こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
ダイキンエアコンを止めたあとも送風が続いていたり、リモコンの画面に内部クリーンのマークが出たままで「どうやって消すの?」と困っている方は多いかなと思います。特に初めてダイキン機種を使う場合や、2019年以降の新しいモデルに買い替えたばかりの場合に、この疑問はよく出てきます。
内部クリーンは、エアコン内部のカビやニオイを防ぐために自動で動く機能です。設計上とても大切な仕組みなのですが、タイミングや状況によっては「今すぐ止めたい」「毎回動くのを止めたい」というケースも当然あります。
この記事では、ダイキンエアコンの内部クリーンの消し方と設定変更の手順を、状況別に整理してお伝えします。運転中に止めたい場合、自動設定をオフにしたい場合、ランプが消えない場合など、それぞれの対処法を具体的にまとめました。
ダイキンエアコンの内部クリーンを消す前に知っておくこと

内部クリーンを止める操作は難しくありません。ただ、何も知らずにオフにすると「カビが生えやすくなった」「臭いが出てきた」という結果につながることもあります。操作の前に、最低限知っておくべきことを整理しておきます。
内部クリーンの仕組みとカビ防止の役割
内部クリーンは、冷房や除湿運転で濡れた室内機の内部を乾燥させるための機能です。エアコンを冷房モードで動かすと、室内機の内部では結露が発生します。熱交換器やフィン、ドレンパンなどがしっとりと濡れた状態になり、そのまま放置するとカビが繁殖しやすくなります。
この湿った状態を解消するために、エアコンが自動的に送風または暖房運転を行って内部を乾燥させるのが内部クリーンの役割です。運転が終わってからも風が出たり、ほんのり暖かい風が吹いてくる場合は、多くのケースで内部クリーンが動いています。
ダイキンの公式資料によると、内部クリーンの動作時間は約80〜140分で、その後は自動的に停止します。電気代は1回あたり約2〜4円と、さほど高くはありません。
なお、内部クリーンはあくまで「乾燥させてカビを防ぐ」機能であり、すでに発生したカビを除去する効果はありません。カビが発生してしまった後はプロのエアコンクリーニングが必要になります。エアコン内部のカビが気になる方は、クリーニング業者に依頼することも選択肢に入れてください。
内部クリーンには「送風で乾燥させるタイプ」と「暖房で乾燥させるタイプ」があります。暖房タイプは乾燥効率が高い分、室温が若干上がることがあります。2019年X型以降のモデルでは「水内部クリーン」という、結露水を利用して汚れを洗い流してから乾燥させる機能も搭載されています。
内部クリーンが動いている間はエアコンが完全には「止まっていない」状態です。電源ランプや内部クリーンランプが点灯しているのはそのためです。故障ではなく正常な動作ですので、まずはその点を確認してください。
内部クリーンが正しく動作しているかどうかを確認するうえで、ランプの状態が重要な手がかりになります。特に点灯と点滅では意味が異なるため、次の項目でしっかり把握しておくことをおすすめします。
自動内部クリーンが毎回動く理由
「エアコンを止めるたびに内部クリーンが動く」という状況に驚いた方も多いと思います。これは「自動内部クリーン」の設定が有効になっているためです。
自動内部クリーンとは、冷房または除湿運転を止めるたびに自動的に内部クリーン運転を開始する設定です。毎回手動で操作しなくてよいので便利な機能ですが、「止めたのに風が止まらない」「ずっと動いている気がする」と不安に感じる方もいます。
自動内部クリーンが毎回起動するのは正常な動作です。冷房・除湿を使うたびに内部が濡れるため、毎回乾燥させる必要があるわけです。設計意図としては「ユーザーが意識しなくてもカビを防げる」という利便性を優先しています。
もし「毎回動くのが気になる」「就寝前に止めたいのに風が続く」という場合は、自動内部クリーンの設定自体をオフにすることができます。ただし、オフにすると内部が乾燥しないため、カビや臭いのリスクが高まる点は理解しておく必要があります。
また、自動内部クリーンは冷房・除湿の停止後にのみ動作します。暖房運転の場合は内部が結露しないため、内部クリーンは動きません。「暖房を止めても内部クリーンが動く」という場合は、別の原因が考えられますので、機種の取扱説明書を確認してください。
自動内部クリーンが動くのは「冷房・除湿運転の停止後」のみ。暖房停止後には動きません。暖房を止めたのに風が出る場合は、別の機能(例:残熱利用送風など)が動作している可能性があります。
自動内部クリーンの動作は、エアコンを「完全に電源オフ」にするとどうなるのか気になる方もいるかもしれません。主電源(コンセントを抜く、またはブレーカーを落とす)で電源を切ると内部クリーンは途中で止まります。この場合も内部が十分に乾燥しないため、できれば内部クリーンが完了するまで待つのが理想的です。
