こんにちは。家電FAQ、運営者の「R」です。
窓用エアコンって、工事がいらなくて手軽な反面、「電気代が高いって聞くけど、実際いくらなの?」と気になりますよね。私のところにも、窓用エアコンの電気代は1時間でどれくらいなのか、1か月使うと請求がどう変わるのか、という質問がよく届きます。
この記事では、消費電力から電気代を自分で計算する方法を押さえたうえで、1時間・1日・1か月の目安を表にまとめました。普通のエアコンと比べて割高になりやすい理由や、設定温度・フィルター掃除・サーキュレーターの併用で電気代を抑えるコツ、冷暖房兼用タイプの暖房運転についても、私の知見と調べてきた内容をもとにお話ししますね。
先に結論を言うと、冷房専用タイプで1日8時間使っても、1日あたり100〜200円前後、1か月で3,000〜6,000円ほどがひとつの目安かなと思います。ただし実際の金額は機種や部屋の条件で変わるので、あなたの機種の数値で計算できるようになるのがいちばん確実ですよ。
窓用エアコンの電気代はいくらかかる?

まずは、窓用エアコンの電気代がどのくらいになるのかを、計算の考え方から実際の金額の目安まで順番に見ていきます。自分の機種に当てはめられるようになると、買う前の比較にも使えますよ。
窓用エアコンの電気代の計算方法
電気代の計算は、とてもシンプルです。消費電力(kW)×電気料金の単価(円/kWh)×使用時間(h)で求められます。消費電力はW(ワット)で書かれていることが多いので、1,000で割ってkWに直してから使ってくださいね。たとえば消費電力が550Wなら、0.55kWとして計算します。
電気料金の単価は、契約している電力会社やプランで変わります。目安として、全国家庭電気製品公正取引協議会が示している31円/kWh(税込)がよく使われています(出典:全国家庭電気製品公正取引協議会)。私もこの記事の計算には、この31円を使っています。あなたの検針票に載っている単価がわかれば、そちらに置き換えるとより正確になりますよ。
消費電力は、本体の側面や背面にある銘板シール、または取扱説明書の仕様表で確認できます。窓用エアコンは電源周波数によって数値が違う機種が多く、東日本の50Hz地域と西日本の60Hz地域で消費電力が異なる場合があります。たとえばコロナの冷房専用タイプでは、50Hzで550W、60Hzで635Wといった表記の機種があると確認しています。お住まいの地域のほうの数値を見るのがポイントです。
計算式の例:消費電力550W(0.55kW)×31円/kWh×1時間=約17円。これを8時間なら約136円、30日なら約4,092円です。
もうひとつ知っておいてほしいのは、仕様表の消費電力は「定格の条件で運転したときの値」だということです。実際の運転では、室温が下がってくるとコンプレッサーが止まったり回転数が落ちたりするので、一日を通した平均はこの値より小さくなることが多いです。逆に、猛暑日の最高気温の時間帯は定格に近い電力を使い続けます。
つまり、仕様表の数値で計算した電気代は「ほぼ上限に近い目安」と考えておくと失敗しにくいかなと思います。ここからは、その考え方をふまえて、時間・日・月ごとの金額を見ていきましょう。
ワット数がわからないときは、運転電流(A)×100Vでおおよその皮相電力が出せます。ただし力率の分だけ実際の消費電力より大きめに出るので、あくまで参考程度にしてください。
窓用エアコンの電気代は1時間いくら
1時間あたりの電気代は、消費電力に31円をかけるだけで出せます。窓用エアコンの消費電力は、機種によって450〜800W前後と幅があります。冷房能力が小さい機種ほど消費電力も控えめで、能力が大きい機種や冷暖房兼用タイプは高めになる傾向です。
私が計算した目安を、下の表にまとめました。単価は31円/kWhで、すべて定格運転を続けた場合の上限寄りの金額です。
| 消費電力 | 1時間 | 8時間 | 30日(1日8時間) |
|---|---|---|---|
| 450W | 約14円 | 約112円 | 約3,348円 |
| 550W | 約17円 | 約136円 | 約4,092円 |
| 650W | 約20円 | 約161円 | 約4,836円 |
| 800W | 約25円 | 約198円 | 約5,952円 |
表を見るとわかるとおり、1時間だけなら15〜25円ほどで、缶ジュース1本にも届かない金額です。「1時間なら安いのに、なんで請求が増えるんだろう」と感じる方が多いのですが、それは使う時間が長いからなんですよね。
窓用エアコンは、リビングや寝室で夏場に長時間つけっぱなしにする使い方になりやすいです。1時間17円でも、朝から晩まで12時間つければ約200円。これが毎日続くと、月に数千円の差になります。
つけっぱなしと「こまめに切る」はどっちが得?
