こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
三菱冷蔵庫にエラーコードが表示されて、どう対処すればいいか困っていませんか。先に結論をお伝えすると、まず確認すべき状況です。エラーコードの種類によって「電源リセットだけで直るもの」と「すぐにメーカーへ連絡が必要なもの」に分かれますが、どちらかを判断するためには最低限コードの意味を知っておく必要があります。
三菱冷蔵庫の自己診断機能は、内部の温度センサー(サーミスター)やファンモーター、制御基板などに異常が発生したときに自動的に働きます。パネルに「E〇〇」という数字や、鍵マーク・星マーク・雪の結晶マークが点滅する形で教えてくれるわけです。ただ、取扱説明書にはすべてのエラーコードが載っていないことも多く、「調べてもわからない」という声をよく聞きます。
この記事では、三菱冷蔵庫のエラーコード一覧を整理したうえで、各コードが示す意味と現実的な対処法を説明します。修理を呼ぶべきかどうかの判断基準も具体的にお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
三菱冷蔵庫のエラーコード一覧と各コードの意味

三菱冷蔵庫が内部異常を検出すると、操作パネルや液晶部分にエラーコードが表示されます。ここでは、家庭用冷蔵庫に多く見られるコードをカテゴリ別に整理しました。機種によってコードの体系が異なる場合がありますが、おおよその傾向は共通しています。
エラーコードの表示場所と自己診断の仕組み
三菱冷蔵庫のエラーコードは、主に操作パネル(冷蔵庫正面の上部)の液晶ディスプレイや、ランプの点滅パターンとして表示されます。具体的には「E〇〇」という英数字の組み合わせか、鍵マーク・星マーク・雪の結晶マークが点滅するという形が多いです。
自己診断機能が動くタイミングは主に2つあります。1つは冷蔵庫の動作中に内部センサーが異常値を検知したとき、もう1つは電源プラグを差し込んだ直後の起動チェック時です。製氷皿そうじボタンを長押しすることで診断モードに入れる機種もあります。
エラーコードが一度表示されても、電源リセット後に消えることがあります。ただし、その後も繰り返し表示される場合は内部で継続的な異常が起きているサインです。「一回消えたから大丈夫」と判断するのは少し早いので、念のため数日間はパネルを確認しておくことをおすすめします。
取扱説明書にエラーコード一覧が掲載されていない場合は、三菱電機の「点検コード検索システム」をウェブで利用できます。型番とコードを入力すると該当内容を確認できます。
E01〜E05:通信系エラーコードの意味
E01からE05あたりのコードは、主に冷蔵庫内部の基板間通信に関わる異常を示しています。具体的には次のような内容です。
| エラーコード | 内容 | 主な原因 |
|---|---|---|
| E01 | 操作パネル通信異常 | 制御基板・コネクタの不具合 |
| E02 | インバーター通信異常 | インバーター基板・制御基板の不具合 |
| E03 | 機種判定異常 | 制御基板の設定エラー・基板故障 |
E01やE02は制御基板(マイコン基板)とその他のユニットが正常に通信できていない状態を意味します。コネクタが外れかけているだけの場合もあれば、基板そのものが故障している場合もあります。いずれも自分で直すのは難しく、メーカーの修理を依頼するのが現実的です。
E03は機種判定の異常です。これは工場出荷時や修理交換時の設定ミスで起こることがあります。基板交換後にこのコードが出た場合は、修理業者の設定ミスである可能性も考えられます。
通信系エラーは自力での対処が基本的に困難です。電源リセットを一度試してみて、それでも消えない場合はすぐに三菱電機のサポートへ連絡しましょう。
サーミスター系エラーコードの見方
サーミスターとは、温度を電気信号に変換するセンサーのことです。三菱冷蔵庫には冷凍室・冷蔵室・製氷室・霜取り用など複数のサーミスターが内蔵されており、そのいずれかが断線・短絡・劣化すると対応するエラーコードが表示されます。
