こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
三菱冷蔵庫を使っていて、製氷機が動くたびに「ガラガラ」「ドサッ」という音が気になっている方は多いと思います。特に夜中に突然鳴り響く製氷音は、リビングや寝室まで聞こえてしまうことがあって、かなりのストレスになりますよね。
こうした悩みを解決するためにあるのが「製氷室の防音マット」です。三菱電機は純正の防音マットを部品として販売しており、製氷機のアイスボックス底部に敷くことで、氷が落ちる際の衝撃音をかなり抑えることができます。
この記事では、三菱冷蔵庫の製氷機用防音マットについて、純正品の型番・対応機種の確認方法から、市販品・100均代用品との比較、正しい取り付け手順、お手入れ方法まで丁寧に解説します。製氷音に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
三菱冷蔵庫の製氷機に防音マットが必要な理由

まずは製氷機の音がどのように発生するのか、そして防音マットがどの音に対して効果があるのかを整理します。ここを理解しておくと、防音マットへの期待値を正しく持てて、購入後に「思ったより効果がなかった」という誤解を防げます。
製氷機の氷が落ちる音が気になる原因
三菱冷蔵庫の自動製氷機は、大まかに次のような流れで動いています。給水タンクから水が供給され、製氷皿に水が注がれます。その水が冷凍室の冷気で凍ったあと、製氷皿がねじれるように回転して氷を押し出し、下部のアイスボックスへ落下させます。この「氷が落下するとき」の音が、多くの方が気になる音の正体です。
氷はかなり硬く、落下先のアイスボックスはプラスチック製です。重さのある固い氷が硬いプラスチックに衝突すれば、「ガラガラ」「ドン」という衝撃音が出るのは当然のことです。また、製氷サイクルは1〜2時間ごとに自動で繰り返されるため、特に静かな夜間に突然鳴り響くことがあります。就寝中に「ドサッ」と大きな音がして目が覚めた、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
また、三菱冷蔵庫はアイスボックス容量が大きいモデルが多く、氷がたくさん溜まった状態では落下音がさらに大きくなる傾向があります。特にMXシリーズやWXシリーズのような大容量モデルでは、製氷量が多いぶん音も目立ちやすいです。
よくある誤解として「製氷機が壊れたのかな」と思って問い合わせをいただくケースがあります。しかし、この「ガラガラ」「ドサッ」という落下音自体は三菱冷蔵庫の正常な動作音です。音が大きいからといって、すぐに故障と判断しないようにしてください。ただし、通常の落下音とは明らかに違う「キーン」「ガガガ」といった異音が混じっている場合は別の原因が考えられますので、別途確認が必要です。
防音マットはこの氷の落下衝撃を吸収することで、音を大幅に軽減できます。私が調べた限りでは、純正防音マットを使用することで体感上の音量がかなり改善したという口コミが多く見られます。440円前後の純正品でこれだけの改善が期待できるのは、コストパフォーマンスとしてかなり高いと評価しています。
防音マットで軽減できる音の種類
防音マットが軽減できる音と、そうでない音があります。この違いをきちんと理解しておかないと、購入後に「コンプレッサーの音は変わらなかった」と感じて効果がなかったと勘違いしてしまうことがあります。
防音マットで軽減できる音:氷がアイスボックスに落ちる衝撃音(ガラガラ・ドン)、氷がアイスボックスの底を転がる音(ゴロゴロ)、アイスボックスが振動するカタカタ音
防音マットでは軽減しにくい音:コンプレッサーの動作音(ブーン)、冷却ファンの回転音(ウィーン)、製氷皿を回転させるモーター音、給水ポンプの動作音(ジャー)
コンプレッサー音やファン音は、冷蔵庫の内部機構が発する音であり、防音マットで対応できる範囲ではありません。もしコンプレッサーやファンの音が特に気になる場合は、冷蔵庫全体の設置状態(水平確認・壁との距離)を見直すことが先決です。冷蔵庫の設置が少しでも傾いていたり、壁に密着しすぎていたりすると音が増幅されることがあります。
