こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
象印の加湿器を使い始めたものの、運転しているあいだずっとゴーという音がして気になる、夜になると余計に耳につく、という声はとても多いです。「うるさい」と感じる音にもいろいろあって、水が沸く音なのか、何かが壊れかけている音なのかで、取るべき対応がまったく変わってきます。
先に私の結論をお伝えします。スチーム式の象印の加湿器でゴーという音がずっと続くのは、お湯を沸かす構造上ほぼ避けられない音で、故障ではないことがほとんどです。まず確認してほしいのは、湯沸かし音セーブモードの利用、クエン酸洗浄、置き場所の見直しの3つです。逆に、ピーという高い音やキュルキュルという音が長く続く場合は、運転を止めて様子を見たほうがいいかなと思います。
この記事では、象印の加湿器がずっとうるさいと感じる原因を音の種類ごとに切り分けたうえで、今日から試せる対処法と、修理や買い替えを考える目安までまとめました。あなたの加湿器の音がどのタイプなのか、一緒に確認していきましょう。
象印の加湿器がずっとうるさい主な原因

象印の加湿器がずっとうるさいと感じるとき、原因は大きく分けて「沸騰に伴う音」「内部にたまった水アカによる音」「振動や設置環境による音」「異常を知らせる音」の4つに整理できます。まずは音の種類を見分けることが、いちばんの近道です。
| 音の聞こえ方 | 主な原因 | 異常の可能性 |
|---|---|---|
| ゴー、ボコボコ | 水が沸くときの泡の音 | 低い(正常) |
| ボン、パキッ、カラカラ | スケール(水アカ)の剥がれや付着 | 低い(お手入れで改善) |
| ブーン、ガタガタ | 本体の振動、床や台への共鳴 | 低い(置き方で改善) |
| ピー、キュルキュル | 部品の不具合や異常の通知 | 高い(要確認) |
ゴーという沸騰音は正常な動作
象印のスチーム式加湿器は、タンクの水をヒーターで沸騰させて蒸気を出す仕組みです。やかんでお湯を沸かすときに音がするのと同じで、水の中で発生した泡がはじけるときにゴーという音が出ます。象印の公式の案内でも、この音は湯沸かしによって水中で泡がはじけたときに出る音とされていて、故障ではありません。
気をつけたいのは、「ずっと」という感覚の正体です。スチーム式は加湿しているあいだ、水温を沸騰付近に保つために断続的にヒーターが入ります。そのため、一度静かになったあとでも、しばらくするとまたゴーという音が戻ってきます。静かな部屋で聞いていると、これが「ずっと鳴っている」という印象につながりやすいんですよね。
私が調べたかぎりでも、象印のスチーム式加湿器の沸騰音は、静かな寝室などで使うと気になる人が一定数いる音です。数値で見ると、公式の自社調べでは通常の沸騰時で約39dB前後(50サイズの場合)とされています。これは図書館の館内より少し静かなくらいの大きさですが、無音に近い夜の寝室では十分に聞こえるレベルです。
つまり、ゴーという音が続くだけなら、まず「正常な動作音」と考えて大丈夫です。ここで慌てて修理に出したり、買い替えを考えたりする必要はありません。音量の感じ方には個人差があるので、後ほど紹介する湯沸かし音セーブモードや設置の工夫で、気にならないレベルまで下げていきましょう。同じ悩みは、象印の加湿器がうるさくなった原因と対処法でも詳しく触れているので、あわせて見てみてください。
運転中に音が大きくなる理由
スイッチを入れた直後は静かなのに、しばらくすると音が大きくなってくる、という現象もよくあるものです。これは、水温が上がって沸騰が本格的に始まるタイミングで、泡の量が一気に増えるために起きます。一般的には運転開始から数分から10分ほどで沸騰音が目立ってくる、と感じる人が多いようです。
もうひとつ、加湿中にも音が変わる場面があります。タンクの水が減ってくると、ヒーターに触れる水の量が少なくなり、泡のはじけ方が変わります。また、加湿の途中で水温がわずかに下がると、再び沸騰させる「再沸とう」の動作が入り、その瞬間にもう一度ゴーという音が大きくなります。公式でも、加湿中の音や加湿中の再沸とうの音は、湯沸かし音セーブモードでは変わらないと案内されています。
