ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい原因と対処法

記事内に商品プロモーションを含む場合があります エアコン

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい原因と対処法

こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。

ダイキンエアコンのリモコンの表示がおかしい——液晶が全点灯した、突然何も表示されなくなった、一部の文字だけが残っている——そんなトラブルで困っている方に向けてこの記事を書きました。

結論からお伝えすると、まず自分で確認してほしい状態です。リモコンの表示異常は、電池切れやリセット不足が原因のことが多く、自力で対処できるケースが思いのほか多くあります。ただし、内部の基板故障や液晶パネルの劣化が原因の場合は自力修復が難しいため、試せることを一通り試したうえでリモコン交換を検討するのが現実的な流れです。

この記事では、ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい時に考えられる原因を症状別に整理し、自分でできる対処法を順番に紹介します。エラーコードが出ている場合や液晶全点灯している場合も含めて解説していますので、あなたの症状に近いところから読んでみてください。

記事のポイント

  • リモコン表示異常の約6割は電池切れ・接点汚れ・リセット不足が原因
  • 症状によって自力対応できるものとリモコン交換が必要なものがある
  • スマホのカメラで赤外線発信を確認する方法が手軽で有効
  • 純正リモコンの代わりに互換リモコンで対応できるケースも多い

ダイキン エアコン リモコン 純正 交換を探す

メーカー名・型番に合う商品を確認してから購入してください。

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい原因

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい原因

リモコンの表示が正常でなくなる原因は、症状によってかなり異なります。同じ「表示がおかしい」でも、全点灯と液晶消えでは原因がまったく別であることも珍しくありません。まずは自分の症状がどのパターンに当てはまるかを確認しましょう。

液晶が全点灯・全表示になる

リモコンの液晶が全部真っ黒になり、すべてのセグメントが点灯している状態。これはリモコンがフリーズしているサインです。

最もよくある原因は静電気による誤作動です。リモコン内部のマイコンが静電気を拾うと、処理が固まって全点灯の状態になることがあります。電池の電圧低下が引き金になることも多く、電池が古くなってくると電圧が不安定になり、こうした誤動作を引き起こしやすくなります。

もう一つの原因として考えられるのが、電池の液漏れによる基板の腐食です。電池から漏れた電解液が基板に触れると、回路が短絡してフリーズ状態になることがあります。電池カバーを開けて、白いサビや茶色い汚れが付いていないかチェックしてみてください。

液晶全点灯の判断基準:放置リスク 低・自力対応難易度 低・コスト感 低〜中・再発可能性 低(リセットで改善した場合)・安全面の関与 なし

この状態はリセット操作で改善できるケースがほとんどです。試さずに「故障だ」と判断するのはもったいないので、まずはリセットを試してください(対処法はSTEP 2で解説します)。

液晶に何も表示されない

ボタンを押しても液晶に何も表示されない、完全に真っ白・または真っ暗になっている状態です。

この症状の原因として最も多いのは、電池切れです。単純ですが、電池がなくなると液晶のバックライトも含めてまったく表示されなくなります。一方で電池を交換した直後でも表示されない場合は、電池の挿入向きが逆になっている可能性があります。

次に疑うべきは電池接点の汚れや腐食です。電池とリモコンの端子の間に汚れや酸化膜が付着していると、電力が正常に供給されず液晶が表示されません。電池を取り外し、プラス側・マイナス側の金属端子を綿棒で軽く拭いてから再度電池を入れてみてください。

それでも改善しない場合は、液晶パネル自体の寿命・断線も考えられます。長年使っているリモコンは液晶の表示素子が劣化し、特定の温度環境では表示が消えたり薄くなったりします。夏場に特に症状が出る場合は、熱による液晶劣化を疑っていいでしょう。

電池を交換しても液晶が映らない場合、基板または液晶パネルの故障です。この場合はリモコン本体の交換が必要になります。

一部の文字や数字だけが表示される

温度の数字が一部消えている、モードのアイコンだけ表示される、設定温度が「--」になる——こうした部分的な表示異常は、原因が少し異なります。

最も可能性が高いのが液晶の表示素子(セグメント)の劣化です。液晶は液体と固体の中間的な素材でできており、長年の使用や温度変化によって特定のセグメントが表示できなくなることがあります。これは消耗品としての寿命に近い症状で、内部修理は難しい部類に入ります。

また、電池の電圧が不安定な時にも起きやすい症状です。電池残量がギリギリの状態だと、液晶全体を駆動する電圧が足りなくなり、一部のセグメントだけが表示されなくなります。まずは電池を新品に交換して様子を見るのが最初のステップです。

もう一つ見落としがちな原因が、高湿度・結露によるショートです。梅雨時期や夏場に浴室や洗面所に近い場所でリモコンを使うと、内部が結露して基板上の配線が短絡することがあります。乾燥させると回復することもありますが、完全には戻らないケースもあります。