よく聞かれる疑問ですが、30分〜1時間程度の外出なら、つけっぱなしのほうが電気代が安くなるケースが多いです。切ってしまうと、戻ったときに室温を一気に下げるため、強い運転が続いてしまうからです。
ただし、数時間以上部屋を空けるなら、こまめに切るほうが確実に安くなります。窓用エアコンは気密性の低い窓まわりに付けるので、外の熱が入り込みやすく、切った後の室温の上がり方も早めです。目安として、2〜3時間以上いないなら切る、と覚えておくと判断しやすいですよ。
窓用エアコンの電気代は1か月で何円
1か月の電気代は、1日の使用時間と使う日数で大きく変わります。先ほどの表は1日8時間・30日の想定でしたが、使い方別にもう少し細かく見てみましょう。消費電力は中間の550Wとして、単価31円/kWhで計算しています。
| 使い方 | 1日の電気代 | 1か月(30日) |
|---|---|---|
| 1日4時間(夜だけ・在宅短め) | 約68円 | 約2,046円 |
| 1日8時間(日中の在宅・夜の睡眠) | 約136円 | 約4,092円 |
| 1日12時間(在宅ワークなどで長め) | 約205円 | 約6,138円 |
| 1日24時間(つけっぱなし) | 約409円 | 約12,276円 |
1日8時間なら、月4,000円ほどが上限寄りの目安です。実際には、設定温度に達すると運転が弱まるので、これより1〜3割ほど低くなる家庭もあると思います。逆に、日当たりのよい部屋や断熱の弱い部屋では、定格近くで回り続けて計算に近い金額になります。
夏は7月から9月まで3か月使うとすると、1日8時間でシーズン合計は約12,000円前後。この金額が、窓用エアコンを使うことで増える電気代の「ざっくりした上限の目安」です。購入費と合わせて、シーズンごとの負担を考える材料にしてみてくださいね。
ここで注意したいのは、電気代の請求額は他の家電の使用量にも左右されるということです。エアコンを使う夏は、冷蔵庫の負荷も上がりますし、在宅時間が長くなる分、照明やテレビの使用も増えます。窓用エアコンだけで増えた分を正確に知りたいなら、使い始める前の月と比べるか、計測できるワットチェッカーを使うのがおすすめです。
コンセントと本体の間に挟むワットチェッカーは、数千円で買えて、実際の消費電力と積算電力量(kWh)が見られます。私も機種の電気代を調べるときの確認に使っています。
電気料金は、燃料費調整額や再エネ賦課金などによって、毎月少しずつ変わります。検針票の「使用量(kWh)」を見て、窓用エアコン使用前後の差分を確認すると、体感に近い数字がつかめますよ。
窓用エアコンと普通のエアコンの電気代比較
「窓用エアコンは普通のエアコンより電気代が高い」と言われます。これは本当なのか、冷房能力あたりの消費電力で比べてみましょう。
同じ冷房能力を出すのに、どれだけ電力を使うかを表す指標が、COP(成績係数)です。冷房能力を消費電力で割ると出せます。先ほどのコロナの冷房専用タイプの例では、50Hzで冷房能力1.4kW、消費電力550Wなので、COPはおよそ2.5です。
一方、最近の壁掛けの6畳用エアコンは、冷房の定格COPが4前後から、機種によっては5を超えるものもあります。同じ1kWの冷房能力を出すのに、窓用は約400W、壁掛けは約200〜250Wといったイメージで、窓用のほうが1.5〜2倍近い電力を使う計算になります。
| 項目 | 窓用エアコン | 壁掛けエアコン(6畳用) |
|---|---|---|
| 冷房COPの目安 | 約2〜3 | 約4〜5以上 |
| 1kWの冷房に必要な電力 | 約330〜500W | 約200〜250W |
| 工事 | 不要(窓に設置) | 必要(室外機・配管) |
| 本体価格の目安 | 安い | 高い |
| 電気代 | 割高になりやすい | 安くなりやすい |
ただし、これは「同じ能力を出したとき」の比較です。窓用エアコンは冷房能力が小さい機種が多いので、そもそも冷やせる範囲が狭く、使う電力の絶対量では壁掛けと大きな差がつかないこともあります。
私が窓用エアコンをすすめるのは、賃貸で工事ができない、短期間だけ使いたい、使うのは夏の数か月だけ、といった場合です。逆に、毎日長時間使う予定で、工事ができる環境なら、壁掛けのほうが数年単位ではトータルで得になるケースが多いと考えています。