また、部屋が乾燥している冬の夜は、湿度を上げようとして運転時間が長くなります。そのぶん沸騰音を聞く時間も増えるので、「昨日よりうるさい気がする」と感じることがあります。加湿器の音そのものが変わったわけではなく、運転状況と部屋の静かさで聞こえ方が変わっているだけ、というケースも少なくありません。
運転モードも関係します。強めの設定では蒸気をしっかり出すためにヒーターが力強く働き、沸騰音も大きめになりがちです。逆に、湿度を保つ省エネ寄りの設定なら音の出る時間は短くなります。音が気になる夜は、運転モードを見直すだけで体感がかなり変わりますよ。
ちなみに、音が「ずっと」続いているように感じて不安になる人ほど、実は運転を止めた瞬間の静けさに驚くことが多いです。止めたとたんにシーンとするなら、気になっていた音は加湿器の運転そのものから出ていたと分かるので、故障を疑う必要はほとんどありません。まずは音がどのタイミングで鳴るのかをメモしてみると、原因の見当がつきやすくなります。
ボンやパキッと鳴る破裂音の原因
沸騰音とは別に、ボンという低い破裂音や、パキッ、カラカラといった乾いた音が混ざることがあります。この音の原因として多いのが、スケールと呼ばれる水アカです。水道水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が、加熱を繰り返すうちに内容器の底や側面に白く固まってこびりつきます。
このスケールがヒーター付近で温められ、剥がれたり割れたりするときに、ボンやパキッという音が出ます。長く使っている加湿器や、水道水の硬度が高い地域で使っている場合ほど起こりやすい傾向です。内容器をのぞいたときに、白い粉やざらざらした塊が見えるなら、ほぼこのパターンだと考えていいでしょう。
スケールがたまると、音だけでなく加湿効率にも影響します。熱がうまく水に伝わらず、沸騰までに時間がかかったり、沸騰が不安定になって泡の出方が荒くなったりして、結果としてさらにうるさく感じることがあります。「最近急に音が大きくなった」という相談は、この水アカの蓄積が原因であることが本当に多いです。
対処は単純で、クエン酸洗浄をすることです。後半で手順を詳しく説明しますが、洗浄しても破裂音が頻繁に続く場合は、別の原因が隠れている可能性もあります。音の変化とあわせて、象印のポット型加湿器のクエン酸洗浄の手順と頻度も参考にしてみてください。
ピーという高い音は異常のサイン
ここまでの音と違って、注意したいのがピーという電子音のような高い音や、キュルキュル、ジーッといった連続する機械的な音です。沸騰音は「水が沸く音」なので、ゴボゴボやゴーという低めの音になります。高くて一定の音が続く場合は、水とは別の部分が関係している可能性があります。
考えられるのは、空だき防止などの安全機能が働いて知らせている場合、フタや内容器の取り付けが不十分で部品がこすれている場合、そして内部の部品が劣化している場合です。電子音であれば、本体の表示ランプやエラー表示とセットで出ていないかを確認してください。表示が出ているなら、取扱説明書の「故障かな?と思ったら」のページで、表示の意味が確認できます。
もうひとつの目安は、においです。焦げたようなにおいがする、本体の外側が異常に熱い、水漏れしているといった症状が音と一緒に出ている場合は、使用を止めてください。電源プラグを抜いて、本体が冷めてから状態を確認します。ここは放置しないほうがいい場面で、私ならそのまま様子見はせず、象印のお客様相談窓口に連絡します。
ピーやキュルキュルという音が長く続く、焦げたにおいがする、水漏れがある、のいずれかに当てはまる場合は、運転を止めて電源プラグを抜いてください。自分で分解するのは危険なので、象印の相談窓口や修理窓口に相談するのが安全です。
振動や置き場所で音が響く場合
沸騰音そのものは大きくなくても、置き場所の影響で音が増幅されているケースがあります。たとえば、薄い木の台や空洞のあるラックの上、フローリングの床に直接置いている場合などです。本体の振動が台に伝わり、共鳴してブーンやガタガタという音に変わってしまいます。
