こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
ダイキンのエアコンをスマホで操作したいと思って調べてみたら、「無線LAN接続アダプター(別売)」という表記に行き当たった——そんな方は多いかなと思います。標準で付いているのか、後から別途購入が必要なのか、どの型番を選べばいいのか、最初は分かりにくいですよね。
ダイキンのルームエアコンは、上位モデルには無線LANが標準搭載されていますが、中位・廉価モデルは別売りの無線LAN接続アダプターを追加購入しないとスマホ操作ができません。さらに別売りアダプターにも複数の型番があり、お手持ちのエアコンの製造年やシリーズによって適合するものが変わります。
この記事では、ダイキンエアコンの無線LAN別売りアダプターについて、型番の選び方・対応機種の調べ方・価格・取り付け手順・スマホアプリでできることまでまとめて解説します。あなたのエアコンをスマホでコントロールできるようになる流れを、できるだけ具体的にお伝えしますね。
ダイキンエアコン向けの無線LAN別売り品を選ぶポイント

ダイキンエアコンの無線LAN別売りアダプターを購入するには、まず「自分のエアコンにアダプターが必要かどうか」「必要な場合はどの型番が適合するか」を確認する必要があります。ここでは型番の選び方から価格・購入場所まで、順を追って説明します。
無線LAN別売りが必要な機種とそうでない機種
ダイキンのルームエアコンは、シリーズによって無線LANの搭載状況がまったく異なります。購入前に自分の機種がどちらに当たるかを確認しておくことが大切です。
無線LANが標準搭載されているシリーズ(別売りアダプター不要)は、主に上位クラスのモデルです。ダイキンの場合、RXシリーズの上位グレードや、フラッグシップに位置する機種は本体に無線LAN機能が内蔵されており、アプリをダウンロードするだけでスマホ操作が可能です。
一方、無線LAN別売りが必要な機種は中位・廉価モデルです。AXシリーズ・CXシリーズ・Eシリーズ(廉価帯)などは本体に無線LAN機能を持たないため、別途アダプターを購入して室内機に取り付ける必要があります。
また、2013〜2017年頃に製造された旧機種の多くも無線LAN非搭載で、当時販売されていた別売りアダプター(BRP072A41など)を後付けすることでスマホ操作に対応できます。ただし古い機種の場合、現在のアダプターとの適合確認が必要です。
確認方法としては、エアコンの型番(室内機の側面または前面パネルに記載)をもとに、ダイキン公式サイトの「ネットでコントロール」ページにある対応機種一覧を検索する方法が最も確実です。型番を入力すると対応アダプターが表示される場合もあります。
型番が書かれたシールは、室内機本体の側面パネルを開けた内側か、外側の側面に貼られていることが多いです。「AN」や「S」「F」から始まるアルファベットと数字の組み合わせが型番です。
お使いのエアコンが対応しているか自信がない場合は、ダイキンのお客様相談窓口(0120-88-1081)に型番を伝えて確認するのが最確実です。電話1本で「このアダプターを買ってください」と教えてもらえます。
BRP072とBRP051の型番の違いと選び方
ダイキンの無線LAN接続アダプターは複数の型番が存在しており、どれを買えばいいか迷いやすいポイントです。主要な型番の違いをまとめると次のとおりです。
| 型番 | 主な対応年式・機種 | 備考 |
|---|---|---|
| BRP051A41 | 2013年モデル一部 | 旧型。コネクタ形状が異なる場合あり |
| BRP072A41 | 2013〜2017年モデルのRX・AX・DX・FX・CX・Eシリーズ | 最もよく使われた型番 |
| BRP072A44 | BRP072A41と同等の機種に対応 | A41の後継版。通信安定性が向上 |
| BRP087A42 | 2018年以降の対応機種 | 新しめの機種向け。内蔵コネクタ対応 |
| BRP061A41 | BRP072A41と同等機種に対応 | 有線LAN版(WiFiではなくLANケーブル接続) |
現在メインで流通しているのはBRP072A44とBRP087A42です。旧機種(2013〜2017年製)であればBRP072A44、2018年以降の機種はBRP087A42が候補になりますが、購入前に必ずお手持ちの機種の型番で確認することを強くおすすめします。
BRP072A41とBRP072A44の違いはハードウェアの細かな改良が主で、機能面でユーザーが体感する違いはほぼありません。BRP072A41が在庫切れになっている場合が多く、現在はBRP072A44が後継として販売されています。
型番が似ているからといって互換性があるとは限りません。購入前に必ずダイキン公式サイトか販売店で適合確認を取ってください。間違った型番を購入しても返品対応が難しい場合があります。
