こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
ニトリのこたつの脚が折れた、というのは本当に焦りますよね。天板がガクッと傾いた、脚の付け根にヒビが入っていた、ネジ穴ごと脚が外れてしまった。どのパターンでも、こたつは電気を使う暖房器具なので、ただの座卓の脚折れとは話が違ってきます。しかも、こたつ布団をかけた状態だと、どこがどう壊れているのか見えにくいのも厄介なところです。
先に結論をお伝えします。私の判断は、折れたまま使い続けるのはやめて、まず電源を抜いて使用を止め、保証の対象かどうかと補修部品の有無をニトリに相談してください、というものです。自力で直せる範囲はごく限られていて、放置するとやけどや転倒、コードの断線による事故につながるおそれがあります。つまり、様子見ではなく、相談を前提に動くべき状況だと考えています。
この記事では、折れた直後にやること、使い続けた場合の危険度、接着などの自己補修がなぜ勧められないのか、保証での無償修理や脚だけの取り寄せ、継脚の使いどころ、買い替えに踏み切る目安、処分と再発防止までを、Rの知見と調べた内容をもとにまとめました。読み終わるころには、次に何をすればいいかがはっきりするはずですよ。
ニトリのこたつの脚が折れた時の確認事項

脚が折れた直後は、直し方を考えるより先に、安全に止めることが大切です。このセクションでは、電源の切り方、折れた原因の見立て方、使い続けた場合の危険度、自己補修の落とし穴、そして問い合わせの前に控えておきたい情報を順番に整理します。
折れた直後に電源プラグを抜く理由
脚が折れると、天板が傾いたり沈み込んだりして、天板裏のヒーターユニット、電源コード、こたつ布団の位置関係が一気に変わります。電気こたつは天板の裏側にヒーターが付いているので、傾いた拍子にヒーターが布団に押し付けられたり、コードが脚や天板の下で挟まれたり引っ張られたりしやすくなります。見た目が少し傾いただけでも、内部では思った以上に負荷がかかっていることがあるんですよ。
最初にやることは、コントローラーのスイッチを切り、コンセントからプラグを抜くことです。プラグを抜くときは、コードを引っ張らずに必ずプラグ本体を持ってください。続いて、ヒーターは電源を切ってもしばらく熱を持っているので、すぐに天板の下へ手を入れず、少し冷めるのを待ちます。その間に、天板の上の物、たとえばお茶やみかん、リモコン、ノートパソコンなどを安全な場所へ移します。
落ち着いたら、こたつ布団をゆっくりめくり、天板がどちらに傾いているか、ヒーターが布団に触れていないか、コードが挟まっていないかを目で確認します。天板が大きく傾いている場合は、片手だけで持ち上げず、できれば二人で両側から支えて、床に水平になるよう静かに下ろしてください。重い天板が片側だけ落ちると、指や足をはさんでけがをする危険があります。小さなお子さんやペットがいるご家庭では、作業中に近づかないようにするのも忘れずに。
なぜここまで慎重にするのかというと、こたつの事故は火災につながりやすいからです。NITE(製品評価技術基盤機構)は、2017年度から2021年度の5年間にこたつと電気ストーブの事故が347件あり、そのうち26件が死亡事故だったと発表しています。事故の多くは、可燃物が発熱部に触れる「ゼロ距離」の状態や、電源を切らずに放置する「ほったらかし」の状態から起きているとされています。(出典:NITE 製品評価技術基盤機構「冬の火災は『ゼロ距離』と『ほったらかし』に注意!」)脚折れそのものが原因の事故とは限りませんが、傾いた天板は布団がヒーターに触れやすい状態を作るため、同じ危険に近づいてしまうと私は見ています。
傾いたこたつを「とりあえず今夜だけ」と使い続けるのは避けてください。電源を入れたまま天板が落ちたり、布団がヒーターに触れたりする可能性があります。まずプラグを抜いて、折れた状態を写真に残してから相談に進みましょう。
写真は、全体が写るもの、折れた脚の割れ面のアップ、天板裏の取り付け部分、型番ラベルの4点があると、後の問い合わせがスムーズです。ここまでできれば、最初の一手としては十分です。慌てて組み立て直したり、ボンドで付けたりする前に、状況を記録しておくことが、保証や部品の相談で必ず役に立ちます。
脚が折れた原因と使用年数の見分け方