壁や家具に近すぎる置き方も要注意です。蒸気の吹き出し口の近くに壁があると、音が反射して耳に届きやすくなります。また、安全のためにも、壁や家具との間にはある程度のすき間を空けておくことが大切です。置き場所のくわしい考え方は、象印のスチーム式加湿器の置き場所の記事で整理しています。
本体が少しでも傾いていると、内部の水の動き方が偏り、泡のはじけ方が不規則になって音が荒くなることもあります。水平で安定した場所に置いているか、いちど本体をそっと押して、ガタつきがないかを確かめてみてください。
寝室で使う場合は、ベッドの枕元から距離をとるだけでもだいぶ違います。音は距離が離れるほど小さくなるため、枕元から2メートルほど離すだけで、体感はかなり静かになります。置き場所を変えるのは費用がかからず、いちばんすぐ試せる方法なので、まずはここから見直すのがおすすめです。
象印の加湿器がずっとうるさい時の対処法
原因の切り分けができたら、次は実際に音を減らす手順です。お金をかけずにできる順に並べているので、上から試していくのがおすすめです。

湯沸かし音セーブモードの使い方
象印のスチーム式加湿器には、機種によって「湯沸かし音セーブモード」という機能があります。水の温度をゆるやかに上げることで、沸騰したときの音を小さくするモードです。公式の商品情報でも、水温の上昇をゆるやかにして湯沸かし音を抑える機能として紹介されています。
効果の目安として、象印の自社調べでは、通常の沸とう時が約39dBなのに対し、湯沸かし音セーブモードでは約31dBと、約8dBの軽減が確認されています。これは50サイズでの結果で、機種によって数値は異なりますが、数字の差以上に「ゴー」という音の迫力が変わるので、夜の寝室ではかなり効果を感じやすいはずです。(出典:象印マホービン スチーム式加湿器 EE-RL型 商品情報)
ただし、デメリットもあります。水の温度をゆっくり上げるため、満水時で湯沸かし時間が約10分長くなります。また、湯温がもともと低いと湯沸かし音も小さくなるので、そもそも効果が小さくなることもあります。さらに、加湿中の音や再沸とうの音は変わらないため、「完全に無音になる」わけではない点は理解しておいてください。
使いどころとしては、就寝の少し前にあらかじめ運転を始めて、湯沸かしの音がうるさい時間帯を寝る前に済ませておく方法が便利です。お手持ちの機種にこのモードがあるかどうかは、操作パネルや取扱説明書で確認できます。ない機種の場合は、次のクエン酸洗浄と置き場所の見直しで対応しましょう。
クエン酸洗浄で音を抑える手順
ボンやパキッという破裂音、あるいは「前より音が大きくなった」と感じる場合は、クエン酸洗浄が最も効果的です。内容器にこびりついたスケールを溶かして落とすことで、熱がきちんと水に伝わり、沸騰が安定します。公式の案内でも、さらに音が気になる場合はクエン酸洗浄をするよう案内されています。
基本的な流れは次のとおりです。まず、取扱説明書に書かれた分量のクエン酸と水を内容器に入れます。次に、機種ごとに決められた手順で加熱し、しばらく放置してスケールを溶かします。最後に、洗浄液を捨てて内部をしっかりすすぎ、においが残らないようにします。分量や時間は機種で異なるので、必ずお手持ちの取扱説明書に従ってください。
洗浄の頻度は、使用状況や水道水の成分によって差があります。目安としては、白い汚れが見え始めたら洗浄、あるいは月に1回程度を習慣にすると、スケールの蓄積を防ぎやすいです。くわしい頻度や手順は、同じ象印のポット型の記事も参考になります。
注意点として、クエン酸は必ず機種の説明書で認められた方法で使いましょう。塩素系の洗剤と混ぜると有毒なガスが出る危険があるので、洗浄前に他の洗剤が残っていないかも確認してください。また、洗浄後はクエン酸のにおいが残りやすいので、水を入れて何度か沸かし直すとにおいが抜けます。
洗浄の効果は、使用状況や水の成分でばらつきがあります。一度の洗浄で完全に静かになるとは限りませんが、白い汚れが落ちれば、破裂音の頻度は目に見えて減ることが多いです。洗浄後の最初の運転で音の変化を確かめてみてください。
