こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
山善のこたつを使っていて、「もう少し高さがあれば、ソファやイスに座ったときに楽なのに」と感じたことはありませんか。そんなときに候補に上がるのが、こたつの継ぎ足し、つまり継脚(つぎあし)です。ただ、継ぎ足しと一口に言っても、脚の形や太さによって使える商品が違うので、買う前に確認しておきたいことがいくつかあります。
山善の公式サイトを調べると、「脚のびたくん」という名前の継脚シリーズが複数あり、角脚用や平脚用といった種類、上げられる高さも型番ごとに違うことが分かります。私の知見と、これまで調査してきた経験をもとに、山善のこたつを継ぎ足すときに押さえておきたいポイントを順番に整理しました。
この記事では、継ぎ足しの仕組みから、適応サイズの測り方、取り付け手順、ぐらつきが出たときの対処、そして安全面の注意までまとめています。購入前に読んでいただければ、サイズ違いで買い直す失敗はかなり減らせるかなと思います。
山善のこたつを継ぎ足す前の基礎知識

山善のこたつを継ぎ足すと決める前に、そもそも継ぎ足しで何が変わるのか、どんな商品があるのか、自分のこたつに使えるのかを順番に確認していきます。ここを飛ばして商品を選ぶと、サイズが合わないという失敗につながりやすいので、まずは基礎から見ていきましょう。
こたつの継ぎ足しで高さが変わる仕組み
こたつの継ぎ足しとは、こたつの脚の先端に継脚と呼ばれる部品を取り付けて、天板の高さを上げることです。脚そのものを交換するわけではなく、今ある脚を残したまま延長するイメージですね。工具を使わずに付けられるタイプも多く、住まいの環境に合わせて高さを変えられるのが魅力です。
なぜ高さを上げたい人が多いのかというと、座椅子や床に座る低い姿勢だと、足腰への負担や立ち上がりの大変さが気になる方が少なくないからです。ソファに座ったままこたつを使いたい、イスを併用したい、というご家庭では、天板が低すぎて窮屈に感じることがあります。逆に、高くしすぎると布団とのバランスが崩れて、足元が冷えやすくなることもあります。
もう一つ大事なのが、こたつ布団との関係です。天板が上がると、天板から垂れ下がる布団の位置も上がり、床との間にすき間ができやすくなります。せっかく継ぎ足しても、暖かい空気が逃げてしまうと本末転倒なので、高さを決めるときは布団の丈も一緒に考えるのがおすすめです。
ヒーターの位置も変わる点は見落としがちです。ヒーターユニットは天板の裏側に付いているため、天板が上がればヒーターも一緒に上がります。足との距離が変わるので、温まり方の感じ方も少し変わります。上げ幅は、必要最低限から試すくらいの気持ちが安心です。
山善のこたつに限らず、こたつの継ぎ足しは「高さを上げる」「使い方に合わせる」という目的で使われます。目的がはっきりしていれば、必要な上げ幅も決めやすくなるので、最初に何のために継ぎ足すのかを考えておくと、型番選びで迷いにくくなりますよ。
山善の脚のびたくんとは何か
山善の継脚シリーズが「脚のびたくん」です。山善の公式サイトや公式通販ページを見ると、こたつ用、こたつ・テーブル兼用、角脚用、平脚用など、いくつかのタイプが並んでいます。名前の通り、脚を伸ばして高さを出すための部品ですね。
私が公式の商品情報を調べて確認したところ、代表的な型番は次の3つです。それぞれ適応する脚の形と、上げられる高さが違うので、表にまとめておきます。数値は公式や販売店の掲載情報にもとづくもので、商品の改定で変わる可能性がある点はご了承ください。
| 型番 | 対応する脚 | 上げられる高さの目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| H-145AJ | 平脚用(アジャスター付き) | 最大7cmアップ | アジャスター付きで脚の幅に合わせやすい |
| C-61 | 6×6cmまでの角脚、カジュアルこたつの脚 | 3cmまたは6cm(上下入れ替えで2段階) | 4個入りで高さを2段階から選べる |
| K-95AJ | 角脚9×9cm以下、丸脚は直径9cm以下 | 4cmと7cmの2段階 | 日本製。角脚用として販売されている |
