こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
ダイキンエアコンからゴーゴーという音がして、うるさくて気になっている方がいると思います。そのゴーゴー音が「室内機から聞こえるのか」「室外機から聞こえるのか」によって、原因も対処法もまったく異なります。
私の判断をお伝えすると、まずは音の発生源を確認してほしいんです。室内機からであれば換気機能やフィルター汚れが原因のことが多く、自分で対処できるケースが多いです。一方、室外機からのゴーゴー音は、コンプレッサーや設置の問題が絡む可能性があり、放置すると症状が悪化することもあります。なので「まず確認すべき」というのが今回の結論です。
この記事では、ダイキンエアコンがゴーゴーうるさい原因を場所別に整理して、自分でできる対処法と専門家に相談すべきラインを解説します。
ダイキンエアコンがゴーゴーうるさい原因を解説

ダイキンエアコンからゴーゴーとうるさい音がする場合、発生源によって疑うべき原因が大きく異なります。室内機からなのか室外機からなのかを確認してから対処することが大切です。このセクションでは場所別に原因を掘り下げて解説します。
室内機からゴーゴー音がする主な原因
ダイキンのエアコンで室内機からゴーゴーという音がする場合、大きく分けて3つの原因が考えられます。「換気機能の動作音」「フィルターの目詰まり」「自動お掃除機能の作動」です。
これらはすべて故障ではなく、エアコンの通常の動作に関連しているものがほとんどです。ただし、フィルターの目詰まりによるゴーゴー音だけは放置すると冷暖房の効率低下や電気代増加につながりますので、早めに対処するのがいいですよ。
室内機の場合、音の大きさや発生タイミングに注目してみてください。運転開始直後や換気ボタンを押した後に鳴る場合は仕様の可能性が高く、常にゴーゴー鳴り続けている場合はフィルター汚れを疑いましょう。
換気機能の動作音は仕様の範囲内
ダイキンの「うるさらX」シリーズのように換気機能を搭載したエアコンでは、換気運転中にゴーゴーという音が発生するのは仕様です。ダイキン工業も「換気連続運転時は換気風量が強め固定になり、運転音が大きくなる」と案内しています。
換気機能は屋外の空気を室内に取り込んでいるため、空気が流れるゴーゴーとした音が発生します。特に急速換気モードにしているときや、屋外の温度・湿度が高い時期は音が大きくなる傾向があります。
換気機能のゴーゴー音が気になる場合、換気風量を「弱め」に設定するか、換気機能をOFFにすることで音を軽減できます。換気を確保したい場合は窓を数センチ開けるという方法もあります。
リモコンで換気ボタンをOFFにした後も音が続く場合は、換気以外の原因を疑う必要があります。その場合はフィルター汚れや自動お掃除機能の作動を確認してみてください。
フィルター目詰まりが招く異音
エアコンのフィルターにホコリが詰まると、空気の通り道が狭くなります。エアコンはそれでも設定した風量を確保しようとして、より強い力で空気を引き込もうとするため、ゴーゴーという騒音が発生します。
フィルター汚れによるゴーゴー音の特徴は、冷暖房の効き目も同時に落ちていることが多い点です。「最近なんとなく効きが悪いな」と感じているなら、フィルター汚れが原因のゴーゴー音である可能性が高いです。
ダイキンが推奨するフィルター掃除の頻度は2週間に1回程度です。私が調べてきた経験上、忙しくて掃除を怠った状態が続くと、数ヶ月でゴーゴー音が出るほどの目詰まりになることもあります。定期的なメンテナンスで防げる音ですので、まずはフィルター確認から始めてみてください。
フィルターの目詰まりを放置すると、熱交換器にも汚れが付着し始め、エアコン内部のカビ発生リスクも上がります。フィルター掃除だけでは改善しなくなったら、プロのエアコンクリーニングを検討するタイミングです。
自動お掃除機能が作動中の音
ダイキンのエアコンには自動フィルター掃除機能を搭載した機種があります。運転停止後に自動でフィルターを掃除するため、その際にゴーゴーという動作音が発生することがあります。
この音の特徴は、エアコンを消した後に10〜15分程度続くことです。「消したのにまだ音がする」と不思議に思うかもしれませんが、これは自動お掃除機能が正常に動いているサインです。