冷蔵庫の異音の種類はメーカーごとに傾向が異なります。パナソニック冷蔵庫から音が鳴る原因と対処法を種類別に解説した記事も参考にしてみてください。音の種類を正確に把握することが、適切な対策への第一歩です。
三菱電機純正マットの型番と対応機種
三菱電機は製氷室専用の防音マットを純正部品として販売しています。私が確認している主な型番と価格目安は以下の通りです。
| 型番 | 主な対応機種・用途 | 価格目安 |
|---|---|---|
| M20LA4483 | MR-E55P など | 440〜600円 |
| M20TY3483 | 旧MRシリーズ各機種 | 440円前後 |
| M20ZB3483 | 一部WXシリーズ・MXシリーズ | 500〜700円 |
| M20WT7483 | 一部JXシリーズ | 500〜700円 |
型番は機種によって異なるため、必ず自分の冷蔵庫の型番に合ったものを確認してから購入してください。型番の調べ方は主に2通りあります。
①取扱説明書の別売品・消耗品一覧を確認する
取扱説明書の後半ページには、消耗品・別売部品の一覧が掲載されていることがあります。「製氷室防音マット」として型番が記載されている場合は、その型番をそのままビックカメラやヨドバシカメラ、Amazonで検索して注文できます。
②冷蔵庫の型番を家電量販店や三菱電機サポートに伝える
冷蔵庫の型番は、扉内側や側面に貼られた銘板ラベルに「MR-○○○○」という形式で記載されています。この型番を家電量販店のスタッフや三菱電機のお客様相談窓口に伝えると、対応する防音マットの型番を教えてもらえます。440〜700円程度と非常にリーズナブルな価格設定なので、製氷音に悩んでいるなら真っ先に試してほしい対策です。
100均アイテムで代用できるか検証する
「純正品の型番が分からない」「廃番になっている」「とりあえず効果を試してみたい」という方には、100均アイテムでの代用も選択肢に入ります。
最もよく使われているのが、セリアで販売されている「食器棚シート」です。薄くてクッション性があり、ハサミで自由にカットできます。アイスボックスの底のサイズに合わせてカットし、3〜5枚重ねて敷くことで、ある程度の防音効果が得られるという声があります。実際にこれで音がかなり減ったという方も多く、コストをほぼかけずにできる方法なのは確かです。
100均代用品のデメリット:ズレやすい・食品との接触安全性を自分で確認する必要がある・衛生管理が面倒・耐久性が低く半年〜1年程度で劣化する。純正品の型番が判明している場合は、純正品を選ぶのが無難です。
特に気にしてほしいのが衛生面です。冷蔵庫内に入れた氷は直接口に入るものですから、食器棚シートが食品安全基準を満たしているか確認しておきたいところです。セリアの食器棚シートの多くはポリエチレン製で、食品衛生法に基づく基準を満たしているものが多いですが、製品によって異なります。購入前にパッケージの素材・用途表示を必ず確認するようにしてください。
100均代用は「緊急の対処法」としては十分ですが、長期的に使うなら純正品か食品対応のシリコン製汎用品への切り替えをおすすめします。
純正品と市販の汎用品の違いを比較する
三菱電機の純正品以外にも、市販の汎用防音マットが通販で多数販売されています。主にシリコン製のマットで、自由にカットして使えるタイプが多いのが特徴です。
| 比較項目 | 三菱純正品 | シリコン製汎用品 | 100均代用品 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 440〜700円 | 1,400〜3,500円 | 110円〜 |
| フィット感 | ◎ ぴったり | ○ 要カット | △ 要調整 |
| 耐久性 | ○ 1〜2年 | ◎ 2〜3年以上 | △ 半年〜1年 |
| 衛生面 | ○ メーカー確認済 | ○ 食品グレード品あり | △ 要確認 |
| 入手しやすさ | ○ ネット・量販店 | ◎ Amazon等 | ◎ どこでも |