また、ダイキンエアコンには正常動作しているのに表示されるエラー表示もあります。たとえばリモコンのビックリマーク(!)表示は無線LAN接続とは別の設定サインです。ダイキンエアコンのビックリマークの意味と解除方法もあわせてご参照ください。
別売りアダプターの対応年式を確認する方法
ダイキンのエアコン型番には製造年を示すアルファベットが含まれています。型番の読み方を知っておくと、購入前に「何年製か」が自分で把握できて便利です。
ダイキンの壁掛けルームエアコンの型番は、おおよそ「AN○○XES-W」や「S○○ZRXV-W」といった形式です。型番の中に含まれるアルファベット1文字が年式を示しています。
| 型番中の年式アルファベット | 製造年 |
|---|---|
| P | 2013年 |
| R | 2014年 |
| S | 2015年 |
| T | 2016年 |
| U | 2017年 |
| V | 2018年 |
| W | 2019年 |
| X | 2020年 |
| Y | 2021年 |
例えば「AN28XES-W」であれば「X」が入っているので2020年モデル、「S56ZRXV-W」であれば「V」なので2018年モデルということになります。ただしこれはあくまで一般的な読み方であり、シリーズによって異なる場合もあるため、ダイキン公式サイトの対応機種一覧で最終確認するのが確実です。
ダイキン公式の「ネットでコントロール」ページでは、機種別の対応アダプター型番が一覧で確認できます。(出典:ダイキン工業 ホームコントローラーアプリ 対応機種一覧)で型番を調べると、どのアダプターが必要かが分かるので、購入前に一度確認しておくと安心です。
対応年式の範囲は2013〜2017年モデルが旧アダプター(BRP072A41/A44)の主な対象で、2018年以降のモデルは別のアダプター(BRP087A42など)に移行しています。また、2020年以降の最新モデルの多くは上位シリーズを中心に無線LAN標準搭載へ移行しており、アダプター自体が不要になっているケースも増えています。
有線LANアダプターとの違い
ダイキンのLAN接続アダプターには、無線LAN版(BRP072系・BRP087系)のほかに、有線LAN版のBRP061A41も存在します。どちらを選ぶかは設置環境によって判断してください。
有線LAN版のメリットは、通信の安定性です。WiFiが届きにくい部屋にエアコンが設置されている場合や、マンションなどで電波干渉が起きやすい環境では、LANケーブルで直接接続した方が安定してスマホ操作できます。業務用途や、HEMSと連携させたい場合にも有線LANが選ばれることがあります。
一方、デメリットはLANケーブルの配線が必要になることです。エアコンの設置場所までLANケーブルを引き回す必要があり、見た目や施工の手間が増えます。一般家庭では無線LAN版の方が取り付けやすいケースがほとんどです。
なお、有線LAN版(BRP061A41)は大型家電量販店取扱モデルには対応していないという制約もあります。量販店で購入したエアコンに後付けする場合は、基本的に無線LAN版を選ぶのが無難です。
一般家庭ではまず無線LAN版を選択し、WiFiが不安定な場合のみ有線LANを検討するという順番で考えると選びやすいです。
アダプターの価格と購入できる場所
ダイキンの無線LAN接続アダプターは、家電量販店やネット通販で購入できます。価格の目安と購入場所を以下にまとめます。
BRP072A44の定価は15,000円前後(税別)が目安です。これに加えて取り付け工事費が別途2,000〜5,000円程度かかるケースが多く、工事込みのセット販売では20,000〜22,000円前後になります。
ビックカメラ・ヨドバシカメラなどの大型家電量販店:「要取付工事」と表記されていますが、購入と同時に工事手配も可能な場合があります。実物を確認して購入できる安心感があります。
楽天・Amazon等のネット通販:量販店より安く手に入る場合があります。ただし「工事なしで届く」ため、取り付けは自分でするか別途業者に依頼する必要があります。
ダイキン系列の販売店・工事店:アダプターの販売から取り付け工事まで一括で依頼できます。適合機種の確認も同時にしてもらえるので、トラブルが最も少ないルートです。
メルカリ・ヤフオクなどのフリマアプリ:中古品が3,000〜8,000円程度で出品されています。ただし前の使用者の設定が残っている場合があり、初期化が必要なケースも。保証もないため、コスト優先の場合は注意が必要です。
ダイキンエアコンに無線LAN別売りを入れてできること

別売りの無線LAN接続アダプターを取り付けると、ダイキン専用のスマホアプリ「Daikin Smart APP」を通じてエアコンをコントロールできるようになります。ここでは使えるようになる機能・取り付けの流れ・設定でつまずきやすい点を解説します。
Daikin Smart APPの主な機能