折れ方を観察すると、原因をある程度見立てることができます。原因が分かると、保証の対象になりそうか、他の脚も危ないか、再発をどう防ぐかが判断しやすくなります。ここでは、Rがよく見かけるパターンを整理してみます。なお、脚の固定方法は機種によって違い、天板裏の金具にネジで固定するタイプや、差し込んで固定するタイプなどがありますので、あくまで見立ての目安として読んでください。
| 折れ方の特徴 | 考えられる原因 | 見立ての目安 |
|---|---|---|
| 脚の付け根が割れている | 繰り返しの荷重や、ネジの緩みの放置 | 他の脚も同じ状態の可能性あり |
| 脚の中ほどで折れている | 強い衝撃や、天板に乗ったことによる過重 | 使い方が原因とされることもある |
| ネジ穴の周りが欠けている | 締めすぎ、斜め打ち、緩んだまま使用 | ネジ穴の補修は強度面で不安が残る |
| 割れ面が黒ずんで古い | 以前から入っていたヒビが進行 | 経年劣化が疑われ、他の脚の点検が必須 |
| 折れていないが脚が外れた | 固定ネジや金具の緩み | 折れたのではなく外れただけの可能性 |
まず確認したいのは、本当に「折れた」のか、それとも「外れた」のかという点です。慌てて折れたと判断したものの、実際は固定ネジが緩んで脚が抜けただけ、ということも珍しくありません。その場合は、脚本体や取り付け部分に割れやバリがなければ、元どおりに取り付け直せる可能性があります。ただし、ネジ穴が広がっていたり、木部が削れていたりするなら、再び緩む可能性が高いので、無理に使い続けず相談に回してください。
次に、購入からの経過年数です。購入してから間もない時期の脚折れは、初期不良や組み立て不備が絡んでいる可能性があります。一方、数年以上使っているなら、経年劣化に加えて、立ち上がるときに天板へ体重を預ける、移動のときに脚を持って持ち上げる、掃除機をぶつける、といった積み重ねが効いているケースがほとんどです。私の経験則では、折れた脚の割れ面に古い汚れやヒビ跡が見える場合、すでにかなり前から傷んでいたと考えるのが自然です。
もうひとつ大事なのは、残りの脚の確認です。こたつの脚は4本で天板の重さと体重を分担しているので、1本が折れたということは、他の脚にも似た負荷が掛かっていた可能性が高いんです。残りの脚を軽く揺すってグラつきがないか、取り付け部にヒビがないかを必ず見ておきましょう。ここで他の脚にも傷みが見つかれば、後で触れる買い替え判断の大きな材料になります。
折れたこたつの危険度と使用可否
結論から言うと、脚が折れたこたつは使用不可と考えてください。理由は大きく3つあります。ひとつ目は、天板が傾いたり落ちたりしてけがをするおそれ。ふたつ目は、ヒーターが布団やコード、周囲の物に触れてやけどや火災につながるおそれ。みっつ目は、傾きや落下の衝撃でコードや内部の配線が傷み、感電やショートの原因になるおそれです。どれも目に見えにくく、起きたときの被害が大きいのが特徴です。
| 判断項目 | 評価 | 理由 |
|---|---|---|
| 放置リスク | 高 | 天板の傾きや落下、布団の接触が起きやすい |
| 自力対応難易度 | 高 | 強度の確認ができず、接着では耐荷重が不明 |
| コスト感 | 不明 | 保証の有無や部品の在庫で大きく変わる |
| 再発可能性 | 高 | 他の脚も同様に傷んでいる可能性がある |
| 安全面(火災・感電・けが)の関与 | あり | ヒーターとコードを持つ電気製品のため |
「3本脚でも、壁際に寄せればなんとかなるのでは」と考える方もいますが、私はおすすめしません。こたつの天板とヒーターユニットは見た目以上に重く、そこへ人が手をついたり、肘をのせたりします。残りの脚に荷重が偏って連鎖的に折れる可能性もありますし、バランスの崩れ方は予測しにくいものです。本や段ボールを下に挟んで支える応急処置も、ずれたときに一気に落ちるので同じく避けてください。
では電源を入れずに、普通の座卓として使うのはどうでしょうか。これも、折れた脚をそのままにしている限りは安全とは言えません。体重をかける場面が多い家具なので、脚の強度が不明な状態で使うのは不安が残ります。使うなら、少なくとも保証対応や部品交換で脚が元の状態に戻ってからにしましょう。
私ならこう判断します。脚が1本でも折れたこたつは、電源を抜いて使用を止め、天板を水平な場所に下ろして保管します。そのうえで、保証書と購入履歴を確認し、ニトリに脚の状態を伝えて指示を仰ぎます。自分で直して使い続けるという選択肢は、最初から外しておきます。
