こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
コロナの窓用エアコンを使っていて、運転中に「シャワシャワ」とか「ポコポコ」といった水の音が聞こえてきて、気になっているのではないでしょうか。故障ではないかと不安になったり、夜間は音が響いて眠りにくいと感じたりしている方も多いと思います。
結論からお伝えすると、コロナの窓用エアコンから聞こえる水の音の多くは、内部で結露水を処理するための正常な運転音です。ただし、音の種類によっては注意が必要なケースもあります。私自身、コロナの窓用エアコンの構造や公式の資料を調べてきた中で、音の種類ごとにある程度の見分け方があることが分かりました。この記事では、水の音の正体と、様子見で大丈夫なケース・確認したほうがよいケースの違いを、私の知見をもとに整理してお伝えします。
コロナの窓用エアコンから水の音がする原因

まずは、コロナの窓用エアコンからなぜ水の音がするのか、その仕組みから解説していきます。窓用エアコンはセパレート型のエアコンと構造が大きく異なるため、音の出方にも独自の特徴があります。仕組みを知っておくと、聞こえてくる音が正常なものなのか、それとも注意すべきものなのかを判断しやすくなります。
シャワシャワという運転音の正体
コロナの窓用エアコンを冷房やドライ運転で使っていると、「シャワシャワ」という水が跳ねるような音が聞こえることがあります。これは私がコロナの公式サポート情報を確認した中でも明記されている音で、室内機の熱交換器にたまった結露水(ドレン水)を処理する際に発生する運転音です。
エアコンは冷房運転中、空気中の水分を熱交換器で冷やして結露させることで除湿と冷却を同時に行っています。このとき発生する水をどう処理するかが、機種ごとの構造の違いになってきます。コロナの窓用エアコンの場合、あとで詳しく説明する「ノンドレン方式」という仕組みで水を処理しているため、内部で水をかき混ぜたり吹き付けたりする音が「シャワシャワ」として聞こえてくるわけです。
この音は冷房・ドライ運転中はある程度常に発生するもので、運転を止めたり送風運転に切り替えたりすると聞こえなくなるのが特徴です。逆に言えば、送風運転中や電源オフの状態でも同じ音が続く場合は、別の原因を疑ったほうがよいかもしれません。
ノンドレン方式と気化の仕組み
コロナの窓用エアコンの多くの冷房専用モデル(CWタイプ)は「ノンドレン方式」という排水方式を採用しています。私が調べた限り、一般的なセパレート型エアコンのようにドレンホースを外に伸ばして排水するのではなく、発生した結露水を室外側の熱交換器に吹き付けて、風の熱で蒸発させてしまう仕組みになっています。
この方式のメリットは、ドレンホースの取り付けや排水経路の確保が不要になる点です。賃貸住宅などで窓に設置するタイプのエアコンでは、排水のための穴あけ工事ができないケースも多いため、ノンドレン方式は窓用エアコンならではの合理的な設計だと言えます。
一方で、冷暖房兼用タイプ(CWHタイプ)の一部機種では、暖房時に室外側で発生する霜取り水などの処理のためにドレン排水が必要になる場合があります。お使いの機種が冷房専用か冷暖房兼用かによって構造が異なるので、型番を取扱説明書で確認しておくと安心です。
ただし、ノンドレン方式にも処理能力の限界はあります。梅雨時など湿度が非常に高い時期は、蒸発しきれなかった水が本体の背面から滴下することがあり、これは設計上想定されている挙動です。詳しくは後述の「梅雨時に水漏れが起きたときの対応」で解説します。
スプラッシャーとドレンモーターの役割
「シャワシャワ」という音をさらに詳しく調べていくと、コロナの窓用エアコンの内部には「スプラッシャー」と呼ばれる水車状の部品と、それを回転させる「ドレンモーター」が組み込まれていることが分かりました。ドレンモーターがスプラッシャーを回転させ、結露水をくみ上げて室外側の熱交換器に飛び散らせることで、効率よく蒸発させる仕組みになっています。
