こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
ダイキンのエアコンを使っていたら突然エラーコードが表示された、またはリモコンや本体のランプが点滅していてコードを確認したけれど、どうすれば消えるのかわからない、という状況ではないでしょうか。
「とりあえず電源を切ったら消えたけど、また出てきた」「A5とかU4とか表示されているけど何が悪いのかさっぱり」という方も多いかと思います。
まず結論をお伝えします。ダイキンエアコンのエラーコードは、コードの種類によって対処が全く異なります。電源リセットで消えるものもあれば、自分では対処できないものもあります。何も確認せずにリセットを繰り返すだけでは根本的な解決にはならず、状況によっては機器への負担も増えます。まずエラーコードを確認して内容を把握することが先決です。
この記事では、エラーコードの確認方法からコード別の消し方・対処法まで、私がこれまで調べてきた情報をもとに整理しています。A5やE7、U4など主要なコードの対処手順に加え、自分では消せないコードの見分け方と修理費用の目安もご紹介します。
ダイキンエアコンのエラーコードを消す基本手順

エラーコードが表示されたとき、まず何をすべきかを順に説明します。「コードを確認する」「電源をリセットする」「それでも消えない場合はコードの意味に沿って対処する」という流れが基本です。手順を飛ばすと的外れな対処になりやすいので、順番通りに試してみてください。
エラーコードの確認方法とリモコン操作
エアコン本体のランプが点滅しているとき、それはエラーコードが記録されているサインです。ただし、正常稼働中(運転ランプが点灯している状態)ではコードを確認できません。ランプが点滅している状態のときのみ、以下の操作でコードを確認できます。
確認手順はこのとおりです。まずリモコンをエアコン本体に向けます。次に「終了/取消」または「取消」ボタンを約5秒間長押しします。「ピー」という連続音が鳴ったらコードが表示されます。表示されたコードをメモしてから、再度5秒長押しするか、1分間そのまま放置すると表示が消えます。
リモコンのボタン名は機種によって異なります。「CHECK」ボタンが付いている旧機種もあります。また、コードが「A5」「E7」「U4」などアルファベットと数字の組み合わせで表示されるのが一般的です。
リモコンを操作してもコードが表示されない場合、室内機本体のランプの点滅パターンでエラー内容を確認できる機種もあります。点滅回数を数えてコードを判別する方式で、取扱説明書に対応表が載っています。
コードを確認したら、そのコードが「自分で対処できるものか」「修理が必要なものか」を判断する材料になります。コードを確認せずにいきなり電源リセットだけを繰り返す方がいますが、コードによっては意味がないどころか、状態悪化のリスクもあります。まず確認を優先してください。
なお、ダイキンエアコンには「!(感嘆符)」がリモコン画面に表示されることもあります。これはエラーコードとは別の意味(高温防止機能の作動など)を指すことが多いです。詳しくはダイキンエアコンに表示される感嘆符(!)の意味と対処法の記事もご参考ください。
電源リセットでエラーコードを消す手順
エラーコードを確認した後、最初に試すべき操作が電源リセットです。一時的な誤検知や軽微な通信乱れが原因のエラーであれば、電源リセットだけで解消することがあります。手順は以下のとおりです。
まずリモコンでエアコンの運転を停止します。次に電源プラグをコンセントから抜きます。そのまま1分以上待ちます。1分経ったら電源プラグを差し直し、リモコンで起動します。起動後にエラーが消えていれば一時的な誤作動だった可能性が高いです。
電源リセットは「エラー表示をクリアする操作」であり、「故障そのものを修理する操作」ではありません。根本的な原因が残っていれば、エラーは必ず再発します。リセットして一旦消えても、すぐに再発する場合はコードの意味に沿った対処が必要です。
電源リセット後に同じエラーがすぐ出る場合は、一時的な誤検知ではなく本物の不具合が発生しています。そのコードに応じた対処(フィルター清掃・異物除去・業者連絡など)に進んでください。
