こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
象印のスチーム式加湿器を使っていて、運転中に「ボコボコ」「ゴボゴボ」という音が聞こえてきて、故障かも?と不安になっていませんか。夜の寝室で急に大きな音がすると、どうしても気になってしまいますよね。
先に結論をお伝えすると、象印の加湿器のボコボコ音は、水を沸騰させるスチーム式ならではの動作音であることがほとんどで、慌てて修理に出す必要はないケースが大半です。ただし、水垢やカルキが溜まって音が大きくなっている場合や、水量・置き場所が原因で響いている場合もあるので、まず自分で確認できるポイントを順番に見ていくのが安心かなと思います。
この記事では、沸騰音と泡立ち音の違い、再沸騰のときに音が出る理由、湯沸かし音セーブモードやクエン酸洗浄での対処法、そして故障を疑うべきサインまで、私の知見と調べた内容をもとに整理しました。最後まで読めば、あなたの加湿器の音が「様子見でOK」なのか「手を打つべき」なのかが判断できるはずですよ。
象印の加湿器のボコボコ音の原因

象印のスチーム式加湿器は、タンクの水をヒーターで沸騰させて蒸気をつくる仕組みです。そのため、他の方式の加湿器にはない独特の音が出ます。このセクションでは、ボコボコ音がどこから出ているのか、どんな音なら心配いらないのかを原因別に整理していきます。
ボコボコ音は沸騰中の正常な音?
結論から言うと、運転開始から少し経ったあとに聞こえる「ボコボコ」「ゴボゴボ」という音は、内部の水が沸騰している音で、スチーム式では正常な動作です。お湯を沸かすやかんや電気ポットがグツグツと鳴るのと同じ原理で、水が約100℃まで温まると内部で泡が大量に発生し、その泡がはじける音が本体から響きます。
私が象印のスチーム式加湿器の仕様を確認したところ、このタイプは水を沸騰させたうえで蒸気を出す構造になっています。つまり、沸騰している間は水中で泡が生まれ続けるため、無音で運転することは構造上できません。音が出ること自体を故障と結びつけてしまう方は多いのですが、まずはここを押さえておくと気持ちがラクになりますよ。
正常な沸騰音の特徴は、「水の泡立つ音」であること、そして運転状態が安定していることの2点です。音がしていても、蒸気がきちんと出ている、運転ランプが正常、本体の周りに水漏れがない、といった状態であれば、基本的には問題ありません。
正常な沸騰音の目安は、泡立つような水音で、蒸気が普通に出ていて、ランプ表示やブザーがいつも通りであることです。この3つがそろっていれば、様子見で大丈夫です。
一方で、金属がぶつかるような「ガンガン」という音や、焦げたような臭いを伴う場合は沸騰音とは別物の可能性があります。ボコボコという水音かどうか、まずは耳で聞き分けてみてください。
ちなみに、環境による違いも大きいです。静かな夜の寝室では、昼間のリビングよりも音がはっきり聞こえます。普段は気にならなかった音が、季節が変わって使い始めたタイミングで急に気になる、ということもよくあります。
沸騰が始まる前の泡立ち音とは
運転を始めてから沸騰するまでの間にも、実は音が出ています。水温が上がっていくと、水に溶けていた空気が小さな泡になって出てくるため、沸騰前から「ポコポコ」「チリチリ」といった細かい音がすることがあります。これはやかんで水を火にかけたときにも聞こえるおなじみの音です。
特に、水道水を入れたばかりのときや、冷たい水を入れたときは泡の量が増えやすく、音もやや賑やかになります。給水直後の運転でボコボコ音が目立つと感じる場合は、この溶存空気の影響であることが多いです。
沸騰前の泡立ち音は、温度が上がるにつれて自然に変化していきます。細かいポコポコ音から、沸騰状態に入ってボコボコ音に変わり、やがて蒸気が安定して出るようになる、という流れが一般的です。この流れに沿って音が変化しているなら、故障の心配はまずありません。
運転開始から10〜20分ほど音が続くのは、沸騰までの助走期間と考えてOKです。機種や水量、室温によって前後するので、時間はあくまで目安にしてください。
逆に、運転を開始してもずっと同じ大きさの音が鳴り続けたり、いつまで経っても蒸気が出てこなかったりする場合は、別の原因が考えられます。蒸気が出ないときは、ボコボコ音とは別の原因を疑って、取扱説明書の確認から始めてください。
泡立ち音は水の状態が変わらない限り必ず起きるものなので、「音ゼロ」を目指すより、「音の質と流れが普段通りか」を基準にするのが現実的な向き合い方かなと思います。
再沸騰時にボコボコ音が出る理由
