付枠の固定から本体の設置、排水、仕上げ、最終確認までを、説明書の流れに沿って順番に解説します。

取付枠を窓に固定する順番

ここからは、右側に取り付ける実践手順に入ります。まずは取付枠を窓に固定する順番です。説明書の手順はとても細かく決まっていて、順番を守ることでガタつきを防げます。私が確認した流れは次のとおりです。まず、取付枠下部の溝を窓の立ち上がり(または補助金具⑫)に差し込みます。次に、取付枠を柱側に寄せます。右側取り付けなら、右の壁側に寄せるイメージです。

寄せたら、下部締付ネジ⑨を締めて固定し、コインや幅の広いマイナスドライバーで増し締めします。続いて、取付枠の上部を引き上げて、窓の立ち上がり(または補助金具⑫)に差し込みます。ここで締付ナット⑧を締めて固定し、さらに上部締付ネジ⑦を締めます。最後に、下部と上部の4か所のネジ・ナットを、コインやマイナスドライバーで増し締めする、という流れです。

ネジ・ナットは、必ずコインやマイナスドライバーを使って増し締めするよう、説明書に書かれています。手で締めただけでは固定が弱く、エアコンが落下するおそれがあります。締付ナット⑧は、内部の部品が外れるおそれがあるので、外さないでください。

右側取り付けで特に気をつけたいのは、取付枠を柱側へ寄せる向きを間違えないことです。左側の手順の図を見ながら作業すると、左右が逆になって混乱しがちです。私は、図を鏡に映したように頭の中で反転させるより、右側据付のページを開いて、その図に沿って進めたほうがミスが少ないと感じています。右側据付のページには、パッキンの差し替えから窓ストッパーの取り付けまでがまとまっています。

作業は二人で行うのがおすすめです。取付枠を窓に差し込む間は、枠を支える人と、ネジを締める人に分けると安定します。エアコン本体は重いので、取付枠の固定が不十分なまま載せると危険です。取付枠をつかんで軽く揺すってみて、動かないことを確認してから、次の工程に進みましょう。

また、右側取り付けで窓の外側から作業ができない場合は、エアコンを取り付ける前に、パテを詰める作業を先に済ませるよう説明書に書かれています。マンションの高層階などで外に出られない場合は、この点も段取りに入れておきます。外側の作業は、身を乗り出すと落下事故につながるので、無理をせず、難しいときは販売店や専門業者に相談してください。

排水とドレンホースの考え方

「窓用エアコンの排水はどうするの?」は、右側に付けるときにもよく出てくる疑問です。結論から言うと、コロナの冷房専用タイプの説明書には、ドレン水はエアコンの内部で蒸発させるため、ドレンホースを使った排水処理工事は不要、と明記されています。つまり、右に付けても左に付けても、排水のための特別な工事は基本的に必要ありません。排水のために左右を選ぶ必要はない、というのが私の理解です。

ただし、注意点が二つあります。一つ目は、エアコン底部のゴム栓です。ゴム栓を外したまま運転しないよう、説明書に書かれています。外したまま運転すると、水があふれて家財をぬらすおそれがあるためです。二つ目は、排水機構のない窓のレール部に据え付けた場合、ドレン水がレール部にたまって水もれするおそれがある、という記載です。窓のレールに水抜き穴があるかどうかは、事前に見ておきたいポイントです。

右側でも左側でも、排水の基本は同じです。ゴム栓を外さない、窓のレールに水がたまらない状態にする、この2点を守りましょう。機種によってはドレンホースをつなぐ前提のタイプもあるので、お使いの機種の説明書で確認してください。

移設時やシーズン後には、エアコン内部にたまったドレン水を排水するよう案内されています。排水の手順は取扱説明書に書かれているので、手順どおりに行ってください。シーズンの終わりに水を抜かずに保管すると、カビや臭いの原因になる可能性があります。右側取り付けから左側へ位置を変えるときなど、移設のタイミングでも同じです。

ドレンホースを使うタイプの窓用エアコンや、排水を外に流したい場合の考え方は、窓用エアコンのドレンホースの長さと延長・つなぎ方でまとめています。ホースを延ばす場合は、水がスムーズに流れるよう、途中で折れたり、たるんで水がたまったりしないようにする必要があります。右側の位置に本体が来ることで、ホースの取り回しが変わることもあるので、左右を決める前に、ホースの出口の位置を確認しておきましょう。

排水まわりでは、雨水の浸入防止も大切です。パッキンの合わせ部には粘着テープ⑩を外側から貼り、取付枠と窓のすき間にはパテ⑪を詰めて防水します。これは排水とは別の話ですが、水もれの原因になりやすい部分なので、あわせて確認してください。雨といの直下は避ける、という設置場所のルールも説明書にあります。