ブレーカーを使ったリセット方法
電源プラグが壁に直接固定されていて抜けない場合、または高い場所にあって操作しにくい場合は、ブレーカーを使ったリセットが有効です。効果は電源プラグのリセットと同等です。
手順はこのとおりです。まずリモコンでエアコンを停止します。次に分電盤を開け、エアコン専用のブレーカー(「エアコン」「クーラー」などと記載されているもの)を「切(OFF)」にします。そのまま1分以上待ちます。その後、ブレーカーを「入(ON)」に戻してリモコンで起動します。
ブレーカーをOFFにするとエアコン内部のコンデンサが放電します。30秒以上は必ず待つことをおすすめします。1分待てば確実です。逆に、ブレーカーを何度も短時間でON/OFFすることは機器への負担になるため避けてください。
エアコン専用ブレーカーが不明な場合、エアコン近くのブレーカーを「切」にして試してください。間違えて他の電気機器のブレーカーを落とさないよう、分電盤の表示を事前に確認してから操作しましょう。
エラーコードA5の消し方とフィルター清掃
エラーコードA5は「室内機の熱交換器温度異常」を意味します。ルームエアコンで最もよく見られるエラーコードのひとつです。多くの場合、フィルターの目詰まりが原因です。フィルターが詰まると空気の流れが悪くなり、熱交換器の温度が異常上昇して安全装置が働きます。
A5が出たときの対処手順を説明します。まずエアコンをオフにします。前面パネルを開けてフィルターを取り外します。フィルターの汚れを掃除機で吸い取ってから、水洗いして汚れを落とします。十分に乾燥させてから取り付け直します。最後に電源リセット(プラグを抜いて1分待ち、差し直す)を行い、起動してエラーが消えているか確認します。
フィルターを清掃してもA5が再発する場合、以下の可能性があります。ひとつは熱交換器本体の汚れです。フィルターを通り抜けた微細な汚れが熱交換器のフィン(アルミ板)に堆積すると、フィルターを清掃しても通気性が回復しません。この場合は専門業者によるエアコン内部クリーニングが必要です。もうひとつは温度センサーの異常、または冷媒量の不足です。これらは自力での対処が困難なため、修理を依頼することになります。
A5が夏の暑い午後だけ出て涼しい時間帯には出ない場合、フィルター汚れと外気温の高さが複合して発生していることが多いです。フィルター清掃で改善するケースがほとんどなので、まずは清掃から試してみてください。なお、ダイキンエアコンの冷えが悪い問題の多くもフィルター汚れが原因です。ダイキンエアコンが冷えない原因と対処法も参考にしてみてください。
エラーコードE7の消し方とファン点検
エラーコードE7は「室外機のファンモーター異常」を示します。室外機のファンが正常に回転していないとき、またはファンの負荷が異常に高いときに発生します。
まず室外機のファンを目視で確認してください。ファン(プロペラ状の羽根)の周囲や内部に、落ち葉・枝・ビニール袋・虫の巣などの異物が挟まっていないか確認します。異物が見つかった場合は、電源を切った状態で取り除いてください。その後、電源リセットを行います。
冬場にE7が発生した場合は、室外機に雪や氷が付着してファンが凍りついている可能性があります。この場合は自然解凍を待つのが基本です。ドライヤーや熱湯で溶かそうとするのは、機器の損傷につながるため避けてください。気温が上がれば自然に解凍されます。
異物除去・電源リセット後も改善しない場合、またはファン自体がまったく回っていない場合は、ファンモーター本体の故障が疑われます。この場合は修理が必要です。ファンモーターの交換費用の目安は後述しますが、3〜4万円台になることが多いです。
エラーコードU4の消し方と通信障害の対処
エラーコードU4は「室内機と室外機の間の通信異常」を示します。ダイキンエアコンの室内機と室外機は、配線を通じて常時通信しながら動作しています。この通信が何らかの原因で途絶えるとU4が表示されます。
U4の場合、電源リセットで解消するケースが多いです。ただし、通常の電源リセットより少し長めに2〜3分待つことをおすすめします。手順はプラグを抜く(またはブレーカーOFF)→2〜3分待つ→電源ON→起動確認、です。