同じ「脚のびたくん」でも、対応する脚の太さや形がまったく違うのが分かりますよね。ここを見ずに「山善の継脚ならどれでも付く」と思って買ってしまうと、はまらなかったり、がたついたりします。必ず型番ごとの適応サイズを確認してから選ぶのが鉄則です。
なお、山善のこたつ本体の脚と、継脚のメーカーが同じだから必ず合う、というわけでもありません。こたつ本体にはさまざまな脚の形があり、年式や機種によっても違います。同じ山善でも、お使いのこたつの脚を実際に測って、適応サイズと照らし合わせるのが確実かなと思います。
継脚は4個セットで販売されていることが多いです。こたつの脚は4本なので、セット内容(4個入りかどうか)も購入前にチェックしておきましょう。
継脚の種類は角脚用と平脚用
山善の継脚を選ぶとき、最初の分かれ道になるのが脚の形です。大きく分けると、断面が四角い角脚、板のように平たい平脚、丸い丸脚があります。こたつの脚を見て、どの形に近いかを確認してください。
角脚用は、四角い脚を上から差し込むようなイメージで取り付けるタイプです。山善ではK-95AJのように、9×9cm以下の角脚や直径9cm以下の丸脚に対応する商品もあります。一方で、C-61のように6×6cmまでの角脚やカジュアルこたつ向けに作られた細めの商品もあり、同じ角脚用でも対応サイズの上限が違います。
平脚は、板状の脚です。こたつの脚がL字や板状の「平たい脚」の場合は、角脚用では合いません。山善にはH-145AJのような平脚用のアジャスター付き継脚があり、平脚の幅などに条件があるので、こちらも寸法の確認が欠かせません。
丸脚は、対応表に「丸脚は直径9cm以下」と書かれているタイプであれば使えるケースがあります。ただし、丸脚に使える商品は限られるので、丸脚のこたつをお持ちなら、対応脚の欄に丸脚が書かれているかを必ず確かめてください。
迷ったときは、販売ページの「適応サイズ」の欄を、脚の寸法と一つずつ照らし合わせるのが一番です。ぱっと見の形だけで決めず、数字で合うかを見る。これが私の基本の判断基準です。
継ぎ足しできるこたつの見分け方
継ぎ足しに向いているこたつと、向いていないこたつがあります。まず確認したいのは、脚が天板に固定されているのか、取り外せるのかです。取り外せるタイプは、脚を外した状態で作業しやすく、継脚を付ける手順も分かりやすいです。
脚が天板の下に折りたたまれる折りたたみ式や、脚が天板に固定されている構造のこたつは、継脚の取り付けに工夫が必要な場合があります。折りたたんだときに継脚が干渉して畳めなくなる、というケースも考えられます。使い方の変化も含めて、取り付けたあとの収納まで想像してみてください。
もう一つ、継脚を付けられる脚の先端の状態も大切です。脚先にゴムキャップや滑り止めが付いている場合は、それを外せるのかどうかが分かれ目になります。取扱説明書に脚まわりの構造が書かれているので、説明書があれば先に見ておくと安心です。
そして、継ぎ足し自体をメーカーが想定していないこたつもあります。取扱説明書に改造や部品の追加を禁止する旨があれば、無理に継脚を付けるのは避けましょう。心配な場合は、山善のお客様相談窓口に問い合わせるのが確実です。
私なら、まず取扱説明書で脚まわりの記述を確認し、次に脚の形と寸法を測って、最後に型番ごとの適応サイズと照らし合わせる、という順番で判断します。この3ステップを踏めば、見当違いの商品を買ってしまうリスクはぐっと下がります。
脚の太さと形の測り方
適応サイズの確認で一番大事なのが、脚の太さと形の測り方です。難しい作業ではないので、メジャーが1本あればできます。床に座って測るより、こたつを少し持ち上げるか、脚が外せるなら外して、脚先を見ながら測るのがやりやすいです。
角脚の場合は、脚の「幅」と「奥行き」を測ります。四角い断面なら、縦と横の両方を測って、どちらも適応サイズ以内に収まるかを確認してください。たとえばC-61の6×6cmまでという条件なら、縦横ともに6cm以内である必要があります。
丸脚の場合は、直径を測ります。メジャーを巻きつけて円周を測り、3.14で割ると直径が出ます。K-95AJの「丸脚は直径9cm以下」のような表記に照らし合わせてください。ぎりぎりのサイズだと、きつくて入らなかったり、逆にゆるくてがたついたりすることがあるので、少し余裕を見て判断しましょう。
平脚の場合は、脚の板の幅と厚みを測ります。H-145AJのようなアジャスター付きの平脚用は、アジャスターで幅に合わせる仕組みですが、対応できる幅には限りがあります。販売ページの寸法表と比べて、範囲内かをチェックしてください。