ダイキンの公式アプリ「Daikin Smart APP」は、iOS・Android両対応の無料アプリです。無線LAN接続アダプターを取り付けた後、このアプリとエアコンを連携させることでスマホからエアコンを操作できるようになります。
基本操作としては、電源のON/OFF、冷房・暖房・除湿・送風・自動といった運転モードの切り替え、温度設定、風量の変更が可能です。リモコンと同じ操作がスマホから行えます。
遠隔操作は、Daikin Smart APPの大きな魅力の一つです。外出先からインターネット経由でエアコンを操作できるため、帰宅前にエアコンをオンにしておくことが可能です。「夏の暑い部屋に帰宅する」という不快を解消できます。
ウィークリータイマー機能では、曜日・時間・運転モードを個別に設定できます。「平日の朝7時に冷房オン・夜11時にオフ」のような細かいスケジュールを組めるため、タイマー設定をリモコンで毎回操作する手間が省けます。
通知・モニタリング機能としては、エアコン消し忘れの通知、室内温度・湿度・室外温度のリアルタイム確認、電力使用量の目安表示があります。特に消し忘れ通知は「あれ、エアコン切ったっけ?」という外出先での不安を解消してくれる便利な機能です。
Daikin Smart APPはApp Store・Google Playで「Daikin Smart APP」と検索してインストールできます。アプリ自体は無料で、利用料もかかりません。
なお、アダプターを取り付けずにアプリだけインストールしてもエアコンと連携することはできません。アダプターの取り付けと初期設定の両方が必要です。
アダプターの取り付け工事の流れと費用
ダイキンの無線LAN接続アダプターは、室内機本体の基板にコネクタで接続する構造になっています。エアコン本体のカバーを取り外す作業が伴うため、ダイキンの据付説明書では専門業者による取り付けを推奨しています。
①室内機のカバーを取り外す:エアコン前面のパネルを開け、さらに電気部品ボックスのカバーを外します。内部に基板が露出します。
②アダプターをコネクタに接続する:基板上の専用コネクタにアダプターの接続コードを差し込みます。接続コードの長さは1.6m程度で、取り回しの自由度があります。
③アダプター本体を固定する:付属の固定用シールやネジを使って、アダプター本体を室内機の内側または外側の適切な位置に固定します。
④カバーを元に戻す:電気部品ボックスのカバー・前面パネルを元に戻します。
⑤アプリで初期設定を行う:Daikin Smart APPを起動して、エアコンとの連携設定(WiFiへの接続)を行います。
工事費用は業者によって異なりますが、2,000〜5,000円程度が一般的な相場です。家電量販店でアダプターを購入した場合、工事込みのセット価格として提示されることもあります。ダイキンの認定販売店に依頼すると、適合確認から取り付けまで一括対応してもらえて安心です。
自分でアダプターを取り付けられるか
ダイキンの据付説明書には「販売店または専門業者に依頼してください」と明記されています。一方で、実際にはDIYで取り付けている方も一定数います。自分で取り付けることが現実的かどうか、客観的に整理してみます。
技術的な難易度としては、作業の核心はコネクタの差し込みだけです。電気工事士の資格が必要なガス充填や配管作業とは異なり、コネクタ接続のみなので技術的なハードルはそれほど高くありません。ただし、室内機のカバーを取り外す際に爪を折ってしまうリスクがあります。
室内機カバーの爪は樹脂製で、力の入れ方を誤ると折れることがあります。カバーが破損するとエアコンの外観が損なわれ、修理費用が発生する場合があります。また、コネクタの差し込み方向を誤ると基板にダメージを与える可能性もゼロではありません。さらに、メーカー保証の対象外になる可能性もあります。
私ならこう判断します:工事費用が2,000〜5,000円程度と比較的安価なことを考えると、プロに依頼する方がコストパフォーマンスは高いと感じます。カバー脱着の経験があり、慎重に作業できる自信があるなら自分でも十分対応できる作業ですが、少しでも不安があるなら販売店経由で工事を依頼した方が後悔しないでしょう。
なお、内部クリーンランプの点滅など、エアコンの動作状態を示すサインが気になる方はダイキンエアコン内部クリーン点滅の消し方とリセット手順もあわせてご参考ください。
スマートスピーカーやHEMSとの連携
ダイキンの無線LAN接続アダプターを導入すると、スマホ操作だけでなく、スマートスピーカーやHEMSとの連携も可能になります。スマートホーム化を進めたい方にとっては、エアコンのスマート化が一つの起点になります。
Amazon Alexa・Google Homeとの連携では、音声でエアコンを操作できるようになります。「アレクサ、エアコンをつけて」「ねえGoogle、リビングのエアコンを25度にして」といった音声コマンドで操作可能です。スマホを取り出す手間すら省けるので、特に就寝時や料理中など手が離せない場面で重宝します。