本体を載せてから行う仕上げ作業

取付枠が固定できたら、エアコン本体を載せます。説明書の手順では、取付枠の下部にエアコンをのせて、エアコン底部が取付枠に突き当たるまで入れます。このとき、取付枠下部の凸部2か所に、エアコン底部の凹部2か所が入っていることを確認します。確実にはめ込まれていないと、運転中の振動でずれる原因になるので、手で触って確かめてください。

はめ込んだら、エアコンの上部をカチッと音がするまで押して仮固定します。そのあとで、クーラー固定ネジ④を使って取付枠にエアコンを固定し、プラスドライバーで増し締めします。エアコン本体レバーがクーラー固定金具にしっかり掛かっているかも確認します。レバーを下に押すとエアコンが外れる構造なので、掛かっているかどうかは落下防止の大事なチェックです。

オープンパネル下部の引掛け部は持たないでください。オープンパネルが外れて、エアコンが落下することがあると説明書に書かれています。持つ場所を間違えると事故につながるので、手をはさまないよう注意しながら作業しましょう。

本体を載せたあとの仕上げ作業として、窓パッキン⑤を室外側のガラス戸に貼り付けます。窓のすき間から外気や虫が入るのを防ぐ部品です。貼る場所のほこりをよく拭き取ってから、強く押して貼り付けます。ガラス戸の形状と長さに合わせて切断して使います。粘着剤付きなので、ほこりが残っていると剥がれやすくなります。

次に、戸側パッキン①の加工です。右側据え付けの場合、戸側パッキン①がエアコンの室外側の吹出口をふさぐおそれがあるので、必ず切断するよう説明書で強調されています。ガラス戸よりはみ出した戸側パッキンを溝に沿って切り、さらに窓の形状に合わせて切り欠きます。パッキンの端面の溝にハサミやカッターで切り込みを入れると、手で切れると案内されています。

最後に、粘着テープ⑩をパッキンの合わせ部に外側から貼り、戸側・柱側の両方に貼ります。そして、窓と取付枠のすき間にパテ⑪を詰めます。特に取付枠下部のパテ詰めはしっかり行うよう書かれています。パテ詰めは地味な作業ですが、雨水の侵入を防ぐ最後の砦です。私なら、少し多めに詰めて、後でムラがないかを見直します。

取り付け後の水平と隙間の最終確認

すべての取り付けが終わったら、据え付け後の確認です。説明書には、チェック項目が箇条書きで載っています。私が重要だと感じたものを、実際の作業に近い順に整理しました。まず、各部品が所定の位置に正しく付いているか、取付枠にガタつきがないか、各部のネジがしっかり締まっているかを確認します。手で軽く揺すってみて、動くようなら増し締めが必要です。

次に、エアコンが取付枠にしっかり固定されているか、クーラー固定ネジ④が締まっているかを見ます。戸側パッキン①が、エアコンの室外側吹出口をふさいでいないかも大切なチェックです。吹出口がふさがれていると、熱がこもって冷えが悪くなったり、故障の原因になったりします。右側取り付けでは、パッキンの加工が不十分になりがちなので、特に念入りに見ておきたいところです。

確認項目見るポイント
取付枠・ネジガタつきがなく、ネジとナットが締まっている
本体の固定クーラー固定ネジ④とレバーがしっかり掛かっている
戸側パッキン室外側の吹出口をふさいでいない
すき間雨もりの原因になるすき間にパテが詰まっている
運転時窓と網戸を必ず開けて運転する

すき間の確認は、昼間なら窓の外側から光が入ってこないかで見ます。光が漏れる場所は、雨水や虫が入る場所です。すき間があれば、パテ⑪をすり込んで防水します。夜に確認するなら、懐中電灯で内側から照らして、外から光が見えないかを確認する方法もあります。小さなすき間を放置すると、台風や横なぐりの雨で水が入りやすくなります。

傾きや水平については、私が確認した説明書には具体的な角度の数値が書かれていませんでした。ただ、本体が傾いていると排水や振動に悪影響が出る可能性があるので、私は水準器アプリなどで目安を見て、極端に傾いていないかを確認しています。これは私の経験則であり、メーカーの規定ではありません。気になる場合は、お買い上げの販売店に確認してください。

運転を始めたら、異音や振動がないか、取付枠まわりから水が垂れてこないかを、最初の数十分は様子見します。台風や暴風雨のとき、外出するときは、エアコンを停止して窓を閉めるよう説明書にも書かれています。窓を強く閉めると取付枠が変形することがあるとの注意もあるので、窓の開け閉めは丁寧に行いましょう。