自動お掃除機能搭載機種の場合、フィルターが正しく取り付けられていないと異常なゴーゴー音が発生することもあります。フィルターを一度取り外して、正しい向きで再装着してみてください。それでも音が改善しない場合は、お掃除ユニット自体の不具合が考えられますので、ダイキンのサポートに相談することをおすすめします。
室外機からゴーゴー音がする原因
室外機からのゴーゴー音は、室内機のゴーゴー音より対処が複雑です。コンプレッサー(圧縮機)の問題、振動・共鳴、設置環境の問題などが考えられます。
室外機は屋外に設置されているため、運転音が出るのは正常です。ただし、明らかに以前より大きくなった、ゴゴゴとした重い音に変わった、振動が強くなったという場合は、何らかの異常が起きている可能性があります。
室外機のゴーゴー音を判断する際のポイントは、音の発生タイミングです。起動時や高負荷時だけに限られるなら設置環境や気温差が原因のことが多く、常時ゴーゴーと鳴り続けているなら部品の劣化を疑うべきです。
コンプレッサーの経年劣化と異音
エアコンの室外機にはコンプレッサー(圧縮機)が内蔵されており、これが冷媒を圧縮してエアコンを動かす心臓部です。このコンプレッサーが経年劣化してくると、ゴーゴーやゴロゴロとした重い異音が発生するようになります。
コンプレッサーの異音の特徴は、音質が「重い」ことと、機体の振動が伴いやすいことです。換気機能やフィルター汚れによるゴーゴー音とは違い、腹に響くような低い音であることが多いです。
コンプレッサーの故障は修理費用が高額です。私がこれまで調べてきた相場では、コンプレッサー交換は50,000〜100,000円以上かかることがあります。使用年数が10年を超えている場合は、修理より買い替えを検討したほうが経済的なケースがほとんどです。
コンプレッサーの異音を放置すると、最終的に完全に故障して冷暖房が効かなくなります。真夏や真冬に突然使えなくなるのを防ぐためにも、早めにダイキンのサポートか専門業者に相談することをおすすめします。
設置不良による振動と共鳴
室外機の設置状態が悪い場合も、ゴーゴーという騒音の原因になります。室外機は運転中に振動するため、設置台がガタついていたり、固定ネジが緩んでいたりすると振動が増幅されて大きな音になります。
ダイキン工業が公式に案内しているように、室外機の前に障害物があるとファンの音が反響して音が大きくなります。室外機の周囲20cm以内に物を置かないことが基本です。
振動系のゴーゴー音は、防振ゴムの設置や室外機台のしっかりとした固定で改善できる場合があります。自分で確認できる範囲としては、室外機の設置台が水平かどうか、ネジが緩んでいないかどうかをチェックしてみてください。
なお、エアコンの外気温と室内設定温度の差が大きい真夏・真冬は、室外機が高負荷運転になって音が大きくなります。これは正常な動作ですが、気になる場合は設定温度を少し外気温に近づけることで音を抑えられます。(出典:DAIKINストリーマ研究所 室外機がうるさい原因と対処方法)
ダイキンエアコンのゴーゴー音への対処法と修理判断

ゴーゴー音の原因がわかったところで、実際に自分でできる対処法と、修理や買い替えを判断するラインについて解説します。まずは自分でできることを試してから、改善しない場合に専門家へ相談するという順番で進めてみてください。
フィルター掃除で音が改善する手順
フィルター汚れが原因のゴーゴー音であれば、フィルター掃除だけで改善することがほとんどです。難しい作業ではないので、まずここから試してみてください。
フィルター掃除の基本的な手順は以下の通りです。
1. エアコンの電源を切る:運転中はフィルターを取り外せないため、必ず電源を切ってから作業します。
2. フィルターを取り外す:前面パネルを開けて、フィルターを引き出します。ダイキン機種はほとんどがスライドして取り出せる構造です。
3. 掃除機でホコリを吸い取る:フィルターを屋外や洗面所に持っていき、掃除機で表面のホコリを吸い取ります。表面から吸うのが基本です。
4. 水洗いする:汚れがひどい場合はシャワーで裏側から水を当てて洗い流します。洗剤を使う場合は中性洗剤を少量使い、すすぎをしっかり行います。
5. 完全に乾かしてから取り付ける:濡れたまま取り付けるとカビの原因になります。日陰で自然乾燥させてから装着してください。
フィルターを掃除してもゴーゴー音が改善しない場合、フィルターの奥にある熱交換器(アルミフィン)にも汚れが蓄積している可能性があります。その場合はプロのエアコンクリーニングが必要です。ダイキンエアコンが冷えない・暖まらない原因の記事でも触れていますが、熱交換器の汚れはエアコン性能を大きく低下させます。