私ならまず純正品の型番を調べることから始めます。型番さえ分かれば440円程度でぴったり合う純正品が手に入り、フィット感も安心感も高い。廃番や型番が不明で入手できない場合に限り、食品接触グレード対応のシリコン製汎用品を選ぶというのが実際の判断フローです。
製氷機自体の故障が疑われる場合は、防音マットだけでは対処できません。日立冷蔵庫の製氷機が故障したら起きる症状と対処法まとめも参考に、音の性質が「落下音」なのか「異音」なのかを見極めてから対処を検討してください。
三菱冷蔵庫の製氷機防音マットの選び方と使い方

ここからは実際に防音マットを選んで取り付けるための具体的な手順を解説します。素材の選び方からサイズのカット方法、正しい設置手順、日常のお手入れまで順を追って説明しますので、購入前に一通り確認しておいてください。
シリコン製とウレタン製の特徴と耐久性
防音マットの素材は大きく「ウレタン系」と「シリコン系」に分かれます。三菱電機の純正品の多くはウレタン系の素材を使用しており、薄くて柔らかく衝撃吸収に優れています。
ウレタン系(三菱電機純正など)
純正品は触った感じがプヨプヨとしており、1mm前後の非常に薄い素材です。この薄さがアイスボックスの底にぴったりフィットする理由でもあります。衝撃を吸収する能力が高く、軽量で扱いやすいのが最大のメリットです。ただし長期間使用すると劣化・変形しやすく、弾力が失われてくると防音効果も下がります。
シリコン系(汎用品)
シリコン製は耐久性と耐熱性が高く、繰り返し水洗いしても素材が劣化しにくいのが特徴です。−40℃から230℃程度まで対応できるものが多く、冷凍室という極低温環境でも柔軟性を保ちます。純正品よりやや硬めの素材感ですが、厚さと密度次第では衝撃吸収性も十分です。
三菱電機の「くらトク」では、製氷室のお手入れを月1回行うことを推奨しています。防音マットも同じタイミングで洗うと清潔に保てます。(出典:三菱電機くらトク 製氷室のお手入れ方法)
どちらを選ぶかは予算と使い方の優先度次第です。コストを抑えてフィット感を優先するなら純正のウレタン系、長期使用で交換頻度を下げたいなら食品グレードのシリコン系汎用品が向いています。
サイズの選び方とカットの方法
汎用マットを購入して使う場合、サイズ選びが仕上がりの質に直結します。大きすぎると折れ曲がって音の原因になりますし、小さすぎると底面をカバーできずに効果が落ちます。
まず、アイスボックスを冷蔵庫から取り出して、底の内寸(縦×横)をメジャーで測ります。測った値より縦横それぞれ5mm程度小さくなるようにマットをカットするのがポイントです。ぴったりサイズよりわずかに小さい方が、設置後にズレにくく取り出しもスムーズです。
カットには通常のハサミで問題ありません。薄いシリコンシート(0.2〜0.5mm)や薄いウレタン素材は、一般的な裁縫用ハサミでもきれいに切れます。3mm以上の厚みがあるシリコンゴムの場合は、カッターナイフとカッティングマットを使う方が切り口が綺麗に仕上がります。
カット時のコツとして、ペンやマーカーで切り線を引いてから定規を当てて切ると精度が上がります。切り口が多少ガタついてもアイスボックス内からは見えないので、見た目よりも「底面全体をしっかりカバーできているか」を優先してください。
製氷室への正しい取り付け手順
実際の取り付け作業は非常に簡単です。工具は一切不要で、慣れれば5分もかかりません。手順を順番に説明します。
①製氷をオフにする
三菱冷蔵庫の操作パネルには「製氷」ボタンがあり、これを操作することで製氷を一時停止できます。作業中に製氷サイクルが動くと、アイスボックスを取り出している最中に動作してしまうことがあるため、念のためオフにしておくことをおすすめします。
②アイスボックスを取り出す
製氷室のドアを開け、アイスボックスを手前に水平にスライドさせて取り出します。機種によっては若干引っかかりがある場合がありますが、真っ直ぐ水平方向に引くと取り出せます。斜めに引いてしまうとレールから外れることがあるので注意してください。
③アイスボックス内の氷を取り除く
氷が溜まっている場合は別の容器に移しておきます。防音マットを設置したあと、氷は戻しても問題ありません。