右側で戸締りできない時の対処

ここまで読んで、「右側に付けてみたけれど、窓が締まらない」「鍵が掛からない」という事態になる可能性もあります。その場合の対処をお伝えします。コロナの説明書には、右側据え付けで戸締りできない場合は、左側据え付けにしてくださいと明記されています。つまり、メーカーとしても、右側が窓の構造上無理なケースがあることを前提にして、左側へ切り替える方法を示しているのです。

原因として多いのが、前に触れたガラス戸のとって部分と立ち上がりの寸法関係です。アルミ製窓の右側据え付けでは、ガラス戸のとって部が立ち上がりより5mm以上飛び出している、またはA寸法が6mm以下だと、戸締りできないことがあります。窓の構造は住宅ごとに違うので、同じ機種でも家によって右が付く、付かないが分かれるのは自然なことです。

私ならこう判断します。取り付ける前にとっての出っ張りを測って5mm以上ありそうなら、最初から左側を選びます。右に付けてから外す手間とリスクを考えると、先に測って判断するほうが、結果的に早くて安全です。

左側へ切り替える場合は、パッキンを元の向きに戻す作業が必要です。右側で差し替えた戸側パッキン①と柱側パッキン②を、元の左右に入れ替えます。窓ストッパーの位置も、左側据付の図に合わせて直します。取付枠を窓から外すときも、ネジを緩めて順番に外します。外した跡にパテが残っている場合は、きれいに取り除いてから再取り付けしてください。

どうしても右側にこだわりたい場合の選択肢は限られています。窓用補助鍵を別途つけて戸締りをする、窓まわりの形状に合った別機種を検討する、専門業者に相談して取り付け方を決める、といった方法です。ただし、窓用補助鍵は運転中に開けている窓の戸締りをするための鍵で、窓の形状によっては付けられない場合があります。防犯面の不安もあるので、無理に右へこだわらないほうがよいことも多いと思います。

右側がダメだったからといって、窓用エアコンが使えないわけではありません。左側に付けられれば、機能面ではほぼ同じように使えるはずです。大切なのは、安全に固定して、戸締りもできる状態にすることだと思います。

窓用エアコンの右側取り付けまとめ

窓用エアコンの右側取り付けまとめ

ここまでの内容を、右側取り付けの流れに沿ってまとめます。窓用エアコンの右側取り付けは、左側を前提にした部品の向きを入れ替え、窓の構造に合わせて補助金具を使い、コンセントとの距離も事前に確認することが肝心です。私が調べたコロナの説明書では、右側にも左側にも付けられる一方で、アルミ製窓の右側ではとって部の出っ張りによって戸締りできないことがあると注意されていました。

やることポイント
パッキンの差し替え戸側と柱側を入れ替え、切り欠きの向きをそろえる
窓ストッパーとっては室内側、段付きネジは締めすぎない
電源コード延長コードは使わず、届く位置か事前に確認する
補助金具立ち上がりの高さと幅で要否を判断する
排水ドレンホースは基本不要、ゴム栓は外さない
仕上げ戸側パッキンを切断し、パテで防水する

手順の流れは、①パッキンを差し替える、②窓ストッパーを取り付ける、③必要なら補助金具を付ける、④取付枠を窓に固定する、⑤本体を載せて固定する、⑥窓パッキンを貼り、戸側パッキンを切ってパテで仕上げる、⑦据え付け後に確認する、というものです。順番を守れば難しい作業ではありませんが、落下や水もれのリスクがあるので、手順を飛ばさないことが何より大切です。

また、機種によって部品や手順が違うことは、繰り返しお伝えしたいポイントです。この記事は、私が調べたコロナの冷房専用タイプの説明書をもとにしているので、お持ちの機種では違う場合があります。数値や部品の名前は、必ずお手元の説明書で確認してください。迷ったら、販売店に相談するのがいちばん確実です。

最後に、私の結論です。右側に付けられるかどうかは、窓の構造とコンセントの位置で決まります。取り付け前に、立ち上がりの寸法、とっての出っ張り、コンセントまでの距離の3つを測って、右が無理なら迷わず左にする。この判断ができれば、取り付けの失敗はかなり減らせると思います。窓用エアコンの右側取り付けを、安全に進める助けになればうれしいです。

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この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。コロナ(ウインドエアコン)をはじめとする窓用エアコンは、機種によって操作方法や仕様、取り付けの手順が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはコロナ公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

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