冷やせる広さや効き目が気になる方は、窓用エアコンの効き目と畳数の目安もあわせて確認してみてください。能力不足で強運転が続くと、電気代がさらに上がってしまいますよ。
窓用エアコンの電気代が高くなる理由
窓用エアコンの電気代が割高になる理由は、大きく3つあります。ひとつずつ見ていきますね。
1つ目:1台に室内機と室外機の機能が一体化している
窓用エアコンは、室内機と室外機が一体のため、本体がコンパクトです。その分、熱交換器や圧縮機が小型で、効率を高めにくい構造になっています。壁掛けエアコンのように、大型の熱交換器でじっくり熱を逃がすことが難しいんです。
2つ目:窓まわりの隙間から熱が入る
取り付けた窓と本体の間にわずかでも隙間があると、外の熱い空気や湿気が部屋に入ってきます。その分、冷やしても冷やしても室温が下がらず、運転が長引きます。標準で付いている取り付けパネルだけでは隙間が残ることも多いので、隙間対策はとても大事です。
3つ目:窓そのものから入る熱
窓用エアコンは窓のそばに設置するため、日差しで温まった窓まわりの熱の影響を受けやすいです。レースカーテンや遮熱シートを使わないと、冷房の負荷が大きくなります。
隙間は小さく見えても影響が大きいです。隙間テープやパネルの隙間埋めは、電気代と効き目の両方に効く、いちばんコスパのよい対策だと私は考えています。
ほかにも、本体のフィルターが汚れている、設定温度が低すぎる、部屋の広さに対して能力が足りない、といった条件が重なると、電気代はどんどん上がります。次のセクションからは、こうした条件を一つずつ潰していく具体的な方法をお伝えしますね。
なお、窓の隙間埋めは、冷房効率だけでなく、虫の侵入や音漏れの対策にもつながります。必要な資材は、ホームセンターや通販で数百円から千円台で揃います。
窓用エアコンの電気代を安くする方法

ここからは、窓用エアコンの電気代を実際に抑えるための工夫を、効果の出やすいものから順にご紹介します。お金をかけずにすぐ試せるものも多いので、できるところから取り入れてみてください。
設定温度と風量で電気代を抑える
いちばん手軽なのが、設定温度と風量の見直しです。環境省は、夏の冷房時の室温の目安を28℃としていますが、これはあくまで目安で、無理に我慢する必要はありません。私は、体感で「少し暑いけど過ごせる」くらいを探るのがちょうどよいと思っています。
設定温度を1℃上げると、消費電力はおおむね1割前後下がる、と言われています。たとえば550Wの機種で、設定を26℃から28℃に上げれば、条件によっては1〜2割ほど電気代が下がる可能性があります。月4,000円なら、400〜800円ほどの違いが期待できますね。
風量は、つけた直後だけ「強」にして、室温が下がってきたら「自動」や「弱」に切り替えるのがおすすめです。ずっと強にしておく必要はありません。窓用エアコンは風が直接当たりやすいので、弱にすると体への負担も減ります。
つけ始めは「強」で一気に冷やし、室温が下がったら「弱」や「自動」へ。設定温度は28℃を目安に、体感で1℃ずつ調整するのが続けやすいです。
タイマーの活用も効果的です。就寝時は、入眠後の数時間だけ冷やして切タイマーを設定すると、朝まで運転し続けるより電気代が下がります。ただし、熱帯夜で室温が高いと、熱中症のリスクもあります。無理に切るのではなく、寝室の温度と体調を見て判断してくださいね。
電気代を気にして我慢しすぎて体調を崩しては本末転倒です。特に、高齢の方や小さなお子さんがいるご家庭では、安全を最優先にして、そのうえで無理のない範囲で節約していきましょう。
また、運転モードの選び方も電気代に関わります。除湿(ドライ)機能がある機種では、気温がそこまで高くない日の蒸し暑さには除湿が合うこともあります。ただし、機種によっては除湿のほうが冷房より消費電力が大きいこともあるので、取扱説明書で確認してから使い分けるのが安心です。
フィルター掃除と隙間対策で節電
次に効果が大きいのが、フィルター掃除と隙間対策です。フィルターがホコリで詰まると、空気の通りが悪くなり、冷却効率が下がって、同じ冷え方をするのに余分な電力がかかります。