連携の設定方法は、Amazon AlexaアプリまたはGoogle Homeアプリから「ダイキン」のスキル(Alexa)またはサービス(Google Home)を有効化し、Daikin Smart APPのアカウントでログインするだけです。一度設定すれば、音声での操作が使えるようになります。
ECHONET Lite対応によるHEMS連携では、家庭のエネルギー管理システム(HEMS)とダイキンエアコンを連携させることができます。太陽光発電システムと組み合わせると、発電量に応じて自動でエアコンを制御するといった省エネ運用も可能になります。
ただし、スマートスピーカーとの連携やHEMS対応は機種や設定によって対応状況が異なります。特にHEMSとの連携はアダプターの型番や機種によって対応プロパティが変わるため、詳細はダイキン公式の遠隔操作対応一覧をご確認ください。
エアコンの節電設定についても気になる方はダイキンエアコンのパワーセレクトとは?仕組みと設定方法を解説をあわせてご覧ください。
接続設定がうまくいかない時の対処法
ダイキンの無線LAN接続アダプターを取り付けた後、アプリとの接続設定でつまずくケースがあります。特に多いのが「WiFiに繋がらない」「アプリがエアコンを認識しない」というトラブルです。以下の対処法を順番に試してみてください。
最も多い原因:5GHz帯WiFiへの接続
ダイキンの無線LAN接続アダプターは、2.4GHz帯のWiFiのみに対応しており、5GHz帯には対応していません。近年の無線ルーターは2.4GHz・5GHzのデュアルバンドが主流で、SSIDが一つのように見えても内部では2つの帯域が使われています。スマホが5GHz帯に接続した状態で設定しようとすると、アダプターと通信できず接続できません。
対処法は、ルーターの設定画面(または管理アプリ)から2.4GHz専用のSSID(例:「〇〇-2G」)を確認し、設定時はスマホもそのSSIDに接続した状態で行うことです。
SSIDとパスワードの入力ミス:大文字・小文字の区別、スペースの有無に注意して再入力してみてください。
MACアドレスフィルタリング:ルーターのセキュリティ設定で「登録されたMACアドレスのみ接続許可」にしている場合、アダプターのMACアドレスを登録する必要があります。MACアドレスはアダプター本体または説明書に記載されています。
スマホのWiFiを一度オフにして再接続:接続設定中にスマホ側の通信が不安定になることがあります。WiFiをオフ→オンに切り替えて再試行してみてください。
アダプターの電源リセット:エアコン本体の電源を一度オフにして数秒待ち、再度電源をオンにするとアダプターが再起動します。
それでも解決しない場合は、ダイキンのお客様相談窓口やチャットサポートに問い合わせると、設定手順を案内してもらえます。型番・アダプターの型番・使用しているルーターの機種名を手元に用意しておくとスムーズです。
ダイキンエアコン無線LAN別売りまとめ

ダイキンエアコンの無線LAN別売りアダプターについて、選び方から取り付け・活用方法までまとめてきました。最後に要点を整理します。
まず確認することは、お手持ちのエアコンが無線LANを標準搭載しているかどうかです。型番をダイキン公式サイトの対応機種一覧で確認するか、ダイキンのサポートへ問い合わせるのが確実です。
アダプターの型番選びは、製造年・シリーズによって適合するものが変わります。2013〜2017年製の主要シリーズにはBRP072A44、それ以降の機種はBRP087A42が候補になりますが、購入前に必ず適合確認を取ることを強くおすすめします。
取り付けはプロへの依頼が安心です。費用は2,000〜5,000円程度で、技術的なリスクや保証の問題を考えると、小さなコストでトラブルを避けられます。ダイキン系列の販売店や家電量販店の工事サービスを活用してください。
接続設定では2.4GHz帯WiFiのみ対応という制約を忘れないようにしてください。5GHz帯に繋げようとすると接続できません。デュアルバンドルーターをお使いの場合は2.4GHz専用のSSIDを選んで設定を進めてください。
無線LAN接続アダプターを導入すると、Daikin Smart APPを通じた遠隔操作・スケジュール設定・消し忘れ通知、さらにはAlexa・Google Homeとの連携まで幅広く活用できます。エアコンをスマートホームの一部に組み込む第一歩として、ぜひ活用してみてください。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。ダイキンのルームエアコンは機種によって対応アダプターや操作方法・仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはダイキン工業公式サイトにてご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。