U4が雷の後などに急に発生した場合、落雷による電圧サージが原因のことがあります。この場合は電源リセットで治ることが多いです。一方、何もないのに繰り返しU4が発生する場合は、室内外機をつなぐ連絡配線の緩みや断線が疑われます。この配線は壁の中を通っているため自力での確認が難しく、電気工事の資格を持つ業者に確認してもらう必要があります。
内部クリーンのランプが点滅している場合はエラーコードとは別の話です。清掃後にリモコンでサインリセットが必要なケースがあります。詳しくはダイキンエアコンの内部クリーンランプが点滅する際の対処法をご覧ください。
ダイキンエアコンのエラーコードが消えない場合の判断

電源リセットを試してもエラーが消えない場合、またはいったん消えてもすぐ再発する場合は、根本的な原因が存在しています。ここではコード別の自力対応可否、繰り返し発生する原因、そして修理を依頼すべきエラーコードの種類について解説します。
自分で消せるコードと消せないコードの見分け方
ダイキンエアコンのエラーコードは大きく「自力で対処できるもの」と「修理業者が必要なもの」に分かれます。判断基準として、以下の表を参考にしてください。
| コード | 内容 | 自力対応 | 放置リスク |
|---|---|---|---|
| A5 | 熱交換器温度異常 | フィルター清掃で対応可 | 中 |
| E7 | 室外機ファン異常 | 異物除去で対応できるケースあり | 中 |
| U4 | 室内外機通信障害 | 電源リセットで解消することが多い | 低〜中 |
| A0 | 冷媒漏れ検知 | 換気は自力可・修理は不可 | 高(安全リスクあり) |
| A1 | 基板マイコン異常 | 不可(基板交換が必要) | 高 |
| U0 | 冷媒ガス不足 | 不可(冷媒充填は資格必要) | 高 |
| E5/E6 | 圧縮機過電流・停止 | 不可(高額修理が必要) | 高 |
| A6 | 室内ファンモーター異常 | 電源リセット後も継続なら不可 | 中〜高 |
この表を見ると、A5・E7・U4は自力対処の余地がある一方、A0・A1・U0・E5・E6は専門業者が必要なことがわかります。コードを確認してこの表と照らし合わせることが、最初の判断ステップです。
判断基準をまとめておくと、放置リスクは「中」以上のコードは早めの対処が必要で、自力対応難易度が高いものは迷わず業者に連絡するのが正解です。コスト感は数千円(軽微な点検)から10万円超(圧縮機交換)まで幅があります。再発可能性は原因が解消されない限り高いです。安全面では特にA0(冷媒漏れ)が火災・健康リスクに関わる可能性があります。
エラーコードが繰り返し表示される原因
電源リセット後にエラーが消えたのに、数時間後や翌日にまた同じエラーが出る、というケースはよくあります。これは根本原因が解消されていないために起きています。
A5が繰り返す場合、フィルターを清掃したつもりでも洗い方が不十分だったり、熱交換器側の汚れが原因になっていることがあります。E7が繰り返す場合、ファンに異物はないが軸受けの摩耗が進んでいる可能性があります。U4が繰り返す場合、連絡配線の接触が不安定になっていることが考えられます。
繰り返し発生するエラーをリセットだけで対処し続けると、最終的に修理費用が高くなるリスクがあります。たとえば、A5を放置して熱交換器への負荷をかけ続けると圧縮機まで傷む場合があります。「消えたからいい」と放置せず、2〜3回同じコードが出たら修理の相談を検討してください。
修理を依頼すべきエラーコードの種類
自力対処が難しく、ダイキンのサービスセンターや専門業者に連絡すべきエラーコードについて説明します。
A0(冷媒漏れ検知)は安全上のリスクがある重要なコードです。冷媒ガスが室内に漏れている可能性があります。気分が悪くなる・換気しても臭いがするなどの症状がある場合は、すぐに窓を開けて換気し、エアコンの使用を中止してください。修理はフロン取扱の資格を持つ業者が必要です。