読者の方が次にやる行動は、次の3手順で十分です。1つ目は、電源プラグを抜いて、折れた状態の写真を撮ること。2つ目は、保証書やレシート、注文履歴を探して購入日と型番を控えること。3つ目は、ニトリの窓口に連絡して、保証の対象になるか、脚だけの取り寄せができるかを相談することです。この順番で動けば、無駄な出費や危険を避けやすくなります。
折れた脚の接着補修が危ない理由
脚が折れたと聞くと、まず「木工用ボンドで付ければ直るのでは」と考えるかもしれません。実際、ネットでもそうした補修の話はよく見かけます。ただ、こたつの脚は、ただ立っているだけの部品ではなく、天板とヒーターの重さを支えながら、立ち座りや肘をつくたびに、曲げる力と横方向の力を繰り返し受けています。折れた面を接着しただけでは、この力に耐えられる保証がないんです。
特に、脚の付け根は力が集中する場所です。付け根が割れていたり、ネジ穴の周りが欠けていたりする場合、接着剤で固めても、割れ目から再び破断しやすくなります。接着部分は、折れる前より強くなることはまずありませんし、外から見ただけでは中の接着状態が分かりません。使い始めてしばらくしてから、ある日突然ガクンと崩れる、というのが最も怖いパターンです。
金属のL字金具やプレートで補強する方法もありますが、これも私はおすすめしません。理由は、天板裏にはヒーターユニットや配線があり、不用意にネジを打つと、内部の部品や配線を傷つけるおそれがあるからです。電気製品の内部に手を入れたり、改造したりすることは、感電や火災のリスクを自分で高めることになります。脚だけの作業のつもりでも、天板裏の構造は機種ごとに違うので、判断は慎重にしてください。
ニトリ以外で修理した場合、保証の対象外になるおそれがあります。ニトリの保証は、ニトリまたはその委託業者以外による修理には原則として適用されない、と私は確認しています。先に自己補修をしてしまうと、本来なら無償で交換してもらえたかもしれない機会を失うことがあるので、必ず先に相談してください。
では、自分でやってよい作業は何でしょうか。私が許容範囲と考えているのは、折れていない脚の固定ネジの増し締めだけです。それも、ネジ穴が傷んでいない場合に限り、締めすぎないよう注意して行います。ヒーターユニットや配線、コントローラーには触れないようにしてください。折れた脚は、写真に残したうえで、あとでメーカーに見せられるよう捨てずに保管しておくと、状況が伝わりやすくなります。
ちなみに、割れ面を接着して見た目だけ整え、使わずに保管しておくこと自体は止めません。ただし、それは「使う前提の補修」ではなく、「状態を保つための保管」です。繰り返しますが、一度折れた脚に体重をかける使い方は避けましょう。直したつもりが、いちばんの事故のもとになってしまうことがあります。
型番と購入日の確認方法
ニトリに相談するにも、補修部品を探すにも、まず必要なのは型番と購入日です。ここが曖昧だと、保証期間内かどうかも、同じ脚が手に入るかどうかも、判断がつきません。折れた状態を落ち着いて記録したら、次は情報集めに入りましょう。探す場所は、意外と身近にあります。
型番は、商品名の後ろにカッコ付きで書かれている品番が目印です。購入したときの注文履歴、ニトリネットのマイページ、アプリの購入履歴、店舗で買った場合のレシートや会員履歴を見ると見つかることが多いです。商品そのものでは、天板裏や脚の取り付け面、コントローラー付近のラベルに、型番や製造年が書かれていることがあります。取扱説明書や保証書が残っていれば、そこにも載っています。
| 控えておく情報 | 探す場所 | ポイント |
|---|---|---|
| 購入日・購入店舗 | レシート、注文履歴、保証書 | 保証期間の起算日になる |
| 商品名・型番 | 商品ラベル、取扱説明書、履歴 | 部品の取り寄せに必須 |
| 天板サイズ | 取扱説明書、実測 | 同型の確認に役立つ |
| 脚の形状・寸法 | 実測、写真 | 長さと太さ、固定方式を記録 |
| 折れた箇所の写真 | 自分で撮影 | 全体、割れ面、型番ラベルの順に |
脚の寸法は、メジャーで長さと太さを測り、取り付け部のネジの有無や、ネジ穴の位置も写真に残しておくと便利です。問い合わせのときに「脚が折れました」とだけ伝えるより、「購入日はいつごろで、型番はこれ、脚の付け根が割れていて、残りの3本はグラつきなし」と具体的に伝えられると、やり取りがぐっと早くなります。電話でもメールでも、この情報があれば話が進みます。