象印のスチーム式加湿器は、沸騰させた蒸気を約65℃前後まで冷まして出す方式を採用している機種が多く、運転中に水位や温度が変化すると、再び沸騰状態に入り直します。このとき、もう一度ボコボコと大きな音がするので「さっきまで静かだったのに急に鳴り出した」と驚く方がいます。
再沸騰が起きる主なきっかけは、給水と湿度センサーによる運転制御です。タンクの水が減って給水したとき、水温が下がるので、再度沸騰させるために音が出ます。また、部屋の湿度が設定値を下回ると運転が再開され、そこで再び沸騰が始まる、というサイクルもあります。
口コミを見ていても、「最初の沸騰は気にならないけれど、再沸騰のときの音が気になる」という声があります。実際、連続運転よりもオン・オフの切り替わりのタイミングで音が目立ちやすいのは、スチーム式の特徴と言えます。
| 音が出るタイミング | 主な原因 | 心配度 |
|---|---|---|
| 運転開始から数分 | 水温上昇による泡立ち | 低 |
| 運転開始から10〜20分 | 沸騰状態の動作音 | 低 |
| 給水・湿度低下の直後 | 再沸騰 | 低 |
| 常に大きな音が続く | 水垢の付着や設置環境 | 中 |
このように、タイミングによって音の理由は変わります。音が出るのが特定のタイミングに限られていて、その後は落ち着くなら、正常な動作の範囲と判断していただいて大丈夫です。
水垢やカルキ付着で音が大きくなる
普段より明らかに音が大きくなったと感じる場合に、まず疑いたいのが水垢(スケール)の付着です。水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分は、水を沸騰させ続けると濃縮されて内部に固まります。これがヒーター周りや容器の底にこびりつくと、泡が不規則に発生して、ボコボコ、バチバチといった荒い音になりやすいです。
スチーム式は水を沸騰させる構造上、他の方式よりも水垢が溜まりやすい傾向があります。お手入れをせずに使い続けると、音が大きくなるだけでなく、加湿の効率が落ちたり、蒸気に臭いが混ざったりすることもあるので注意が必要です。
家電の解説記事でも、スチーム式加湿器の内部にミネラル分や鉄分が残ると、運転音が大きくなったり蒸気がにおったりする原因になるとされています。お手入れの目安は1〜2か月に1回程度のクエン酸洗浄と紹介されていて、私が確認した象印の使い方とも矛盾しません。
白い粉のようなものが内部に付いている、運転音が使い始めの頃より明らかに大きい、という場合は水垢のサインです。放置すると音が悪化していくので、早めにクエン酸洗浄を行いましょう。
パチパチという破裂音のような音が混ざる場合は、象印の加湿器でパチパチ音がする原因と対処法で詳しく解説しています。ボコボコ音との違いを知りたいときの参考になります。
水垢は水道水のミネラル量にもよるので、お住まいの地域の水質によって溜まり方は違います。硬度が高めの地域では、お手入れの頻度を少し上げるのがおすすめです。
水量と設置場所が音に与える影響
意外と見落としがちなのが、水量と設置場所です。タンクの水が少なくなると、沸騰時の水面が大きく揺れて、水音が大きく感じられることがあります。逆に、満水近くまで入れていると、水の量が多い分、泡のはじける音がこもって比較的おだやかに聞こえる場合もあります。
設置場所では、床の材質と本体の傾きがポイントです。フローリングや硬い台の上に直接置くと、運転中の振動が床に伝わって「ブーン」「ゴトゴト」という二次的な音が増えます。傾いた場所に置くと、内部の水面が片寄って泡の出方も不安定になり、音が変わります。
対策としては、本体を水平で安定した場所に置くこと、必要に応じて防振マットや厚めのトレイを下に敷くことが有効です。壁際に寄せすぎて音が反響している場合は、壁から少し離すだけでも体感の音量が変わります。
加湿器は寝室に置かれることが多いため、ベッドやまくらから距離を取るだけでも、気になり方がかなり違ってきます。蒸気の出る向きや結露にも配慮しながら、少し位置を変えてみてください。
音の大きさを測るなら、スマホの騒音計アプリで運転前後の数値を比べるのも手です。設置を変える前後で数値が下がっていれば、置き場所の影響だったと判断できます。
転倒すると熱い湯がこぼれるおそれがあるため、安定性の確保は音対策だけでなく安全面でも大切です。ペットや小さなお子さんがいる家庭では、特に注意してください。
このセクションで見てきたように、音の原因は沸騰・水垢・環境の3つに大別できます。次のセクションからは、それぞれへの具体的な対処法に進みます。
象印の加湿器のボコボコ音への対処

原因が見えてきたら、次は対処です。象印の加湿器には、音を抑えるための専用モードやお手入れ機能が用意されています。ここでは、簡単にできる順に具体的な手順と、判断の基準をお伝えします。