つまり「シャワシャワ」という音は、このスプラッシャーが水をはね飛ばしている音そのものです。運転中に常時鳴るというより、結露水がある程度たまったタイミングで断続的に動作することが多く、「シャー」という音と「シャワシャワ」という音が混ざって聞こえることもあります。
私の知見と、これまで調査してきた経験をもとに言うと、この機構は窓用エアコン特有のもので、セパレート型のルームエアコンにはあまり見られない構造です。窓用エアコンを初めて使う方が「セパレート型より水の音が気になる」と感じやすいのは、この構造の違いが大きく関係していると考えられます。
ポコポコという音が鳴るケース
「シャワシャワ」以外に、「ポコポコ」という気泡がはじけるような音が気になるという声もよく見かけます。この音の主な原因は、室内と室外の気圧差です。換気扇を回している部屋など気圧が下がりやすい状況では、排水経路を通じて外気が逆流し、水と空気が混ざり合うことで気泡が発生し、ポコポコという音が鳴ることがあります。
もう一つの原因として考えられるのが、排水経路や本体内部にホコリやカビがたまり、水の流れが妨げられることです。流れが悪くなった部分で水と空気が入り混じると、同じように気泡音が発生しやすくなります。
コロナの窓用エアコンはノンドレン方式が主流とはいえ、機種によっては排水口や隙間から外気の影響を受けることがあります。台所の換気扇や浴室乾燥機を同時に使っているときに音が強くなると感じたら、気圧差が関係している可能性が高いです。
チリチリ・シャリシャリ音は要注意のサイン
ここまで紹介してきた音は、基本的に様子見で問題のないものです。一方で、「チリチリ」「シャリシャリ」といった、金属や硬いものがこすれるような音が冷房運転の開始と同時に鳴る場合は、少し注意して様子を見たほうがよいと私は考えています。
私が確認した利用者の声の中には、この「チリチリシャリシャリ」という音について、スプラッシャーやドレンモーターの不具合が疑われるという指摘がありました。水車部分に異物が挟まっていたり、モーターの軸受けが劣化していたりすると、正常な「シャワシャワ」音とは違う、こすれるような異音に変わることがあります。
冷媒ガスが流れる「シュー」という音や、結露水を吹き付けるポンプ音自体は正常運転の範囲内ですが、そこに硬質な擦過音が混ざっている場合は、部品の摩耗や破損が進んでいるサインの可能性があります。私ならこう判断します。数日聞いても音の性質が変わらず、むしろ大きくなっているようであれば、無理に使い続けずにメーカーへ相談する段階だと考えます。
コロナ窓用エアコンの水の音への対処法

ここからは、実際に音が気になったときにどう対応すればよいかを、症状別に整理してお伝えします。正常な音との見分け方から、水漏れが起きたときの対応、異音が続く場合の相談の目安まで、順を追って確認していきましょう。
正常な音かどうかの見分け方
音の正体が分かっても、実際に自分の機種の音が正常範囲なのか判断するのは難しいものです。私なりに整理した見分け方のポイントをまとめます。
| 音の種類 | 発生タイミング | 判断の目安 |
|---|---|---|
| シャワシャワ | 冷房・ドライ運転中 | 正常な運転音。様子見でOK |
| シュー | 運転中断続的 | 冷媒が流れる正常音。様子見でOK |
| ポコポコ | 換気扇使用時など | 気圧差が原因のことが多い。まず確認 |
| チリチリ・シャリシャリ | 冷房開始と同時 | 部品の異常の可能性。まず確認・相談推奨 |
放置リスクで言えば、シャワシャワやシューといった音は放置しても悪化するものではないため低リスクです。一方でチリチリ・シャリシャリ系の音は、部品の摩耗が進行すると動作不良や水漏れにつながる可能性があるため、中程度のリスクとして見ておくのが妥当だと私は考えます。自力での切り分け難易度も、音の聞き分けさえできれば低いレベルで判断可能です。
見分け方のコツとして、私がおすすめしているのは「運転開始直後」「運転中しばらくしてから」「運転を止めた直後」の3つのタイミングで音を意識的に聞き比べてみることです。ノンドレン機構によるシャワシャワ音は冷房・ドライ運転中に断続的に鳴りますが、運転を止めれば数秒から数十秒で収まります。逆に電源を切った後もしばらく異音が続く場合は、モーター部分に何らかの負荷がかかっている可能性を考えたほうがよいでしょう。