メモをまとめる際は、次のような形式がおすすめです。「購入日:〇年〇月ごろ、購入場所:店舗またはネット、商品名・型番:〇〇、状況:脚1本が付け根で折れ、天板が傾いた、使用状況:家庭で通常使用、写真:あり」。こうしておけば、保証の可否や部品の有無を聞く際に、聞き返されることが少なくて済みます。なお、保証の取り扱いや部品の販売可否は商品ごとに違うので、細かい条件はニトリのこたつの部品の種類と入手先の記事も合わせて参考にしてください。
ニトリのこたつの脚が折れたら修理か買替か

情報を集めたら、次は修理で直すのか、買い替えるのかを決める段階です。保証が使えるか、脚だけの取り寄せが可能か、継脚で済ませてよいのか、買い替えに踏み切る目安は何か、処分と再発防止はどうするか、という順で整理していきます。
保証期間内の無償修理と交換の流れ
まず確認したいのが保証です。私が調べたところ、ニトリは、保証書や明細に保証期間の記載がない保証対象商品については、お渡し日から1年間の保証とする扱いと案内しています。ただし、商品ごとに保証期間が異なる場合があるので、お手元の保証書や購入明細、商品ページの記載を必ず確認してください。ここでは公式の案内として確認できた範囲でお話しします。
保証の対象になるかどうかのポイントは、取扱説明書どおりに使っていたか、そして、ニトリの調査で商品自体に原因があると判断されるかどうかです。この条件を満たすと、無償での修理、または同一商品や代替商品への交換になると案内されています。製造中止などで同じ商品が手に入らない場合も、代替商品での対応が想定されています。また、保証は家庭で使用した場合が前提ですので、業務用途だと対象外になる場合があります。
反対に、天板に乗った、脚を持って引きずった、ぶつけた、といった使い方が原因と判断されると、保証の対象外になる可能性があります。電話や問い合わせで状況を聞かれたときは、思い出せる範囲で正直に伝えてください。無理に取り繕うと、かえって話がこじれます。折れた脚と割れ面の写真を見せながら、どの場面で折れたのかをありのままに説明するのが、いちばんスムーズです。
一般的な流れは、窓口に連絡して購入情報と状況を伝え、写真などで状態を確認してもらい、保証の可否を判断してもらい、修理や交換の方法の案内を受ける、というものです。商品の状態によっては、現物の確認や引き取りが必要になる場合もあります。連絡先や手続きの詳細は、ニトリの公式サイトや保証書に記載の窓口で最新の情報を確認してください。保証と費用の全体的な考え方は、ニトリのこたつ修理は保証と費用でどう判断するかでも整理しています。
保証期間内かどうか迷ったら、とにかく購入履歴を探して、先に窓口へ相談するのが得策です。ニトリ以外の業者に修理を依頼すると、保証の対象から外れる場合があるので、順番だけは間違えないでください。
脚だけ買える補修部品の探し方
保証期間が過ぎている場合に気になるのが、「脚だけ買えないのか」という点ではないでしょうか。結論から言うと、私が調べた範囲では、ニトリの公式サイトでこたつの脚の単品購入を案内しているページは確認できませんでした。補修部品の取り扱いは商品によって違い、在庫があるものもあれば、製造終了で入手できないものもあるはずです。確実な答えは、窓口に聞くのがいちばん早いです。
問い合わせのときに、聞いておきたい点は5つあります。ひとつ目は、同じ型番の脚が単品で取り寄せできるかどうか。ふたつ目は、脚に取り付けネジなどの部品が含まれるかどうか。みっつ目は、価格と納期。よっつ目は、製造終了の場合の代替策。いつつ目は、脚を交換するだけで安全に使えるかどうかの確認です。ここまで聞ければ、修理を選ぶか買い替えるかの判断材料が揃います。
ホームセンターや通販で、似た形の脚を探して交換する方法を考える方もいると思います。ただ、これは慎重にしてください。こたつの脚は、ネジ径、長さ、太さ、固定方式がそれぞれの機種に合わせて作られていて、見た目が似ていても寸法が合わないことが珍しくありません。強度が分からない部品に付け替えると、同じように折れて事故になるおそれもあります。しかも、他社部品の使用で保証が受けられなくなる可能性もあります。