まず試したい湯沸かし音セーブモード
象印のスチーム式加湿器の多くには、「湯沸かし音セーブモード」が搭載されています。これは、沸騰するときの音を抑えるためのモードで、ヒーターの出力を調整することで、沸騰音を小さくします。そのぶん、沸騰までの時間がやや長くなりますが、夜間の使用には向いています。
操作方法は機種によって異なりますが、本体の操作パネルにある「湯沸かし音セーブ」ボタンを押すことで切り替えられるタイプが一般的です。ランプが点灯していればモードが有効になっています。詳しい使い方や、チャイルドロック・給水との関係は、象印の加湿器のチャイルドロックと湯沸かし音セーブ・給水で整理しているので、あわせて確認してみてください。
このモードを使うときの注意点は2つあります。ひとつは、加湿能力が下がる場合があること。もうひとつは、すべての音がなくなるわけではないことです。完全に無音になるのではなく、あくまで沸騰音を小さくする機能なので、期待しすぎないほうがいいかもしれません。
| 項目 | 通常運転 | 湯沸かし音セーブ |
|---|---|---|
| 沸騰音 | やや大きい | 抑えられる |
| 沸騰までの時間 | 標準 | やや長め |
| おすすめの場面 | 日中のリビング | 就寝時の寝室 |
私なら、まず寝る前にこのモードをオンにして、数日使って様子を見ます。それでも気になるときだけ、次のクエン酸洗浄に進む、という順番がコスパ良く試せるのでおすすめです。
なお、モードの名称や位置は機種ごとに違います。お使いの機種の取扱説明書で、湯沸かし音セーブの項目を確認してから操作してください。
クエン酸洗浄でボコボコ音を抑える
音が大きくなった原因が水垢だった場合、効果的なのがクエン酸洗浄です。象印のスチーム式加湿器にはクエン酸洗浄モードがあり、クエン酸をぬるま湯で溶かして入れ、運転させるだけで、内部の水垢を溶かして落とせます。
目安となる手順は次の通りです。まず、本体の電源を切って電源プラグを抜き、内容器やタンクを空にします。次に、クエン酸約30gをぬるま湯に溶かし、水と一緒に満水表示まで注ぎます。その後、クエン酸洗浄モードを起動して運転し、終了後にすすぎます。モードの起動方法は機種で異なり、湯沸かし音セーブボタンの長押しで起動する機種もあります。
頻度は、1〜2か月に1回が一般的な目安です。象印の公式のお手入れの案内でも、定期的なクエン酸洗浄が推奨されています。詳しい手順や注意点は、象印の加湿器のクエン酸の使い方|手順と頻度・注意点にまとめています。
クエン酸以外の酸性洗剤や、塩素系の洗剤を混ぜて使うのは危険です。洗浄には、必ず取扱説明書で指定されたクエン酸を使ってください。
専用のクエン酸は、象印の「ピカポット」が有名です。ほかのクエン酸でも代用できるのかは気になる点ですが、迷うときは取扱説明書の指定を優先してください。
洗浄後は、すすぎを十分に行ってください。クエン酸が残っていると、蒸気に酸っぱい臭いが混ざる場合があります。洗浄が終わったら、数回水を入れ替えて運転してから、通常の使用に戻すと安心です。
給水と本体の置き方を見直す手順
モードや洗浄で改善しない場合は、給水の仕方と置き方を見直してみましょう。ここは費用もかからず、すぐ試せるのでおすすめのステップです。
給水の見直し
水は、毎回新しい水道水を入れるのが基本です。残り水に足し水をすると、ミネラル分が濃くなって水垢が溜まりやすくなります。浄水器の水やミネラルウォーター、井戸水は、スチーム式では水垢や故障の原因になる場合があるため、取扱説明書で使用可否を確認してください。
置き方の見直し
水平な場所に置き、本体の下に防振マットを敷く、壁から少し離す、といった工夫で、体感の音量はかなり変わります。ベッドから遠い位置への移動も効果的です。
私が実際にお勧めする手順は3つです。1つ目は、残り水を捨てて新しい水に入れ替えること。2つ目は、湯沸かし音セーブモードに切り替えること。3つ目は、置き場所をずらして音の聞こえ方を比べることです。この3つで多くの場合、気にならないレベルになります。
給水と設置の見直しは、お金も道具もほとんど不要です。まずここから試して、それでも音が大きいときに洗浄や相談へ進むのが無駄のない順番です。
お手入れ全般は、水の入れ替えと定期的なクエン酸洗浄を習慣にするのが基本です。
水の扱いは毎日のことなので、少し意識を変えるだけで音のトラブルも、水垢の悩みも減らせます。
ボコボコ音が故障のサインな場合
ここまでの対処を試しても改善しない、あるいは次のようなサインがある場合は、故障や異常の可能性があります。冒頭で触れた通り、ボコボコ音のほとんどは正常ですが、見逃してはいけないケースも確かにあります。