ボタンを押しても本体が反応しない

リモコンの液晶は正常に表示されているのに、ボタンを押してもエアコン本体が反応しないというケースです。

この場合、原因はリモコン側とエアコン本体側の両方に分けて考える必要があります。

リモコン側の原因として最も多いのは、赤外線発光部の故障です。液晶に表示はあっても、信号を送る赤外線LEDが壊れていると本体に届きません。後述のスマホカメラチェックで赤外線が出ているか確認できます。また、リモコンのフタがきちんと閉まっていない場合も、内部の突起が誤動作を起こしてボタン入力を受け付けないことがあります。

エアコン本体側の原因としては、受信部(受光ユニット)の故障や、ブレーカーリセットが必要な状態が考えられます。本体の受信部に直射日光が当たっている場合も一時的に反応しなくなることがあります。

リモコンの液晶は表示されているのに本体が動かない場合は、まずスマホで赤外線チェック。光が出ていればリモコンは正常→本体側の問題。光が出ていなければリモコンの発光部が故障している可能性があります。

また、エアコン本体側で何らかのエラーが発生して内部ロックがかかっている場合も、リモコンの信号を受け付けなくなることがあります。この場合はブレーカーリセットが有効です。

エラーコードが表示されて操作できない

リモコンや本体の表示部に「E3」「U0」「A5」「F3」などのアルファベットと数字の組み合わせが出ている場合、これはエラーコードです。

ダイキンエアコンのエラーコードは、大きく分けて以下のカテゴリに分類されます。

コード例内容対応
A1〜A9室内機のサーミスタ・基板異常修理依頼が必要
C4〜C9センサー・熱交換器の異常修理依頼が必要
E3・E7室内機・室外機間の通信異常ブレーカーリセットで回復する場合あり
U0・U2冷媒ガス不足・電源異常冷媒補充はメーカーに依頼
F3・F6冷媒回路の高圧・低圧異常修理依頼が必要

エラーコードがリモコン側に表示されている場合は、エアコン本体から信号を受信して表示しているものです。リモコン自体の故障ではなく、エアコン本体のトラブルを知らせているサインなので、コードをメモしてダイキンのサポートに問い合わせることをお勧めします。

なお、ダイキンエアコンで「!(ビックリマーク)」が表示される場合の意味と解除方法については、ダイキンエアコンのビックリマークの意味と解除方法で詳しく解説しています。

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい時の対処法

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい時の対処法

原因が分かったところで、実際にできる対処法を順番に試していきましょう。以下の手順は、自力対応しやすいものから順に並べています。一つひとつ試して、どこで改善するかを確認しながら進めてください。

電池交換と接点清掃の手順

まず最初に試してほしいのが電池の交換です。電池切れや電圧低下が原因の表示異常は、これだけで解決します。

電池交換の手順

① 電池カバーを外し、古い電池を取り出す
② 電池室の内部を確認し、白い粉状のものや茶色いシミがあれば液漏れのサイン
③ 液漏れがある場合は、綿棒に無水エタノールを少量含ませて端子の汚れを丁寧に拭き取る
④ 新しいアルカリ乾電池(マンガン電池は不可)を正しい向きで挿入する
⑤ 電池カバーを「カチッ」と音がするまでしっかり閉める

電池はアルカリ乾電池を使ってください。マンガン電池は電圧が弱く、リモコンの誤動作を引き起こすことがあります。また、電池カバーがしっかり閉まっていないと、カバー裏の突起がボタンを押し続けた状態になり、誤動作の原因になります。

電池交換後に液晶が「全点灯→全消灯→通常表示」という順序で復帰すれば正常です。電池交換後すぐに時刻設定画面が表示される場合は、リモコンの時計合わせをしてください。

電池を交換しても症状が改善しない場合は、次のリセット操作に進んでください。

リモコンのリセットボタンを使う方法

ダイキンエアコンの多くのリモコンには、リセットボタンが搭載されています。フリーズや全点灯状態はこの操作で改善できるケースが多いです。

リセットボタンの場所と操作手順

リセットボタンはリモコンの裏面、または電池カバー内部にある小さなくぼみ(ピンホール)です。ボールペンの先端や細い棒(SIMピンなど)を使って2〜3秒間押し込みます。

リセット後は液晶が一瞬全点灯してからリセット状態になります。その後、電池を入れ直して再起動させてください。

リセットボタンがない機種の場合

一部の機種にはリセットボタンがありません。その場合は以下の手順を試してください。

① 電池を取り出す
② 電池なしの状態で「運転/停止ボタン」を10〜15秒間長押しする(内部の残留電荷を放電させる)
③ 1分ほど放置してから新しい電池を入れる

2015年以降製造のダイキンリモコン(RシリーズやAシリーズ)では、フタを開けて「戻るボタンを5秒間長押し」することで自己診断モードが起動します。診断結果によって何が問題かを把握できるので、症状が繰り返す場合は試してみる価値があります。