測ったら、数値をメモして、スマホで脚先の写真も撮っておくと、商品ページを見ながら確認しやすいです。購入後に「サイズが合わなかった」とならないよう、測定と写真の2点セットを習慣にしておくといいですよ。
山善のこたつを継ぎ足す手順と注意点

ここからは、実際に山善のこたつへ継脚を取り付ける手順と、取り付けたあとに気をつけたい点を解説します。作業そのものは難しくありませんが、天板を裏返す作業で腰を痛めたり、ぐらつきを放置してしまったりする失敗が起こりやすいので、順番に見ていきましょう。
脚のびたくんの取り付け手順
取り付けの前に、作業スペースを確保します。こたつの天板は大きくて重いので、床や天板を傷つけないよう、毛布やカーペットなど柔らかいものを敷いた上で作業するのがおすすめです。ヒーターユニットがある場合は、コンセントを抜いて、コードが引っかからないようにまとめておきます。
手順の基本は、次の流れです。取扱説明書にも同様の手順が載っていることが多いので、必ず併せて確認してください。
| 手順 | 作業内容 |
|---|---|
| 1 | 電源プラグをコンセントから抜き、布団と天板を外す |
| 2 | 天板を裏返し、脚先が上を向く状態にする |
| 3 | 脚先のゴムキャップなどがあれば外す |
| 4 | 継脚を脚先にしっかり差し込む(またはアジャスターで固定する) |
| 5 | 4本すべて同じ高さ・同じ段階に揃える |
| 6 | 天板を元に戻し、水平とぐらつきを確認する |
ポイントは、手順5の「4本すべて同じ高さに揃える」ことです。C-61のように上下入れ替えで高さを選ぶタイプなら、4個すべて同じ向き・同じ段階にしてください。1本だけ違うと、こたつ全体が傾いて危険です。
継脚を差し込むときは、奥までしっかり入っているかを目視で確認します。浅いままだと、重みがかかったときに外れる原因になります。アジャスター付きの場合は、ネジをきつく締めすぎて割れさせないよう、様子を見ながら締めていきます。
天板の裏返しは、体への負担が大きい作業です。幅の大きいこたつだと重量もそれなりにあるので、無理せず2人で作業するのが安全です。1人で作業するときは、片側ずつ持ち上げるなど、腰を痛めない工夫をしてください。
継ぎ足し後のぐらつきと対処法
継ぎ足し後に多い悩みが、ぐらつきです。山善に限らず、継脚を付けるとこたつ全体が少し不安定になることがあります。脚が長くなる分、てこの原理で揺れが大きく出やすいからです。ここは、ぐらつきの原因を切り分けて対処していきましょう。
まず確認したいのが、継脚の差し込み不足です。奥まで入っていないと、天板をゆすったときにカタカタと動きます。一度外して差し込み直すと、改善することが多いです。次に、ネジやアジャスターのゆるみです。H-145AJのようなアジャスター付きは、締め付けが甘いとずれやすく、口コミでも外れやすさを指摘する声があるとされています。
床の凹凸や傾きも原因になります。4本の脚が均等に接地していないと、どこか1本が浮いてぐらつきます。ゴムマットやフェルトで床との接地を安定させるのも手です。それでも直らない場合は、継脚と脚のサイズが合っていない可能性が高いので、適応サイズを見直してください。
2wayタイプのこたつで継ぎ脚のゆるみが原因の音やがたつきが出る話は、別の記事でも詳しく書いています。症状が近い方は、ニトリの2wayこたつがうるさい原因と対処法も参考にしてみてください。
ぐらつきを放置したまま使うのはおすすめしません。こたつの上には熱いものや重いものを置くことも多く、転倒するとやけどやけがにつながります。直らないときは、継ぎ足しをやめて元の高さに戻す判断も大切です。
私なら、ぐらつきが1回の締め直しで収まらなければ、その継脚は使わず、適応サイズが合う別の型番か、メーカーの純正の対応を検討します。無理に使い続けるより、そのほうが結果的に安全で安上がりです。
継脚で上げられる高さの目安
継脚で上げられる高さは、型番ごとに決まっています。先ほどの表のとおり、H-145AJは最大7cmアップ、C-61は3cmまたは6cm、K-95AJは4cmと7cmの2段階です。どの型番を選んでも、極端に高くすることはできません。