| エラーコード | 内容 | 自力対処 |
|---|---|---|
| E10 | 製氷皿サーミスター異常 | 困難 |
| E11 | 冷凍室サーミスター異常 | 困難 |
| E12 | 霜取りサーミスター異常 | 困難 |
| E13 | 冷蔵室サーミスター異常 | 困難 |
サーミスター系のエラーが出ると、冷蔵庫が正確な温度管理ができなくなります。冷えない・冷えすぎる・霜が多くたまるといった症状が同時に出ることが多いです。
サーミスター自体の部品代は比較的安価(数百円〜数千円程度)ですが、冷蔵庫内部にアクセスするには専用工具と知識が必要なため、一般的には自力での交換は推奨されません。誤った操作で冷媒回路を傷つけると、修理費が大幅に跳ね上がります。
なお、E10(製氷皿サーミスター)については、製氷機ユニットとセットで交換するケースもあります。製氷に関するトラブルと合わせて起きているときは、そちらも含めて診断を依頼すると効率的です。
霜取りとヒーター系のエラーコード
三菱冷蔵庫には自動霜取り機能があり、定期的に霜取りヒーターが作動して庫内の霜を溶かします。この霜取りシステムに異常が生じると、E30前後のコードが表示されます。
| エラーコード | 内容 | リスク |
|---|---|---|
| E30 | 霜取りヒーター異常 | 霜の蓄積→冷却不良 |
E30が出ると、霜取りができなくなるため、時間が経つにつれて冷凍室の背面に霜がびっしりたまっていきます。霜が増えると冷気の循環が悪くなり、冷凍室・冷蔵室ともに冷えにくくなります。放置すると食品が傷む可能性があるため、早めに対処してください。
霜取りヒーターの断線が原因であれば部品交換で対応できますが、制御系の問題も絡んでいることがあります。いずれにせよ内部作業が必要なため、修理業者への依頼が前提です。
霜取りエラーは放置リスクが中〜高です。数日以内に修理を依頼することをおすすめします。食品の移し替えも検討しておきましょう。
ファンモーター異常のエラーコードと対処
冷蔵庫内部には庫内ファンと機械室ファンの2種類のファンが搭載されています。どちらが止まっても冷蔵庫の冷却性能に直接影響するため、重要なエラーです。
| エラーコード | 内容 | 症状 |
|---|---|---|
| E31 | 庫内ファンモーター異常 | 庫内が冷えない・冷えむら |
| E32 | 機械室ファンモーター異常 | コンプレッサー過熱・冷却不良 |
E31は庫内の冷気を循環させるファンの異常です。庫内ファンが止まると、冷気がうまく循環せず冷凍室・冷蔵室の温度がばらつきます。「一部分だけ冷えない」「製氷ができない」といった症状と一緒に出ることが多いです。
E32は機械室(冷蔵庫背面・下部の圧縮機が入っているエリア)のファン異常です。このファンはコンプレッサーを冷やす役割を担っています。機械室ファンが止まるとコンプレッサーが過熱し、最悪の場合コンプレッサーそのものが故障します。安全面のリスクとしては火災の可能性は低いですが、コンプレッサー故障になると修理費が一気に高額になるため、早期対応が重要です。
私ならこう判断します。E31・E32のどちらも、電源リセットを1回試してみて、それでもエラーが消えなければ迷わず修理を依頼します。ファンモーターは消耗品ですが自分で交換するには分解作業が伴い、リスクが高いです。
エラーコード一覧に載っていない表示の意味
三菱冷蔵庫のエラーコードのなかには、取扱説明書や一般的な資料には掲載されていないものもあります。特に「E33」などのコードは、ネット上でも情報が少なく、メーカーへの問い合わせが必要なケースです。
また、エラーコードが英数字ではなく「マークの点滅」だけで表示される機種もあります。以下は代表的なパターンです。
- 鍵マーク高速点滅:自己診断機能が異常を検出。メーカーへの連絡が必要
- Ecoガイドの星マーク点滅:ドア閉め忘れ・センサー異常の可能性