2019年以降の機種で初期設定が変わった点
ダイキンエアコンは、モデルの世代によって内部クリーンの初期設定が異なります。この違いを知らないと、同じ操作をしても結果が違うことがあるため、自分の機種がどの世代かを確認しておくことが大切です。
2018年(W型)以前のモデルでは、自動内部クリーンの初期設定は「切」(オフ)になっていました。そのため、購入直後に自動で内部クリーンが動くことはなく、使用したい場合はユーザーが手動で設定をオンにする必要がありました。
一方、2019年(X型)以降のモデルでは、自動内部クリーンの初期設定が「入」(オン)に変更されています。購入後すぐから、冷房・除湿を止めるたびに自動で内部クリーンが動く状態です。これが「買い替えたら急に毎回内部クリーンが動くようになった」という原因の多くを占めています。
また、2019年以降のモデルには「水内部クリーン」という新機能が搭載されています。これは、冷房運転中にあえて結露水を多く発生させ、その水で内部の汚れを洗い流してから乾燥させる機能です。通常の内部クリーンよりも高い洗浄効果が期待できます。
機種の確認方法は、室内機本体の型番ラベルを見るか、リモコンの型番から調べることができます。型番の末尾にある記号(Wならば2018年型、Xならば2019年型など)で世代を判断できます。
機種の世代ごとの内部クリーン仕様の違いまとめ:2018年(W型)以前=初期設定「切」、手動内部クリーンのみ対応。2019年(X型)以降=初期設定「入」、水内部クリーン搭載。操作方法も若干異なる場合があるため、必ず取扱説明書を参照してください。
世代による違いを知ったうえで次の項目に進むと、ランプの状態がどういう意味かを正確に理解できるようになります。内部クリーンのランプには「点灯」と「点滅」の2種類があり、それぞれ意味と対処法が異なります。
内部クリーンランプの点灯と点滅の違い
ダイキンエアコンの内部クリーンに関連するランプには、「点灯」と「点滅」の2つの状態があります。この2つは意味がまったく異なるため、どちらの状態かを正確に確認することが重要です。
点灯(ずっと光っている状態)は、現在内部クリーン運転が動作中、または自動内部クリーンの設定がオンになっていることを示しています。これは正常な動作であり、内部が乾燥するまで自動的に続きます。故障ではありません。止めたい場合は停止ボタンを押すか、自動設定をオフにします。
点滅(チカチカと繰り返し光っている状態)は、「お手入れが必要」というサインです。点滅の原因はいくつかあります。
内部クリーンランプ(緑色)の点滅は、ストリーマユニットのお手入れ時期をお知らせしているケースが多いです。ストリーマユニットとは、ダイキン独自の空気清浄技術「ストリーマ」に使われる部品で、定期的なお手入れが必要です。お手入れ後にリモコンでリセット操作を行うとランプが消えます。
また、自動フィルター掃除機能付き機種では、ダストボックスのお手入れ時期を内部クリーンランプ(おそうじランプ)の点滅でお知らせする場合があります。この場合もダストボックスを清掃し、リセットを行う必要があります。
ランプが点滅しているのに「止め方が分からないから」とそのままにしておくのは避けてください。点滅はお手入れが必要なサインであり、放置するとストリーマの性能低下やダストボックスの詰まりにつながる場合があります。点滅の場合は単純な消し方ではなく、お手入れとリセット操作が必要です。
ランプが点滅している場合の詳しい対処法については、ダイキンエアコンの内部クリーンランプが点滅する場合の消し方とリセット手順をご参照ください。本記事では主に「点灯しているランプを消す方法」「自動設定をオフにする方法」に絞って解説しています。
途中で止めるとどうなるか
「内部クリーンを途中で止めてもいいの?」という疑問を持つ方は多いです。結論から言うと、止めること自体は可能ですが、止めるタイミングによってはカビのリスクが上がります。
内部クリーンは、送風または暖房によって室内機の内部を乾燥させる工程です。途中で止めると、乾燥が不十分なまま内部に湿気が残ることになります。特に暖房での乾燥工程の途中で止めると、「高温多湿のサウナ状態」が一時的に生まれ、カビの繁殖に適した環境になる可能性があります。
ダイキン公式のFAQでは、「途中で止めると内部が十分に乾燥しない場合があります」と記載されています。そのうえで、「冷房や除湿を使いたい場合は途中で止めても問題ない」とも書かれています。つまり、緊急で別の運転モードに切り替える必要がある場合に途中停止することは許容されており、その後エアコンを止めたときに内部クリーンが再び動作します。
私ならこう判断します。「もうエアコンを使わない時間帯に内部クリーンが動いているなら、できるだけそのまま完了させる」を基本方針にします。就寝前の最後の運転後に内部クリーンが動いているなら、そのまま就寝してしまって問題ありません。音が気になる場合は、寝室への影響を確認しながら判断するとよいでしょう。