必要な高さの考え方ですが、イスやソファと併用するなら、座面の高さと天板の高さの差を基準にします。座ったときに、天板が太ももやひざに当たらず、肘がラクに置ける高さが理想です。まずは現在の天板高さを測り、座る家具の座面高さと比べてみてください。
目安として、数cmの違いでも体感はけっこう変わります。3cmでも「前よりラクになった」と感じる方もいれば、7cm上げても足りない方もいます。最初は低めの段階から試して、足りなければ高い段階にする、という進め方が失敗しにくいです。
高さを上げすぎると、こたつ布団の丈が足りなくなったり、ヒーターと足の距離が離れて温まりにくくなったりします。季節や使い方に合わせて、無理のない高さに留めるのがポイントです。
上げ幅が足りないと感じる場合は、継脚を重ねて使うのは避けてください。山善の商品でも、重ねて使う用途は想定されていない場合が多く、安定性が大きく落ちます。高さが足りないなら、より背の高いこたつやテーブルへの買い替えを検討するほうが安全です。
こたつの高さ選びや使い勝手については、ニトリの2wayこたつのレビューと購入前の注意点でも、高さ切り替えのメリットと注意点に触れています。
継ぎ足しの安全面とやけど火災の注意
継ぎ足しで一番気をつけたいのが、安全面です。こたつは電気製品なので、継ぎ足しで脚の安定性が落ちたり、コード類に無理な力がかかったりすると、事故につながるリスクがあります。ここは少し丁寧に確認しておきましょう。
こたつの事故については、NITE(製品評価技術基盤機構)が注意喚起を出しています。電源コードの扱いや布団の押し込みなど、基本の使い方を守ることが大切だと案内されています。取扱説明書に従った使い方が前提になる、ということですね。(出典:NITE 製品安全情報マガジン「電気こたつの事故」)
継ぎ足しとの関係でいうと、まず電源コードの長さと取り回しです。天板が上がると、コードが引っ張られる形になることがあります。コードが突っ張っていないか、コンセントとの距離に余裕があるかを確認してください。コードに無理な力がかかると、断線や発熱の原因になりかねません。
次に、布団やヒーターまわりです。天板が上がると、布団の位置が変わり、ヒーターに布団が触れやすくなる場合があります。取扱説明書に書かれた「布団を押し込まない」といった基本ルールは、継ぎ足し後も変わりません。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、ぐらつきや転倒によるやけどにも注意が必要です。継ぎ足し後は、脚元が安定しているか、人がぶつかっても倒れないかを、実際にゆすって確かめておいてください。安全面は「あり」と考えて、慎重に判断するのが基本です。
継ぎ足しは、メーカーが想定していない使い方になる場合があります。不安があるときは、山善のお客様相談窓口か、お使いのこたつの取扱説明書で確認してから取り付けてください。
山善こたつ継ぎ足しのまとめ

山善のこたつの継ぎ足しについて、ここまでのポイントを振り返ります。まず、山善の継脚「脚のびたくん」は、H-145AJ、C-61、K-95AJなど、型番ごとに適応する脚の形と上げられる高さが違います。ここを確認せずに買うのが、いちばんの失敗パターンです。
選ぶ順番は、取扱説明書で脚まわりを確認し、脚の形と太さを測り、適応サイズに合う型番を選ぶ、という流れです。取り付けは天板を裏返して行い、4本すべてを同じ高さに揃えます。作業後はぐらつきとコードの取り回しを必ず点検してください。
高さについては、必要最小限から試すのがおすすめです。上げすぎると布団やヒーターとのバランスが崩れ、安定性も落ちます。継脚の重ね使いは避けて、足りないなら買い替えも含めて検討しましょう。
こたつ選びで迷っている方は、ニトリのこたつの評判と向き不向きもあわせてご覧ください。山善のこたつを継ぎ足して、あなたの使い方にぴったりの高さに整えられたら嬉しいです。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。山善のこたつおよび継脚は、機種によって脚の形状や仕様、取り付け方法が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、または山善公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。