④防音マットを底に敷く
アイスボックスの底の凹みに合わせてマットを置きます。三菱電機の純正品は形状が決まっているので、正しい向きに置くだけでぴったり収まります。汎用品の場合は、カットしたマットをできるだけ底面全体をカバーするように敷きます。段差や凹みがある場合は、マットが盛り上がらないよう形状に沿わせてください。
⑤アイスボックスを戻して製氷をオンにする
アイスボックスを元の位置に戻し、製氷機をオンにします。次の製氷サイクルから音が変わったかどうか確認してみてください。製氷サイクルは機種によって1〜2時間ごとに動くため、しばらく様子を見るのがよいです。
製氷機の基本的な使い方や設定については、パナソニック冷蔵庫の製氷機の使い方やトラブルの対処法を解説した記事も参考にしてください。基本的な構造や操作の流れはメーカーをまたいでも共通する部分が多いです。
防音マットのお手入れと交換タイミング
防音マットは消耗品です。設置して終わりではなく、定期的なお手入れと適切なタイミングでの交換が必要です。
製氷室のお手入れのタイミングで防音マットも一緒に洗うのが効率的です。アイスボックスを取り出し、マットを外してぬるま湯で水洗いします。冷蔵庫内の製氷室は霜や水分が付着しやすいので、マットにも霜や汚れが付着することがあります。
洗浄時の注意点:アルコール・漂白剤・中性洗剤・タワシ類はNG。素材を傷める可能性があります。ぬるま湯で洗い、やわらかい布で拭くだけにしてください。洗った後はしっかり乾かしてから戻すことが重要です。濡れたまま戻すと氷に水が混じる原因になります。
ウレタン系の防音マット(純正品など)は、使用環境にもよりますが1〜2年で劣化が始まることがあります。以下の状態が見られたら交換を検討してください。マットが変形・縮んでいる、表面がボロボロになってきた、洗っても取れない着色汚れが目立つ、設置したはずなのに以前と同じような大きな音がするようになった——これらのサインがあれば交換のタイミングです。
交換用の純正マットは440〜700円程度なので、年1回程度の定期交換を消耗品コストとして捉えるのが現実的です。シリコン製の汎用品は耐久性が高く、2〜3年は問題なく使えることが多いです。
三菱冷蔵庫の製氷機防音マットに関するまとめ

三菱冷蔵庫の製氷機から聞こえる「ガラガラ」「ドサッ」という音の多くは、氷がアイスボックスに落下する際の正常な動作音です。故障ではありませんが、毎日聞かされると確かにストレスになります。この問題に対して最もシンプルで効果的な解決策が、製氷室の防音マットを使うことです。
まず試してほしいのは、三菱電機の純正防音マットです。型番さえ確認できれば440〜700円で購入でき、アイスボックスの底に置くだけで取り付けられます。取り付けに工具は不要で、5分もあれば完了します。
純正品の型番が分からない場合や廃番になっている場合は、食品グレードのシリコン製汎用マットをカットして使う方法があります。耐久性が高く長く使えますが、自分でサイズ調整が必要になります。緊急対処として100均の食器棚シートを使う方法もありますが、衛生面や耐久性の面から長期使用には向きません。
私ならこう判断します。まず自分の冷蔵庫の型番を確認し、純正品の型番を調べます。取扱説明書に記載があればそのまま注文。なければ三菱電機の相談窓口か家電量販店に型番を伝えて確認します。それでも入手できない場合に初めて食品グレードのシリコン製汎用品を検討します。
防音マットを使っても音が改善しない場合や、落下音とは明らかに違う異音がする場合は、製氷機本体の不具合や設置環境の問題が疑われます。その場合は三菱電機のお客様相談窓口への相談をおすすめします。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。三菱電機の冷蔵庫は機種によって製氷機の構造や対応する防音マットの型番が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、または三菱電機公式サイトにてご確認ください。また、製氷機に関わる修理や部品交換については、最終的な判断は専門家にご相談ください。