一方、「次の運転モードに切り替えたい」「外出するので電源を落としたい」という状況では、途中で止めることも現実的な判断です。ただし、できれば運転停止後の次の機会に内部クリーンをしっかり完了させることが理想です。
内部クリーンを途中で止めた場合の対応策:次にエアコンを止めたときに再び内部クリーンが自動起動します(自動設定がオンの場合)。手動で内部クリーンを再実行したい場合は、停止中にリモコンの内部クリーンボタンを操作します。
ダイキンエアコンの内部クリーンの消し方と設定変更

ここからは実際の操作手順をお伝えします。状況によって対処法が異なるため、自分の状況に合った項目をご確認ください。
運転中の内部クリーンを今すぐ止める手順
現在内部クリーンが動いていて、今すぐ止めたいという場合の手順です。操作はシンプルです。
基本的な止め方は、リモコンの「停止」または「運転/停止」ボタンを押すだけです。1回押して止まらない場合は、もう1回押してください。内部クリーンのランプが消えれば停止成功です。
この操作を行うと、内部クリーン運転はその場で停止します。ただし、自動内部クリーンの設定がオンのままの場合、次に冷房や除湿を使って止めたときに再び内部クリーンが動作します。「今回だけ止めたい」なら上記の操作で十分です。「毎回起動しないようにしたい」場合は、次の項目の設定変更が必要です。
なお、機種によってはリモコンの「停止」ボタンが「運転/停止」と兼用になっています。どちらのボタンでも動作は同じです。リモコンに停止専用のボタンがある機種では、そちらを優先して使ってください。
室内機の本体パネルにある「運転/停止」ボタンを押しても同様に停止できます。リモコンが手元にない場合や電池切れの場合は、本体ボタンを使ってください。
内部クリーン停止後の状態:ランプが消えて風が止まったあとは、エアコンは完全に停止した状態になります。内部クリーンが途中で止まった分、内部の乾燥が不完全になる可能性があります。次の使用後は内部クリーンが自動で動くため、その際はできるだけ完了まで待つことをおすすめします。
また、コンセントを抜いて主電源を切る方法もありますが、これは内部クリーンを「強制終了」させる行為です。内部の乾燥が不完全になるだけでなく、電気系統への負荷になる可能性もあるため、通常はリモコンまたは本体ボタンでの停止をおすすめします。
自動内部クリーンをオフにする設定方法
「毎回内部クリーンが動くのが嫌だ」「就寝前にエアコンを止めると風が止まらなくて困る」という場合は、自動内部クリーンの設定をオフにすることができます。
最も多くの機種で使える手順は、リモコンの「内部クリーン」ボタンを2秒間長押しする方法です。「ピッ!」という音が鳴ったら設定変更完了のサインです。リモコンの画面から内部クリーンのマークが消えていることを確認してください。
リモコンに「内部クリーン」と書かれた専用ボタンがある機種では、この操作が最も手軽です。ボタンが見つからない場合は、次の項目をご確認ください。
メニューから設定する方法もあります。リモコンの「メニュー」ボタンを押し、画面の表示に従って「便利機能」→「自動内部クリーン」→「切」を選択します。機種によってメニューの構成が異なるため、表示が違う場合は取扱説明書の「自動内部クリーン」の項目を参照してください。
自動内部クリーンをオフにすると、冷房・除湿後のカビ防止効果が下がります。特に梅雨や夏場は内部が濡れた状態が続きやすく、カビが発生するリスクが高まります。オフにする場合は、定期的に手動で内部クリーンを実行するか、プロのエアコンクリーニングを年1回程度行うことをおすすめします。
設定を変更しても「また自動内部クリーンが動く」という場合は、操作がうまくいっていない可能性があります。一度冷房運転を短時間行ってから停止し、その後改めてオフ操作を試してみてください。冷房運転を経由することでリセットが効きやすくなるケースがあります。
なお、自動内部クリーンをオフにした設定は停電や主電源のオフ/オンをしても基本的には保持されます。ただし機種によっては電源リセット後に設定が初期状態に戻る場合もあるため、気になる場合は定期的に設定を確認してください。
リモコンに内部クリーンボタンがない場合の操作
「リモコンに内部クリーンボタンが見当たらない」という方は少なくありません。ダイキンのリモコンは機種や年代によって形状やボタン配置が大きく異なるため、探しても見つからないケースもあります。
まず確認してほしいのが、リモコンの前面カバーを開けたところです。多くのダイキンリモコンは、フロントカバーを開けると追加のボタンが現れる仕様になっています。内部クリーンボタンはこの「隠れたボタン」エリアにある場合が多いです。
カバーを開けてもボタンが見当たらない場合、その機種はリモコンから直接内部クリーンを操作する専用ボタンが存在しない可能性があります。この場合はメニューから操作します。