A1(プリント基板のマイコン異常)は基板そのものの不良を意味します。電源リセットで一時的に消えても再発します。基板交換が必要で、費用の目安は2〜3万円台です。
U0(冷媒ガス不足)は冷媒量が不足している状態です。冷媒の補充(チャージ)は第二種フロン類取扱技術者などの資格が必要な作業で、個人で行うことは法律上禁止されています。費用は1.5〜3万円程度です。
E5・E6(圧縮機の過電流・停止)は最も修理費用がかかる故障のひとつです。圧縮機交換が必要な場合、費用は8〜10万円以上になることがあります。8年以上使用している機種の場合、買い替えを検討した方が経済的なケースも多いです。
A6(室内ファンモーター異常)は電源リセット後すぐに再発するようなら交換が必要です。3〜4万円台が目安です。
私ならこう判断します。A0・A1・U0・E5・E6のいずれかが表示されたら、電源リセットを試みることはせず、即座にダイキンのサービスセンターに連絡します。これらのコードは自力対処が不可能なだけでなく、使い続けることで二次的な損害が起きるリスクもあるからです。コードを確認してメモしておき、連絡時にそのコードを伝えると診断がスムーズです。
ダイキン修理の費用目安と依頼先
ダイキンエアコンの修理費用は、故障箇所によって大きく異なります。参考として、私が調べた目安をまとめます。
| 修理内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 出張診断費(診断のみ) | 3,000〜5,000円程度 |
| フィルター・センサー類の点検調整 | 5,000〜15,000円程度 |
| プリント基板交換(A1など) | 22,000〜32,000円程度 |
| 室内ファンモーター交換(A6) | 34,000〜44,000円程度 |
| 冷媒補充(U0) | 15,000〜30,000円程度 |
| 圧縮機交換(E5・E6) | 80,000〜100,000円以上 |
購入から6〜10年以上が経過しているエアコンの場合、修理費用と新品価格を比較してみることをおすすめします。特に圧縮機交換が必要な場合は、新品に買い替えた方が長期的にはコストが抑えられるケースがあります。
修理の依頼先としては、ダイキン公式のカスタマーセンターが最も確実です。購入から1年以内であればメーカー保証の範囲で無償対応になる場合もあります。エラーコードをメモして問い合わせると、電話対応の段階で概算の診断や費用感を教えてもらえることがあります。(出典:ダイキン工業 よくあるご質問 エラーコードの内容と対処方法)
まとめ:ダイキンエアコンのエラーコード消し方と対処の流れ

この記事では、ダイキンエアコンのエラーコード消し方について、確認方法からコード別の対処手順、修理判断まで解説しました。最後に対処の流れをまとめます。
まずリモコンの取消ボタンを5秒長押しして、表示されているエラーコードを確認してメモします。次にそのコードの内容を確認します。A5ならフィルター清掃、E7なら室外機ファンの異物確認、U4なら電源リセットが最初の対処です。これらを試して消えれば一時的な問題だった可能性が高いです。
電源リセットを試しても消えない、またはすぐ再発する場合は、コードの種類に応じてダイキンのサービスセンターに連絡することをおすすめします。特にA0・A1・U0・E5・E6が出た場合は、自力対処は困難で放置リスクも高いため、迷わず専門業者に相談してください。
エアコンのエラーコードは、機器が「このままでは続けられない」と知らせてくれるサインです。消えたからといって安心せず、繰り返し出るようであれば根本解決に向けた対処を取ることが、長く快適に使い続けるためのポイントです。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。ダイキン製エアコンは機種によってエラーコードの意味や操作方法が異なる場合があります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはダイキン工業公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。