また、4本のうち1本だけ新しい脚に交換すると、色味や質感、すり減り具合が違って見えることがあります。見た目より大事なのは、強度のバランスです。新品の脚と古い脚が混在すると、古い脚に負荷が集中しやすい点にも注意してください。部品の入手が難しい場合や、4本とも傷みが進んでいる場合は、無理に修理せず、買い替えを前向きに検討したほうが、結果的に安全で安く済むことも多いです。
なお、ネジや天板など他の部品をまとめて探したい場合は、ニトリのこたつの部品の種類と入手先の記事も役立ちます。脚の部品がなくても、状況を整理するうえで参考になるはずです。電気部分のトラブルが気になる場合は、ニトリのこたつのコードが壊れた時の見分け方の記事もあわせて確認しておくと、こたつ全体の状態を把握しやすくなります。
継脚で代用してよいケースと注意
ニトリのこたつには、別売りの継脚が販売されています。私が確認したところ、ニトリネットでは「こたつ継脚」の4個入りが扱われています。ただし、継脚は、もともと脚の高さを足して、こたつの天板を高くするための部品です。折れた脚の代わりになるものではありません。この違いを間違えて、折れた脚の補強用に継脚を使おうとする方がいるのですが、これは目的が違います。
継脚を使ってよいのは、あくまで脚そのものが無傷で、高さを足したいときだけです。たとえば、椅子に座って使うために天板を高くしたい、こたつ布団のボリュームに合わせて高さを調整したい、といった場面です。折れた脚の根元に継脚を足しても、折れた部分の強度は戻りません。むしろ、脚が長くなる分、付け根にかかる曲げの力が大きくなって、折れやすくなる点に注意してください。
もう一点、継脚を付けると天板の位置が高くなるため、ヒーターと布団、周囲の物との距離が変わります。高さが変わることで、こたつ布団がヒーターに触れやすくなったり、コードの引き回しに余裕がなくなったりすることがあります。使うときは、必ず4本とも同じ高さにし、取扱説明書の使用条件を確認し、天板が水平になっているかをチェックしてください。
| 状況 | 継脚の使用 | 理由 |
|---|---|---|
| 脚は無傷で、天板を高くしたい | 条件付きで可 | 取扱説明書の範囲内で、4本とも同じ高さにする |
| 脚の先端がすり減った | 要相談 | 本体側に問題がないか先に確認が必要 |
| 脚の付け根が折れた | 不可 | 継脚では根元の強度は戻らない |
| 脚が1本だけ折れた | 不可 | 高さをそろえても折れた脚の代わりにならない |
私なら、折れた脚の対処に継脚は使いません。継脚は便利な部品ですが、あくまで高さ調整のためのものです。折れたときは、保証や部品交換、もしくは買い替えで解決するのが筋だと考えています。継脚の購入を検討する場合も、今使っている脚が健全であることを確かめてからにしてください。迷ったら、ニトリの窓口に型番を伝えて、使えるかどうかを聞くのが確実です。
買い替えを選ぶ判断ラインと費用
保証が使えない、部品も出ない、となったら買い替えを検討する場面です。どこで線を引くか迷う方が多いので、私の判断基準をお伝えします。目安は大きく4つです。保証期間が過ぎていて部品の入手も難しい場合、購入から長い年数が経っている場合、修理や部品代が新品価格の半分を超えそうな場合、そして、折れた脚以外にも傷みがある場合です。
特に、購入から年数が経っているこたつは、脚だけでなく、ヒーターユニットやコード、コントローラーも劣化している可能性があります。脚の交換にお金をかけても、数年のうちに別の不具合が出るおそれがあるわけです。電気部品の劣化は見た目では分からないため、私は、長く使ったこたつで脚が折れたら、買い替えを軸に考えるのが現実的だと思っています。
修理費用や部品代については、公式に公表された料金表を私は確認できていません。そのため、具体的な金額は断言できません。見積もりが出たら、部品代、作業費、送料などの内訳を確認して、新品価格と比べてください。保証外の場合は、窓口で金額の見積もりを聞いたうえで、納得できるかどうかを判断するのがよいと思います。
買い替えに進むなら、天板のサイズと脚の太さ、固定方式、取扱説明書に書かれた使い方の注意をよく確認しましょう。脚が太く、天板裏にしっかり固定されるタイプのほうが、荷重を受け止めやすい傾向があります。購入後は、使い始めの時期にネジの緩みを点検する習慣をつけると安心です。