メニューボタン→「詳細設定」または「便利機能」→「内部クリーン」または「自動内部クリーン」という経路で設定画面にたどり着けるはずです。リモコン画面の表示に従って操作してください。
それでも見つからない場合は、機種の取扱説明書をダイキン公式サイトからダウンロードして確認するのが確実です。型番を調べてダイキン公式サイトの「取扱説明書ダウンロード」ページにアクセスすると、PDF形式で入手できます。(出典:ダイキン公式「内部クリーンとは」)
また、ダイキンの旧機種(2015年以前など)では、内部クリーン機能自体が搭載されていない場合もあります。機種が古い場合は、そもそも機能がない可能性も念頭においておいてください。
リモコンが純正品でない場合(互換リモコンや汎用リモコン)は、内部クリーンの操作ができないことがあります。純正リモコンには機種固有の機能ボタンが搭載されているため、互換品では一部の機能にアクセスできないことがあります。
リモコン操作でどうしても解決しない場合は、ダイキンのサポートセンターに問い合わせるのが最も確実です。型番と症状を伝えると、機種固有の操作手順を案内してもらえます。
内部クリーンランプが消えないときの対処法
停止ボタンを押しても内部クリーンのランプが消えない、または設定をオフにしたはずなのにランプがまだついているという場合、いくつかの原因が考えられます。
最初に確認したいのは、ランプが「点灯」なのか「点滅」なのかです。先述の通り、点灯と点滅では対処法が異なります。点滅している場合は内部クリーン運転中ではなく、「お手入れのサイン」である可能性が高いため、単純に停止ボタンを押しても消えません。
点灯(ランプが一定に光り続けている)状態が続く場合は、内部クリーンがまだ動作中の可能性があります。内部クリーンは最大140分程度かかることがあるため、「まだ動いているのでは」と思ったらしばらく様子を見てください。
それでも止まらない場合の操作手順は以下の通りです。
手順1:停止ボタンを1回押す → ランプが消えるか確認。消えなければ
手順2:もう1回停止ボタンを押す → 多くの場合これで止まります
手順3:それでも消えない場合は、冷房モードで数分運転してから再度停止 → 一度運転を経由させることでリセットが効きやすくなります
上記を試してもランプが消えない場合は、エアコン本体またはリモコンの不具合が疑われます。主電源を一度オフにして5〜10分待ち、再度電源を入れてみてください。それでも解決しない場合はダイキンのサポートセンターへの問い合わせを検討してください。
なお、エアコンからの異音・異臭などの症状が同時に出ている場合は、内部クリーンとは別の問題が起きている可能性があります。ダイキンエアコンから酸っぱい臭いがする場合の原因と対処法については、ダイキンエアコンから酸っぱい臭いがするときの原因と対処法もあわせてご参照ください。
また、ランプの点灯以外にもリモコンに「!(ビックリマーク)」が表示されることがあります。これは別の意味のサインですので、ダイキンエアコンのビックリマークの意味と解除方法をご参照ください。
ダイキンエアコンの内部クリーンの消し方まとめ

ここまでダイキンエアコンの内部クリーンの消し方と設定変更について、状況別に解説してきました。最後に要点を整理します。
内部クリーンは、エアコン内部のカビやニオイを防ぐための重要な機能です。止め方や設定変更は難しくありませんが、機能の意味を理解したうえで操作することで、エアコンを長く清潔に保てます。
今すぐ止めたい場合:リモコンの停止ボタンを1〜2回押す。
毎回動くのをやめさせたい場合:リモコンの内部クリーンボタンを2秒長押し、またはメニューから「自動内部クリーン→切」に設定変更する。
ランプが消えない場合:点灯か点滅かを確認。点灯なら停止ボタンを押す。点滅の場合はお手入れとリセットが必要。
リモコンにボタンがない場合:カバーを開けて確認するか、メニューから操作する。
自動内部クリーンをオフにしている場合は、エアコンクリーニングを年1回程度プロに依頼することを強くおすすめします。内部クリーン機能が動かない分、カビや汚れが蓄積しやすくなるためです。
内部クリーン機能を上手に活用しながら、エアコンを清潔な状態で使い続けてください。エアコン内部のカビが気になる場合や、内部クリーンだけでは対処しきれない汚れが蓄積している場合は、プロのエアコンクリーニングも検討してみてください。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。ダイキンエアコンは機種によって操作方法や仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはダイキン公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。