スマホで赤外線発信を確認する

「リモコンの液晶は表示されているのに、本体が反応しない」という場合に最初に確認してほしいのが赤外線発信のチェックです。

人の目には見えない赤外線ですが、スマートフォンのカメラ越しなら確認できます。

赤外線チェックの手順

① スマートフォンのカメラアプリを起動する(インカメラ側が確認しやすい)
② カメラにリモコンの送信部(先端の透明な部分)を向ける
③ リモコンの任意のボタンを押しながらカメラ画面を確認する
④ 白い光や紫がかった点滅が見えれば、赤外線は正常に発信されている

注意:アウトカメラ(背面カメラ)にはIRフィルターが入っていることが多く、赤外線が見えない場合があります。確認できない場合はインカメラに切り替えてください。

赤外線が確認できた → リモコンは正常→ エアコン本体の受信部または本体自体の問題です。次のブレーカーリセットへ進んでください。
赤外線が確認できない → リモコンの赤外線LEDが故障→ リモコン交換を検討する段階です。

また、エアコン本体の受信部に直射日光が当たっている場合や、蛍光灯の特定の点滅周波数が干渉している場合も、受信不良が起きることがあります。カーテンで日差しを遮ったり、リモコンを受信部に近づけて操作してみたりしてください。

本体のブレーカーリセットを試す

リモコンをリセットしても改善しない場合、次に試してほしいのがエアコン本体のブレーカーリセットです。エアコン本体のマイコンがフリーズしている場合に有効です。

ブレーカーリセットの手順

① エアコンを運転停止状態にする(運転中に行わない)
② エアコン専用のブレーカーをOFFにする(分電盤のエアコン用ブレーカー)
③ 1分以上待つ(マイコンの電荷が完全に抜けるまで)
④ ブレーカーをONに戻し、リモコンで操作してみる

ブレーカーの場所が分からない場合は、エアコンのプラグが壁のコンセントに直接刺さっている場合はそれを抜いても同様の効果があります。ただし、壁に直接配線されているタイプ(200V機種など)は必ずブレーカーを使ってください。

このブレーカーリセットは、エアコン本体の通信エラー(E3・E7など)を一時的にリセットする効果もあります。エラーコードが消えて正常に動いた場合も、根本原因が残っていると再発することがあるため、その後の動作を注意して観察してください。

ダイキンエアコンの内部クリーンランプが点滅している場合の対処については、ダイキンエアコン内部クリーン点滅の消し方とリセット手順をあわせて参考にしてください。

リモコン交換を検討すべきタイミング

電池交換・リセット・ブレーカーリセット・赤外線確認をすべて試しても改善しない場合は、リモコン本体の交換を検討するタイミングです。

私ならこう判断します——電池交換後もリセットしても改善しない、かつスマホで赤外線が確認できない場合は、迷わずリモコン交換に進みます。修理に出すより交換した方が圧倒的にコスパが良いからです。

純正リモコンと互換リモコンの違い

ダイキン純正のリモコンは、型番によって価格が異なりますが、概ね3,000〜8,000円程度で購入できます。型番はリモコン裏面または本体の側面に記載があります。

互換リモコン(汎用リモコン)は1,500〜3,000円程度で購入でき、ダイキン専用に設定された製品なら設定不要で使えるものも多くあります。ただし、機種によっては一部の特殊機能が使えないことがあるため、購入前に対応機種を確認することをお勧めします。

リモコン型番の調べ方:リモコン裏面の電池カバー内、または本体の右側面・底面に記載があります。「ARC〇〇〇〇」という形式がダイキンのリモコン型番です。

なお、エアコン本体が10年以上経過していて、リモコンだけでなく本体にも不調が出ている場合は、買い替えを視野に入れた方がいいケースもあります。修理費の相場についてはダイキンエアコン修理の出張費はいくら?費用相場と判断ガイドも参考にしてください。

そのエアコン「いくら」で売れる?

【無料】買取価格を見る

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい時のまとめ

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい時のまとめ

ダイキンエアコンのリモコン表示がおかしい時にやるべきことを整理します。

電池を新しいアルカリ乾電池に交換する(まずここから)
電池接点を綿棒で清掃する(液漏れ跡がある場合は無水エタノールで)
リモコンのリセットボタンを押す(裏面のピンホールを細い棒で2〜3秒)
スマホカメラで赤外線発信を確認する(光が見えればリモコンは正常)
エアコン本体のブレーカーを1分OFFにしてリセットする

この5ステップを試しても改善しない場合は、リモコン本体の交換を検討してください。純正品だけでなく、互換リモコンも選択肢になります。

エアコン本体にエラーコードが表示されていた場合は、リモコンではなくエアコン本体の問題です。コード内容によっては修理が必要になるため、ダイキンのサポートセンターに問い合わせることをお勧めします。ダイキン公式のリモコン確認方法については、(出典:ダイキン よくあるご質問「リモコンが壊れていないか確認したい」)を参考にしてください。

この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。ダイキンエアコンのリモコンは機種によって操作方法や仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはダイキン公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

ダイキン エアコン リモコン 純正 交換を探す

メーカー名・型番に合う商品を確認してから購入してください。

-エアコン