防振ゴムで室外機の騒音を軽減する方法
室外機の振動によるゴーゴー音には、防振ゴムが効果的です。室外機の足元に防振ゴムを設置することで、振動が地面や設置台に伝わりにくくなり、音が軽減されます。
防振ゴムはホームセンターやネット通販で1,000〜3,000円程度で購入できます。設置は室外機の4つ足の下に1枚ずつ敷くだけです。
防振ゴムを設置する前に、室外機の固定ネジが緩んでいないかも確認してください。ネジの緩みだけが原因であれば、ネジを締め直すだけでゴーゴー音が解消することもあります。
また、室外機を設置している台(架台)そのものが老朽化してガタついている場合は、台の交換や補強が必要になります。これは自分での対処が難しいため、設置工事業者やエアコン業者に依頼するのが安全です。
室外機の周囲の環境も見直してみてください。室外機の前後左右20cm以上のスペースを確保し、障害物を取り除くだけで音が軽減するケースもあります。植栽や物置が近くにある場合は要注意です。
修理か買い替えかの判断基準
自分でできる対処を試してもゴーゴー音が改善しない場合、修理か買い替えかを判断する必要があります。私ならこう判断します。
使用年数が10年未満の場合、まず修理を検討します。ダイキンのルームエアコンの修理費用の目安は以下の通りです。
| 症状・修理内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 出張費(点検だけでもかかる) | 8,500〜19,000円 |
| 冷媒ガス補充 | 15,000〜30,000円 |
| 基板交換 | 25,000〜45,000円 |
| コンプレッサー交換 | 50,000〜100,000円以上 |
コンプレッサーの交換が必要になる場合、修理費が10万円を超えることも珍しくありません。ダイキンエアコン修理の出張費と費用相場の記事で詳しく解説していますが、修理費が本体価格の50%を超えるなら買い替えのほうが合理的です。
使用年数が10年以上の場合は、修理より買い替えを強くおすすめします。エアコンの部品保有期間はおよそ9〜10年で、それを超えると部品自体が入手できなくなる可能性があります。また、10年以上経過したエアコンは省エネ性能も現在の機種に比べて大きく劣るため、新機種に買い替えたほうが電気代で元を取れることも多いです。
判断に迷ったら「修理費用の見積もりを取る」ことを先にしましょう。見積もりは費用がかかりますが(出張費8,500〜19,000円程度)、具体的な金額がわかってから判断するのが最も合理的です。
また、エアコンを買い替える場合、古いエアコンの処分や下取りサービスを活用すると費用を抑えられます。ダイキンエアコンのエラー表示の見方も参考にしながら、エラーコードが出ているかどうかも確認してみてください。
ダイキンエアコンのゴーゴー音の対処まとめ

ダイキンエアコンがゴーゴーうるさい原因と対処法をまとめます。
室内機からのゴーゴー音は、換気機能の動作音・フィルター汚れ・自動お掃除機能の作動の3つが主な原因です。換気機能はOFFにするか風量を弱めることで改善でき、フィルター汚れは掃除で解消できます。いずれも自分で対処できる範囲です。
室外機からのゴーゴー音は、コンプレッサーの劣化・設置不良による振動・負荷運転時の動作音の3つが主な原因です。防振ゴムの設置や環境整備で改善できる場合もありますが、コンプレッサーの異音が疑われる場合は専門家への相談が必要です。
放置リスクは中〜高。フィルター汚れによるゴーゴー音は放置しても即座に危険はありませんが、コンプレッサー異音の放置は突然の故障につながります。自力対応難易度は、フィルター掃除は低、コンプレッサー関連は高です。
私ならこう判断します。まずフィルター掃除と換気機能の確認を試す。それで改善しなければ使用年数を確認し、10年未満なら修理見積もりを取り、10年以上なら買い替えを前向きに検討する。コンプレッサーの異音が疑われる場合はすぐにダイキンまたは専門業者に連絡する、という流れです。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。ダイキンのエアコンは機種によって操作方法や仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはダイキン工業公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。