- 雪の結晶マーク速い点滅:製氷皿のロック異常・ファン異常の可能性
こうした「数字が出ないタイプのエラー」は、表示の意味が見えにくく判断が難しいです。次のセクションで各マーク点滅の意味を詳しく説明します。
なお、他のメーカーでも冷蔵庫にエラーコード表示が出ることがあります。参考までに、日立冷蔵庫のエラーコード一覧の種類や見方と対応策もまとめていますので、比較したい方はご覧ください。
三菱冷蔵庫のエラーコード一覧を確認後の対処法

エラーコードの意味を把握したら、次は具体的な行動です。コードの種類によって「自分でできること」と「業者に任せるべきこと」が変わります。ここでは状況別の対処法を整理します。
鍵マークが高速点滅するときの対処法
鍵マークが高速点滅するのは、三菱冷蔵庫の自己診断機能が内部異常を検出したサインです。通常の鍵マークは操作ロック(チャイルドロック)を示しますが、高速点滅の場合は別の意味になります。
まず試してほしいのは電源リセットです。コンセントを抜いて7分以上待ち、それから差し直します。7分以上空けるのはコンプレッサー保護のためです。すぐに差し直すと安全装置が働いてうまく起動しないことがあります。
電源リセット後に点滅が消えれば、一時的なエラーの可能性があります。ただし、再び点滅するようであれば継続的な異常が起きている証拠なので、購入店または三菱電機のサポートセンターへ連絡してください。
対処の手順:①コンセントを抜く → ②7分以上待つ → ③コンセントを差し直す → ④再び点滅するなら修理を依頼
なお、エラーコードが表示されている場合は、その数字(例:E11、E31など)をメモしておくと修理依頼時にスムーズです。修理業者がどの部品を点検すべきか、すぐに判断できます。
星マークや雪の結晶マークが点滅する意味
三菱冷蔵庫には複数の種類のマークが操作パネルにあります。エラーに関係するのは主に以下の2つです。
Ecoガイドの星マーク(★)が点滅する場合
通常、Ecoガイドの星マークはドアの開閉が少ないときに増えていく省エネ指標です。これが点滅している場合は、ドアが完全に閉まっていないか、ドアセンサーの異常が考えられます。まずドアのパッキンに汚れや変形がないか確認してください。
ドアをしっかり閉めても点滅が続く場合は、センサーの故障である可能性が高いです。そのまま放置すると冷気が逃げ続け、電気代の増加や食品の劣化につながります。
雪の結晶マーク(❄)が速く点滅する場合
雪の結晶マークは通常、冷凍室や製氷機のモードを示すランプです。このマークが通常より速く点滅している場合は、製氷皿がロックされている状態か、ファンの異常が疑われます。
製氷皿ロックが原因の場合は、製氷皿の掃除や取り外し・取り付けを正しい手順でやり直すことで解消することがあります。ただしファン異常の場合は修理が必要です。雪の結晶マークが速く点滅しているときは、ほかに「冷凍室の温度が上がってきた」「製氷ができない」といった症状が出ていないか確認しましょう。
電源リセットで直るエラーコードの見分け方
エラーコードが出たとき、まず電源リセットを試すことは有効な第一手です。ただし、すべてのエラーがリセットで直るわけではありません。リセットで対処できる可能性が高いケースと低いケースを整理します。
リセットで改善する可能性がある場合
- エラーコードが初めて表示された(以前は出ていなかった)
- 停電や電圧変動などの直後に表示された
- 冷蔵庫は普通に冷えていて、食品に問題がない
リセットでは改善しない可能性が高い場合
- リセット後に同じエラーコードが再表示される
- 冷蔵庫が冷えない・冷凍室の食品が溶け始めている
- 異音(ガガガ・キーンなど)を伴っている
- E01〜E03(基板通信系)・E30以降(ハード異常系)のコードが出ている
リセットを繰り返すこと自体に害はありませんが、根本的な異常を放置することで部品が劣化したり、最悪の場合コンプレッサーに負荷がかかって修理費が膨らんだりします。「何度もリセットを繰り返している」という状況になったら、すぐに修理の相談をすることをおすすめします。