防振マットで振動音を減らすコツ
振動や共鳴が原因の場合は、本体の下に緩衝材を敷くのが手軽で効果的です。ホームセンターや100円ショップで手に入る防振マットや、厚手のタオルを下に敷くだけでも、ブーンという床鳴りのような音がやわらぐことがあります。
敷くときに気をつけたいのは、熱と水への配慮です。加湿器の本体は、運転中に底面がある程度温かくなります。耐熱性のない素材を使うと変形する恐れがあるため、耐熱表示のあるマットや、厚手でも不燃性に近いものを選びましょう。また、水がこぼれたときに染み込みにくい素材だと後始末が楽です。
もうひとつのコツは、置く台そのものを変えることです。空洞のあるラックや薄い棚の上は共鳴しやすいので、可能であればしっかりした家具の上か、床の上に置くほうが静かになります。床置きの場合は、防振マットとあわせて、本体が水平かどうかを確認してください。
防振マットで消せるのは、あくまで振動が原因の音です。沸騰音そのものは水の中で発生するため、マットでは小さくなりません。「どの音に効くか」を理解したうえで、湯沸かし音セーブモードやクエン酸洗浄と組み合わせて、音のタイプごとに対策するのが効率的です。
修理や買い替えを考える目安
ここまでの対策を試しても、音が改善しない場合や、異常を疑うような音が続く場合は、修理や買い替えを考える段階です。判断の目安を、わかりやすく整理しておきます。
| 状況 | 私の判断 | 次の行動 |
|---|---|---|
| ゴー音だけが続く | 様子見でOK | セーブモードと置き場所の見直し |
| 洗浄後も破裂音が続く | まず確認 | 再洗浄と内容器の状態チェック |
| ピー音や焦げたにおい | 修理・相談 | 使用を止めて象印へ連絡 |
私ならこう判断します。ゴー音だけが続くなら、買い替えは考えずに様子見で十分です。洗浄しても破裂音が残るなら、いったん再洗浄をして、それでも変わらなければ象印に相談します。ピー音や焦げたにおいがある場合は、放置せずその日のうちに使用を止めて連絡します。
使用年数も判断材料になります。一般的に加湿器は数年から10年ほどが使用の目安といわれていて、長く使っているほど部品の劣化による異音のリスクは上がります。修理費用と新品の価格を比べて、修理のほうが高くなりそうなら、買い替えのほうが現実的です。
買い替えの際は、音に配慮するなら湯沸かし音セーブモード付きの機種を選ぶと安心です。象印の公式サイトでは、機種ごとの機能や容量の違いが確認できます。ご自宅の部屋の広さと、寝室で使うのかリビングで使うのかを基準に選んでみてください。
最後にもうひとつ。音の悩みは我慢して使い続けるほどストレスになりやすく、結果として加湿器を使わなくなってしまうのはもったいないです。乾燥した季節の喉や肌のためにも、今回の対策を一つずつ試して、あなたの暮らしに合う静かさを見つけてください。
象印の加湿器がずっとうるさい時のまとめ

ここまで、象印の加湿器がずっとうるさいと感じる原因と対処法を見てきました。ゴーという音は、スチーム式が水を沸かす構造上ほぼ避けられない正常な音です。ただし、ボンやパキッはスケール、ピーやキュルキュルは異常のサイン、ブーンやガタガタは振動と、音の種類によって対応が違います。
対処は、湯沸かし音セーブモード、クエン酸洗浄、置き場所と防振マットの順で試すのがおすすめです。それでも改善しない、あるいは焦げたにおいや水漏れがある場合は、無理に使い続けず象印に相談してください。音を正しく見分ければ、象印の加湿器がずっとうるさいという悩みは、多くの場合ぐっと軽くできますよ。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。象印のスチーム式加湿器は機種によって操作方法や仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、または象印公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。