| サイン | 考えられる状態 | 対応 |
|---|---|---|
| 焦げ臭い・異臭がする | 内部の汚れや部品の異常 | 使用を止めて相談 |
| 本体の周りに水が漏れる | パッキンや容器の破損 | 使用を止めて相談 |
| 異常を知らせるブザーやランプ | センサー・制御の異常 | 取扱説明書で確認 |
| 金属音・衝撃音が続く | 部品の破損や緩み | 使用を止めて相談 |
判断基準を整理すると、放置リスクは「中〜高」、自力対応の難易度は「中」、コスト感は「中」、再発可能性は「中」、安全面(火傷・感電・水漏れ)の関与は「あり」です。特に高温の湯を扱う機器なので、漏れや異臭があるときは無理に使い続けないでください。
私ならこう判断します。ボコボコという水音だけなら様子見で、そこに異臭、水漏れ、普段と違う金属音のいずれかが加わったら、その日のうちに使用を止めて象印のサポートに相談します。スチーム式は、熱い湯と電気を同時に扱うので、少しでも不安があるなら止めるのが正解だと考えています。
次にやるべき行動は3つです。1つ目、電源プラグを抜いて内部の湯が冷めるのを待つ。2つ目、異常の状況(音の種類、臭い、水漏れの有無)をメモや写真で残す。3つ目、取扱説明書の「故障かな?と思ったら」を確認し、解決しなければ象印へ相談する、という流れです。
熱いうちに内容器を触ったり、分解したりするのは火傷や感電のおそれがあるので絶対に避けてください。
似たような症状でも原因が違うことがあります。音の種類を聞き分けて、冷静に切り分けてください。
修理か買い替えかの判断基準
故障の疑いがある場合、気になるのが修理するか買い替えるかですよね。判断のポイントは、使用年数、症状の重さ、修理費用の3つです。
スチーム式加湿器は、ヒーターや部品の消耗によって、数年から10年ほどで調子を崩しやすくなります。使用年数が長く、修理費が本体価格の半分を超えるようなら、買い替えのほうが現実的な場合が多いです。逆に、使用年数が浅く、パッキンなどの消耗部品の交換で直るなら、修理のほうが安上がりです。
| 状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 購入から日が浅い | 保証・修理相談 | 保証対象の可能性がある |
| 数年使用・部品交換で直る | 修理 | 費用が安く済む |
| 長年使用・修理費が高い | 買い替え | 費用対効果が良い |
| 水垢で音が大きいだけ | 洗浄 | 修理不要 |
私の考えでは、まずは洗浄で直るかを確認し、それでもダメなら修理見積もりを取る、という順序が無駄がありません。見積もりを見たうえで、買い替えと比較しても遅くないです。
なお、型番や製造年は、本体の底面や背面の銘板に書かれています。サポートに相談するときに必要になるので、事前に控えておくとスムーズです。買い替えを検討する場合は、象印以外のスチーム式や、気化式などの方式も比較対象になりますが、音の静かさを重視するなら、方式ごとの特徴を理解したうえで選んでください。
買い替えの際は、部屋の広さに合った適用床面積と、お手入れのしやすさを確認しておくと、後悔しにくいです。
象印の加湿器のボコボコ音まとめ

ここまで、象印の加湿器のボコボコ音について、原因と対処法を見てきました。ポイントをあらためて整理します。
まず、ボコボコ音の多くは、水を沸騰させるスチーム式ならではの正常な動作音で、運転開始後の泡立ちや、給水・湿度低下後の再沸騰でも音が出ます。次に、音が普段より大きくなったと感じたら、水垢やカルキの蓄積が疑われます。そして、対処は、湯沸かし音セーブモード、クエン酸洗浄、給水と設置の見直しの順に試すのが効率的です。
結論は、水音だけなら様子見でOKです。ただし、異臭、水漏れ、金属音を伴うときは使用を止めて、象印のサポートに相談してください。
私の経験上、スチーム式の音の悩みは、お手入れを習慣にするだけで大きく減ります。1〜2か月に1回のクエン酸洗浄と、毎回の水の入れ替えを意識してみてください。
加湿器は、冬の乾燥から家族を守ってくれる大切な家電です。音の正体が分かれば、不安なく使い続けられます。ぜひ今日から、できることをひとつ試してみてください。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。象印のスチーム式加湿器は、機種によって操作方法や仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、または象印公式サイトにてご確認ください((出典:象印マホービン公式サポート))。最終的な判断は専門家にご相談ください。