業務用の冷蔵庫で同様のエラーが出ている場合は、パナソニック業務用冷蔵庫のエラーコード一覧と対処法の記事も参考にしてみてください。コードの構造が似ている部分もあります。
修理費用の相場と買い替えの判断基準
三菱電機の冷蔵庫修理費用は、技術料・部品代・出張費の合計で決まります。エラーコードの種類によって修理内容が変わるため、費用も幅があります。
| 修理内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| サーミスター交換 | 1万〜2万円程度 |
| ファンモーター交換 | 1.5万〜3万円程度 |
| 制御基板(マイコン基板)交換 | 2万〜5万円程度 |
| コンプレッサー交換 | 5万〜10万円以上 |
費用の目安として、修理費が冷蔵庫の現在価値(購入金額や中古価値)の50〜60%を超えるようであれば、買い替えを検討したほうがコスト的に合理的なことが多いです。
購入から7〜10年以上経過している機種の場合、エラーコードが出た部品以外にも経年劣化が進んでいる可能性があります。一か所直しても別の部品が続けて故障するという事態は珍しくありません。修理業者に現状の診断をしてもらい、「全体的な状態」を確認したうえで判断するのが賢明です。
なお、三菱電機は2026年4月に一部の家庭用冷蔵庫について無償訪問修理を案内しています。お使いの機種が対象かどうか、三菱電機の公式サイトで確認することをおすすめします。
三菱サポートへ連絡するときに伝えること
三菱電機の修理相談窓口へ連絡する際、以下の情報をあらかじめ用意しておくとスムーズです。
- 型番:冷蔵庫内部の上部または側面に記載されているシール(例:MR-B46A)
- 製造年:型番シールに記載、または購入時の領収書で確認
- 表示されているエラーコード:E〇〇の数字、またはランプの点滅パターン
- 症状の詳細:冷えない・異音がする・製氷できないなど
- 発生したタイミング:いつから・何をした直後か
三菱電機の修理受付は、公式サイト((出典:三菱電機 冷蔵庫修理のご相談))からも申し込めます。電話・ウェブどちらでも受け付けています。
修理の訪問前に「見積もりを出してほしい」と伝えておくと、費用感を事前に把握したうえで修理を進めるかどうか判断できます。見積もり診断だけで料金が発生する場合もありますが、高額な修理をする前に確認できる点ではメリットがあります。
また、購入から5年以内であれば延長保証の対象になっている可能性があります。購入時の書類や家電量販店のアプリなどで保証内容を確認しておきましょう。
三菱冷蔵庫のエラーコード一覧に関するまとめ

最後に、三菱冷蔵庫のエラーコード一覧と対処の流れをまとめます。
- E01〜E03:通信・基板系の異常。自力対処は困難なため修理依頼が基本
- E10〜E13:温度センサー(サーミスター)の異常。冷却不良の原因になりやすい
- E30:霜取りヒーターの異常。放置すると冷却不良が悪化するため早めに対応
- E31・E32:ファンモーターの異常。コンプレッサーへの影響が出る前に修理を
- 鍵マーク高速点滅:まず電源リセット。繰り返す場合は修理を依頼
- 星マーク・雪の結晶点滅:ドアや製氷皿を確認してから、改善しなければ修理へ
三菱冷蔵庫のエラーコード一覧を把握しておくことで、焦らず状況を判断できます。エラーの多くは「すぐに壊れた」ではなく「部品の経年劣化」が原因です。修理費と冷蔵庫の年数・価値を冷静に見比べて、最善の判断をしてください。
この記事は、私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。エラーコードの詳細や正確な対処法は機種によって異なるため、必ず三菱電機公式サイトや取扱説明書でご確認ください。最終的な修理・買い替えの判断は、専門家(メーカーサービスや家電量販店スタッフ)にご相談されることをおすすめします。