目安として、冷房を使う時期は2週間に1回くらいのペースでフィルターを掃除すると安心です。外して掃除機でホコリを吸い取り、汚れがひどければ中性洗剤を薄めたぬるま湯で洗って、完全に乾かしてから戻します。背面や熱交換器のお手入れは、窓用エアコンの掃除方法で詳しく解説しています。
隙間対策は、先ほどお話ししたとおり、窓と本体の間の隙間を埋める作業です。ホームセンターなどで売っている隙間テープやスポンジを使い、取り付けパネルと窓枠の間、パネル同士の継ぎ目、本体と窓枠の接する部分を丁寧に塞いでいきます。
隙間を埋めるときの注意点
窓用エアコンの本体は、排水のために少し外側に傾けて設置する決まりがあります。隙間を埋めるときに、この傾きや排水口を塞いでしまわないように注意してください。排水が詰まると、水漏れの原因になります。また、本体の吸排気口まで塞がないようにしてください。
隙間テープは、窓の開閉でズレてくることがあります。シーズン中に一度、貼り直しが必要ないか確認しておくと安心です。
フィルター掃除と隙間対策は、どちらもほとんどお金がかからず、今日からすぐできます。電気代の節約策のなかでは、費用対効果がいちばん高い部類だと私は考えています。特に、使い始めの時期にまとめて点検しておくと、シーズン中のムダな電力を減らせますよ。掃除のついでに、本体の取り付け状態(傾きやぐらつき)も一緒に確認しておくと、水漏れや騒音の予防にもなります。
サーキュレーターやカーテンの併用
窓用エアコンは、風が一方向に出るため、部屋の奥まで冷気が届きにくいという弱点があります。ここでサーキュレーターを併用すると、冷気が部屋全体に循環し、設定温度を上げても快適に過ごせるようになります。
置き方のコツは、エアコンの対角線上で、冷気を壁や天井に向けて送ることです。冷たい空気は下にたまりやすいので、床に近い位置から斜め上に向けて、部屋全体をかき混ぜるイメージで使います。サーキュレーターの消費電力は、小型なら数W〜20W前後と少なく、1時間あたり1円もかからないものが多いです。
カーテンも、電気代に大きく影響します。夏は、日差しが窓から入る熱を遮るため、遮熱レースカーテンや、窓に貼る遮熱フィルム、すだれやグリーンカーテンなどが有効です。窓用エアコン自体が窓に設置されているので、窓まわりの熱対策は特に効果が出やすい部分です。
日中は、エアコンを付ける窓の外側にすだれやよしずを立てかけると、日射を室内に入れる前に遮れます。室内のカーテンよりも効果が高いと言われています。
さらに、扇風機やサーキュレーターで体に風を当てると、体感温度が下がります。設定温度を2℃上げても同じ涼しさを感じられることもあるので、電気代と快適さのバランスが取りやすくなります。
家具の配置も見直してみてください。エアコンの吹き出し口の前に、背の高い家具やカーテンがあると、冷気が遮られて部屋全体に広がりません。風の通り道をあけておくのが、地味ですが大事なポイントです。
窓用エアコンの設置場所が部屋の端にある場合は、サーキュレーターで冷気を部屋の中央側に送ってあげると、設定温度を上げても涼しく感じやすくなります。
冷暖房兼用タイプの暖房の電気代
窓用エアコンには、冷房専用タイプのほかに、暖房も使える冷暖房兼用タイプがあります。暖房の電気代は、冷房より高くなることが多いので、購入前に確認しておきたいところです。
暖房運転では、特に外気温が低い日に、霜取り運転が入ったり、圧縮機が高負荷で動き続けたりするため、冷房時より消費電力が大きくなる傾向があります。機種によって、暖房の消費電力が冷房より数百W大きい場合もあります。お使いの機種の仕様表で、暖房時の消費電力を必ず確認してくださいね。
たとえば暖房時の消費電力が800Wの機種なら、1時間約25円、1日8時間で約198円、30日で約5,952円が上限寄りの目安です。冬は外気温が低く、窓まわりの断熱も弱いため、実際にはこの値に近い電力を使い続けるケースが多いと考えています。
窓用エアコンの暖房能力は、外気温が低いほど落ちやすく、寒冷地や極端に寒い日では、能力不足を感じることがあります。メイン暖房として使うのではなく、補助的に使うのが現実的です。