また、設置してすぐの時期は独特の運転音が目立ちやすい傾向もあります。新品の内部機構はグリスの馴染みや部品の当たりが安定していないことがあり、使い始めて1〜2週間ほどで音が落ち着くケースも珍しくありません。購入直後に音が気になった場合は、まず数日様子を見てから判断するのも一つの方法です。
梅雨時に水漏れが起きたときの対応
ノンドレン方式は結露水を蒸発させる仕組みですが、梅雨の時期など湿度が極端に高い状況では、処理能力を超えた水が本体の背面や下部から滴下することがあります。これは私が確認した公式情報でも言及されている、設計上想定された挙動です。少量の水滴が落ちる程度であれば、慌てて故障と判断する必要はありません。
とはいえ、床や壁が濡れて困る場合は、本体の下にタオルやトレーを敷いて対応しつつ、換気扇を併用して室内の湿度を下げると水の量を減らせることがあります。また、本体の設置角度が室外側にわずかに傾いていないと、排水がうまくいかず漏水が増えることもあるため、水平器などで設置状態を確認するのも有効です。
コスト感で言うと、設置角度のズレが原因であれば費用はほとんどかかりません。自分で本体を持ち上げて室外側がわずかに低くなるように微調整すれば直せることが多いからです。ただし窓用エアコンは重量があるため、無理な体勢での作業はケガのリスクがあります。安全面に不安がある場合は、無理をせず設置業者や購入店に調整を依頼することをおすすめします。
水漏れの量が明らかに多い、あるいは湿度が高くない時期にも継続して水漏れが起きる場合は、ノンドレン機構の想定内の挙動とは言えません。スプラッシャーの破損や排水経路の詰まりなど、別の原因を疑ったほうがよいでしょう。
コロナ窓用エアコンの水漏れ全般については、セパレート型エアコンの水漏れとも共通する部分があります。原因の切り分け方をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
エアコンの水漏れが起きる仕組みと自分でできる対処法では、ドレンパンや排水経路の詰まりによる水漏れの原因と対処法を詳しく解説しています。
換気扇や気圧差が原因の音を止める方法
「ポコポコ」という気泡音が気になる場合、まず試してほしいのが気圧差の解消です。台所の換気扇や浴室乾燥機、24時間換気システムなどを一時的に止めてみて、音が小さくなるかを確認してみてください。原因が気圧差であれば、これだけで改善するケースが多いです。
換気扇を止められない場合は、少しだけ窓を開けて室内外の気圧差を和らげる方法も効果的です。また、排水経路の先端がある場合は、向きを調整して外気が入り込みにくい向きに変えるだけで音が収まることもあります。
それでも改善しない場合は、排水経路の内部にホコリやカビが詰まっている可能性があります。詰まりによって水の流れが悪くなると気泡が発生しやすくなるため、経路内部の清掃が必要になることもあります。無理に自分で分解しようとせず、まずは取扱説明書に記載された範囲でのお手入れにとどめておくのが安全です。
異音が続く場合の点検・修理の目安
チリチリ・シャリシャリといった擦過音や、日に日に音が大きくなっていく異音が続く場合は、内部部品の劣化や破損が進んでいる可能性を考えたほうがよいでしょう。コスト感としては、スプラッシャーやドレンモーターといった部品交換になると、部品代と技術料を合わせてそれなりの費用がかかることが多く、再発の可能性も部品の摩耗度合いによって変わってきます。
安全面については、水回りの部品トラブルなので火災につながる可能性は低いものの、モーター部分の異常が電気系統のトラブルに波及するリスクはゼロではありません。私ならこう判断します。異音が3日以上続き、かつ音量が変わらないか悪化しているようであれば、無理に自己判断で使い続けず、購入店またはコロナのサービスセンターに一度問い合わせることをおすすめします。