買い替えのときは、値下げ時期やセールの時期を意識すると、同じ予算で選べる幅が広がることがあります。また、脚の構造が違うタイプ、たとえば、折りたたみ式や、天板と脚が一体になったタイプなどは、荷重のかかり方も違います。ご自身の使い方、たとえば天板に手をつくことが多いか、頻繁に移動させるか、座椅子と合わせて使うか、といった点に合わせて選ぶと、同じ失敗を繰り返しにくくなります。
なお、折れたこたつのヒーターユニットだけを取り外して、別のこたつに流用するのは、改造にあたり危険です。事故のおそれがあるので、やらないでください。使えなくなったこたつは、後述の処分方法に沿って手放すのが安全です。
折れたこたつの処分と再発防止
買い替えを決めたら、折れたこたつの処分も考える必要があります。電気こたつは、自治体によって、粗大ごみとして扱う場合と、小型家電として扱う場合があります。サイズや素材の区分も自治体ごとに違うため、お住まいの自治体のごみ分別ルールを調べるのが確実です。また、ニトリで買い替える場合に引き取りや下取りが受けられるかは、時期や店舗によって違う可能性があるので、購入前に窓口で確認してください。
解体して捨てる場合は、折れた脚の断面が鋭くなっていることがあるので、必ず手袋をして作業してください。ヒーターユニットやコードには手を加えず、そのまま自治体のルールに従って出します。天板の裏にあるネジを外すときも、無理にこじるとけがのもとになります。迷ったら、解体せずに粗大ごみとして出すほうが安全です。
再発防止のポイントは、日々の使い方にあります。まず、天板に体重をかけたり、乗ったりしないこと。立ち上がるときは、床に手をついたり、近くの家具を使ったりするのがおすすめです。次に、移動させるときは、脚ではなく天板の側面を持ち、できれば二人で運ぶこと。引きずると脚の付け根に横方向の力がかかって、ネジ穴の傷みにつながります。
もうひとつ大切なのが、使い始める前の点検です。毎年、こたつを出すときに、脚の固定ネジが緩んでいないか、ヒビやガタつきがないかを確かめましょう。このひと手間で、脚折れの多くは予防できると考えています。同時に、電源コードに傷や変形がないか、プラグにほこりがたまっていないか、布団がヒーターに接触していないかも確認してください。NITEも、使用前の点検や、電源コードの異常を放置しないことを呼びかけています。(出典:NITE 製品評価技術基盤機構「冬の火災は『ゼロ距離』と『ほったらかし』に注意!」)
湿気も木製の脚には大敵です。使わない季節は、湿気の少ない場所に保管し、直接床に置きっぱなしにしないようにすると、木の傷みを抑えられます。折れてからあわてるより、折れる前に気づける習慣をつけることが、いちばんの対策ですよ。
ニトリのこたつの脚が折れた時のまとめ

ここまで、ニトリのこたつの脚が折れた時の対処を、順を追ってお話ししてきました。ポイントを振り返ります。まず、折れたこたつは電源を抜いて使用を止めること。傾いた天板は、ヒーターと布団、コードの関係を崩し、やけどや火災、けがにつながるおそれがあります。ここは、私が最も重く見ているところです。
次に、自己補修は基本的に避けること。ボンドでの接着や金具での補強、似た脚への付け替えは、強度が分からないまま体重を預けることになります。しかも、ニトリ以外の修理は保証の対象外になるおそれもあります。直したくなる気持ちは分かりますが、先に相談するのが結果的に近道です。
そして、型番と購入日、折れた状態の写真を揃えて、ニトリの窓口に相談してください。保証期間内で、使い方に問題がなければ、無償での修理や交換になる可能性があります。保証が使えず、部品も出ない場合や、年数が経っている場合、他の脚にも傷みがある場合は、買い替えを軸に考えるのが現実的です。継脚は高さを足す部品で、折れた脚の代わりにはならない点も、覚えておいてください。
行動は次の3つだけです。電源を抜いて写真を撮る。購入履歴と型番を探す。窓口に連絡して、保証と部品、買い替えの相談をする。この順番で進めれば、慌てずに対応できます。今すぐ新しいこたつを探す必要はありませんが、折れたこたつを使い続けるのだけは、やめておきましょう。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。ニトリのこたつは、機種によって脚の固定方法、保証の取り扱い、補修部品の有無が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはニトリ公式サイトにてご確認ください。また、脚の破損は安全面にも関わりますので、最終的な判断は専門家にご相談ください。