暖房を節約したいなら、冷房と同じく隙間対策が最重要です。そのうえで、厚手のカーテンや断熱シートで窓からの冷気を防ぎ、サーキュレーターで暖かい空気を循環させると効果が出ます。足元が冷える場合は、電気カーペットやこたつなど、局所暖房との併用がコスパ面でも有利なことが多いです。
暖房のシーズンも3か月使うとすると、1日8時間で合計約18,000円ほどになる計算です。冷房専用タイプより維持費がかかるため、暖房も必要かどうかは、使う頻度をよく考えて決めるのがおすすめです。
暖房は、冷房のように毎日長時間使うとは限りません。朝晩の冷え込む時間帯だけ、つけ始めに短時間使うといった使い方なら、実際の電気代はもっと低く収まります。
買い替え前に確認したい消費電力
古い窓用エアコンを使っている場合、買い替えで電気代が下がることもあります。ただ、窓用エアコンは機種ごとの省エネ性能の差が小さく、買い替えただけで劇的に安くなる、という期待は持たないほうがいいかなと思います。
買い替えを検討するときに見てほしいのは、消費電力と冷房能力のバランスです。同じ冷房能力でも、消費電力が小さい機種のほうが電気代は安くなります。カタログの仕様表で、冷房能力(kW)÷消費電力(kW)を計算して、COPを比べると、機種ごとの効率の違いがわかります。
たとえば、能力1.4kWで消費電力550Wなら約2.5、能力1.6kWで消費電力635Wでも約2.5です。この数字が大きいほど、少ない電力でしっかり冷えます。同じ畳数の目安で迷ったら、COPが高い機種を選ぶのがひとつの基準になります。
音の大きさも、毎日使ううえで大切な要素です。静かな機種を選びたい方は、窓用エアコンの静かさと選び方もあわせてチェックしてみてください。
買い替えか、使い続けるかの判断
製造から10年前後が経っている場合は、冷却性能が落ちていることがあります。冷え方が弱い、運転音が大きくなった、水漏れが増えた、といった症状が出ているなら、電気代がかさむ原因にもなりやすいです。一方で、きちんと冷えて、フィルターも清潔に保てているなら、無理に買い替える必要はありません。
工事ができる環境で、毎日長時間使う予定なら、買い替えのタイミングで壁掛けエアコンも候補に入れてみると、長い目で見て電気代の節約につながる可能性があります。
買い替えるときは、お部屋の広さに合った冷房能力を選ぶことも大切です。小さすぎる機種を選ぶと、いつまでも設定温度に届かず、強運転が続いて電気代が高くなりがちです。
窓用エアコンの電気代まとめ

ここまで、窓用エアコンの電気代について、計算方法から節約のコツまでお話ししてきました。最後に、大事なポイントをもう一度整理しておきますね。
まず、電気代は消費電力(kW)×電気料金単価×時間で求められます。単価を31円/kWhとすると、消費電力450〜800Wの機種で、1時間あたり約14〜25円、1日8時間で約110〜200円、1か月でおよそ3,300〜6,000円が、上限寄りの目安です。実際は、運転の強弱によって、これより低くなることも多いです。
普通のエアコンより割高になりやすいのは、COPが2〜3程度と、壁掛けの4〜5に比べて低いからです。そのぶん、設置に工事がいらない、本体価格が安い、といったメリットがあるので、使い方に合わせて選ぶのが大切です。
電気代を抑える工夫は、次の順に取り組むのがおすすめです。
1. 窓まわりの隙間を埋める。2. フィルターを2週間に1回ほど掃除する。3. 設定温度を28℃前後にして、風量を自動か弱にする。4. サーキュレーターとカーテン・遮熱で、冷気を循環させて熱を遮る。この4つだけでも、電気代はかなり変わってくるはずです。
私の考えでは、窓用エアコンは、工事ができない賃貸や、夏の期間だけ使いたい場合にとても便利な家電です。窓用エアコンの電気代を正しく把握して、無理のない範囲で、上手に付き合っていきましょう。
まずは、お手元の機種の消費電力を確認して、今日お伝えした計算式で1か月の電気代を出してみてください。数字が見えると、節約の効果も実感しやすくなりますよ。
この記事は私の知見・経験則と一般的な情報をもとに作成しました。コロナをはじめとする窓用エアコンは、機種によって消費電力や操作方法、仕様が異なります。正確な情報はお使いの機種の取扱説明書、またはメーカー公式サイトにてご確認ください。また、電気代は契約プランや使用状況で変わるため、最終的な判断は専門家にご相談ください。