相談する際の手順としては、まず型番と購入時期を控えておく、次に音が鳴るタイミング(運転開始直後か、しばらくしてからか)をメモしておく、最後にできれば音をスマートフォンで録音しておく、という3つを済ませておくとスムーズです。これだけで、電話や店頭でのやり取りがぐっと早くなります。
保証期間内であれば、購入店やコロナの窓口に連絡すれば無償で点検・修理してもらえることがほとんどです。保証期間が過ぎている場合でも、部品代と出張費を合わせた見積もりを先に確認できるので、いきなり高額請求になる心配は少ないはずです。再発可能性の観点では、一度モーターや水車部分を交換すれば同じ症状が繰り返し起きることは少ないため、必要な修理であれば早めに対応したほうが結果的に安く済むケースが多いと私は感じています。
音の悩みは窓用エアコンに限らず、セパレート型エアコン全般でも多く寄せられる相談です。うるさいと感じる音の種類ごとの見分け方は、以下の記事でも整理していますので参考にしてください。
エアコンがうるさい原因と対策まとめでは、室内機・室外機・換気機能それぞれの音の原因を整理しています。
長く使うための日常のお手入れ
水の音のトラブルを未然に防ぐには、日頃のお手入れが効果的です。まず基本になるのがフィルター掃除です。フィルターにホコリがたまると熱交換の効率が落ち、結露水の量が増えて排水機構に負担がかかりやすくなります。2週間に1度を目安に掃除機やぬるま湯で洗い流すことをおすすめします。
また、本体を長期間使わないシーズンオフの時期には、内部の水分をしっかり乾燥させてからカバーをかけて保管すると、カビや詰まりの予防につながります。送風運転を1〜2時間ほど行ってから電源を切ると、内部の湿気を飛ばすことができます。
設置状態の確認も大切なポイントです。窓用エアコンは本体をやや室外側に傾けて設置するのが基本ですが、経年で傾きが変わってしまうこともあります。ドレンパンの水抜き作業なども含め、排水経路のメンテナンス方法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考になります。
さらに、室外側の吹き出し口周辺にホコリや虫の巣、落ち葉などが詰まっていないかも定期的にチェックしておきたいポイントです。ここが詰まっていると、蒸発するはずの水がうまく飛び散らず、結果的に水漏れや異音の原因になることがあります。年に1〜2回、シーズンの変わり目にあわせて外側から目視で確認するだけでも、トラブルの予防につながります。
エアコンのドレンパンの水抜きを正しく行う方法では、排水経路の詰まりを防ぐ具体的な手順を紹介しています。
私の知見と、これまで調査してきた経験からすると、水の音のトラブルの多くはフィルターの汚れや設置状態の乱れといった、比較的シンプルな原因から起きています。定期的なお手入れを習慣にしておくだけで、異音や水漏れのリスクをかなり抑えられます。
コロナ窓用エアコンの水の音まとめ

コロナの窓用エアコンから聞こえる水の音について、原因と対処法を整理してきました。「シャワシャワ」という音はノンドレン方式によるドレン水処理の正常な運転音で、様子見で問題ありません。「ポコポコ」という音は気圧差や排水経路の詰まりが原因のことが多く、換気扇の使い方を見直すだけで解決するケースが多いです。
一方で、「チリチリ」「シャリシャリ」といった擦過音が続く場合は、スプラッシャーやドレンモーターといった内部部品の劣化が疑われるため、様子を見つつも長引くようならメーカーへの相談を検討したほうがよいでしょう。音の種類を聞き分けることが、コロナ窓用エアコンの水の音と正しく付き合う第一歩だと私は考えています。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。コロナの窓用エアコンは機種によって排水方式や操作方法が異なりますので、正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはコロナ公式サイトにてご確認ください。異音や水漏れが続く場合の最終的な判断は、専門家にご相談ください。